【メキシコ・コスメル】 The Westin Cozumel オールインクルーシブプラン

2023/11/03 - 2023/11/06

２月にPlaya Azul Cozumel Hotelに宿泊した際に気になったお隣のホテル、The Westin Cozumelに宿泊してきました。


折角なのでオールインクルーシブプランにしましたが、これが正解でした。
ホテル内での飲食は非常に高価なわりに、味は価格に見合っていないので、オールインクルーシブを付けずに泊まるだけであれば、食事はホテル内で済ませずに街に出たほうがいいと思います。

天気に恵まれない日もあったので、そういう日はひたすら食べて飲んで昼寝という、グータラの極みのような小旅行でした。

ホテルの立地、ビーチ、部屋のバルコニーからの景色は最高です。


Playa Azulはメキシコ人とアメリカ人ばかりでしたが、The Westinは私達含めアジア人も多く、国籍が多岐でした。



総括すると、私は規模が小さくスタッフの対応が早いPlaya Azul派ですが、夫はモダンなThe Westin派です。

エリア コスメル(メキシコ)

2017年に開業した全152室のウェスティン・コズメル。
北エリアに位置し空港からタクシーで１０～１５分で到着。

空港タクシーはぼったくりの価格の６２５ペソでした・・・
コレクティーボという乗り合いバンにすれば時間はかかりますが半分の値段です。

オールインクルーシブプランなのでチェックインと共にブレスレットを付けてもらいます。
オールインクルーシブを付けているゲストと、付けていなゲストは半々くらいでした。

ホテルというよりはリゾートマンションというような作りです。
あまり高級感はありません。

15階建てでEVは2機しかありません。

ウェスティンはすべての部屋がシービューになっていますが、海の反対側はジャングルです。

バルコニー付のクラシック ルーム クイーンベッド 2 台 の部屋です。

11階でした。

スリッパとバスローブはは標準装備。無料のお水は４本毎日補充ありです。

冷蔵庫はあるのに何故か中身が空っぽで、あとでボーイに連絡して色々補充してもらいました。もちろんオールインクルーシブに含まれています。

蒸し暑いものの、シーリングファンを回せば十分涼しかったので冷房は付けませんでした。

部屋の掃除は９時から１７時までの間と時間が決まっていました。

ウェスティンはキングベッドの部屋はシャワーのみ（スイートを除く）ですが、 クイーンベッド 2 台の部屋にはシャワーと一体型であるもののバスタブが付きます。
お湯の出も水圧も問題なし。

エコ化でアメニティは必要最低限、超シンプル。シングルシンクです。

このホテルのウリは部屋のバルコニーからの景色。

一番リーズナブルな部屋だとバルコニーがありませんが、コスメルに来たらバルコニーは必須でしょう。

たまたま桟橋真正面の部屋でした。

夫も私もこの景色が好きでバルコニーで過ごす時間が多かったです。

意外にもバルコニーは結構広くて、右側は隣の窓が多いコーナールーム。
曇りガラスで仕切られています。

他のホテルがあったり、プンタノルテという公共ビーチがあるのですが、海藻が発生しやすいエリアであまり海はきれいではありません。

左側。
すぐ隣の部屋はバルコニーなしのへやで、さらにその隣はバルコニーが続きます。

どの部屋もプライバシー性は高くないです。

２月に宿泊したPlaya Azulの桟橋も見えます。

このエリアのビーチはとてもきれいです。

ぱっと見は素敵な部屋ですが、壁が剥がれていたりカーテンレールが壊れていたり、ちょこちょこメンテナンス不足。
SPAのメニューはあるのに、ルームサービスメニューがなかったり、ドント・ディスターブ・カードもないし、色々残念。

あと、壁が薄いのか隣の部屋の声が良く聞こえます。
ベランダのない左隣の部屋が、小さな男の子一人連れの３人家族だったようで、何喋ってるかはっきり聞き取れるくらい声が聞こえてきて、私は毎朝その話声で目覚めてました。
うるさいのは朝だけで、夜は静かだったので良かった。

大小様々なクルーズ船もたくさん通ります。

残念ながら、滞在中はきれいな夕日を見ることはできませんでした。

海の向こうにうっすらとプラヤデルカルメンの明かりを見ることができます。

滞在中、ボールルームを使ったダイビング関係者のサミットがあり宿泊ゲストが多く、lobby barも常に混んでいました。

土曜の夜はここで音楽の生演奏があります。

レストランは２つありり、うち一つはCuzamilというイタリアンです。
ランチとディナーに営業しています。
ランチは 12:30pmから4:00 pmまで。
ディナーは 6pm から10:30 pmまで。

これがCuzamilの全メニュー。
メニューは全ゲスト同じで、オールインクルーシブプランなら何をどれだけチョイスしてもOk。
アルコールも飲み放題です。

ディナータイムは予約がベターですが、早い時間なら空いています。
２０時くらいから混みだしました。

事前にチェックしていた口コミ通り、単品でオーダーするとかなりの価格ですが、味はイマイチ・・・
使用している食材がかぶりすぎていて、味も単調・・・

これがジェノベーゼだとぉお！？

パスタは他にも試しましたが全体的に酷いです。

デザートのフォンダンショコラは美味しかったけど、単品で頼むと２５０ペソもします。

オールインクルーシブじゃなければ頼まないなぁ・・・

フロントデスク。

In-Room Diningは24時間利用可能ですが、運搬料金として3USドル毎回チャージされます。

プールの営業は２０時まで。

乾季に入ったものの、滞在中夜は天気が崩れてばかりで利用者はなしでした・・・

朝食をレストランでとる場合は終日営業のGaviotasになります。

唯一のビーチフロントレストランで、朝食タイムは７時から１１時まで。

午前９時を過ぎると非常に混むので、その前に行くのがお薦め。

基本ブッフェですが、オールインクルーシブプランじゃないゲストは単品でオーダーもできるようでした。

天気が良ければ断然テラス席がお薦め～

人が少なくなると、鳥たちが食べ残しを狙ってやってきます。

ブッフェはマイナーチェンジはあるものの、基本的には常に同じメニュー。

生野菜ふくめ野菜類はほぼないです。

アメリカ人向けの味付けではありますが、メキシカンもあります。

種類豊富なパンコーナーには、グルテンフリーのパンも２種類だけありました。

オーダーして持ってきてもらうジュースは100％生絞りでした。

部屋数に対してビーチチェアは少ないので、ハイシーズンは席取りマストだそうです。

私達の滞在中は、ゲストの数は多かったのですが、ほとんどがダイビング参加者だったようでビーチは空いていました。

バスタオルはビーチエリアで貸し出してくれます。

座るとスタッフがドリンク等の注文を聞きに来てくれます。

ウェスティンのビーチチェアの寝心地は硬いし良くないです・・・
隣のPlaya Azul のほうが良かったぞ。

水温は温かく、浮かぶのに丁度いい感じでした。

小さい子供でも安心のビーチですが、少し進むとマリンシューズがあったほうがいいです。

午前中から正午ごろにかけては、波も穏やかで水も透明でシュノーケルするのに丁度いいです。

でも潜らなくても、上から見下ろすだけでかなりの魚を見ることができますよ。

シュノーケリングセットは有料でレンタルするか、ホテル内のギフトショップで購入できます。うちは浮き輪もセットも家から持参しました。

人が少ないと鳥たちもビーチに遊びに来ます。

メインプールの水温は低めでした。

ジャグジーエリアはありません。

メインプールの横にプライベートプール付きのヴィラが2棟だけあります。

プールサイドバー。

悪天候だと営業しませんが、基本的には８時から２０時まで営業。

強風を伴うスコールが何回かありました。

どうしても海の透明度は下がってしまい、波も高くなるので濁ります。

悪天候で部屋に避難。
それでも遠目に見る海の色はきれいなのは、さすがコスメル。

ビーチに併設するショップで、ダイビングやシュノーケリングツアーなどを申し込めます。

街に出なくても買い物できるように、夜はロビーフロアにお土産の屋台がいくつか出ていました。

朝食レストランでもあるGaviotasのほうが、シーフードが充実している分ディナーもお薦め。

こちらも週末であれば予約がベター。

やはり全ゲストメニューは同じ。

イタリアンのCuzamilより、こちらのほうが価格は高いです。大半は自由に注文できますがが、一部高級メニューはオールインクルーシブでも有料、ただし通常価格の半額で注文できます。

やはりコスメルではシーフードでしょう。
エビのグリル。

ワインなどのアルコールもガンガン飲んでいきます。

本日の魚はロバロ（シーバス）のグリル。
サラダと一緒にワンプレートで。

別日にサーモンのグリルも食べましたが、どちらもふっくら肉厚で美味しかったです。

別日にランチで食べた、シュリンプカクテルとサーフ＆ターフの串とポテト。

何を注文してもいいので価格を見てませんでしたが、単品で頼むとかなりの合計額になったことでしょう・・・

ホテル自体の背が高いため午前中のビーチは全体的に日陰になって、日焼けの心配がありません。

ルームダイニングの朝食のほうが、レストランより個人的には好きでした。

ホテルの屋上には、写真映えするアダルトプールがあります。

ゲストの大半はビーチで過ごすので、日中の利用者は少ないようですが、夕陽タイムは賑やかでした。

絶景で開放感が凄いです。

プールは温水ではありませんでした。

フォトジェニックな窓。

反対側。

ドリンクのみ提供する小さなバーもあるのですが、営業しているのを一度も見ませんでした。

最上階からの眺めは格別。

日陰スペースはあまりないので日焼けにいそしみたい人向き。

一度も利用しませんでしたが、SPAとジムは3階にあります。

悪天候で何もやることがない時はいい選択肢だとは思いますが、メニュー表見たらSPAの値段はかなり高かったです。

北側から茶色く濁った水がだんだん大きくなり、南へと流れてくることがあったのですが、大量の海藻でした。

海藻が溜まり続けることはなかったですが、景観はかなり損なわれます。

ウェスティンのチェックアウトは11時。
本当は一人50USドルの追加料金を払って14時チェックアウトを希望したのですが、前日に空きがないと言われてしまい、結局無料で正午チェックアウトにしてもらいました。

なのでGaviotasで早めの朝食。

オールインクルーシブなしで、部屋だけの延長なら一人18USドルで14時まで延長できるそうです。

でも他の旅行者の口コミを見るに、The Westin Cozumelはレイトチェックアウトのハードルが高いようです…

１２時以降はビーチサイドやロビーバーで時間を潰しました。


最終日に野生のイグアナに会えた！

レストランGaviotaより北は、ウェスティンのエリアではないのですが、自由に行き来できます。

別のホテルとはかなり離れているので人はおらず、夜は真っ暗になるので星がきれいに見えます。

岩場に丁度いい浅瀬があって、ここで遊んでいるゲストもいました。
ホテルのエリアではないのでチェアやパラソルはありませんが、人が来ない分プライベート感があって静かです。

今回の滞在は一切ホテルから出なかったので、オールインクルーシブプランにして正解でした。
ホテル内での飲食は非常に高価なわりに、味は価格に見合っていないので、オールインクルーシブを付けずに泊まるだけであれば、食事は街に出たほうがいいと思います。

ホテルから空港までのタクシーはたった２５０ペソで、いかに空港タクシーがぼったくってるかが分かりますね。


それでもやっぱりコスメルが好き。

空港からも近いし、街に出るのも１０分程度だし、ビーチはきれいだしウェスティンのロケーションは最高です。
スタッフも概ね親切でフレンドリーでした。


ただ、ホテルに高級感を望むなら、インターコンチネンタルの方が良さそうです。