2023/06/09 - 2023/06/16
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トロフさん
いつか行きたいと思っていたイエローストーン国立公園。計画した矢先にパンデミック。断念してから3年半が経ってしまいました。
その間,私自身,古希を迎えてしまい,海外でレンタカーを運転するのは自重するつもりでいたのですが,他の手段ではなかなか難しいのがアメリカの公園。
そこで,今回最後のつもりで,また運転時間を一日4~5時間に抑え,余裕を持った旅程で行ってきました。
運転時間を短縮するためには,ジャクソンまで飛行機で行き,そこでレンタカーを借りるのが良いのですが,イエロ―ストーン以外にも,ソルトレークの塩原も見たいという思いもあり,ソルトレークシティ空港(SLC) IN & OUTにしました。航空券,レンタカーも,ジャクソンよりSLCの方が安かったという事情もあって。
若い方なら,SLCからイエローストーンまで,一日で行ってしまう距離でしょうが,高齢者としては大事をとって,途中で一泊することにしました。以下は旅程の概要です。
1日目:日本からSLCに昼前に到着,レンタカー借出し
1泊目:Idaho falls, Best western Driftwood Inn
2~3泊目:イエローストーン公園, Canyon Lodge
4~5泊目:イエローストーン公園, Old faithful Inn
6泊目:Idaho falls, Best western Driftwood Inn
7泊目:Wendover, Best western Plus Wendover Inn
8日目:昼前,SLCにてレンタカー返却,LAX経由,日本へ。
かなり,ゆったりした旅程です。御参考になれば幸いです。
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ソルトレークシティ空港(SLC)到着後,Hertzのカウンターに直行した。カウンターが長蛇の列。一時間ほど並び,自分の番になり受付の人曰く,「あなたはゴールドメンバーになっているので並ばないで直接,駐車場のブースに行けば良い」と言われ,そういえば,以前もそんなこと言われたことを思い出した。一時間,無駄にしてしまった。
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受付の横を通って階下に降りると,ありました。ゴールドメンバーの受付が。でも,名前と車を指定する掲示がない。カウンターの人に聞くと,「この列とこの列の車ならどれでも好きなのを使って下さい」と言われた。最近は(あるいはこの営業所は)そんな方式になっているんだ,とちょっとびっくり。
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SLCをレンタカーで出発したのが午後2時。空港を出てインターステート80(I-80)からインターステート15(I-15)に入り北上,午後5時過ぎ,アイダホフォールズのBest Western Driftwood Innに到着。宿のすぐ前にはグランドティトンを源とするスネークリバーが流れており,アイダホ滝を眺めることができる。アイダホフォールズには多くのモーテルやお店がありSLCからイエローストーンへの中継地として望ましいように思う。もし,あと2時間よけいに運転できるなら,Jacksonやwest yellowstoneが良い中継地ですね。
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徒歩5分ほどのところに日本庭園があり,この灯篭の下に刻まれた文字は,「日本国東海村」。東海村というのは茨城県水戸市の近く,太平洋に面した村である。ここアイダホフォールズとは姉妹都市になっている。ともに原子力の研究機関が立地しており,互いに研究者等が行き来していたことが縁とのようだ。
<<以下2日目>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> -
朝はゆっくり,9時半の出発。国道26号線(US26)とUS89を経由してジャクソンに向かう。途中,Alpine junctionという交差点で最初の給油をした。給油を終え11時半、再び出発。ジャクソンを通過し,グランドティートン手前のmooseにあるvisitor centerで国立公園の年間パスを購入した。(ゲートでも買えるが,何となくせわしない気がして予め買っておくことにした。)Visitor centerを午後1時半に出発した。
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イエローストーン国立公園には入口が5か所,宿泊施設が6か所ある。公園内は道路の形状が8の字になっており,北をupper Loop(アッパーループ),南を(Lower Loop)ローワーループと称する。
今回の旅では,CanyonとOldfaithfulの2か所の宿を2泊づつ予約した。 -
グランドティートン国立公園は帰りに見るつもりで今日は通過し,イエロストーン国立公園のSouth entranceから入園する。公園内をイエローストーン湖に沿って北上し,Canyonに至るルートを行く。
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South entranceから入園し,イエローストーン湖畔のGrant villageに午後3時半頃、到着した。遅い昼ご飯をとった。近くのWest thumbの湖畔の遊歩道の駐車場に車を止め,イエローストーンらしい美しいgeyser(間欠泉)やpool(池)を見物することができる。ここの特徴は湖とgeyserを同時に眺められることであろう。
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West thumbを後にし,イエローストーン湖岸に沿い北上,Lake villageとCanyonの間にあるHayden Valleyを通過する。前方が渋滞している。
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やっぱり,バイソンの見物渋滞でした。バイソンは公園内,あちこちで見かけるので,だんだん目新しいものではなくなるのですが,最初は感激します。
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渋滞を抜けCanyon Lodgeに到着したのは午後6時。今日一日雨が時々降るあいにくの天気だったが,夕方になって太陽が顔を見せた。(写真は宿の部屋から)
因みにここCanyon Lodgeと,後に泊まるOld Faithful Inn は,半年以上前に予約しておきました。自分の旅程に合わせて好きな日にちを選ぶためには,かなり前から予約が必須です。
晩御飯を食べるために,近くのDining棟まで歩いて行きましたが,激混みだったので諦めて,売店でスナックを買って夕食にしました。
<<以下3日目>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> -
本日3日目は,アッパーループを反時計周りで一周する。
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Canyon Lodgeを朝9時ころ出発。Mammothに向かう。途中,Tower Roosevelt付近で道路を横断中のバイソンに遭遇。間近に見ると迫力がすごい。横断していたバイソンは一頭だけだったので短時間の停車で済んだ。
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TowerからMammothの途中にまた渋滞があり,皆さん,遠くにいるクマを見物していました。
レンジャーが出て,道から出て近づかないように注意していました。 -
少し拡大してみましたが,確かにクマのような姿ですが,遠いいのであまり分かりません。
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Mammothには約1時間で到着。写真は
Mammothのシンボル的存在,リバティキャップ。 -
MammothのLower Terraceの遊歩道を一回りした。白いのは勿論,雪ではありません。この時期,公園内の標高の高い道路の脇には少し雪が残っている場所もありますが,路面には雪は全くありません。
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一度,車に戻り,Upper Terraceに移動し,再び遊歩道を散策。
この後,Boiling waterで温泉に浸かろうと水着も用意してきたのだが,,。
Gardinerに行く途中の国道US89は,MammothとGardinerの間が工事のため通行止めになっており(2023年6月現在),Boiling waterへのアクセスは叶わず,温泉入浴はやむなく断念。Norrisへ向かうことにした。 -
30分くらいでNorrisに到着。ここ一帯のNorris Geyser Basinは,いちばん活動的な温泉域である。広い範囲に遊歩道が整備されており,みどころが多い。Norrisの交差点を西に曲がるとすぐに駐車場があるが,空きを探すのが大変。交差点付近に路上駐車する車も多かった。
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Norrisを見物の後,Canyon Lodgeに戻った。近くにガソリンスタンドがあったので、この旅2回目の給油をした。写真は昨日から宿泊しているMoran Lodge。 Canyon Lodgeには,本館の他,6棟のLodgeがありそれぞれ名前がついており,どこのLodgeになるかは本館でチェックインの際に割り当てられる。遅い昼ご飯をとるために,Dining棟に向かった。付近には,Canyon Eatery とCanyon Fountain and Grillがそれぞれ別の建物にある。前者は朝食,夕食の時間にもやっているが,後者は昼間のみ営業。今日は後者でハンバーガーを食べた。
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Canyon Lodgeの敷地の南端から林の中の遊歩道が伸びており,15分程度歩くと,North rimの展望台に行ける由。部屋で一休みし、夕方散歩がてら展望台(Grand view)に行ってみた。
イエローストーンのGrand canyonは,アリゾナのGrand canyonに比べて,壮大さではかなわないが,川がすぐ眼下に深く迫り,これはこれで迫力がある。
<<以下4日目>>>>>>>>>>>>>>>>>> -
本日4日目は,CanyonからNorrisを経てOld faithfulへのルートを行く。
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Canyon Lodgeを9時半にチェックアウトし,昨日歩いて行くには遠すぎるので行かなかったSouth rimからの眺めを見るべく,イエローストーン川を渡り,車で5分ほど走りUpper falls view pointへ。
この後,昨日走ったNorrisからcanyonへの道(Upper,Lowerの両ループの共通の道)を逆に走ってNorris経由で,今日の宿泊先であるold faithfulに向かう。 -
Norrisの交差点を左折,つまり南に向かって10分ほど走ったところにある,Artist's Paintpotsに立ち寄った。小さな地熱地帯である。その後,Gibbon fall, ディープブルー間欠泉,Fountain Paint Potなど,いろいろな場所に立ち寄った。次いで,Firehole Springに寄ろうとしたが,アクセスの道路が通行止めだったのでパス。次にグランド・プリズマティック・スプリング,ビスケット・ベイスン・ガイザーは,あまりに混雑し,道路に駐車する車が長蛇となっていたので,明日の朝早く,混まないうちに再訪することにして,Old faithfulに直行することにした。
Old faithful周辺も,多くの車が来ており,道路が渋滞する程だった。広い駐車場を動き回り,なんとかスペースを見つけて駐車,既に午後1時を過ぎていたので,昼食の取れるところを探した。 -
昼は,Snow Lodgeの一角にあったマックのようなお店でバーガーをいただく。遠くに今日泊まるOld faithful innが見えた。Old faithfulには宿泊施設が複数あるが,Old faithful innが最も古くからある当地を代表する宿である。
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午後3時にはまだ時間があったが,Old faithful innに歩いて行き宿の裏口(写真)から入り,フロントに聞いたところ部屋が準備できていると言うので,車を,広い駐車場とは反対の西側(実はそちらが宿の正面玄関になる)まで移動しスーツケースを転がして、チェックイン。
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ホテル内の廊下は,まさにログハウス。時を感じさせる良い雰囲気。
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部屋は,West wingの4階。Old faithfulの有名な間欠泉とは反対側だったが,窓越しに見える野原は地熱地帯のようで,いたるところから湯気が立ち上っていた。Old faithfulの間欠泉が目の前に見える部屋があるのはEast wing(東館)ですので,そちらを希望する場合,よく確認するほうが良いですね。ただし,同じEast wingでも反対側は駐車場に向いているため見えませんので御注意を。
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Old faithful innのロビーは木造とは思えないほど広く,高い。
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夜には,この広いロビーの2階のテラスで,バイオリンを弾いてくれる。広い空間に音が響き,また一興。
<<<以下5日目>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> -
昨日は,激混みでパスしてしまったグランド・プリズマティック・スプリング,ビスケット・ベイスン・ガイザーなどに朝早く(といっても7時半頃)出かけた。さすがにこの時間だと駐車場は空いており,すんなり車を止めることができた。
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気温がまだ低いせいか湯気が多い。朝早いのも善し悪しか。
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グランドプリズマティックも湯気で良く見えない。曇り空もあってか,良く写真で見るカラフルな光景には,及ばなかった。
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2時間ほどOldfaithfulとNorrisの間の名所をドライブし,朝の9時半頃,一旦宿に戻り,写真のレストランで朝食をとる。ちなみに,こちらの宿の朝食はbuffetスタイルで$19.95。夜は同じくbuffetスタイルで$39.95。宿代の高さに比べると控えめなお値段。
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宿のテラスからも間欠泉を見物できる。(少し距離はあるが,座ってのんびり待つことができる。)
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宿の裏の駐車場の東側にはVisterセンターがあり、各々の間欠泉の噴出予想時間が表示されている。
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ここOld Faithfulから北(Norri方向)には,地熱地帯が広がっており多くのGeyser,Springが散在する。遊歩道が整備されており,1~2時間程度の散策にはちょうど良い。
写真はCastle Geyser。良い子はいたずら書きをしないように! -
遊歩道を歩いて行くと有名なMorning Glory Poolがある。やはり曇り空では,少し色が褪せて見える。
この日は,Oldfaithful周辺を堪能して,宿に戻り軽い夕食を取って就寝。
<<<<以下6日目>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> -
本日6日目は,いよいよイエローストーン国立公園を後にし,Old faithfulから、South entrance,グランドティートン国立公園を経て,Jackson経由でアイダホフォールズに移動する。
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朝から雨模様である。朝食をとった後,チェックアウト,8時半に出発。
Old faithfulからGrant Villageに向かう途中,峠の道沿いに面白い池がある。Isa Lake(アイザレイク)という名の「池」である。ちょうど,分水嶺(Divide)の上にある。この池,東側と西側の2か所から小川が流れ出てあり,東の小川はLewis川となり太平洋に至り,西の小川はFirehole川を経て,メキシコ湾に至る。東と西が反対側なのも面白い。 -
グランドティートン国立公園に入ったが,相変わらず空模様がはっきりしない。雨が降ったり止んだりしている。Colter Bayなど寄ったが生憎 雨模様でパス。売店でサンドイッチなど買い込んで,12時頃出発。こんな天気だとTeton Park Roadを走っても,あまり景色は期待できそうにないので,来た時と同じUS89を南下した。道路沿いにいくつも展望台があり,その都度,寄ってみた。雨は止んだものの,山の頂上は雲の中である。こんなことなら,来るときにもう少し時間をかけて楽しんでおくべきだった。
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グランドティートン国立公園の南端にある,有名なTransfiguration教会に寄る。だいぶ雲が取れてきた。1時半。近くのパスタ屋さんで昼食。
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その後、US89、US26と来た時と同じルートをたどり,アイダホフォールズのBest Western Driftwood Innに午後4時頃到着。宿の近くに「わさび」という日本っぽい名前のレストランで夕食を取った。Snow Eagleというクラフトビールの醸造所を兼ねたレストラン。残念ながら日本食メニューはほとんどなし。サムライビールなるエールがあった。何故サムライか不詳。
<<<以下7日目>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> -
本日7日目のルート。
ナビにお伺いを立てると,2つのオプションがあり,一つはI-15を南下しソルトレークシティまで行き,そこからI-80を西に向かう案。もう一つは,I-15から,I-86に入り,Raft riverという町から地方道に入り,SaltLake盆地の西端にそって進むルート(図中、青線)である。
ソルトレークシティ付近の、車線が多くて交通量の多い高速道路を避けたかったので,青線の方を選択した。 -
青線のルート沿いには,見るべきスポットも無いようなので,アイダホフォールズのすぐ近くではあったが,Potato Museumに寄ってみた。一人$6。安いが,展示内容もそれなり。小さな建物で,売店が併設されており,ポテトが食べられる。昨夜,Snow eagleで食べたポテトが美味だったので,試してみたが外れだった。
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地方道に入るとこんな道が延々続く。すれ違う車も少ない。携帯はずーっと圏外。「この先100miles,ガソリンスタンド,商店なし」みたいなサインが道路上にあるようなところ。もし,故障などあったら,レンタカー会社へ連絡もつかない。通りすがりの車の善意にすがるしかない。
なんとか無事にWendoverのBest western Plus Wendover Innに到着。まだ3時頃だったので,一旦チェックインして,一休みの後、Bonneville Salt flatsに行ってみる。 -
宿から出てすぐ近くのI-80の EXIT 4 Bonneville Speedwayを出て,一般道を北に2㎞進み,その後,道なりに東に曲がり6㎞ほど進むと,道は行き止まり。こんな看板が立っている。
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乾いた状態だと,地面は白い。塩の結晶が堆積している。なめるとしよっぱい。中には車を乗り入れている人もおり,勝手speed wayを楽しんでいたようだ。でも車は痛むでしょうね。
雨が降り地面に水がたまると,ウユニ塩湖のようになると評判であったが,残念ながら滞在の前後に雨は降らず。
明日はSLCに戻るだけなのだが燃料ゲージが1/4。契約がFOP(満タン返し不要)だったので、足りそうな気もする。しかし、ガス欠を気にしながら運転するのもストレスなので、宿の近くのスタンドで少し追加給油した。
<<<以下8日目>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> -
朝9時に宿を出発。I-80を東に向かう。昨日通ったEXIT4の少し先にRest areaがあった。上り線下り線ともほぼ同じ位置にあるが行き来はできない。もし,ここからBonneville Salt Flatsを眺めるなら,西行きのRest areaに寄る必要がある。東行きのRest areaからSalt flatsは遠い。因みに付近のI-80はUターンは不可。この写真は東行きのRest area。
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東行きのRest areaにも看板はありました。
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Rest areaに立ち寄った後,再びI-80を東に進み,11時頃,SLC空港のHertzの返却場所に到着した。幸いにも事故にも故障にも遭うことはなかったが、最後まで,左ハンドルの操作には戸惑った。(いつものことだけど)
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ちなみに,今回借りた車はベンツのCLA。見た目小ぶりだったのと,スーツケース2つがギリギリ収納できたので,これを選んだ。
Hertzから後刻,受領した領収書によれば
走行距離:1,242 miles
料金:$782.1
となっていた。
道中の総給油量は24.0 gallons、満タン分を補整推定すると36.0 gallons程度の実使用量になる。したがって燃費は34.5m/g, (=14.7 km/littler)。
一方,一日当たり走行距離は平均155 miles。運転が苦手なシニアでも無理のないユックリ旅でした。
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