沖縄本島・路線バスの旅

2023/02/12 - 2023/02/19

何かのWEB記事で、免許を持っていない若い世代は、移動ができないから沖縄に行かないという記事を読んだ。
公共交通機関で移動できないことはないが、沖縄の人自体が「移動はマイカーが当たり前」と思っているので、外地の人間に対して、路線バスが整備されていない、というか、整備しようという発想そのものがない。

確か、本島には４社くらいバス会社があって、連携していないので、料金の支払いシステムが違うし、外地の交通系ICカードは使えない。
現金での支払いは本当に面倒だ。
運転手さんの運転が荒くて、よく遅れる。
バス停で待っていた時に、通り過ぎて行ったこともある（数メートル先で停車したけど）。

南城市にはNバスという市内バスがあって、１日乗車券をWEBで買えるのだが、システムを理解していない運転手さんが多いので、降りるたびに「これはWEB乗車券でー」といちいち説明しなきゃならない。

だが、免許を持っていない身としては、路線バス以外に移動手段がないので、２時間に１本くらいのひっじょーに不便なバスを駆使して、毎年沖縄観光している。

だいたいは、グスク巡りの旅。海は行かない。

沖縄のVtuber根間ういちゃん曰く、「海は見るもの！」

ちなみに、夏（４月からは夏）は、暑すぎて命の危険を感じたので、冬しか行かないことにしている。

エリア 那覇(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

那覇のお宿は、国際通りから一本わき道を入ったところにある、コンドミニアムタイプの、「かりゆしコンドミニアム　竜神ホテル浮島」に。

７階に泊まったので眺めがよかった。

かりゆしコンドミニアムリゾート那覇 龍神ホテル浮島 宿・ホテル

部屋からの眺め。
この日は26℃あって、窓から入る風が心地よかった。
２月でこの気温って、天国かよ。

音楽や掛け声が聞こえたので、ふらふらと見に行ったら、「桜輝」という創作エイサーのグループがパフォーマンスをしていた。

国際通り 名所・史跡

あまりにも天気が良いので、食料を買いがてら国際通りを散策。

去年、同じ時期に来たんだけど、観光客がめっちゃ増えていた。
20代の子が多かったな。

飛行機も去年は十数人しか乗っていなかったが、今年はずっと満席だった。

国際通り 名所・史跡

翌日、県庁北口から路線バスで勝連城へ。
52番のバスで、「勝連城跡前」下車。
那覇から１時間くらい。

このように、ガラ空きです。

勝連城。
向かいに「あまわりパーク」なるものが新設されたので、ここで城の歴史とか見てから見学するほうがいいかも（私は後で気づいた）。

勝連城跡(世界遺産) 名所・史跡

二の曲輪の殿舎跡。

勝連城は阿麻和利という人が居城にした場所で、この人、王府に歯向かったんで、悪役にされていたのだけど、近年、英雄だったという説が出て、地元は観光資源のためにあまわり推ししている。奥さんまで絶世の美女にされていた。

一の曲輪に登る階段。

一の曲輪。

拝所のガジュマルの木。カミンチュ（神人）が腰かけたという石列の近くにあって、パワーを感じた木です。

二の曲輪から一の曲輪を望む。

一の曲輪から見たうるま市の海。

きれいですね。
あまわりも見た海です。

帰りは那覇の開南バス停で降りて、平和通りを散策。

平和通り 名所・史跡

帰りのバスですでに雲行きが怪しかったのだけど、凄い豪雨になってしまった。
アーケードで雨脚が弱まるのを待つ。

翌日は雨。この日は室内で見学できるおきなわワールドへ。入場料2000円と高いけど、地域クーポンが使えた。

おきなわワールドまで行く路線バスは二時間に一本くらいなので、本数の多い新城（あらぐすく）まで行って、そこから徒歩17分歩いた。

おきなわワールド テーマパーク

おきなわワールドの地下にある玉泉洞。というか、おきなわワールドが玉泉洞の上につくられたのだね。

期待していなかったけど、結構な規模の鍾乳洞で、見ごたえあった。

おきなわワールド文化王国 玉泉洞 名所・史跡

空いていたからいいけど、あまり換気がよくないので、混雑する日は避けた方が無難。

鍾乳洞を出ると植物園があり。

沖縄の伝統的家屋が展示されている。

エイサーショーが始まる前に急いで食べたフルーツラボのマンゴーソフトクリーム。これ、600円って安くないか？　国際通りの同じ店は800円だったよ。

おきなわワールドのエイサーショーはなぜか女性ばかりだった。
何故？

なんと屋で昼食。無性に肉が食べてくてとんかつ。

この日はダイエットアプリの未来さんにえらい怒られた。

沖縄そば自慢 なんと屋 グルメ・レストラン

那覇に戻って、雨なのでアーケード内をうろうろ。
この辺は観光客が来なくて地元民ばかり。

凄い安いお弁当とか売っていた。

太平通り 名所・史跡

次の日は斎場御嶽へ。
那覇の開南バス停から１時間くらい。

写真は南城市地域物産館。ここで入場券を買う。

南城市地域物産館 お土産屋・直売所・特産品

去年、斎場御嶽に初めて来て、すんごい霊気を感じてまた来ようと誓った。

お祈りする場所、ユインチ。斎場で一番好きな場所。ここに30分くらいいたから、怪しい人に見えたかも。

斎場御嶽 寺・神社・教会

有名なサングーイ。今は中に入れません。

この日はあいにく曇っていましたが、翌々日から天気が好転する予報を見て、急遽３泊延長を決めました。

晴れた日に再訪します。

帰りのバスまで時間があったので、斎場御嶽から徒歩20分くらいの場所にあるあざまサンサンビーチまで行ってみる。

すんごい風が強くて、すぐにバス停に戻りました。

あざまサンサンビーチ ビーチ

那覇に戻って、甘いものが食べたくなり、ブルーシールのアイスを食す。
何回も沖縄に来ているけど、初めて食べたブルーシール。
結構おいしかった。

写真は「ウベ」という芋のアイス。
ワンカップ150カロリーくらいとけっこう低め。

ブルーシール 国際通り店 グルメ・レストラン

国際通りのドンキの近くに、根間ういちゃんがいた。

ちゃんねるとーろく、ゆたしく、ゆたしく。

当初の旅程では16日に帰る予定でしたが、天気が良くなり、晴れた日に斎場御嶽に行きたくて、急遽３泊延長しました。

ずっと満席だった日曜日の羽田行きが取れたのが奇跡。
早速、楽天で南城市の宿を探して見つけたのが、「沖縄夢登」さん。
vacation　stayなので、民泊みたいなのかな？

通常は１泊３万円ほどですが、直前割なのか7000円という破格値に。
しかも全国支援割適用で、爆安になっていた。

コンドミニアムタイプなのでミニキッチンもついてます。
２階だけど、前は野原なので、眺めも良し。

部屋のベランダからの眺望。

ホテルは那覇バスターミナルから百名ターミナル行きに乗って、カチャ原というバス停で降り、徒歩30秒くらい。

近所に雑貨屋さんが１軒あるだけなので、車がない人はここでレトルトを買うか、食料を持ってきましょう。

徒歩15分くらいのところに、こじゃれた食堂もありますが。

お風呂もひろーい。

ベランダには椅子とテーブルも置いてある。

ホテルの近くにあった「百名之獅子（ヒャクナヌシーサー）」。

翌日は予報通り晴天。ホテルから日の出が見られた。

いざ、斎場御嶽へ。

すごい意気込んで、何度もバスの時間調べたのに、あろうことか、間違えて那覇行きのバスに乗ってしまった！
いつもは行先を運転手に確認するのに、この日はなぜかすぐに座ってしまい、３駅目で道が違うのに気づいた。

朝イチの人がいない斎場に行きたかったのに！
そのために南城市にホテルとったのに！
次のバスは２時間後じゃーー！

絶望に打ちひしがれながら、間違えたバス賃を払い、ホテルに戻ってタクシー呼んでもらおうとしたら、「来るのに30分以上かかる」と言われさらに絶望。

泣きながらバスナビを検索し、つきしろの街で乗り替えれば１時間後くらいに着くのが分かった。

グーグルナビ超優秀。
ホテルの人はマイカー移動なので、バスのことは全然分からなかったみたい。

このあと、バスの中でもWEB乗車券がエラーになるハプニングがあり、もしや、斎場御嶽に嫌がられているのか？　と暗い気持ちになったわ。

こんな精神状態では入れないので、とりあえず南城市地域物産館で買い物をして、気持ちを鎮める。

するとなんということでしょう、到着時にいた団体客が、買い物している間に帰り、私が入場したときは、ユインチに誰もいないという奇跡の瞬間が！

写真は参道です。

斎場御嶽 寺・神社・教会

やはり、太陽の陽があたる斎場御嶽はきれい。
ユインチも陽の光に照らされている。

ユインチのそばにいた虹色のコガネムシ。
たぶん、挨拶に来たやつ。

いや、私の思い込みですけど。
以前、数十年振りに実家に帰ったときに、大カマキリ、ムカデ、階段を登る蛇と、子供時代の十数年で出会った虫たちが、１年の間に総出で出たんだ！
私は別に会いたくはなかった。

三庫里のあたりもゆっくり見学。

来てる人たちが、きちんと斎場に敬意を払ってくれていたので、心穏やかになった。

「観光地」だから、というだけで来ているグループは、ほんとうるさいわー。

木漏れ日のあたる斎場御嶽は初めてた。
堪能できた。

大満足してホテルに戻り、物産館で買ってきたレトルトをおかずに食事をとり、午後は近所のみーばるビーチへ。
みーばるは新原と書く。

ホテルから歩いて30分のところに玉城城跡あるんだけど、去年行ったので今年はパスした。去年行ったときは「仲村渠」というバス停を利用（ここからは徒歩20分弱）。「なかんだかり」と読めなくて、バス会社の人になかなか通じなかった。

沖縄は外国。

海は見るもの。

沖縄の美しい海は見るものです。

グラスボードも出ていたけど、料金表だしていないのは何故？

新原ビーチ 海水浴場 ビーチ

ホテルの屋上からの夕焼け。
夜に星空見に行ったけど、千葉の房総の夜空と大差なかった。

次の日は、カチャ原→那覇高校前→孔子廟前というルートで那覇に戻り、チェックイン時間までホテルに荷物を預けて、近くの福州園と松山公園で時間を潰す。

写真は松山公園のユウナヌカー（共同井戸）跡。

松山公園 公園・植物園

この公園は地元民の憩いの地なのですが、遺跡やガジュマルの木もありなかなか面白かった。

松山公園の向かいにある福州園へ。
去年はコロナで閉園していたので初めて行く。

中国本土よりも保存状態のよい庭園です（中国のは文革で一回破壊されていて、今見られるのは再建されたものばかり）。

本格的です。

福州園 名所・史跡

福州園に併設されているレストランはやってませんでした。
再入場可能だそうです。

ホテルにチェックイン。
これまたコンドミニアムタイプのホテルペスカトーレ。

ここは泊港から歩いて10分、美栄橋から歩いて12分という不便な場所なので、土曜日でも5000円くらいと格安だった。

ホテル ペスカトーレ沖縄 宿・ホテル

10階の部屋だったので、共同廊下から那覇の海が見えた。

帰りの日。美栄橋からゆいレールで那覇空港へ行き、荷物をロッカーに預けて、路線バスで瀬長島の「ウミカジテラス」へ。

瀬長島ウミカジテラス ショッピングモール

飛行機の発着が見られます。
空港の周りも海がきれい。

ウミカジテラスは観光客と地元民両方いて、人が多くて物が高い。

特に見るものはないけど、帰りの日の時間つぶしにはいいかも。

来年の冬も来られるかなぁ。

２月だけ沖縄に住みたい。

瀬長島 自然・景勝地