2023/02/21 - 2023/02/24
846位(同エリア2614件中)
ヨコロコさん
初台湾は出張で。
ヨコロコの仕事は教育関係で、今回はStudy Trip(研修旅行)の下見。Study Tripには日本の植民地時代に教育を受けた日本語世代の方や現地学生との交流もありますが、今回は訪問予定の場所に行き、見学の順路、所要時間、事前に準備しておくべきことなどを確認しました。
いつもはひとり旅なので、ガイドさんに連れられて行くのはなんだか変な感じ。ひとり旅の時のように行き方を調べたり、所要時間・滞在時間を考えてプランする必要がなくて楽ちんだったけど、やっぱりなんだか変な感じ。パック旅行ってこんな感じなのかしら。
旅行前の情報収集はいつも4トラ先輩の旅行記に助けられているので、ヨコロコも行き方や所要時間など個人旅行の人にも役立つような情報を紹介したいところだけど、今回はガイドさんに連れられての旅なので、この旅行記も純粋な旅の記録です。
初期の旅行記(スウェーデン)は顔かくしてましたが、写真の加工が面倒くさくなったので顔出ししてます。(*´艸`*)
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台湾視察3日目は台南。7:30ホテルのロビーでガイドさんと待ち合わせ、新幹線で台南に移動。
勉強不足で日本の近代史も日本統治時代の台湾の歴史も知らないことだらけ。「霧社事件(むしゃじけん)」についても何それ?「八田興一(はったよいち)」についても誰それ?台湾研修を企画して初めて知りました。
台湾は、日清戦争後の1895年~1945年まで50年間日本の統治下に置かれました。その日本統治下に台湾のインフラ整備をしたのですが、その一つが八田興一が建設した鳥山頭(うさんとう)ダム。
実際の研修では、霧社事件ゆかりの地に訪問予定で台北からは専用バスで移動しますが、今回は時間の関係で霧社事件の故地には行かず、八田興一の作った鳥山頭ダムを見に来ました。
八田興一は土木技師で「台湾で最も尊敬される日本人」とされています。それは、鳥山頭ダムと嘉南用水路を建設し、不毛の地とされた嘉南平原を台湾最大の穀倉地帯に変えたから。 -
銅像の八田興一は作業着を着て、ダムを見下ろしています。その後ろには奥さんの外代樹(とよき)と一緒に眠るお墓が。八田與一は1942年に大洋丸に乗ってフィリピンに向かう途中でアメリカ軍の魚雷攻撃にあい戦死しました。奥さんは悲しみのあまりダムの放水口で投身自殺したそうです。
この銅像とお墓は、ダムを造った八田與一を敬愛する地元の農家さんたちが作ったそうです。 -
興一目線のダム
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烏山島ダムはコンクリートをほとんど使わない、セミ・ハイドリック・フィル(半射水式)工法で造られています。
堰堤の長さは約1.3km。ちょっとだけ歩いてみました。 -
殉工碑(=慰霊碑)
日本人41名、台湾人92名の名前が区別なく亡くなった順番に書かれています。ダム建設中に事故の犠牲になった人と病気で亡くなった家族だそう。 -
外代樹(とよき)が投身自殺したダムの放水口。
現在は、新放水口があり、こちらは補助的なものになっているそう。 -
お昼は烏山頭湖境渡假會館(烏山頭フチン リゾート ホテル)で郷土料理をいただきました。11品。これも視察の一貫♪。
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烏山頭フチン リゾート ホテルのレストランからの眺め。
正面にダム。 -
八田與一記念公園は地元の人が遊びに来る観光地です。この日も小さい子供連れの家族や年配の家族と会いました。
ちょっとしたカフェもあり、お土産屋さんもあります。お土産屋さんの目玉商品は烏龍茶焼酎「八田」みたい。
カフェの先には、八田技師と所長や主任などの主要関係者が住んでいた4棟の日本式家屋が復元されていて、自由にお宅に上がって見学できます。 -
午後は台南の代表的な古跡赤崁楼(せきかんろう)に行きました。
赤崁楼はオランダ統治時代に1653年にオランダ人によって建てられたお城(プロヴィンティア城)。オランダ、明鄭、清朝、日本統治時代、台湾と時代とともに姿を変え、今の赤崁楼になりました。
赤崁楼は文昌閣と海神廟の二つの建物があり、文昌閣は修復中で入れませんでした。左の足場が組んであり目隠ししてあるのが文昌閣。 -
学問の神様「魁星爺」
右手に筆、左手には墨床を握り、右足で大亀の頭を踏みつけています。
普段は文昌閣にあるそうですが、修復中で中に入れないからか、海神廟にありました。 -
海神廟の壺の形をした縁起のいい門。外は修復工事の壁が。
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外側から見た門。壺の形の門には「平穏無事」という意味があり、その上に描かれた長寿と子宝を表すバナナの葉とウサギも縁起物。
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木製の階段を上がった2階には、このあたりの移り変わりを説明した図や、船の模型が展示されています。
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バルコニーからの眺め。緑のエリアは広場になっているけれど、建物(お土産屋とお手洗い)の向こうの駐車場に立つ銅像をパチリ。
ゼーランディア城を包囲攻撃しオランダを降伏させた明の鄭成功(左から2番目)と降伏するオランダ人(右端の頭を下げている)を描いた鄭成功和議の像。昔は海神廟のバルコニーから見た正面にあったみたいだけど、なぜか今は敷地外にあり、近くでは見れません。 -
文昌閣の土台部分には、プロヴィンティア城のかつての正門も残されています。
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重そうな石碑を背負っている9匹の亀がいます。亀に見えますが実は「贔屓(ひいき)」という龍の子どもだそうです。
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台湾発のドリンクといえばタピオカミルクティーが有名ですが、冬瓜茶(ドングァーツァー)も有名&人気なんだとか。知りませんでした。挑戦せねば!
赤崁樓のすぐ近くにある冬瓜茶ショップ、義豊阿川冬瓜茶(イーフォンアーチゥァンドングゥアチャー)は暑い日には長蛇の列ができる人気店なんだって。 -
注文は自動販売機のようなセルフレジで。たくさんメニューがあって、氷の量もカスタマイズできます。
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レシートに番号が書かれているので、自分の番になったらカウンターで受け取ります。
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冬瓜といえば立冬(11月)に温かいスープで食べるイメージ。
初めての冬瓜茶なので、失敗しなさそうな冬瓜レモン(30元=135円)をチョイス。神農街(シェンノンジェ)に向かう車の中でいただきました。甘さ控えめ、ちょっぴりレモンの酸味のする爽やかなお茶でした。 -
神農街(シェンノンジェ)の通り向かいにある、朝市の水仙宮市場。
この時もう午後2時半を過ぎていたので、ほとんどのお店は閉まっていましたが、どの国に行っても市場は楽しいところなので行ってみました。 -
市場の突き当りには海の神様「水仙尊王」をまつる水仙宮があります。
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奥に見えるのが海の神様、水仙尊王
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ノスタルジックな街並み神農街(シェンノンジェ)。
約300mほどの小路です。 -
清代や日本統治時代の面影を残す古民家がリノベーションされていて、カフェや雑貨屋さんになっています。
半分くらいは準備中でまだ開いてませんでした。夕方に来るのが良いのかも。ホテルから徒歩20分で来れるので、学生には昼と夜を楽しむように勧めようかな。 -
ブーゲンビリアの他、この紫の花も可愛い
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神農街の突き当たりには、薬と農業の神様である「薬王大帝」が祀られている薬王廟(神農廟)があります。台湾最古の薬王廟です。
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薬王廟の側には樹齢300年以上のガジュマルの木が、榕松公として大切に祠に祀られています。
約300mほどの路地の神農街は、雑貨店やカフェなどショップの開店時間も午後からだし、夜を訪れる方が提灯がライトアップされて楽しめるのかな。ノスタルジックで古い町並みが魅力的なところでした。 -
夜ご飯は台南駅近くの台南大飯店ホテルから徒歩約15分のところに、台南発祥グルメの担仔麺(タンツーメン)を食べに行きました。
夕方の帰宅ラッシュか、たくさんのバイク。 -
ここ度小月担仔麺(ドゥシャオユエ タンツーメン) (原始店本舖)は担仔麺発祥のお店だそうです。
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目の前で作ってくれます。これヨコロコの。
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担仔麺50元とビール60元
担仔麺は小さい丼茶碗で、小腹がすいた時にちょうどいいくらいの少な目の量。
担々麺のイメージで食べると、甘いスープにびっくり。海老でとった出汁はやさしい甘めのスープです。もっちりした麺にそぼろ肉、おろしにんにく、ゆでエビがのってて、パクチーがちょびっと。 -
台北は亜熱帯、台南は熱帯地域。ベストシーズンはマンゴーが出回る5月からだそうですが、八百屋にはたくさんの南国フルーツが並んでましたよ。台湾のフルーツの多くは台南で生産されていて、お値段も台北より安いそうです。
台北の八百屋さんは1個に値段がついていたけれど、ここは量り売り。「斤」は600g
ドラゴンフルーツ
2023/4/2 追記:『「斤」は500g』と書いていましたが誤りでした。
中国の1斤=500g
台湾の1斤=600g
だそうです。教えてくださったkyon2 and ku-さん、ありがとうございました! -
スターフルーツが大きい!
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台湾の定番お土産といえばパイナップルケーキ。パイナップルの栽培は台湾の重要な農産業。600gで15元(約67円)。多分1つ50元くらいなので、約225円。
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今日のフルーツ。
またまたグアバ!1斤29元で、1個17元(約77円)。台北のグアバは25元(113円)だったから、安っ!さすが台南!
今日はガイドさんがカットパインのパックを作っていた店員さんにナイフを借りて切り目を入れてくれました。
パイナップルは半個入って25元(113円)。 -
帰国翌日の近所のスーパー見つけた台湾パイン。
一つ680円!台南の八百屋さんの約3倍!もっとたくさん食べればよかったぁ。 -
4日目(最終日)は孔子廟を見学し台北に戻ります。
孔子廟向かいのお洒落なカフェや雑貨店が集まった通り「府中街」。時間がなく散策できず残念。 -
1665年に創建された台湾最古の孔子廟の入口の東大成坊
「全臺首學」とは最高の学府の意味で、ここが台湾における儒学の発祥の地であることを示しているそうです。 -
孔子廟は15棟の建物から構成されています。
東側の入徳之門(写真右の白い門)の奥が、今でいう学校のような「国学」で、学問所の明倫堂と文昌閣があります。
西側(左の赤い門)が孔子をお祭りしている「文廟」。その手前が禮門。 -
儒教の講堂の明倫堂
四書五経の1つである「大学」の書の経一章が記されています。
この石碑「臥碑」には、校則が書かれているそうです。 -
1階は四角形、2階は円形、3階は八角形という不思議な構造になった文昌閣という三重の塔
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大成殿
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孔子の位牌
上部には清朝歴代皇帝と、中華民国席代総統の扁額(へんがく)がたくさん飾られています。
歴代の皇帝や総統が就任時に奉納したものだそう。 -
お昼前に台北に戻ってきました。空港に行く前にグルメスポットの永康街(ヨンカンジェ)を視察。
ドリンクスタンドの50嵐(ウーシーラン) -
マンゴーかき氷が有名な「思慕昔」
ヨコロコもマンゴー大好きなのでマンゴーかき氷食べたいっ!でも永康街の街並みを確認するくらいの時間しかないので、食べれません。この時満席で待ち時間20~30分でした。 -
回転は速いけれど行列が途切れないという「天津蔥抓餅」
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その「天津蔥抓餅」で台湾Bグルメ葱抓餅を買います!
チーズやハム、卵など8種類ありますが、シンプルなオリジナル(30元)を注文。 -
公園のベンチで食べました。
チリソースをかけたので、ビールが欲しくなりました。モチモチして美味しかったです。
今回の初台湾は研修旅行の視察ということで、ガイドさんに連れられて慌ただしい旅。リサーチは大変だけど、全く自由な個人旅行(基本ひとり旅)ばかりしているヨコロコにはちょっと窮屈な旅でした。まぁ、仕事だから仕方ないけどね。
どこでもマンゴーの木には花がたくさんついていたので、今年は豊作になりそう。マンゴーシーズンに来たいな。
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この旅行記へのコメント (2)
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- kyon2 and ku-さん 2023/03/28 07:38:54
- はじめまして
- 細かいはなしになるのですが
中国の1斤=1/2kg=500g
台湾の1斤=3.75g(1匁)×160=600g
日本のいわゆる尺貫法で定められた単位:斤が、日本統治終了後もそのまま台湾で使われています。中国よりも2割増しなのでお得感が(笑
ペットボトル飲料も日本では500ml入りが多いですが、台湾では600ml。水600mlの重さが600gだからかもしれません。
他に面積を示す単位:坪≒3.3㎡も日本と同様に良く使われています。
- ヨコロコさん からの返信 2023/04/02 20:00:54
- Re: はじめまして
- kyon2 and ku-さん、
訪問&いいね、ありがとうございます。
さらに、「斤」について中国と台湾の違いをご教示くださり、ありがとうございます!旅行記を訂正しました。
確かにホテルの部屋のペットボトル、大きかったような・・・。
私の血液は果汁(とアルコール)でできているくらいフルーツ好きなので、夏のフルーツシーズンに行ってみたいです。次は個人旅行でゆっくり見て回りたいです。
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