「どうする　さわやか」県外ビギナー奮闘記

2022/12/16 - 2022/12/17

金曜の夜から出発、浜松に一泊して遊んできました。
浜松はお初でしたが、有名な企業がいくつかあり、メセナ活動が根付いていて、とても素敵だと思いました。
ヤマハイノベーションロード、楽器博物館、秋野不矩美術館を見学。

時間があれば来年の大河「どうする家康」関連にもタッチしたかったのですが、残念ながら届かず。

しかし、今回の一番の目的は静岡県内にしかない「さわやか」のハンバーグを食すこと。
待ち時間がものすごいらしく、予約もできない。
県外ビギナーは、無事ミッションクリアできるでしょうか。

エリア 浜松(静岡)

金曜夜、夫の仕事終わりを待ちダッシュで向かいました。
浜松駅に着いたのが19時半ごろ。新幹線の中で軽く食べました。

本当はホテルにチェックインしてから、夕食に繰り出す予定でしたが、私の体調がイマイチで。

申し訳ないのですが夕食のお店は自宅出発前にキャンセル。
駅近の浜松餃子のお店「むつぎく」に電話してテイクアウト予約。ホテルの部屋で食べる作戦です。

今日のお宿、コンコルド浜松。
駅からちょっとだけ遠いので、レンタカーを借りてから行きました。

ロビーでは巨大ツリーとサンタがお出迎え。

ロビーの様子。

建物は古い作りでしたが、清潔で使いやすかったです。
セントラルヒーティングの暖房が、ちょっと暑かった。夜中にはかなり下げてくれたようでした。

テーブルの上にテイクアウトの餃子の包み。
口コミに「ニンニクの匂いはそれほどキツくない」と書いてありましたが、いやいや！
かなりの猛者とお見受けしました。

13階の部屋からの眺め。
わかりにくいのですが、右手に小さく浜松城がライトアップされています。

さあ、いただきます。
12個入りで750円だったかな。
まだ温かくて、嬉しい。

お、美味しい～！
浜松餃子、初めて食べました。
皮が薄くて、大ぶりだけど上品な口当たり。
そして餡が野菜たっぷりで、食感が軽い。
ニンニクの香りからもっとコッテリしたものを想像していましたが、12個あっという間に食べてしまいました。
あれ？先ほどまで具合が悪かったのに。
治ったような気がしてきました。

この時点で、私の中の浜松の印象は爆上がりです。

翌朝。
浜松城は真ん中あたりに、ぼんやりと佇んでいます。

お城をアップに。

朝食から戻る頃には、添乗員さんに案内されてお城に向かう団体さんの姿が見えました。

朝食が人気のホテルと聞いていましたが、朝7時半でなかなか混雑していました。

調子に乗って取りすぎ。
この後、鰻まぶしご飯にお出汁をかけた茶漬けも食べました。

10時から、ヤマハイノベーションロードを予約しています。

ヤマハ製品のショールーム兼博物館といったところでしょうか。歴史も学べます。

触れるものもあり、なかなか楽しかったです。

無料で音声ガイドも貸していただけますが、説明が饒舌(企業の宣伝を兼ねているのでどうしても…)なので、すぐに聞くのをやめてしまいました。

入口にあった白熊、マスコットなのでしょうか。
精密で思わず触りたくなりますが、お触り禁止です。

でもお子様たちは、そんなのお構いなしにバシバシ叩いておられました。

お尻尾フェチの方に、後ろ姿もどうぞ。

楽器は練習用に消音になるもの等、技術を紹介しています。

音と光で目を惹きます。

鍵盤楽器は演奏自由なものが多く、試し弾きをしている方がたくさんいました。

記念撮影スポット。

他にもいくつかありました。

バラバラ事件

吹奏楽用

ギターも試し弾きできるものがあります。
途中行方不明の夫を探したら、ヘッドホンをつけて楽しそうに弾いていました。

マーチングバンド用

これは初期のオルガン。他にバスタブ(ミニチュア)や自転車、スキー板なんかもありました。
あれもこれもYAMAHA製品なんだ、と。

懐かしい…

触ってみたけど、残念ながら正解がよくわかりませんでした。

さて。この旅のメインイベント、さわやかです。

ネットで調べたところ、各店舗ごとの待ち時間と人数が表示されていましたが、この浜松和合店は穴場のようでした。
向かったのが12時ごろになったのですが、駅近の店舗など既に3時間待ちなのに、そこだけ20～30分待ちです。

伸び縮みする待ち時間を睨みつつ、車で向かいます。

入口で順番待ちの券をいただき、車で待つように言われます。
店内で待てるのは5組まで。

すぐ後に70～80代とおぼしき女性2人組が来て「私たち、バスで来たからここで待たせてもらいたいのよ～」とお店の方に訴えていました。

お年を召すとお肉を敬遠する人もいる中、バスに乗ってもお友達と食べに来たい。
そんなお店っていいな！と思いました。

看板メニューのげんこつハンバーグをいただきます。

お姉さんに「肉汁たっぷりでよろしいですか？」と聞かれ、承諾すると想像を超えるレアな状態でやってきました。

デーブルでお姉さんが２つに切り分け、鉄板に押し付けて仕上げに少し火を通してくれます。

夫はデミグラスソース、私は玉ねぎソース。
切り分けた後、お姉さんがかけてくれます。

ジャーっという音と共に良い香りが広がります。

かなり中が赤いの、お分かりでしょうか。
美味しい。そしてレアな部分がちょっと冷たい、いやぬるい。でも美味しい。
いいなあ、静岡県民。

通常ならひき肉はよく火を通さないと怖いですよね。新鮮な食材&調理法にも気を遣い、衛生管理がちゃんとされているのだと思います。

かなり前から食べたいと夫に言い続け、疑心暗鬼の夫に相手にされていなかったのですが、突然スイッチが入ったらしく実現することとなりました。
満足、満足！

夢中で食べていたら、左薬指を鉄板にくっつけてしまいました。熱かった。
鉄板が牛の形をしていて、ちょうど左指付近に牛の前脚が迫り出しているのですよ。
この火傷案件、さわやかのあるあるランキング5位以内に入らないかしら？

そしてランチはスープとパンのセットで1265円。
食事をしたらコーヒー110円でおかわり自由。
セルフではなく、ちゃんとおかわりを持ってきてくれます。天国ですか？

お腹をさすりながら、秋野不矩美術館へ向かいます。
秋野さんは女性の日本画家で、主にインドで描いた絵が収蔵されていました。

建物はどこか見覚えのある雰囲気だと思ったら、多治見市タイルモザイクミュージアムを設計した藤森照信氏の建築でした。

駐車場脇に、不思議な物体。

茶室だそうです。中は公開されていません。
レプリカ、資料写真は美術館二階にありました。
中に入るときは梯子がかけられるようです。

この茶室、夜な夜な辺りをお散歩していそうです。

入口です。

展示スペースは撮影禁止なので、こちらは玄関兼お土産コーナーの写真。
ここで靴を脱ぎ、下駄箱に入れます。

見づらいですが、建築の特色について。

絵画と共に建築物も楽しめる、小さいながらに二度美味しい美術館です。

しかし、絵画の展示数は少なく、二階は見学自由ですがほぼ空っぽです。
時期によっては特別展などで使うのでしょうか。

一階の絵画展示スペースでは、床に直に座ってゆっくり絵を見てください、とのことでした。
お尻が冷たいので座りませんでしたが。

こちらはポスターですが、秋野不矩さんの作品の雰囲気のご紹介になればと思います。

柔らかな黄色みを帯びた色調が印象的でした。

トイレ、二階へと繋がる通路。

次は、浜松駅の近くにある楽器博物館です。

駐車場はないので、近くのコインパーキングに入れます。

入るとすぐアジアの楽器コーナー。

名前を聞いたことのない楽器ばかりです。

バリ島のガムランやジェゴクなど、かろうじて知っているものもありました。

構造的に、どうなんでしょう。

夫はバルブがどうの、と興奮していました。

フジツボのお化けにしか見えません…
クルクル回っていました。

精霊が宿っている、的な？

胴体を共有する鍵盤が二つのピアノ。

場所は取らないけど、運搬が大変で廃れたそうです。

鍵盤楽器の部屋。

細工が華麗なものが多くて、ウットリ。

寄せ木細工や螺鈿細工、大好きです。

テルミンだ！

Roland System700

数が多くて、全部は見きれませんでした。
マニアには堪らないと思います。

夕方から本格的に雨が降ってきました。

レンタカーを返してから、駅から近いという理由で選んだ藤田で鰻の夕食です。

18時。ランチのさわやかが、まだ消化しきれていません。

全国旅行支援で、２人分6000円のクーポンをいただきました。
偶然、予約していたこちらのお店で使えることがわかり、ラッキーでした。

夫のビールと骨せんべい。

肝の天ぷらがメニューにあり、食べたかったのですが、現在肝は入荷ストップしているとのこと。
お吸い物は肝吸いということで、薄い組織片が浮き沈みしていました。

お腹はまだいっぱいなので(肝の天ぷらは別腹)、川という鰻の量が3分の2のお重にしました。少なめの量が選べるのは嬉しい。

観て食べて、充実の旅でした。
また餃子とさわやかを食しに、浜松に来たいです。