2022/10/17 - 2022/10/19
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montarouさん
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これは2022年の10月3日から31日にかけて、カラコルム山脈のスカルドゥ、マチュルー、カプル―、ギルギット、フンザ、パスー、タリシングなどを訪れ、またラホールやイスラマバード辺りを歩いた記録である。特にタリシングでは給電時間の短いこと、英語が通じ難いことに対する対策が必要である。ここでは、17日にフンザからナンガパルバット山麓を訪れ、その内の19日までの記録である。
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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10月17日の朝8時前に、Japan Chowkに行ってスズキに乗ってアリアバードに向かった。カラコルムハイウエイでは、上から下に向かって順に、スズキの降車場、NATCOの切符売り場、ススト行き乗り場、ギルギット行き乗り場、NATCOの乗り場と続いている。スズキの降車場は最上部で、ギルギット行き乗り場の入り口は狭いので見逃しやすいので、人に何処か尋ねた。9時に出発。500Rsだったか600Rsだったかな?
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ギルギットに近づくと、川を上流側で渡って、川沿いに下った。
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ギルギット上部の町に行きたければ、上流側の橋を渡ったところで降ろしてもらえば良い。そして12時近くになってギルギットのGeneral Bus Standに到着した。
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先ず、ナンガパルバットの麓のタリシング(Tarishing)に行くため、その出発地になるアストアー(Astore)行きの公共バンの乗り場を確認。それが二段目の駐車場で、その一番北側で、明日一番の出発時間が7時で、580Rsであると聞いた。
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ギルギット泊りにした理由は、アストアーからタリシング行きの公共バスが午後1時~2時であるので、フンザから出発すると、その日の内に、タリシング行きの公共バスに間に合わない危険があるからだ。それで早いが、予約した宿に向かった。これは途中の漢方薬の露店商。
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途中の肉屋、大胆で日本の女性なら失神かも、肉食が好きでも?
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今度はGeneral Bus Standに近い宿を予約した。今日は洗濯をして、タリシングでの食料を購入した。その途中、この黒い物が何かを聞いたが、遂に分からなかった。
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18日の朝、6時半にGeneral Bus Standに行く。今日も天気が良い。
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これとマンゴージュースで朝食。
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7時半に出発。始めはカラコルムハイウェイであるが、途中でインダス川の標高1200mを渡り、アストアー谷に入った。アストアーの標高は2300m余りで、この間の高度差は千mを越える。特に谷の入り口付近は急峻で、黒部峡谷の何倍も深く凄い。上流部は多少開けてきたが、崖上が高いので落石が怖い。
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アストアーまでに2カ所の検問所があり、その度にパスポートとe-ビザの提示あるいはコピーの提出を求められた。ナンガパルバットの裾を南に向かうとシュリーナガル (Srinagar)のため、検問が厳しいのだろう。
11時前にアストアーの入り口の三差路の左上にあるレストランの前に着いた。帰りのバスの予約をするために三差路の下のNATCOのバス営業所に行くと、バスの発車前で忙しく、相手をしてくれない。ここまで発車時間の情報が得られなかったが、ここで11時が発車時間と知った。
バスが出てから再度行くと、事務員が、イスラマバード行きのバスは、21日は軍隊が貸切っていて、一般人は乗れないと言う。どこ国でも軍隊が最高権力機構である。それで、キルギットからのバスを降りたレストランに戻って、ギルギット行きの発車時間を聞くが、そこの人たちに英語が通じないので、結局発車時間はわからなかった(後にタリシングで発車が10時と知った)。
次は、タリシング行きの公共バスの乗り場を右往左往して探すが、英語が通じない。スマホで翻訳できるようにしたら、苦労はなかっただろう。それで通りの上部で、公共バスが来たら止めようと考えた。ところが、ここは、アストアーの下部の町で、この写真のV字道路の上に、アストアーの上部の町があることを後で知った。 -
今でもタリシング行きの発車場所、発車時間は正確には分かっていないが、朝にタリシングから1時間ごとに2台のバンが出るので、帰りも時間をおいて2台が発車するだろう。
アストアーの下部の町で待っていると、警官が来て、タリシング行きたいなら、あれに乗れ、料金は…(確か200Rsだったかな?)と教えてくれた。人が集まり、午後2時に発車した。一緒に乗った人の中に、学校の先生がいて、この地域はウルドゥー語に中国系の言葉が混じっているし、挨拶の言葉も特別の言い方をすると教えてくれた。
宿は標高2950mほど所にあるRupal Hotel Nanga Parbat Tarishing Astoreで、午後の4時過ぎに、その宿の前で降ろしてもらった。この時、既に宿の庭からナンガパルバットの頂上がのぞいていた。この宿の主人は足が悪いが、純朴で、信頼できる男なので、色々訊ねると良い。
翌19日も好天、朝6時の暗い内にタリシングの村を散策に出た。やがてナンガパルバットのトップに朝日が当たりだした。ただ近過ぎて、これが8千m峰のように思えなかった。 -
少し時間が経過すると、すそ野の氷河基部まで見えてきた。
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帰り道で、水車があるのを見つけた。
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内部は石臼だった。
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学校横からチャングファー氷河(Chhungphar)のモレーンに登り、ナンガパルバットが明るくなるのを見て帰った。帰り道で、老人がヤギを連れて登って行くのに会った。
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途中からのタリシングの村に柔らかい秋の感じが素晴らしかった。
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放牧も始まり、これがヤギのようだが、毛が長いので羊かも?不明?この後ろの白い山の頂上がナンガパルバット。
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タリシングには宿が4件、そのゲストハウスの2階の飾りの牛かヤクか?
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宿に帰って朝食の後、昼食を持ってルパール(Rupal)村に向かった。チャングファー氷河を渡っていると、水音がするところがあり、氷が見えた。良く見るとそれは氷の表面だった。
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そこに男の人が来て、氷を割って、食べて見せた。私も食べたが、まったく透明で何の味もない。それは氷河の氷だった。
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ここは岩と石だらけで、氷のない、氷河が運んだモレーンだけと思っていたが、この下は氷で、まさしく氷河の上を歩いていたのだった。
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彼は、昨年までこの上を車が走っていたのだが、去年、川沿いに道が開通したので、ここは歩く人だけが通ると言う。
このチャングファー氷河の末端の幅は約5百mで、彼はこの氷河の反対側のモレーンの直下の住人だった。この辺りには、ヤクだか?普通の牛だか?わからない、毛の長い牛モドキがいた。混血かな? -
そこから数百m行くと、泉があって、女性が木の根っこを洗っていた。それは薬か?と聞いたが、会話は成り立たなかった。何か不明のまま。
知っている人がいたら教えてください。 -
次は、ロバに薪を乗せて運んできた。ここの集落の標高は3千mを越えるが、住民は冬でも移動せず、ここで越冬するので、薪を確保することは重要だ。
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小麦倉庫があり、多くの村人が集まっていた。計算して記帳する集団もあり、この集落で小麦を分け合っているようだ。ここの標高は3100mで、フンザのイーグルネストより3百m高いが、彼らはここで越冬する。そのための小麦の分配であった。
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ここを越えると小学校がある。学校は午前中で終わるようで、下校の子供たちが寄ってくるが、金をくれと言う子供はいなかった。中学生になると、氷河を渡り、タリシングの学校まで通学する。ただ冬の通学は大変で、冬休みは2か月間あるそうだ。
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ルパール村の下流半分から、ナンガパルバットは見えないが、上流に行くと見えてくる。今日は、様子見なので、ここから帰ってきた。モレーンの下り坂からタリシングの家々が見える。ほぼすべての家に山型のカラフルな色の屋根がある。今まで訪れた地域の民家の大半は、平面の屋根であった。この地域は緑ゆたかで、雨量が多く、雨漏りを防ぐ山形屋根が必要なようだ。また降雨、降雪は氷河を大きくし、他方でナンガパルバットの登山を困難にしている。
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途中で大木をマサカリ一つで、写真のように四角に削っている人がいた。これがこの辺りの普通人の技術だ。昔、日本は巨木文化を誇ったが、現代人は不器用な上に、金太郎のようにマサカリを振り上げる力もなくなった。
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