ジプニー、バス、LRTだけでマニラ

2022/09/23 - 2022/09/25

今年7月に久々の渡比を果たしました。
8月に続き10月にも燃油サーチャージの値上げが発表されました。
値上がり前にと、7月末に衝動的に特典航空券を手配してしまいました。

貯まったマイルは幾らかはありますが、個人的にはコロナ不況をもろに受けたので大きな浪費はできません。
ちょっと節約気味にマニラを楽しんで来ましょう。

エリア マニラ(フィリピン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずはMySOSの登録です。
今回からはパスポート画像の登録が必要になったので、
パスポートをスキャナーでスキャン、顔写真のページだけをトリミングしてPDF化してからアップロードします。
スマホのカメラの画像だと弾かれる方も多いようです。

出発3日前にワンヘルスパスの登録を行います。
以前は登録で2次元バーコード、
審査完了でQRコードがメールで送られて来ましたが、
今回は登録後、即QRコードが表示されメールは送られれてきません。
PC上で登録を行ったので、審査完了画面のHTMLページを一旦PCに保存し、自分のサーバーからスマホに表示させました。

念のためPDFファイルも作成してスマホに保存しておきます。

準備万端、成田空港出発ロビーには朝7時過ぎに到着です。
海外解禁後のシルバーウィークとあってチェックインカウンターは長蛇の列となっていました。
JGCカウンターも何組かの待ち状態ですが、自動チェックイン機は何故か使う人がほぼゼロです。
前日にWEBチェックインを済ませていたので、そのまま保安検査に進めるのですが、Face Expressの顔パス機能を試してみたかったので登録してみました。
すると後ろからJALの地上スタッフの方がやってきてワンヘルスパスの確認が行われました。

成田国際空港 空港

朝7時の成田空港、保安検査は7:30からで
開いているのはIASSカードラウンジとスタバ、セブンだけです。

IASS Executive Lounge 2 空港ラウンジ

7時半に保安検査場が開き、ようやく行列が動き始めます。
北審査場は閉鎖中、中央のワンワールド系優先保安検査場は黒幕が貼られて一般レーンとして運用中です。
多少列が捌けてきてから入ります。
顔認証システム専用レーンがあるのですが、ほとんど閉鎖状態です。
1レーンだけ稼働していましたが、顔認証登録していない人が紛れ込むのでエラー起こしまくりの状態でした。

保安検査場のX線検査ですが最新鋭の機材が導入され、ハード的にはPCや液体物を取り出さずに検査が行えるのが謳い文句のはずですが。
以前同様に取り出すように指示されます、成田利権は効率化を許しません。

久しぶりの成田サクララウンジ、改装後は初訪問です。
旧ファーストクラスラウンジの眺望の良かった一等地がサクララウンジのダイニングへと変貌を遂げていました。

ちょっと前まではラウンジアプリによるオーダー制だったのが、
ようやくビュッフェ形式に戻るのかと思ったら、何と一箇所しかない小さなカウンターでのオーダー制になっていました。

これが非常に非効率で、食料難民と化したラウンジ民は行列に並び一つ一つ注文して盛り付けてもらわなければならないのでした。

JAL曰く食品ロス防止の観点からと述べているのですが、もう完全に利用者目線を失っているとしか思えません。

成田空港国際線 JALサクララウンジ 空港ラウンジ

この日の搭乗ゲートは61番。
ラウンジのすぐ横からの出発です。
さて初のFace Expressでの顔パス搭乗だと意気込んでいましたが、
「顔パス搭乗で」と告げるとグランドスタッフの方が困った顔をされて、
このレーンではモゴモゴ・・・となりまして
後に列もあるので普通に搭乗券とパスポートを出して搭乗しました。

チェックインも保安検査も搭乗時もFace Expressのメリットを見い出せることはできませんでした。

無事にマニラ空港T1到着、タイ航空バンコク便と到着が重なり、検疫ワンヘルスパスのチェックと、入国審査はちょっと待ちました。
フィリピンの税関申告書って必要なのでしょうか？
一応殴り書きして用意しましたが、そのまま渡さずにスルー。

到着便が重なっていたので到着ロビーもそこそこ賑わっています。
フィリピン・ペソは手持ちが多少あるのでそのまま出口へ向かいます。
タクシー乗り場やGrabブースもパンデミック前の賑わいが戻ってました。

前回でT1からのジプニーの乗り方がわかったので空港の外に出てエアコン付きジプニーでバクラランのホテルへと向かいます。

今回も荷物は最低限でしたがエアコンジプニーは立ったままの乗車でギュウギュウ詰めの超満員でした。

以前利用した事のあるシャングリラ系列のHotel JENに泊まりたかったのですが7月の時点ではコロナ隔離施設と使われていて断念。
隔離施設としての営業が終わったと思ったらなんと閉業になっていました。
日本でも多くの宿泊施設の閉業がありましたが残念なところです。
すぐ近くにライムリゾートというホテルが開業して候補になっていましたが予約を検討している間に宿泊代が高騰しています。

PCR検査免除と通知が出たので9月上旬に、結局前回と同じ最も無難なヘリテージホテルをキャンセル不可ベストレートで予約しました。

その後も様々な規制緩和でマニラのホテル代金はどんどん上がってきています。

到着日は近くのモールで買い出しと、お決まりのジョリビーで夕食です。

翌日の朝食はホテル朝食付にすると日本円で一食2400円位かかるので、ジョリビー系列中華Chowking(超群)へ中華というかフィリピン名物ハロハロが食べたかったのでした。

マニラで日本人に人気のスポットはマラテ地区という所らしいのですが、
金欠の私は夜には行くことはできません。
では朝のジプニーに乗ってバクララランからマビニストリートを北上します。

途中で物乞いが何故か乗り込んで来ましたが無視をしていれば去っていきます。
運転手も別に咎めることはしません。

ペドロヒルストリートでジプニーを降りて、マニラ・ベイウォークへと向かいます。
途中ストリートチルドレンや客引きに出会いますが心得ていれば問題ありません。

ここの馬車はボッタクリで有名でしたが現在の相場は？

ドロマイトビーチに着きました。

ちょっと前にボランティアによるビーチの大清掃を行ったと聞きました。

人工ビーチというかコンクリート護岸の上に砂を撒いただけのようです。

野良猫にしてはとても毛並みがいい。
面倒みてくれる人がいるのかな？

この後ロビンソンに立ち寄りLRT駅へと向かいます。

ロビンソンズ マニラ ショッピングセンター

券売機で切符を買おうとしたら、中のカード切れで切符が出てきません。
エラーレシートを窓口に出して切符(ICカード)を受け取りました。

LRT1号線に乗ってバクラランまで戻ります。

ペドロ ヒル駅 駅

バクララン駅に到着です。
この先は空港方面へ向けての伸延工事が進んでいました。

バクララン教会を抜けて、一旦ホテルに戻り一休みします。

バクララン駅 駅

一休みの後、LRT3号線でマカティへと向かいます。

マカティから無料となっているEDSA循環バスでMOAへ行こうと試みるも、バス乗り場は長蛇の列です。
一台のバスが到着しても一度に乗れるのは10人程度で軽く一時間以上は待ちそうな感じです。

再びLRTでタフトアベニューへと戻ります。
と飛び乗ったのですが、何と女性専用車でした。
警備員が近づいてきて怒られると思ったら、
あなたは高齢者だから一番前の優先席へどうぞと案内されました。

フィリピンでは私は高齢者扱い？

タフトアベニューからMOAへとEDSA循環バスへ乗り換えます。

EDSAのバス専用レーンのバス停は道路の中央に位置していて、
バス停と乗降扉が反対側に位置しています。

タフト アベニュー駅 駅

運賃は本当に無料なのか半信半疑で、
一応小銭を用意してましたが本当に無料でした。

バスを無料にすると並行して走るジプニーの客足に影響しないのかと心配にもなります。

SM モール オブ アジア ショッピングセンター

さすがアジア最大のモールやたらと広い。

あと平均年齢が非常に若いです。

ちょっと曇ってるけどマニラ湾の夕日に間に合いました。

MOAのジプニー、P2Pターミナル。

一体ここにはどれだけの路線があるのでしょうか？

週末の夕方とあってMOAの飲食店はどこも大混雑。

帰りのバスは大行列なので歩いてホテルへ戻ります。

今日二度目のハロハロ、糖分摂りすぎです。

地元の人でやたらと人気なフィリピン料理店で
鶏もも一本肉定食を素手でガブリつきました。

帰国日、ジプニーで空港へと向かいます。

空港まで11ペソ。
ロハス通りはかなりスピードを上げて走ります。
NAIAロードは何やら工事が多く大渋滞です。

空港前に到着。
ここで降りたのは私だけでした。
降りることを伝えないと通過してしまいます。

Eチケットとパスポートを提示して到着ロビーから空港に入ります。

帰国便はほぼ満席ですが、チェクインはエコノミーカウンターでも非常にスムーズでした。
むしろビジネスカウンターは何やら面倒くさい方々だらけで全然進みません。


MySOSのチェックもなく口頭で
「どこのワクチンを接種済みですか？」
「ファイザーです」
これだけでした。

ニノイ アキノ国際空港 (MNL) 空港

フィリピン人用出国審査は混雑してましたが、外国人用の出国審査はスムーズで、保安検査も非常にスムーズ。

出国後エリアもパンデミック前の活気に戻ってました。

今年の調査で再びワースト空港の烙印を押されたマニラ空港ですが。
ボンボン・マルコス新政権になり、新観光大臣からマニラ空港の改善で檄を入れられて汚名挽回に向かっているようです。

サクララウンジのメニューは相変わらずまんま機内食。
でも味は悪くありません。
この日シルバーウィーク最終日、どうやらフィリピン中毒オヤジの方々で満席状態になっていました。

マウント取り爺の自慢話に,ピーナ彼女にお別れラブコールする人、南国パラダイスの世界がコロナ前の状態に完全に戻ってきていました。

そんな中、皆さんのスマホに台風警報の緊急通知が鳴り響きます。

JALサクララウンジ（ニノイ アキノ国際空港） 空港ラウンジ

ラウンジが満席だと、
wifiは重くて使い物になりません。

以前は2-3日の滞在でも海外SIMを用意していましたが、
ahamoのプランにしてからは海外ローミングで済ませています。
ドコモのahamoはマニラではSMARTに接続されていて、
4G接続で問題なく使えていました。

空港無料wifiは15分刻みになっています。

台風上陸前に無事離陸できそうです。

成田空港T2到着は61番ゲート、ほとんど歩かず入国できます。

MySOSの赤青の分かれ道の係員さん努力はしているのでしょうけど、
派遣初日レベルの方々ばかりです。7月時点よりも退化しています。

フィリピンの方々半数がMySOSの登録をしていない様子です。

QRコード確認の窓口は7月時点からは倍増していましたが、
検疫官の方は恐らく厚労省系天下りOBのおじいちゃん。
パソコン初心者レベルで、非常にスロー。
MySOSのパスポート画像登録機能ですがどうやら上手く運用できていない様子です。

鎖国はようやく終わりそうですがしばらくMySOSの巨大利権はしばらく続きそうな感じがします。

指紋認証自動化ゲート隠れるように端っこでまだちゃんと稼働していました。

税関アプリのゲート使う人が少なすぎて止まっているのかと思ったらちゃんと稼働していました。

ゴミ箱は一部封鎖、2日後は国葬でしたね。

P3平面駐車場に車を停めているので、ずっと閉鎖中のA出口側まで歩きます。まだ夜8時なのに誰もいません。

10月から燃油サーチャージもまた値上げ。
フィリピンでも10月からタクシー初乗りが40ペソから45ペソ、
ジプニーが11ペソから12ペソへ値上げ。
日本以上にインフレが激しくなっています。

しばらく私的に穴場的的存在であったマニラも多くの邦人が訪問できるようになりました。

さて次はいつどこへ行けるかな？