ふたたびのしなまみ＆石鎚山

2021/09/22 - 2021/09/24

5年ほど前、石鎚山登山としまなみサイクリングで訪れた場所。そのときは石鎚山は雪で登れず、しまなみ海道はひたすらサイクリングで尾道まで。心残りが色々ありました。しまなみ海道は展望台や神社など立ち寄るのを諦めた場所がたくさんあったし、百名山ハンターとしては石鎚山は登らなきゃだし。
緊急事態宣言が解除になる時期を見込んだ時期に、さくっと心残りを解消する旅です。

エリア 西条・石鎚山(愛媛)

マイレージの有効期限ギリギリで、ようやく旅に出れました。

松山空港に着いたら即レンタカーを借り、しまなみ海道へ。まずは来島海峡サービスエリア。

みきゃんに出会うと、愛媛にきたなーって思います。

ランチで、じゃこかつバーガー

これからドライブする橋。自転車と違って走りながら写真を撮れないのは、車のマイナスポイントですね。

レンタサイクルは、広島が緊急事態宣言中ということで、貸し出し中止中でした。

目的地は大三島の大山祗神社。

ご神木の大楠

大山祗神社の宝物館に来たかったのです！5年前のしまなみサイクリングは、大三島で一泊したにもかかわらず、飛行機の時間が気になって先を急ぐあまり宝物館の開館時間中に滞在できず、残念で残念で。。。

こちらが宝物殿。大山祗神社は日本総鎮守とあって、古来武将が武具を奉納し、国宝級の武具の8割が集まっているのです。源頼朝や義経の鎧やら、護良親王や弁慶の薙刀やら。

宝物殿の隣の海事博物館。昭和天皇の海洋生物研究ゆかりの博物館だそう。さもない動物・植物・鉱物ですが、しっかり展示されると面白い。

そして日没時間に合わせて、大島の亀老山展望公園へ。

日が沈む・・・

日が沈む・・・

日が沈んだ・・・

完全に日没。
実はすぐそばに雰囲気に浸りたそうなカップルがいたのですが、こっちもこの一連の景色を見に、わざわざ飛行機で来てるのでね。ごめんなさいね。

夜は道の駅に車を停めて車中泊

スーパーで買ってきたお刺身やお惣菜や地酒で晩酌

そして夜明け

今治の温泉で朝風呂

駅前で遅めの朝食

健康的な朝食です。この後の登山に備えます。

せっかく来たのにロープウェイというのももったいないし、歩きルートで一番所要時間の短い土小屋から登ろう落としたのですが、途中の道路がこんなことになってました。

迂回していたら時間が遅くなってしまうので、おとなしくロープウェイを利用することに。

車を降りたとたん、金木犀のいい匂いが漂ってました。

ロープウェイ。平日の昼過ぎとあって貸しきり状態です。

ロープウェイ山頂駅付近は、土産物屋と宿坊が建ち並びます。

ここをくぐると登山スタート

遥拝の鳥居

遥拝というだけあって、鳥居の間から奥宮がはっきり見えます。

石鎚山は鎖が有名です。一応私も日本アルプスの岩稜をあちこち歩いている身なので、鎖場なんて余裕と思っていたのですが、この鎖は独特！鎖場というより、クライミングでは？？
あえて危険を犯す気はないので、ここは巻き道で。

夜明峠。展望が開ける気持ちいい場所。夜明かし峠と読むらしいけど、夜明け峠と呼びたい。
だってその方がずっとロマンティックなんですもの by Anne with E

ニノ鎖元小屋。5年前に登りに来た時は、雪のせいでここで断念しました。今回はここに泊まります！

左の扉が休憩所スペース、右側がトイレスペースらしい。どちらも綺麗なものです。

小屋の中。暖かいしスペース十分だし、快適に過ごせました。

ひと休憩。飛行機なので固形燃料を持ってきました。

ここからでもいい景色！
すっかりまったりしちゃって、夕陽を見に頂上に行くのをちょっとためらっちゃいました。

重い腰をあげて山頂まで。あそこのゴツゴツがゴールです。

歩き始めれば頂上まではあっさり。石鎚山荘。

四国最高峰はあそこの天狗岳。手強いコースらしいけど一度は登っとかなきゃ！

高度感があって本当になかなか怖かった…。でも夕日で金色に染まる様子はとても神秘的でした。

天狗岳登頂！

こういうところこそ鎖を張ってくれたらいいのに。。強風であおられるのも怖い…。だけど刻々と変わる空の表情が美しい。

ほぼ完全に暗くなるまでずっと眺めていました

避難小屋から見る夜の星空もきれいでした。

翌朝、まだ暗い5:30出発でもう一度山頂へ。

夜明け前

山頂。頂上小屋に泊まった人で賑わってました。

日の出

モルゲンロートで岩肌が真っ赤に染まることで有名な石鎚山ですが、そこまで本気で真っ赤になるにはもう少し雲が必要らしいです。この日は晴れすぎ。でも十分きれい！まるで紅葉してるかのよう。

神社にお参りして下山。
この神社、日の出の一番いいタイミングで神事をしてて、日の出＝神様な気持ちは分かるけど、一般客としてはもったいなくて仕方ない。

下山して温泉。とりあえず石鎚山温泉に行ってみましたが、誰もいなすぎて入りがたい上、平成に採掘ということで特に由緒正しいわけでもなさそうなので、スルー。

車を30分走らせて、湯之谷温泉のほうに立ち寄りました。
で、帰る前にどこかでランチして、砥部焼の窯元直売とかに行きたいと思ったら、車を電柱にこすってしまい、事故処理で時間をとられてすべての計画はタイムアウトに･･･。残念･･･。