2021/11/28 - 2021/11/28
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tangentさん
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日本トランスオーシャン航空(JTA)のB737-800型機に「さくらジンベエジェット」という、沖縄美ら海水族館とコラボしてかわいらしい桜色のジンベエザメの絵がラッピングされている機体(機体番号:JA06RK)があります。
私はこのさくらジンベエが大好きなのですが、これまで乗ったことがないのはもちろん、実機を見たことすらありませんでした。JTAは沖縄の路線を多く運航しているので、那覇空港に数日通いでもすれば容易に見られるのでしょうが、羽田にやってくるとすると石垣-羽田線や宮古-羽田線の運用にたまたま充当されたとき、という場合に限られます。
(しかも、羽田に飛来するとしても平日だったり、夜中に着陸して翌日早朝には沖縄へ飛び立ってしまうなどのスケジュールも多いことを考えると、見られる機会はそれなりに限定的です)
特に用事もなく自宅で過ごそうと思っていた2021年11月28日(日)、朝起きて航空機追跡アプリのFlightrader24を何となく見てみると、なんと今日のお昼にさくらジンベエがやってくるではありませんか!
いてもたってもいられなくなり、私は急遽家を飛び出し羽田空港へと向かいました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
目当てのさくらジンベエは
JAL972便 石垣→羽田(13:30到着予定)
JAL973便 羽田→石垣(14:15出発予定)
というスケジュールで羽田空港にやってきます。
何とか到着予定時刻の少し前に空港に到着し、ひとまず第1ターミナルの展望デッキに向かいます。搭乗しないのに見学目的で羽田空港を訪ねるのは、わりと久しぶりです。
ちなみに、空席はあったので正規運賃を払えば、さくらジンベエに搭乗して折り返し便で当日中に帰ってくることもできたのですが、石垣線だと往復10万円以上することになります。さくらジンベエ愛があってもさすがに用事もなく石タッチはきついです。。。(苦笑)羽田空港国内線第1ターミナル展望デッキ (ガリバーズデッキ) 名所・史跡
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滑走路にカメラを向けると、興味深いことにフィリピン航空の到着便がファーストショットになりました。
この頃は、少なくなったとはいえちらほら外国の飛行機も見かけるという感じでした。外資系航空会社の機体をいろいろ見られるのが楽しいので、飛行機見物をするならやはり国際空港がいいですね。 -
見慣れた日系航空会社の機体もひっきりなしに離着陸。快晴の日和で、背景に富士山が映えてテンションが上がります!
▼以下、ややマニアックな雑談をします。▼
ところで、さくらジンベエを待ち受けるにあたっては、果たしてジンベエがどの滑走路に着陸するのか?ということが問題になります。
これを知るための一番正統的な方法は、羽田空港では無線機で128.8MHzを聴くことです。この放送はATIS(飛行場情報放送業務)といって、使用滑走路がどこであるかなど情報をリアルタイムに連呼してくれています。(ただし、普通のラジオだと多分90MHzとか108MHzとかまでしか針が回らないと思うので、広域帯受信機という専用の機器が必要です。あるいは、免許が必要ですが同様に120MHz前後が受信可能なアマチュア無線機でもOK:私は無線の免許を持っているので、そうしたアマチュア無線用ハンディトランシーバーを持ってきて動向を把握しました)――と、いう説明をしておいてなんですが、羽田空港の場合もっと簡単で、「羽田空港飛行コースホームページ」という国土交通省のサイトを検索すれば、今どの滑走路を使って着陸しているかが一瞬でわかります・・・(^^;
もっとも、羽田空港の場合はさらにもう一つクリアしないといけない論点があります。交通量の多い時間帯は、平行して設置されている2本の滑走路を同時に使って着陸機がコントロールされているので、目当ての飛行機が右の滑走路に降りてくるのか、左の滑走路に降りてくるのかを個別に見極めないといけないのです。(平行して、とはいえ2本の滑走路はターミナルビルを挟んで1310メートル以上離れているので、カメラをどっちに向けるのかは重大な問題です)
これを知るためには、着陸のしばらく前の段階で、無線機のチャンネルを東京アプローチという管制機関の周波数に合わせればOKです。まもなく着陸態勢に入る到着機に対して、(下記は架空の例ですが)
JAL999, EXPECT ILS Z Runway 34Left approach
などと声がかかりますので、これで999便は(ILS Zという方式で)「左側」の(34番)滑走路に降りるんだな、とようやっと特定できます。
私は、無線知識を駆使して飛行機撮影を頑張るというのはほとんど初めての経験でしたが、全力で「JAL972」「EXPECT」の語を聞き逃すまいと頑張りました……。 -
ラッキーなことに富士山と一緒にさくらジンベエが撮れそうなことが分かりました!やったぜ。
富士山と、ターミナルビルと……この辺りの構図がいいかなあと準備をします。着陸はもうすぐです! -
タッチダウン!
やっと、念願のさくらジンベエに会えました!! -
イチオシ
このシャッターチャンスを待っていました。持っているのはコンパクトデジカメで望遠性能は良くありませんが、それでもしっかりと、大好きなさくらジンベエと富士山のツーショットが撮れました(^^)
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さくらジンベエ「やあ、こんにちは」
JALのB767機「東京へようこそ!」 -
高層ビルが立ち並ぶ背景のもと、駐機場にスポットインするさくらジンベエ。
折り返し便の出発までしばらく時間があるので、他の飛行機を見ながら引き続き展望デッキで待つことにします。 -
JALのA350の初号機がやってきました。今ではA350はJALの主力機材という感じですが、この機体が始まりだったのですよね。
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スカイマーク機がトーイングトラクターに牽引されているところです。
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スターフライヤーは、こうしてみるとやはり漆黒のかっこいい機体が目を引きますね。
こんな感じで様々な飛行機を見送りながら、相変わらず航空無線を聴いて楽しんでいました。無線機を買ったのがかなり最近だったということもあり、展望デッキでエアバンドを楽しむということ自体が新鮮な体験でしたが、これがなかなかハマりました。普段は感じ取ることのできない無線上のやり取りが空港で繰り広げられているということ、無線機を通じて目だけでなく耳でも空港を楽しむことができるというのは、展望デッキの知られざる面白さのひとつかもしれません。 -
さあ、石垣行き973便がいよいよ出発です。
後ろにはデルタ航空のB777型機が。アメリカまで飛んでいくというだけあって、やっぱりとても長くて大きいですね。 -
イチオシ
富士山とさくらジンベエのツーショット再び。
日当たりの関係で富士山のコントラストが薄くなってしまったこと、離陸に向かう誘導路は着陸で通る滑走路より手前にあって、駐機場の別機体が写りこんでしまうことを考えると、やっぱり着陸時の写真の方が出来は良いかな。でも、どちらの写真もお気に入りです。 -
その後、さくらジンベエは滑走路05という南の海上に離れて設置された滑走路から離陸していってしまったので、テイクオフの瞬間はこの展望デッキからは見届けることができませんでした。
再び駐機場に目をやると、今度はA350の3号機が。1号機はレッドロゴ、2号機はシルバーロゴ、3号機はグリーンロゴで「A350」と大書されているので、一目でわかります。この短時間で1号機と3号機を両方見られたのはラッキーです! -
フランクフルト行きのルフトハンザ航空が離陸していくのを見届けて、帰り支度を。
この日のルフトハンザ機はSTAR ALLIANCE塗装機だったので、写真で見ると通常塗装と違ってルフトハンザだということは少しわかりづらいですね。
いってらっしゃい。私もドイツ行きたい。 -
最後に、金色鶴丸がトレードマークの「みんなのJAL2020ジェット」にも出くわしました。今はもうこのデザインでの就航はしていないということで、けっこうレアで話題になっていたんですね……私はよく知らなくて、写真こそ1枚撮ったもののあんまりよく観察しないまま撤収してきてしまいました。(^^;
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時間もあったので、無料連絡バスで第3ターミナルまで行って、そこから天空橋駅まで散歩して帰ることにします。
羽田空港ターミナル間無料連絡バス 乗り物
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国際線ターミナル改め第3ターミナルです。ターミナル直結のロイヤルパークホテルにも、いつか泊まってみたいものです。多分客室で航空無線を聴いたら、室内でも強い信号が入ってきてパラダイスだと思います(笑)
羽田空港 第3旅客ターミナル 空港
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第3ターミナルから天空橋まで、夕暮れの多摩川沿いにしばし散歩。
空港の方を振り返ると、水平線上には海ほたるがにょきっとそびえているのが見えます。 -
再開発事業で整備された「羽田空港船着場」を通りかかる頃、夕焼けに照らされた富士山のシルエットが!
帰り際に素敵な光景を見ることができました。 -
せっかく無線機を持ってきているので、富士山を眺めながらアマチュア無線も少しやってみます。
もっとも、今回は長居せずに短めの運用。というのも、季節は11月末。夕方に立ち止まっていると結構寒いんですよね。これが夏だったら、川べりでまったり夕涼みと洒落こんでみたいところです。 -
天空橋に着くとすっかり夜のとばりが下りていて、空港は灯火がキラキラ輝いて光の海のよう。
天空橋には羽田イノベーションシティという複合施設があるので、今度は昼間に来てそういった方面も探検してみたいなあ。 -
イチオシ
「さくらジンベエと富士山」から始まって、「多摩川と富士山」で終わった小さな旅。
羽田エリアって、こんなに富士山をよく望めるんだなあ――普段、羽田空港に来る時といえば30分前に保安検査場を通過しなくてはと気忙しい私ですが、搭乗目的でなしに訪問してゆっくり過ごしてみると、いろんな発見があって楽しかったです。
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