家族３人・専用温泉付き１泊２食で８千円！？ 避密の花立山温泉ドライブ

2021/12/17 - 2021/12/18

　コロナ禍が落ち着きを見せ、福岡県内の旅行支援キャンペーン「福岡避密の旅」もめでたく再開となりました。
　かなりの支援額となるキャンペーンだけど、夏は始まって数日で中断に追い込まれたこともあってか、出足は鈍め。おかげで余裕を持ってコンビニ購入できました。行き先は、久留米の我が家から、車で１時間もかからぬパラダイスです。

エリア 朝倉・甘木・小郡(福岡)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

　職場を１時間早退して、家の近所のＧＳへ。ニコニコレンタカーのスイフトを、24時間4,070円なりでレンタルしてきました。保育園で我が子を拾い、ヨメさんの職場がある小郡へと急ぎます。
　走行距離は14万キロオーバーだけど、調子は良好。僕がはじめて買った（そして手放した）車でもあり、運転感覚は体に染みついています。

　小郡に寄り道して午後６時過ぎ、筑前町のカルナパーク花立山温泉に到着（写真は翌日撮影）。小高い山にある温泉センターです。

　日帰り湯がメインの施設ながら、広い休憩室付きの家族湯に泊まれるプランがあり、１泊２食で８千円（平日）と格安。ヨメさんがすっかりお気に入りで、もう３度目のお泊りです。

　山の上だけでは駐車場が足りず、半分は麓にあります。その間を結ぶのが、嘉穂製作所製のモノレール。ホームドアまである本格派です。
　あえて麓に止めて、体験乗車するのもおもしろいですよ。

　派手にライトアップされているし、田園地帯ながらに街灯の夜景がきれいなので、夜もそれなりに楽しめます。

　チェックインして、２階の家族湯フロアへ。廊下が広々している上に土禁エリアなので、子どもを自由に歩かせられるのが気楽です。

　今回のお部屋は、羽衣の湯。１０畳ある、広いタイプのお部屋です。
　予約の際に部屋は選べますが、広さまでは公式ページには出ていないので、クチコミのページを参照の上、ぜひ広いお部屋を予約しましょう。

カルナパーク花立山温泉 温泉

　コロナ対応で、布団は敷いた状態になっています。
　おお、我が子の布団に、かわいい枕まであるやんけ。3歳児は布団なし4,000円という条件だったはずなので、嬉しいサービスです。

　今回は大人8,000円×２名に、３歳児4,000円の合計２万円。これが避密の旅クーポンで半額の１万円になった上に、県内で使えるクーポン券が２千円分付いてきました。
　１万２千円＋事務費の原資は税金。プレミアム商品券と同様、使えばトクというより、納税者として使わにゃソンな企画ではあります。

　いつもの夕食の時間の６時半を過ぎてしまいました。急いで１階のレストランへ。ちょっとクリスマス仕様になってました。
　バイキングスタイルで、珍しい料理があるわけじゃないけど、刺身に天ぷら、デザート各種まで揃っていて、どれもおいしいです。

　別料金（550円）のビールも、新鮮な「生」の味がしてうまいのです。朝倉（甘木）のキリンビール福岡工場がほど近いことと、無関係ではないと思います。
　総じて満足のレストラン。それだけに、マスクなし、ビニール手袋もせず料理を取る非常識な客を、スタッフが見て見ぬふりをしているのは遺憾でした。

　さあ、気を取り直して温泉です。泉質は単純泉ながら、ぬめりを感じ、硫黄の匂いがはっきり香る、温泉らしい温泉です。
　さりとて本格的な硫黄泉に比べれば湯あたりもしにくく、気軽に温泉気分を味わうにはベストな泉質と思います。

　脱衣所のツマミをひねればダバダバとお湯が注がれ、たまった後はかけ流し状態に。０時半～６時の間は「断湯」になるものの、それ以外は使い放題なのだから贅沢なことです。
　この冬一番の冷え込みとなったこの夜、雪まで舞い、３歳児にはちょっと過酷な天気ではありました。でも、広い湯舟に我が子も大よろこび。我が子が寝付いた後は交代で入り、のんびり温まることができました。

　以前は夜１１時まで営業していた花立山温泉も、コロナ禍以降は８時が入館締め切りに。売店なども閉まってしまいます。
　夜９時以降は、自販機が宿泊客の相手になります。ちょっと割高だけど、許容範囲内のお値段です。

　パリッとした布団で家族みんな、ぐっすり快眠。すっきり朝を迎えることができました。
　前日と当日に、新聞のサービスがあるのは優秀。しかも朝６時過ぎには届けられていました。１面の内容が、なかなか辛いものではありましたが…

　洗顔の代わりに、お湯へダバーン！できるのも、部屋風呂の強みです。
　目の前に落葉樹がある部屋なので、一晩でけっこうな落ち葉がたまっていました。まあ、風流といえば風流。

　朝ごはんは、旅館の定食スタイル。ご飯と味噌汁はセルフサービスです。３歳の我が子の分も、まさに一人前で準備されていました。
　日帰り湯は10時オープンなので、朝食は宿泊客だけへのサービス。10組くらい入っていて、これまでで一番の賑わいでした。避密の旅キャンペーンの効果もありそうです。

　今日は我が子の病院を２軒ハシゴするため、９時にチェックアウト。小郡の病院なので、久留米から出るよりも寝坊できるのが嬉しいところです。
　温泉の西側の麓には運動公園があり、ダイナミックな遊具が目を引きます。時間さえあれば、遊ばせたかった！

　小郡の後は、博多の病院へ。博多駅の南で、これまで車を止めるのに困ったことがなかったのに、どこも満車で焦りました。コロナが落ち着いている年末、人の動きが多くなっているようです。
　僕らも車があるのをいいことに、行き帰りにはあちこち寄り道できました。車を買うつもりはないけど、たまには借りて「車ならでは」な動きをするのも、いいですね。