若い日の思い出・1977年1月2月・33歳・初めての海外旅行(海外出張)・コペンハーゲンの11日間

1977/01/22 - 1977/02/03

私の初めての海外旅行はコペンハーゲンに海外出張。音響・振動の測定器メーカーでの研修と私が考えている測定方法の可能性の打ち合わせが目的。
スカンジナビア航空(SAS)機で北回り(今や死語、アメリカのアラスカ州のアンカレッジ経由)。羽田空港からコペンハーゲンのカストラップ空港まで、アンカレッジ空港で給油･休憩を入れて16時間。
羽田空港を夜の10時ごろ離陸し、朝にアンカレッジにて給油・休憩、北極点上空を通過すると又夜がきて、現地時間の朝6時ごろコペンハーゲンのカストラップ空港に着陸。夜が2回と妙な感覚・・・。
出立日(1/22)の夕方に社宅の自宅で、すき焼きの夕食。部長がこんな美味い肉は外国では食べられないよと(部長は前年にヨーロッパとアメリカに出張)、部長と後輩が車で羽田空港まで送ってくれて、小腹が空いてカレーライス。離陸して暫らくするとカレーライスの機内食(夜食？)。次の食事の時間が分からないので、これも完食・・・。
飛行機はダグラス社のDC-10(ジェットエンジン３発)で、主翼の下に２発、垂直尾翼に１発の機体で、仰角10度で水平飛行をする今では想像できない旅客機であった。
私が旅行する寸前の1月13日の早朝にアンカレッジ空港でJALがチャーターした貨物機(DC-8)が離陸した直後に墜落炎上した事故があった。事故機はワシントン州から牛56頭を積みアンカレッジ経由羽田空港行であった。主原因？は機長の酔っ払い操縦・・・。今は冷凍技術が発達して牛を生きたまま運ぶと云うことはないが・・・。滑走路には焼けた機体がまだ残っていた・・・。
また、機窓からは凍っていたが、川の蛇行を初めてみた感激も覚えている。

初めての海外で一人旅で戸惑うことばかりだった・・・。
出発の羽田空港で買った、免税のお土産用のウイスキー(サントリー・ロイヤル)は当時5000円が1500円で3瓶、タバコは両切りピースを3カートン(価格は忘れた)、デンマークでは１箱800円換算。喜ばれた。

この旅行記は2021年12月に執筆している。コロナ過で感染力の高い新しい変異株が日本にも侵入し何処にも出掛けられず、暇を持て余し45年前の記憶をもとに執筆。変った面や記憶違いには悪しからず・・・。12月24日公開・・・。

エリア コペンハーゲン(デンマーク)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

写真はオリンパス社のオリンパス・ペンF。写真はネットから。有難う。
この頃は、当然デジタル・カメラも無く１眼レフカメラも高嶺の花だった。同様にカラーフィルムも高価で、DPE(現像・焼き付け・引き伸ばしのこと)(今や死語？)も高かった。
当時、自分が持っていたカメラはオリンパス社のオリンパス・ペンFで135ｍｍの交換レンズ付きだった。独身時代の昭和44年(1969年)頃の割賦支払い(これも死語)で購入して大事に使っていた。
このカメラの特徴の一つが35ｍｍフィルムを縦に２分割して、撮影枚数を２倍に・・・。
この旅行記の自前の写真は、アルバム(コクヨ社のフリーアルバム)に貼ってあったのを無理やりに剥がしスキャナーで再生し写真加工しているので色と解像度が悪い・・・。ご勘弁を・・・。

アンカレッジ空港で給油休憩(小1時間)している間に、売店をうろうろ・・・。
見つけたのがバイキングの人形。復路で長男(3歳)の土産に買うことに・・・。
長男は、人形よりトミーのモデルカーが良かったらしい・・・。

アンカレッジ空港を離陸してしばらくすると、スチュワーデスが乗客に封筒を手渡し始めた。受け取って袋から出したのが22ｃｍ＊22ｃｍ大の４ページの北極点上空通過証明書だった。
今や超レアものである。復路も同じものを貰っている・・・。
ブロガーのMollyさんもJALのをお持ちらしい・・・。
写真は表紙。
スチュワーデスは日本人がいる。リンガフォン((これも死語)語学学習テープ・当時、大学卒の初任給が10万円ぐらいの時に、再生機と数十巻のカセットテープとテキストで25万円ぐらいした)で覚えた英語を試すこともなかった。
SAS便は北回りで料金も高く(往復で60万円)乗客が少なく、搭乗機のDC-10は窓際に2席と中央に5席。旅慣れた外国人は中央の席に陣取り、席の肘掛けを起こし全身を横たえ眠っていた・・・。復路では私も真似たが・・・。
私は、窓際で外の景色と事故機の確認を・・・。

２ページ目には北極点の古地図が描かれている。
アラスカ半島のアンカレッジからスカンジナビア半島を経て、コペンハーゲンのあるシェラン島までは一直線。北極点上空を通過することになる。
当時は、羽田空港から東南アジア、インド、アラブ諸国を経由し、何度か給油してヨーロッパの主要都市に行く南回り(これも死語)があった。所要時間は北回りの２倍の30数時間、運賃は2分の1。
出立日は、当時、私が開発した製品が工場で量産試作される当日ですごく多忙であり、飛行機の料金は高額だが北回りを・・・。

３ページ目には機長のサイン入り・・・。4ページは白紙・・・。

驚いたことにスチュワーデスがお土産用に機内販売をしているチョコレートの色は真っ黒・・・。日本製のチョコレートしか食べたことが無かった。日本製のチョコレートは食用の粘土を混ぜて、チョコレート色に？・・・。

図はコペンハーゲンの鉄道路線図。・・・の歩き方から借用。有難う。
1977年当時、カストラップ空港からコペンハーゲンの中心部までの地下鉄は無かった。リムジンバスでコペンハーゲンの中心部に向う。リムジンバスの終点がコペンハーゲン中央駅から一つ目の大きな道路を挟んでの駅(駅名は忘れた)の対面。
目指すホテルは、コペンハーゲン中央駅から5つ目のリングビィ(Lyngby)。今は間にいくつかの駅が増えているが・・・。
リングビィ(Lyngby)は出張先の会社に近かった・・・。

出張先の担当者からの手紙には、リングビィ(Lyngby)駅から長期滞在するホテル・エレミタージュまでの地図が・・・。
また、連絡のテレックス(今や死語)の略語化された単語が並ぶ文書に驚いた。国際間の通信費は高かった。
今ではEメールがあり便利だが・・・。

２日目(１月23日・土)
アンカレッジを経由してコペンハーゲンのカストラップ空港には、30分ほど遅れて到着。外は薄暗くて雪が降っている。20数年ぶりの大雪とのこと。
空港でデンマーク貨幣DKK(クローネ)に両替(市中銀行はレイトが悪いとの情報)し、軽食と免税店、売店で絵葉書などを物色し2時間ほど時間をつぶし、明るくなってリムジンバスでコペンハーゲンの中心部に向う。リムジンバスの終点がコペンハーゲン中央駅から一つ目の大きな道路を挟んでの駅(駅名は忘れた)の対面。
この道路を、銀座のタニザワで買ったダレス・バッグ(アメリカのダレス国防長官が愛用したバッグの型式)を左手に、右手にサムソナイトのトランク(スーツケース・90㍑)を引きずりながら小吹雪の中を対面の駅まで歩いた・・・。
駅員にリングビィ(Lyngby)と云うとリュングビィと聞き返される・・・。ワンと私・・・。この駅とリングビィまでは4つの駅、20分ぐらいの所要時間・・・。
リングビィ(Lyngby)で下りると改札口に切符が沢山捨ててある。駅のホームに時刻を打刻するパンチング・マシンがあり、切符に時刻が打刻されてないと罰金が・・・。性善説の国民の方策？。それで使用済みの切符は改札口に捨てるらしい！！！・・・。
駅舎を出て、リンガフォンで覚えたフレーズで住民らしき人々に街角ごとにホテルの位置を尋ねる。Whoud you tell me,where is EREMITAGE･HOTELと・・・。怪訝な顔をされる・・・。
そこで、エクスキューズ where is EREMITAGE･HOTELと簡単に私・・・。
デンマークは第２次世界大戦後、母国語のデンマーク語の他に英語も学んでいると事前情報が・・・。
9:40 無事にホテルに。EREMITAGE･HOTELはリングビィ・ストアセンターの中に・・・。1階はスーパーマーケット。2021年現在も建て替えてあるらしい。
部屋は509号室、20畳ぐらいの広さ・・・。
中央にソファも、キッチンも備えられている。しかしベッドが見当たらない。よく観察すると壁に収納されている。ベッドはキングサイズ・・・。
後日談だけど、ホテルの外の景色を眺めるために部屋の外のバルコニーに出て、バルコニーを歩いていると、部屋で料理をしている人がいる(各階のバルコニーはホテルの外周で繋がって)。アラブ諸国の人は宗教的な戒律があって、肉類に制限が・・・。ホテルの設備の説明書をくまなく見ると鍋・フライパン類などを無料で貸し出すとある・・・。それで、キッチンがあったのだ・・・。

ホテルでしばらく休憩し、同僚の期待に沿うべくコペンハーゲン市内に文献調査に出掛けるとする。
リングビィの駅の近くにホットドッグの屋台が・・・。小腹が空いていたので物は試しに・・・・。１個６００円相当。美味そうに頬張る私に店主がピクルスか玉ねぎをみじん切りしたものをトッピングするかと身振りで・・・。ノーサンキューと私。

デンマーク大使館からいただいた地図を片手に街歩き。
地図はデンマーク大使館からいただいた地図を、市庁舎、チボリ公園、コペンハーゲン中央駅とストロイエ通りをトリミング。デンマーク語で書かれているので、名称を覚えにくい！？・・・。
次の・・・の歩き方にある地図を参考にしてください。・・・。

エレミタ―ジュ・ホテルに無事に着き、しばらく休憩し、早々に同僚たちが関心を持ち欲しがっている文献調査？！に元気な内にと出掛ける。
雪は止んでいる・・・。降雪は1/23の午前中だけだった・・・。
デンマークは、メキシコ暖流(今や死語？)が遥々バルト海に流れ込み冬も暖かく降雪は少ないと聞いていた・・・。

地図は右上に市庁舎、緑色の部分がチボリ公園、白い部分がコペンハーゲン中央駅。その左側が過ってあったポ○ノ街。夜は中学生・高校生？の女の子が沢山あつまり男を誘う・・・。
地図は・・・の歩き方から借用。有難う。

この旅行の寸前にTVで大橋巨泉の１１PMでコペンハーゲンの紹介をやっていた・・・。フリー○○○○の国、デンマーク。ポ○ノ街は中央駅の後ろと・・・。ポ○ノ映画館で堪能し、８ｍｍフィルムを２本仕入て、同僚たちの期待に応える。

ポ○ノ街の散策の後は、コペンハーゲンの繫華街のストロイエ通りに・・・。

コペンハーゲンの市庁舎附近の俯瞰景色。塔がある建物が市庁舎。その後ろが有名なチボリ公園。写真は絵葉書から・・・。
市庁舎の前の広場には売店(キヨスケン)があり、アメリカの雑誌ペントハウスも無修正(日本で発売している物は、肝心なところが黒のマジックインクで塗って・・・)で売っている。小学生らしき子供が来て雑誌ほかをめくるとシッシとキヨスケンの主人が追い払う・・・。

日本で駅の売店をキヨスクと云いだしたのは、数年後から・・・。

市庁舎。カメラの性能上？全体が撮れないので２枚を貼り合わせている・・・。

市庁舎前広場の左斜め前がストロイエ通りの入り口・・・。
ストロイエ通りの中ほどの左手にロイヤル・コペンハーゲンの店が・・・。高くて土産物に買えない。隣にポ○ノの映画館があった記憶が・・・。
当時、１ドルは300円一寸。円からデンマークの貨幣DKKには直接交換できなかった・・・。1クローネが50円一寸のレートになった。現在の3倍強。

市庁舎と中央駅の間に世界的なテーマパークのチボリ公園・・・。
写真は絵葉書から・・・。
ウォルト･ディズニィも、ネズミランド(失礼、ディズニィ・ランド)を作るにあたって参考にしたらしい・・・。

1977年頃は日本にガイドブックが無かった。そこでデンマーク大使館に電話をして地図や多くの資料を無料で送っていただいた。感謝。感謝。
アルバムに切り取って貼ってあったのがコペンハーゲンの中心部の地図。
多くの資料が2002年の定年退職記念に家を建て替えた時に廃棄してしまった。将来ブログを執筆するなんて考えてもいなかった。今では惜しまれる・・・。

地図の左下がコペンハーゲン中央駅、右上が人魚姫の銅像・・・。

前の地図の主要場所の名前が番号で、日本語の名前も・・・。
この地図を片手に街歩き・・・。

街歩きの途中で歩道を歩いていると、歩道の雪が黄色い！・・・。融雪のためか滑り止めか男性が砂を撒いているのだ！・・・。僕は砂撒きおじさんと命名？！・・・。

デンマークは１月末のこの時期、午後３時頃には暗くなる。
ストロイエ通りの散策して、４時頃ホテルに戻り、荷物をクローゼットに収納したり、バスタブにゆっくりつかり雪道を滑らないように歩いて疲れた足をマッサージ。
夜の8:00頃、ホテルのレストランに。メニュー表がデンマーク語とフランス語。フランス語の中にサーロインの文字を見つけオーダー・・・。
先ず、ビール。デンマークにはカールスベルグとツボルクの銘柄が・・・。ツボルクをオーダー。当時、カールスベルグはフィギアスケートの世界選手権のスケートリンクの壁に広告のロゴがTV放送やニュース映画にあったが、今現在は見掛けないが・・・。
ビールをオーダーして１時間ぐらいして、やっとお出ましの固い肉のサーロインステーキを食べていると猛烈な睡魔に・・・。よく考えると日本時間だと朝の4時ごろ。眠くなるのは当たり前。早々に勘定をすまし、部屋に戻りバタンキュー。

現地時間の夜中の2:00頃に目覚める。体は日本時間なのだ・・・。

そこで、職場と家に絵葉書を書く。
写真は職場宛に出した絵葉書の宛先・・・。切手とスタンプを記念に・・・。
文面は『予定より30分遅れてカストラップ空港に着き、空港で2時間ほど時間をつぶし、現地時間の9:40にホテルに着きました。ホテルも郊外(コペンハーゲン)にあるのですが、駅前からずっと繁華街で銀座よりきれいな店がずっとあり、ホテルもストアセンターの中にあります。買い物には困りません。ただ困ったことは、予定より50％ほど物価が高いこと。ホテルのレストランがフランス語とデンマーク語のメニューとボーイがフランス語を主に話すようなこと。肉とビールが美味くない。11時から4時頃までコペンハーゲン市内を歩き回ってきました。地図を片手に、大きな通りなので迷わず何処にでも行けそうです。コペンハーゲンもこの冬は数十年ぶりの寒さで、積雪量5ｃｍ、靴の選定には失敗しました。本論に入ります(期待に応えて)。文献とフィルムの調査は済みました。今まで、多く接していたためか全然感激しません。僕の趣味に合わないので、入手は取りやめようかと思っています。Bye』

靴はジャーマン・シューズかリーガルの短靴を履いて行った。
デンマーク製の合成ゴムの靴底のコンフォート・シューズeccoブランドが日本で普及？したのは2000年以降？。今の私の愛用の靴・・・。
家の奥さんと長男(3歳)に送った絵葉書は残念ながら、残っていない？？・・・。
明くる日の日曜日(1/24)はホテルで休養・・・。

このブログをほゞ書き終わり、アルバムから無理やり剥がした写真、絵葉書を元に戻していたら、妻と長男(3歳)に出した絵葉書にきずいた。
文面は『元気にしていますか。無事デンマークに着きました。ホテルにも迷わず着くことが出来ました。僕の英語も何とか通じるようです。ヒァ―リングが大変です。バードン・ミィというとゆっくり簡単にもう一度説明してくれます。ホテルも大きな繁華街の中にあり買い物も十分です。ストロイエ通りにも行き、たゞ午後に行ったので店は皆、閉まっていました。やはり物価は高いようです。コペンも十何年か振りとかの寒さで積雪5ｃｍ、靴の選択だけは失敗しました。そうして帽子だけは入りそうです。
23/2:00(現地)・・・(ここまで書いてまた睡魔に勝てず寝たよう・・・)　　
今朝食を済ましてきました。コーヒー3杯、パン2切、オープンサンド1、ハム3切、チーズ1切、ジャム、マーマレードetc、腹一杯。うんちの方も良好、飛行機の中で2回、ホテルに着いてから2回、物価の方は50％～2倍ぐらい。みやげは期待しないでください。君にはシャツとセーターと香水ぐらいだ。地図を片手にどこでも行ける自信がついたよ。bye』
ハガキの左下に、このはがき1Kr＝51円と書いているので、カストラップ空港で十数枚を纏めて買ったような・・・。切手(130オーレ＝1.3Kr)はホテルで求め、フロントマンに投函をお願い。

明くる日の日曜日(1/24)はホテルで休養・・・。
ホテルの朝食はバイキング方式(ビュッフェ)。ハムとソーセージとチーズが豊富。夫々数枚ずつ取ってきたが、これがすごく塩っぱい。ハムとソーセージは保存食なのだ・・・。
チーズはまあまあ。パンは黒パンを初めて食べたが、酸っぱい。

ハガキを出しに行ったついでにホテルの1階のスーパーマーケットに・・・。
日本に居る時、チーズは６Pチーズぐらいしか食べたことが無かった。
長方形の消しゴム大の、中にスモークサーモンのフレーク、ナッツやドライフルーツなど細かくしたものをミックスしたチーズが沢山ならんでいた。アオカビのブルーチーズも安価に・・・。チーズが豊富で安い。デンマークは酪農の国なのだ・・・。
・スーパーマーケットでピーラー(果物・野菜の皮むき器)を見つける。日本ではあまり見かけない代物。家族持ちの友人には、ピーラーとアオカビのブルーチーズと長方形のチーズなどを土産に・・・。
・ミネラルウォーターの習慣が無く、代わりに大瓶のコカ・コーラを買う。日本と味が少し違う。この頃はまだ、ペットボトルがなく価格も600円以上と高い。それで、毎日少しずつ水道水を飲んで慣れていった・・・。
・しばらく日にちが経って、果物が沢山書かれた紙パックを見つけミックスジュースだと思い買ってくる。コップに移す時にドロッとしている。フルーツの細片入りの飲むヨーグルトだった。安かったが私はヨーグルトも食べたことが無かったので閉口した。
・街中で、見た目が汚いリンゴを安く売っている。背に腹は代えられず購入。これがすこぶる美味い。この後、海外に行きリンゴを見つけると必ず買ってしまう。
日本のリンゴは綺麗で大きくて甘いが、国光(今や死語？)育ちの私は歯ごたえがなく美味いとは思わない。歯ぐきから血は出ないが・・・。
・ピーマンと思しき野菜が、黄色いしオレンジ色。今はパプリカと分かるが初めて出くわした。

第4日目(1/25・月)から第８日目(1/29・金)は出張先で研修ほか。

第9日目(1/30・土)　
今日は出張先の人がコペンハーゲンの北西方向にあるグルントヴィークス教会と更に北西方向にあるフレデリクスボー城、更に北方向のクロンボー城に案内してくれた。

写真はコペンハーゲン西北部にある牧師の丘で・・・。グルントヴィークス教会がある(ここは場所と名前が分からなかった。デンマーク大使館からいただいた資料になかった)。33歳の若い日の私・・・。

グルントヴィークス教会の名前が分からず、ロスキレ(コペンハーゲンの西方向)にある大聖堂だと思っていた・・・。この旅行記を執筆するに際し、ネットを見ていたらグルントヴィークス教会の写真を見て、記憶が甦り・・・。

写真はアルバムに貼ってあった絵葉書から・・・。

ネットにあった写真・・・。
グルントヴィークス教会は、19世紀のデンマークの啓蒙思想家N・S・Fグルントヴィ(1783‐1872年)に捧げるために建てられた。工事は1921年から始まり1940年に完成した比較的に新しい教会。
グルントヴィークス教会を前からみたファザードは、パイプオルガンの形で、別名パイプオルガン教会。

グルントヴィークス教会のパイプオルガン・・・。大きさにびっくり。
同じくアルバムに貼ってあった絵葉書から・・・。装飾は全くない基本的なシンプルな形・・・。
私は初めてパイプオルガンに出会ったのは、昭和44年(1969年)頃に多チャンネル再生の研究開発の音源にするために、東京・江古田の音楽大学のベートーヴェンホールだった。学生にバッハのトッカータとフーガを演奏してもらい録音に立ち会ったのが初めて・・・。

パイプオルガンは大きく全体が撮れなく、上述の写真の右側を・・・。
最低音のパイプの直径は60ｃｍぐらいにみえた。
パイプの総本数は4052本・・・。縦にパイプを並べただけでなく、20本ぐらいの水平のパイプもある・・・。
今では、サントリーホールを手始めに、3様式のパイプオルガン備えた芸術劇場、初台のオペラシティや地方都市のコンサートホールにもあるが・・・。

やはり大きくて全体が撮れない・・・。

グルントヴィークス教会を出て・・・。
1977年当時のコペンハーゲンの西北部の牧師の丘。中央の大きな樹の陰にグルントヴィークス教会がある・・・。

ネット(有難う)にあったグルントヴィークス教会のあるコペンハーゲンの西北部の牧師の丘の現在の写真・・・。
私が撮った前の写真と比較すると、通りの大きな樹は伐採され、左右に２つある赤い屋根の建屋の先に、それぞれ２階建ての建屋が継ぎ足されている・・・。

次に案内されたのがフレデリクスボー城・・・。

デンマーク大使館からもらった地図。デンマーク語で書かれてあるので分かり難いし覚えにくい。

コペンハーゲンのあるデンマークのシェラン島の北部の地図。
・・・の歩き方から借用。有難う・・・。

フレデリクスボー城は大きな湖の北端にある・・・。写真はネットから。有難う。
フレデリクスボー城は、16世紀の中頃クリスチャン4世の父フレデリック2世が、地方貴族の女性からこの城を入手した。60年の歳月をかけ、ルネッサンス様式を取り入れ、住居として城を作り直した。ところが1859年の大火で城の大部分を焼失。王室はすでに経済力を失っており、代わりに再建を援助したのが北欧のビール王と呼ばれたカールスベルグ社の創業者のJ・C・ヤコブセンだったと・・・の歩き方にある(一部補足)。
カールスベルグ社と云えば、過ってフィギアスケートの世界選手権のスケートリンクの壁にカールスベルグのロゴが必ずTV画面やニュース映画の画面に出ていたが現在はとんと見掛けない。

次はコペンハーゲンの北西方向にあるフレデリクスボー城に・・・。
湖は氷り、１月23日に降った雪が残っている・・・。
コートも着ず粋がっている私・・・。この時は、長袖のアンダーシャツ、股引、タートルネックセーターと長いマフラーを首に巻いている・・・。
長崎県生まれ育ちの私は、横浜に来て以来、冬は半袖のアンダーシャツの上にYシャツの薄着になっていた。長崎県の冬は東シナ海(玄界灘)からの冬風が冷たく、長袖のアンダーシャツと股引を着用していた・・・。
この旅行に際し、長袖のアンダーシャツと股引、裏地のある背広とコート、普段しない長いマフラー、タートルネックのセーターにカーディガン、ウールの手袋などを新調したような・・・。

フレデリクスボー城に・・・。高い塔がある城も初めての経験・・・。

フレデリクスボー城に・・・。

同じ景色のネットにあった写真。有難う・・・。

フレデリクスボー城に・・・。

フレデリクスボー城の入り口に・・・。

フレデリクスボー城の入り口で記念に・・・。

入り口を入ると左右に高い塔が・・・。写真は左側の時計がある塔(時間は12:30)。逆光で暗く撮れていたのを加工しても上手く再現できない？！・・・。

中庭？の泉水を背景に・・・。実は入り口と反対側に廻ったのだ！！・・・。
ネットでフレデリクスボー城の写真を見ていたら次の写真があった！・・・。

ネットにあった写真。有難う・・・。この場所だったのだ・・・。

ステンドグラスを観たのも初めて・・・。城内は薄暗くカメラにフラッシュ(ストロボスコープ)が付いていないので写真は撮らなかったが、ゴブラン織りかなんかのタベストリーが壁一面にあったのを覚えているが暖房装置も無く、ほんと一寸の観光。
・・・の歩き方によると現在は1F、2F、3Fが観光客に開放されているようだ。

次は昼食を挟んでクロンボー城に・・・。図は・・・の歩き方から借用。有難う。
クロンボー城はスエーデンと海を挟んだ国境の町ヘルシンオアにある。コペンハーゲンから電車でも行くことができる。

クロンボー城。写真は２枚を繋ぎ合わせパノラマ写真のように・・・。

曇り空で、今にもハムレットがオフィーリアに・・・との感じ。
シェークスピアはクロンボー城には来たことがないらしい。想像で小説(戯曲)の舞台に！！！。
小説家、戯曲家、観て来たような嘘を言いの典型・・・。

スエーデンの国境の町ヘルシンボリが海峡の遠くに・・・。
海岸に下りてみると、住人が魚釣りをしている。おかしなスプーンみたいなものを釣り糸の先に・・・。投げては繰り返す・・・。初めてルアー以外の釣り方法に接する。生餌は使わないらしい・・・。

この旅行の2年後に、西湘のO町に持ち家をして土日の早朝に砂浜の海岸でキスを狙って1年中投げ釣りを。老眼になって仕掛けが造りにくくなり辞めたが・・・。
子供の頃は長崎県佐世保市で、短い１本竿で海岸でゴカイを餌に釣りをしていた・・・。

絵葉書から・・・。天気が良いと・・・。

デンマークの首都コペンハーゲンから北に約30ｋｍの、バルト海に面した海岸線にあり、わずか幅7ｋｍのエーレスンド海峡(カテガット海峡の最奥)を挟んでスウェーデンのヘルシンボリと対峙する。ヘルシンゲルの地名に関する記録の初出は13世紀にさかのぼるが、この地にカルマル同盟の盟主となったデンマーク王エーリク7世がクロンボー城の前身にあたる砦(Krogen)を築いたのは1420年代である。北欧統一の間に疲弊した経済を立て直すための策の1つとして課したエーレスンド海峡通行税の徴収拠点とするためであった。
1574年から1585年にかけて、フレゼリク2世の命により大規模な大改造が実施された。その目的は時代遅れとなった要塞機能の再強化と、加えて王宮としての機能追加であった。1585年に増改築が終了した砦は3階建てで四方を翼廊に囲まれ、外縁部に塔を備えた大規模なルネサンス様式の建造物へ変身していた。このころからクロンボーと呼ばれるようになる。
1629年9月、失火によりクロンボー城の大半が焼失した。礼拝堂はアーチが頑丈であったために失われずにすんだ。クリスチャン4世は修復費用を出し渋る王国評議会を口説き、海峡通行税を増税してまで1631年に修復工事を実施した。6年にわたる工事では塔を高くするなど防御力強化が図られると同時に、城内も改修され、初期バロック様式が導入された。このときにユトレヒトから招かれたヘラルト・ファン・ホントホルストやサロモン・コニンク(英語版)が新たに描いた天井画は今に残されている。
1658年、クロンボーはスウェーデンのカール・グスタフ・ウランゲル(英語版)に攻められて落城する。スウェーデン勢が城を放棄した後の17世紀末期には、さらに城の外郭を強化する工事が行われた。1760年から1763年にはフレデリク5世が使用するために北側の翼廊が改修されたが、以後クロンボー城に王が住まうことはなかった。1772年には、クーデターの発生で囚われの身となったデンマーク王クリスチャン7世の妃カロリーネ・マティルデが一時期クロンボーに幽閉された。
1785年以降、1924年まで城はデンマーク軍の基地司令部として利用されていた。そのため、城内は創建当時の面影を残していない。
2012年9月、トリップアドバイザーの企画「バケットリスト」の「世界の名城25選」に選ばれた。
1760年代に使われていた12ポンド砲が保管されており、王室の慶事ではデンマーク軍が礼砲射撃を行う(ネットに写真がある・・・)。
シェイクスピアの戯曲『ハムレット』の舞台「エルシノア城」として有名な城であるが、シェイクスピア自身がこの城を訪れたことはない。城内には、シェイクスピアを記念した石版が掲げられており、毎年夏には城の中庭を使ってHAMLET SOMMERと題する演劇公演が行われている・・・ とウイキペディアにある・・・。

絵葉書から・・・。これが妻と長男に出した絵葉書。

クロンボー城の俯瞰図。全体が良く分かるので。ネットから借用。有難う。

第10日目(1/31・日)　
今日は、再び、デンマーク大使館から貰った地図を片手に個人で街歩き。。

上記の地図には名勝に番号がふってあり、43カステレット要塞の近くから街歩き。

地図の右上の42人魚姫、番号なしのゲフィオンの泉、41英国教会(聖アルバニー教会)、39アマリエンボー城、49ローゼンボー離宮、35コングレス ノイトゥ(王様の広場)、34ニューハウン(Nyhavn)、36王立劇場、28クリスチャンスボー城、そして最後に、10チボリ公園の入り口のレストラン・グロフテンで夕食の予定・・・。

42人魚姫の銅像がある海岸。写真左に小さく人魚姫の銅像。

アンデルセン(1805～1875年)の有名な物語(童話)を彷彿とさせる人魚姫の銅像。

王立劇場で上演されたバレエ『人魚姫』を観たカールスベルグ・ビール会社の社長のカール・ヤコブセンがこの銅像を制作するアイディアを思いつき、彫刻家のエドワード・エッセンにより1913年に作られたと・・・の歩き方にある。
第1次世界大戦の開戦の1年前。新しい名所・・・。

正面から写真は撮り難いので絵葉書から・・・。有難う。

カール・ヤコブセンが魅せられたのが王立劇場で人魚姫を演じたプリマドンナのエレン・プライス。しかし、彼女はヌードモデルを拒み、人形姫の銅像のモデルは彫刻家の奥さんらしい・・・。

人魚姫を美しく撮りたいなら午後が良いらしい。東海岸にあるために午前中は朝陽で逆光に・・・。
ゆっくり見物したいのなら午前中に・・・。ゆっくりと堪能できる。。

人魚姫は多難にあっている。ペンキで落書きされるぐらいは軽傷・・・。
1964年、1990年、1998年には首を切り落とされ、2003年には爆破されていると・・・の歩き方にある。

その噂を聞き、切り落とされた首の傷跡を確認するために直ぐ傍に・・・。
首筋を手で撫でても、傷跡は全く分からように修復されていた。
また、私が訪れた後に胸にドリルで孔をあけられ槍をさされると災難にも遭っている。性善説の国の性悪(しょうわる)な人の犯行。デンマーク人は気性が荒々しい！？・・・。何しろバイキングの子孫なのだ。
中学校1年の社会科(世界地図・歴史)で、サッカーの起源は”デーン人(デンマーク人)の頭けり”と習った覚えがある。バイキングが敵の大将の頭を切り落とし、我が陣地まで頭を蹴って帰ったのだ・・・・。

絵葉書から・・・。清らかで美しい姿！？・・・。世界中、捜してもこんな美しい銅像はない。アンデルセンの童話と共に永久に残したい世界遺産と私は思う・・・。

次は人魚姫の銅像から直ぐのゲフィオンの泉に・・・。
噴水が止まっている冬場だから近くに行って、研究が遅れていると私も鞭打たれる感じ・・・。後期高齢者になった現在は古女房に鞭打たれ・・・。

ゲフィオン(Gefion)は、北欧神話に登場するアース神族の女神の一人である。
同じ神話に出てくる愛の女神フレイヤとはその別名「ゲヴン」と名前が似ていること、フレイヤが戦死者の半分を迎えるのと同様に亡くなった女性がゲフィオンの元へ召されるとされているなど、共通点は多い。
ゲフィオンはフレイヤの別名とも考えられ、あるいはシェラン島(デンマーク)で非常に崇められた女神とも考えられている。
『古エッダ』の『ロキの口論』第21節においては、アース神族の主神オーディンから、人間の運命をすべて知っている女神と言われている。
『ユングリング家のサガ』第5章によると、ゲフィオンはオーディンに命じられて新しい土地を探すべくスウェーデンのギュルヴィ王を訪ねた。王から耕地が与えられると、まず彼女はヨトゥンヘイムへ行って巨人との間に息子を4人つくり、彼らを牛に変えると犂を着け、土地を鋤き取らせて海のほうへ運んでいった。それはオーディンのいるオーデンセ(フュン島)の方角であった。
『スノッリのエッダ』第1部『ギュルヴィたぶらかし』の冒頭には、ギュルヴィ王から「４頭の牛が一昼夜で鋤いた土地を与える」と持ちかけられた旅の女が実はゲフィオンで、自身が巨人男性との間にもうけた息子(巨大な4頭の牛)に大地を鋤かせて、大量の土砂を海に運び、島を作ったことが書かれている。
こうして西の海に新しくできた島がセルンドまたはセールンド(現在のシェラン島。首都コペンハーゲンがある)、えぐられて湖となったのがレグルまたはログ(スウェーデンのメーラレン湖)であるという。
島の岬と湖の地形はよく似ている。 この神話をモチーフにしたゲフィオンの像を備えた大噴水がコペンハーゲンの港近くにあり、「ゲフィオン噴水」として知られている。
『ユングリング家のサガ』第５章は、ゲフィオンがオーディンの息子のスキョルド)と結婚し、フレイズラ(現在のレイレ))で暮らしたと伝えている。
『ギュルヴィたぶらかし』第35章では十数名の女神が列挙されるが、ゲフィオンは4番目に挙げられている(フレイヤは6番目)。それによると、彼女は処女神であり、処女のまま死んだ女性は彼女の元に行くという。
『ロキの口論』第19-20節では、ロキの暴言を諫めようとしたが、首飾りをくれた男性と性交渉をもったことを暴露されてしまう・・・ とウイキペディアにある。

神話を簡単に解釈すると、スエーデンのヴェーネルン湖とコペンハーゲンがあるシェラン島とは形がよく似ている。女神ゲフィオンが4人の息子を4頭の牡牛に変えて鞭打ち、一晩でスエーデンからシェラン島を引きずってきたと云う。神話は意味深々・・・。

地図は・・・の歩き方から借用。有難う。

ゲフィオンの泉の後ろは41英国教会とある(・・・の歩き方には聖アルバニー教会とあるが)。
ゲフィオンが4人の息子を牛に変え、鞭打つ姿は迫力がある・・・。

大天使の銅像の前で、場所が思い出せない。
デジカメだと日にちと時間が記録されるが、フィルムも残っていないし・・・。足元には雪が残っている・・・。
大天使(ガブリエル、ラファエル？)が一筋の飛行機雲に両手を伸ばして・・・。それともミカエルが飛行機を悪魔と見たか・・・。

アンデルセンの銅像の前で・・・。ここも場所が思い出せない
当時、コペンハーゲン市内には４つのアンデルセンの銅像があると・・・。そして○女が前を通るとアンデルセンの銅像がオナラをするとの逸話もあったぐらいのフリー○○○○の国デンマーク！！？？・・・

何処で撮ったのか思い出せない・・・。ウーん・・・。
ネットでアマリエンボー城の写真を見ていたら、次の写真がありました。
18世紀末に、当時の宮殿のクリスチャンスボー城が炎上したので、4人の貴族の館を宮殿としたもので元々王家の住居ではなかった。
宮殿は4つの建物に分かれた形で上空から見ると8角形の形をしている・・・。
後ろのドームはフレデリクス教会。

ネットにあった写真。有難う。私が撮った写真と同じ構図・・・。

12:00に女王が住まうアマリエンボー城の衛兵の交代があるとのデンマーク大使館から頂いた資料にあったので時間を見計らっていくと・・・。ジャストタイミング・・・。

アマリエンボー城は上空から見ると8角形の形をしていて、真ん中に広場が・・・。

12:00にアマリエンボー城の衛兵の交代があるとのデンマーク大使館から頂いた資料にあったので時間を見計らっていくと・・・。

12:00にアマリエンボー城の衛兵の交代があるとのデンマーク大使館から頂いた資料にあったので時間を見計らっていくと・・・。

夏服は赤いのだ・・・。絵葉書から・・・。
熊の毛皮で造った帽子？は夏も冬も・・・。夏の暑さは？・・・。

次はローゼンボー離宮。
クリスチャン４世によって建てられたオランダ・ルネッサンス様式の建物。
1605年から工事が開始、1634年に完成。1615年男盛りのクリスチャン４世は絶世の美女キアスチン・ムンクと熱烈な恋に落ち、彼女が王のもとにやってくることになった。ふたりの愛の新居として定められたのが、この宮殿だった。また、1648年に王が亡くなったのも、この宮殿・・・と・・・の歩き方にある。

職場宛に絵葉書を書いて送ったのがローゼンボー離宮の絵葉書・・・。

地図はコペンハーゲン市内の中心部。・・・の歩き方から借用。有難う。
右上にアマリエンボー城、左上にローゼンボー離宮、右側の中心部にニュハウン、左側の中心部の下にクリスチャンスボー城・・・。

ニュハウンの絵葉書。
ローゼンボー離宮の前を通り、コンゲンス・ニュートーゥ(王様の広場)からニュハウンを一寸だけ見て、王立劇場の横を通って、クリスチャンスボー宮殿に・・・。

多分、クリスチャンスボー城(宮殿)・・・・。
コペンハーゲン発祥の地。12世紀、この辺りは砂地に建てられた砦しかなかった。1167年政治家でもあるアブサロン大司教(1128年～1201年)によって建設されたバロック様式の城。城は5回も破壊されては再建され、現在の形になったのは1928年。中に国会議事堂やレセプションルームもあるらしい。
中央の塔からはコペンハーゲン市内が一望できるらしい・・・。

クリスチャンスボー城の絵葉書・・・。

夜はウィンドーショッピング。

閑話休題！
第４日目(1/24・月)から第８日目(1/29・金)までは出張先で研修(9:00～15:00)。
15:30には、ホテルに戻り荷物を置くやいなやリングビィ駅に急ぎ、中央駅まで電車で毎夜のように・・・。ホテルの夕食は高くて遅い。

出張で驚いたことを以下に書くと・・・。
・研修の期間中は出張先の社員食堂で昼食、オープンサンド(スモーブロー)とビール。オープンサンド(スモーブロー)は黒パンで少し酸っぱくて、おまけに肉類。３日目からは、魚類を無心して・・・。
・工場の現業部門は、朝の7:00から15:00が勤務時間。
・従業員はスモーブローを食べ、昼間からビールを飲んでいるのには驚いた。まるで水代わり・・・。
最初の日は私も飲んだが、午後の研修は半分居眠り・・・。辛かった・・・。
・駅の改札口には切符にハサミを入れる駅員は居らず、ホームにパンチング・マシーンがあり切符を差し込み時間を打刻する。切符に打刻、保持していないと罰金。
・ストロイエ通りの裏通りのレストランでの夕食、40cm大の鰈のソテーについていたのがマッシュルームのスライス。生の茸を食べたことが無かったので、マッシュルームは避けて食べた。
・街中のレストランのメニューを見るとアルコール度数0.5％のビールがある。ウエイトレスに頼んだら声を出して笑われた。ミネラルウォーターの代わりに子供が飲むらしい・・・。日本では今はノンアルコールや0.5％のビールもどきがあるが・・・。
・ある夜、中華レストランを見つけ、フカヒレスープを頼んだ。姿煮にもなるようなフカヒレが入っている。だが、しかし、安いが生臭くて不味かった。
・店は、月曜日から木曜日は15:30で閉まる。金曜日は17:00で閉まるように聞いた。ショーウインドウのある店は一晩中ショーウインドウが点灯している。スエーデンの水力発電の安い電力を輸入している。
・電気洗濯機は、最初にお湯で煮てから洗濯するらしい。
・中庭のある家は小さな温室があって、野菜を栽培している。
・大きな通りには自転車レーンがある。
・郊外電車の各車両の３か所に風除け室があり、休日は自転車や犬を連れた人が・・・。
・当時、デンマークでは高校を卒業すると一人前。角帽を被って派手なお祝いを・・・。
・街中に大きな５m位ある寒暖計があり、夜の12:00なのに0℃・・・。
バルト海にメキシコ暖流(今や死語？)が遥々と流れ込みデンマークは、比較的に暖かいのだ。北海道より緯度は高いのに・・・。
・当時のデンマークの所得税は40％。人口も少ないので共働きが当たり前。女性進出の自然な流れ・・・。何方かのブログにあったが現在は60％と・・・。
・日曜日の夕食は、チボリ公園の入り口のレストラン・グロフテンで定額制のバイキングコーナーで。受付の初老のウエイターが30分で出ろと、時計を差しながら・・・。キッチリ30分で支払いを済ましチップを多めに渡すともっと居ろと手振りで・・・。やはり、海外はチップの世界。彼らはチップで生活をしているのだ！！？？・・・。

第11日目(2/1・月)
今日は、午前中は出張先で打ち合わせ(私が考えた新しい測定方法の可能性)。午後はデンマーク工科大学の見学。研修中に東海大学の海洋学部卒の人が留学して居て、案内してもらった。研究者は個室を持ち、寮は独身寮と既婚者用の家族専用の寮があるらしい。彼はデンマークの女性と結婚し、大学の外に家を持っているらしい。
写真は、その彼にデンマーク工科大学の売店で購入して貰ったイタリア・オリヴェッティー社のタイプライター。写真はネットから・・・。有難う。
箱入りだと帰国後の税関で並行輸入？で引きかかるかと梱包材はバラシてトランクに・・・。本体は風呂敷に包み使用済みのように携行・・・。横浜の有隣堂で6万円ぐらいしたのが半額以下で買えた・・・。
2002年、60歳の定年退職記念に家を建て替えた時に、プラスチック部分が割れていたので廃棄した。今現在、パソコンを使うので必要ないが、ネットでは取引があるらしい？。

第12日目(2/2・火)帰国日。
午前中は帰国準備。飛行機の時間は確か15:30羽田行きのSAS。
当時は72時間前までに航空会社に連絡を(名前を忘れた・・・リコンファーム？)。
現在の私は、海外旅行は観光地間の移動を考えて、パックツアを利用するのでリコンファームは添乗員任せ・・・。

写真はアンカレッジ空港で買ったバイキングの人形。45年経った今現在も居間兼オーディオルームの自作のCDラック(幅3.6ｍ、３段)の一番上に旅の思い出として飾っている。

第１３日目(2/3・水)
日本時間15:00過ぎに羽田空港に無事に帰着。ネクタイ・背広姿で・・・。
ポ○ノ雑誌はダレスバッグの書類の間に挟み。係員にビジネスですかと尋ねられ、そうです。トランクを開けますかと私。トランクも開けることもなく、ダレスバッグも開けることなく、免税のウイスキーの底下に隠した８ｍｍフィルムも・・・無事に通過。

後輩が羽田空港まで部長命令で車でお迎えに・・・。夕方には横浜市戸塚の社宅に無事に帰宅・・・。
日本と違う外国の習慣を目の当たりにして、驚き・・・、デンマークの時差の体になり、帰国後は多忙で夜遅くまで残業をし、時差ボケが治るまで１ケ月ぐらいかかった。
海外は地図さえあれば、どうにか一人歩きが出来ると変な度胸がつき、ブロークンイングリシュでも通じると？・・・。
今考えるとあぶなかしい旅行だったが青春時代？の懐かしい一番の思い出として心の隅に残っている！！・・・。