2021年10月末、家族の不調と私の所用で急遽カナダから日本に一時帰国しました。<br />PCR検査から2週間の自主隔離期間までをまとめています。<br /><br />2021/10/ 25 PCR検査 in Kelowna Airport<br />26 検査結果届く<br />27 自宅～ Vancouver Airport ～ Haneda Airport<br />28 Haneda Airport ～隔離先まで<br /><br />日本入国に関して、国や時期によって必要なものや手順が異なり、不安ながら出発の日を迎えました。わたし自身、他の方のブログや口コミが大いに役立った事もあり、ここに記しておきます。

2021.10 カナダから羽田空港一時帰国 PCR検査から自主隔離まで

15いいね！

2021/10/28 - 2021/11/12

952位(同エリア2864件中)

エリア

羽田(東京)

旅行の満足度: 5.0

同行者: 一人旅

交通手段: ANAグループ

旅行の手配内容: 個別手配

2021/10/25

普段はカナダのBritish Columbia州の小さな街に住んでいます。

日本への帰国フライト出発72時間以内に、コロナ検査をして、陰性証明書が必要とのこと。自宅近くで日本政府指定のPCR検査ができる検査機関がなく、PrincetonとKelownaならできるそう。どちらも片道２時間のドライブ。

土地勘のあるKelownaにする、ちょうどこの夏に新しいパスポートを取りに行ったところ。在バンクーバー総領事館の皆さま、その節はお世話になりました。

Whitecap RSC Medicalというラボ、HPを見るとKelowna Airportの写真が載っていたので建物内かと思ってましたが...
...コンテナ？
気密性はバッチリです！

予約は２日前にメールで、日本政府指定のコロナ陰性証明書もお願いする。
駐車場すぐ前に受付の建物があり、そこでバーコードリーダーで受付と支払い。

ちなみに税込み$252、高い...
日本政府指定のコロナ陰性証明書サインに別に+$50～60取る検査機関もある。

Change.orgという投票サイトにて、もっと値下げを！というPetitionを以前見ました。まぁもうすぐワクチン接種者には出国前のPCR検査が要らなくなりますが。
Kelowna Airportからの帰り、 Hwy はところどころ雪。
標高が高いところ。気温は車の外気温計で２℃。
2021/10/26

PCR検査結果が届く。
夜10:30、フライト出発約12時間前。

無症状のコロナ陽性患者が増えて、搭乗直前に自分が陽性だと気づくケースが増加している、と聞き検査結果を待ってフライト予約をしました。
検査してから結果聞くまで１日半、長いよ～...
海外在住者にとって、”日本では..."は禁句。比べちゃいけない。

フライトキャンセルにならないかAir CanadaとANAを随時チェック。
このご時世でも、座席は結構埋まってて安心。

もちろんバンクーバー国際空港にもコロナの検査機関があります。まだカナダ国内線はコロナ陰性証明要らないけど、乗り継ぎ待ちの間に結果が出るか怪しかったので。
なるべく空港前泊もしたくない。
日本政府指定のコロナ陰性証明書がこちら。
通常のWhitecap RSC Medicalの証明書とともに、メールで届きました。
2021/10/27

自宅からバンクーバー国際空港までは約1時間のフライト。
山はもうところどころ白い。
毎年見る雪でも、降り始めはいつもうっとりする。

Air Canada De Havilland-Bombardier Dash8
座席配列はAC/DF、13列。コンパクトな機体。

荷物は羽田までスルーチェックイン。
Air Canadaの陽気なおじさんはひょいとスーツケースを持ち上げて、うん、重さOKと。カナディアンのそういう気楽さが好きだな。
パスポートと搭乗前のPCR検査結果を提示する。
Vancouver Airport ～ Haneda Airport

NH(ANA) 115 4:40pm ～ 6:45pm
Boeing787
ABC/ DEF/ HJKの 34列。

搭乗前のゲートで気づきましたが、女性一人旅が多い。
３席独り占めでゆっくり出来ました。
普段は肩幅身幅ともにせり出してくる隣席のひとに文句も言えず、ただ文字通り肩身の狭い思いをするだけでしたが。快適。

タッチパネルを操作して気づく、シートピッチが広い。

機内では眠れないので、今日は"The Conjuring: The Devil Made Me Do It" と"Glass" ”Speed Racer"の３本立て。死霊館シリーズ、面白い。日本語タイトルのB級さったら。
お楽しみの機内食。
食材から見てバンクーバーで作られた機内食、それでも和食は嬉しい。
和食か洋食かのチョイス。
食べてると食後のアイスもサーブされる。２週間ブロイラー生活の始まり...

バンクーバー空港が食事出来るところが少なく、昼食を逃したので完食。
帰国にはAir Canada、JAL、ANA全て乗りましたがANAが一番好き。あくまで個人の感想です。

前の席のお姉さんがビールとワインを飲み続けててかっこよかった。
お酒強くなりたい。
写真ないですが、到着前にサンドイッチの軽食が出ました。こちらは一択。
2021/10/28 Haneda International Airport

羽田空港到着。
どこも撮影禁止で、代わりに機内で書いた書類を載せます。

前の方に続き降機、延々と通路を歩く。足が伸ばせて気持ちいい。
ズラッと並んだ職員のお姉さん方(たまにお兄さん)に、記入した書類とパスポート、コロナ陰性証明書などをチェックしてもらう。

MySOSとCOCOAという位置確認アプリのインストール、設定確認、使い方の簡単な説明。

これは、あれだ...
煩雑な手続きに気後れしていると、慣れた職員の方々があれやこれやと流れるような事務運びで人々を捌いていく。
区役所や税務署、運転試験場のような。
日本人てこういう流れ作業というか、事務運びが上手だなと感心しました。
コロナ指定地域一覧表と、２週間自主隔離の予定表。
英語版を撮影しましたが、裏は日本語版。

羽田空港はフリーWiFiがあるので、私のような海外の携帯番号しか持っていないという人もここでは大丈夫でした。
ただ、WiFiに接続する前に機内モードを解除したため、海外ローミングでBellから$25かかったよ！とメッセージが来た...くっ...
久々の海外旅行、色んなことを忘れている自分に自戒。

ちなみに機内で記入中にフライトアテンダントのお姉さんに失笑された、令和3年ですよ今年は…
よく聞かれます、と温かいフォローもありがとうお姉さん。

書類チェックの流れで、ワクチン接種証明書はありますか？と聞かれた。

搭乗前にワクチン接種が必須になるのは11月末、と聞いていたのでコピーを持ってこなかった...
(追記：搭乗前のワクチン必須はカナダ。日本は搭乗前の条件にはしていません)

職員の方は優しく(ほとんどが若いお姉さん)、大丈夫ですよ、とにこやかに各国の公式ワクチン接種フォームをチェックし、これがカナダのBC州の公式ワクチンカードであることを確認、すぐ後ろのコピー機で両面コピー。仕事できますオーラがすごい。

事前に在バンクーバー日本領事館の方に問い合わせたところ、このカードの他にBC Service Cardのアプリから一枚のワクチン接種証明書としてのダウンロードが可能、だそう。でもこのカードでも大丈夫と認証されてひと安心。
書類ばかりの写真でごめんなさい...

書類チェックとアプリのインストールが終わると、レモンと梅干しの絵の貼ってある壁を見ながら唾液採取。
この辺は他の方のブログで見ていたので、笑いを堪えつつ提出。

書類の一枚に受付番号シールを貼られ、エスカレーターを上がったところで結果を待つ。椅子や自販機、近くにトイレがあり、発表まで緊張して待つ。
15分くらいで電光掲示板に自分の末尾３桁が表示され、指定されたカウンターで結果を聞く。カナダで1日半待ったのは何だったんだ...という有能ぶり。
出国前は鼻咽頭ぬぐい、入国後は唾液採取と検査方法に違いがあれど。

結果を聞いて晴れて放免、機内預けのスーツケースを受け取って出口に向かう。
出口を出て、２週間お世話になる隔離先の送迎のHさんにLINEで連絡。
(羽田空港到着時にも一度連絡済み)

約15分後に着きます、と聞いて、気になっていたアレを試してみました。
ポケットチャージ！
余った外貨を電子マネーやギフトコードに両替できる、優れもの！
ウィスラーの元同僚に聞いて、ぜひ次に帰国する際は試してみたかったのです。
海外旅行の余りやチップで頂いた外貨、両替店に持っていくほど高額でもないし、でも次いつ行けるか分からない。

今回は米ドル、ユーロ、韓国ウォンをPasmoにチャージ。手数料は取られますが、家に眠ってるよりはいいです。その内、スイスフランやメキシコペソ、ロシアルーブルも換金して下さい...
第３ターミナルでは、出口出てすぐの郵便局ATMのそば。ここだけでなく国内線ターミナルや日本全国に設置されてます。とても便利。

郵便局ATMにて、Wiseでトランスファーしたお金が入金されているか確認。
さぁ、今夜のお宿へ。
２週間お世話になる、東京都大田区の単身用マンション。

夏に急遽帰国した友人の紹介で、彼女はAirbnbで見つけたそう。
地元の不動産会社が持つマンションで、２週間隔離が必要な帰国者を積極的に受け入れている。羽田空港送迎もあり。

隔離先は自宅でもOKですが、私のように地方出身or自宅に未ワクチンの幼児や高齢者がいる、という方にはお勧め。

対応してくださったHさんがとても丁寧で親切な方でした。帰国してすぐこういう日本人のおもてなし対応に感動します。
コンパクトなキッチンには２口コンロと冷蔵庫レンジトースター湯沸しポット炊飯器炊事セット、アメニティに各シャンプーや掃除グッズなど、とても充実。

２週間後の移動に便利なように駅や空港に近い立地で選びましたが、無理なく引きこもれました。
電車の音がうるさくないかな、と懸念したけど、普段は車生活なので、電車の音を聴きながら眠るのはコロナ前に乗ったシベリア鉄道以来で新鮮。よく眠れました。
MySOSからかかってくるAI自動ビデオ架電。の通知履歴。
お堅い日本語だ...
ちゃんと家にいるか確認の電話がかかってくる。

最初の頃は寝不足で頭が回らず、何回か逃してしまった。30秒、自分の顔と周囲の背景をぐるっと写したら勝手に切れるんだけど、コレ誰かチェックしてるのかな...？

友人はただ30秒顔と背景を写すのは面白くないから、と今日の昼食はこちら！とか、夕焼けが綺麗です！とかYouTuberやレポーターばりにネタを挟んでいたとか。
まじめで事務的な日本人、笑ってくれたかは謎。

これと、現在地報告を１日数回と、健康状態報告が１回、ポチッと。
忘れたり出られなくても、後でリマインダーが来る。
もう一つのアプリ、COCOA。

コロナ陽性の人が近くにいたら分かる、というビーコン的アプリですが、そもそもみんなが携帯を持ち歩いている＆このアプリをインストールしている、という前提。こちらはあまり普段見ませんでした。

Apple Appのレビューにもありましたが、国外でインストールするとTerms&Conditionsのところでエラーが出るようです。日本入国してからはちゃんと機能しました。
新しい措置で、ワクチン接種者には自主待機期間の短縮が発表されました。
これも出国する国によって対応が違うようですが、14日間だったのが10日目に自主的に受けたPCR検査が陰性で、それを厚生労働省に認められれば残りの4日間は短縮できるとか。

私は短縮申請しませんでしたが、日本だとPCR検査ができるラボ、結構たくさんあってビックリ。しかも安い...1,900円って...
カナダ出入国の場合ですが、どの日のどのフライトに感染者がいたかの一覧。

け、けっこう居ますね…
このリストは延々と続いている。
時差ボケが抜けず、東向きのへやから毎日朝焼けを見る。
コロナ禍でもなければ東京に２週間滞在、しかも格安で、こんな機会もないかなと。人生何が起きるか分かりません。

左側の細長い煙突は、銭湯。
夕方になるとスモーキーな香りが窓から入ってきて、自分が燻されてる気分になる。東京なのにここは昔ながらの銭湯や商店街が現役で、懐かしく嬉しい。

いつもは皆さまの投稿を見るだけのフォートラベル。初の投稿が東京とは。
旅の仕方、そして人が書いたものは必ずそこにその人となりが現れると思います。
稚拙ながらなるべく誠実に書いたつもりですが、足りない・誤った箇所があればすみません。訂正と推敲のために、お知らせ頂けると嬉しいです。

ばねおさん、温かいお言葉を頂いたおかげで、きちんと記録として残すことになりました。読んで下さった皆さまも、ありがとうございました。

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この旅行記へのコメント（3）

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ばねおさん 2021/11/06 02:09:03

とても丁寧で役立つ記録です

Cherryさん
先ほど、タイトルを書いている途中で、投稿になってしまいました。
本文の最後もひとこと添えるはずが、尻切れトンボのようになりました。

いずれにしましても、この旅行記録は多くのひとの役に立つと思います。
私も大いに参考になりました。
ありがとうございます。

ばねお

Cherryさんからの返信 2021/11/06 08:42:30

Re: とても丁寧で役立つ記録です

ばねおさま

早速のコメントとフォローをありがとうございました、初めてのフォロワー様です！笑
久々に、学校の先生に出した作文の添削を読むような気持ちです。

言葉足らずで失礼しました、搭乗前のワクチン必須は出国のカナダの話です。補足しました、ご指摘感謝します。

けさ日本政府の新しい水際対策が発表されましたね、ビジネスでの渡航後の帰国は、３日間に短縮されるとか。３日...羨ましい...
色んな事を考えさせられる帰国ですが、終わってみれば良い経験と笑えるよう、早くコロナが収まればいいですね。

Cherry

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ばねおさん 2021/11/06 02:01:19

とても丁寧で記録です

Cherryさん　こんにちは

まだ、時差ボケがおさまらない状態でしょうか？
2週間の自主隔離は、思っていた以上に心身の負担は大きいと思いますが、窓からの眺めに癒される場所でよかったですね。

渡航前のPCR検査は72時間前以内という制約が、なかなか厄介ですが、近くに検査機関があればまだしも、片道2時間もかけて行くとなると大変だと思います。しかもずいぶん高い料金ですね。検査結果が出るまでの時間も長いですし、結果を待っての航空機予約となると、空席状況とにらめっこのようなことになるので状況判断を誤ると、せっかくの検査結果も無駄になりかねないところです。

羽田到着後の機内モード解除、私もWifi接続前に不用意にやってしまって、あとで請求が来て「はてな？」と首を傾げたことがあります。この順番、とても大事ですね。

ポケットチャージについては、まったく知りませんでした。そうした便利な仕組みがすでにあるのであれば、持ち帰った外国の小銭を死蔵させることなく活用できます。

さて、航空機搭乗時のワクチン接種義務化ということですが、米国、ニュージーランド、カナダの話でしょうか？　フランスもそうですが、日本はワクチン接種を搭乗要件にはしていないと思いますが。

ただ、出入国や搭乗に関する規制は、日々刻々と変化はしていきますので先行きはまったく見通せません

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