【ひろしま1デイきっぷ】で日帰り旅行

2021/09/26 - 2021/09/26

夫の転勤で広島県西部に引っ越してきました。
住むのは初めてですが、私の両親は広島県東部の出身。
広島にいる間に子供の頃毎年夏に乗っていた福塩線に乗ってみたいと思っていました。
約四半世紀振り、昔の記憶をたどる乗車日記、
そして【ひろしま1デイきっぷ】￥2,200の旅です。

エリア 広島

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル

ルートをどうするか考えていました。
朝5：43の広島発の芸備線経由府中行きに乗るか、
（このコースはダイヤ改正後は府中まで行かなくなります）
福山経由にするか。
でも福山発の方が思い出があるので後者にすることにしました。

計画していた時間より30分早く家を出れました。
ということは福山到着も30分早くなるのでは？？？
が、まさかの白市駅から西へ行く電車は9時台から15時台は
1時間に1本！！
調べていませんでした。
結果、乗り継ぎ回数も増え当初計画と同じ福山駅到着でした。

広島駅　09:35発　白市駅　10:24着
白市駅　10:38発　三原駅　11:05着
三原駅　11:14発　福山駅　11:47着

三原から乗車した電車、中心が少し尖がっています。
初めて見たので走り去るところを1枚。
ボケている・・・

車両の中も少し素敵でした。
シートの色は茶色、カバーが掛けられていて
車内も一部は茶色で普通列車ではないような雰囲気があります。

初めての福山駅北口です。
目の前に城壁がお出迎えです。

さあ、天守閣のある広場に行って福山駅で買ったお弁当でも食べよ～。

と思ったら
2022年の築城400年に向けて修復中でした。
外周は歩けるようになっているようですが、
そのまま戻りました。

福山駅で人気ベスト３に入るタコめし、\1,030。
よく見ると三原の製造でした。
でも三原でタコを食べたことがないので良しとします。

約15分前、折り返し発車となる福塩線が入線しました。
外から見るのは初めてでとても新鮮です。

福山はバラの街だそうで、ちょうど咲いていました。

ここです、福塩線の乗り場！
懐かし～。
福塩線のホームは端っこで、ここからしか上がれないんですよね。

そうそう、この景色。
ホームから福山城が見えます。
これも見たかった！！！

福山駅　12:52発　府中駅　13:34着

確か昔は三次までの直通があったと記憶しています。

府中駅まではワンマンの2両編成。
特に何も考えず乗ったら2両目の一番後ろでした。
まあまあの乗車率でしたが
だんだんと人が減っていき
途中から2両目は私一人となりました。
1両目一番前のドアしか開かないので
2両目に乗る地元の人は少ないんですね、きっと。

終点の府中駅。
ここまで来たのは私を含めて5人ほどでした。
適度に大きい駅で改札で集札するのかと想像していましたが
窓口も閉まっていました。
駅員はいるようで、なにかあればインターホンで呼び出せるようです。

府中駅の駅舎の屋根は青い瓦です。
ここも初めて降りました。
駅から歩いて5分ほどのところにある道の駅へ行きます。

駅の出口とは反対、線路を渡らなければなりませんが
本当に駅の目の前。　

府中味噌ソフトクリームを食べに来ました。
適度に暑さを感じる日だったこともあり楽しみだったのに
産直市場以外は休館！！
そんな情報HPに載っていなかったのに・・・見落とし？

仕方ないので【ひろしま1デイきっぷ】の特典を引き換えるために
府中市観光協会へ行くと、ここもコロナのため休館。

駅へ戻ります。
石見銀山街道を通り抜けることにしました。

すると
「日本一石燈籠」なる文字が目に入りました。
金毘羅神社にあり、説明によると高さは8.4ｍとのこと。

土壁の建物が残っていたり
こんな素敵な窓の家もありました。

いよいよこの日のメインイベント、府中からの福塩線に乗ります。

府中駅　15:05発　三次駅　16:52着

府中から北へ向かう列車は1日6本しかありません。
そのほとんどが朝晩の通学時間帯。
そのため事前に確認しておかないと休日はバスもなく
大変なことになりそうです。
昔はそんなの気にする必要もなく
新幹線に乗っていたんだけどな。

1両のワンマンです。
乗客は少なそうと思っていたら
ちょうど福山から列車が到着、乗り換え客の多さに驚きました。
多くは外国からの労働者のようです。

鉄ちゃんと思われる人が2、３名。
一人はスマホ片手に運転士横を陣取っていました。
少年よ、羨ましいぞ！
鉄ではないけれど、私も同じようにしたいよ。

列車は川沿い走ったり、時には横切ったり。
この川、途中までは進行方向とは逆の瀬戸内海へ流れているのですが
いつのまにか進行方向側へと流れを変えています。
それを子供の頃はいつも不思議に思っていました。
つい最近、分水嶺が上下にありそこで変わっていることを知りました。
なるほどです。だから町の名前も上下なのかな。
駅にはその標高を記した看板も今回確認できました。

たまに乗降客がいます。
小さい子供を連れたお父さんが1駅区間だけ乗って行きました。
手を振ってお見送りする乗客。
なんだかほっこりします。

駅舎がある所もありますが
半数以上はホーム上に雨除け程度の屋根がある待合所だけのようです。

一番好きだったのは今は無き八田原駅です。
ダムの底へと沈みました。
山間で唯一開けた所だけれど人家が見当たりません。
でもどこからやってくるのか1、2台の自転車が停まっていました。

また冷房車両でない時代、窓を全開にしていると
通り抜ける風が一段と涼しく感じるトンネルも福塩線ならではでした。
今は窓の開かない車両となっていました。
（でもこの後に乗る芸備線は窓が開くタイプでした。
天井の扇風機も回っていました。）

昔は乗客も多く、また駅員のいる駅が多かったのか
ワンマンではありませんでした。
今は運賃を確認しながらなので運転士も大変そうです。

三次駅到着後、改札を出て観光協会へ向かいます。
ここは開いていました。17:15閉館。セーフ！

特典の引き換えをしました。
クリアファイルです。

さあ、広島駅に戻ります。
時刻は17時過ぎ、列車も夕日に照らされています。

三次駅　17:18発　広島駅　19:14着

芸備線（塩町－三次間は島根へ行くために乗ったことはありますが）も
初めてです。

出発してから15分ほどたったころ。
霞んでいるのか、里山感満載の風景です。
（ソーラーパネルばかりの写真となってしまいました。）

この後は残念ながら真っ暗で景色は楽しめませんでした。

最後、広島駅で【ひろしま１デイきっぷ】のアンケートと交換に
染み抜きウェットティッシュをいただきました。


記憶の中の福塩線沿いの風景と多少違っていましたが
乗ることが出来て良かったです。