日本の機窓から　JAL742（石垣→羽田）左窓編　～空から島めぐり～

2021/09/21 - 2021/09/21

石垣島から羽田に向かう便では主に以下の島々が見られるようです。
左側か右側かは日によって飛行ルートが変わるため若干の違いがありますが、だいたいの目安としてご覧ください。

＜左側＞
石垣島、多良間島、下地島・伊良部島、池間島、久米島、渡名喜島、粟国島、伊江島、伊是名島、伊平屋(いへや)島、与論島、沖永良部島、徳之島、奄美大島、喜界島、利島、大島

＜右側＞
宮古島、沖縄本島、神津島、新島、利島

圧倒的に左側の方が島数が多いですが、メインとなる宮古と本島は右側から見えることの方が多いです。

今回は右側の窓際満席のため左側の席になったので宮古と本島は見られず。
その代わり直射日光を避けつついろいろな島を上から見ることができました。

今回はJALを利用しましたが、ANAでも恐らくだいたい同じ状況だと思います。
同日のANA便はflightradar24によると沖縄本島の上空を飛んでおり、久米島や粟国島は遠すぎたかもしれませんが、代わりに慶良間諸島や残波岬などは見えたのではないかと思います。
伊豆諸島は左窓から新島と式根島、右窓から神津島が見えたようです。

雲がなければ、ですが・・・。

エリア 沖縄

• 交通手段: JALグループ

今回はB767-346(ER)のJA610J (MSN33846)です。
2004年から17年も飛んでいるベテラン。

雲があまりかからないことを祈って乗り込みます。
2時間55分の空の旅、スタートです。

いざテイクオフ！

いきなり石垣島の白保海岸と美しいサンゴ礁が見えます。

ちょっと雲が多くて滑走路全体は見えず・・・。

石垣島の北の方は細長いんですよね。
車で移動すると意外と時間かかります。

あ！平久保埼灯台が見えました！

中央左寄りにちょこんと見える白い細長いのが平久保埼灯台です。
ちょっと遠いですが・・・。

多良間島が見えてきました。
天気がいい日だと平久保埼灯台や平野地区から見える島ですね。

奥に見えるのは水納（みんな）島。
沖縄本島の近くにあるものと同じ名前ですが、それとは違って定期船もなく、2021年現在では1世帯3人しか住民がいません。

下地島と伊良部島が見えてきました。
この二つはほとんど一つの島に見えますね。

何気に下地島は香港からの国際線があるんですよね。
残念ながらコロナ禍で運休中です。

宮古島の先端、池間島とを結ぶ池間大橋が見えてきました。
さっきから雲がかかっていてちょっと残念。

宮古島のメインの部分は右側に座れば見えたかもしれません。

今度は久米島が見えてきました。

久米島の東側に続くはての浜！
かなり大きそうに見えます。

アップにするとぶれるあたり、飛行機が高速移動しているのを実感します。
乗っているとそんな感じしないんですよね・・・。

右端に見えるのが渡名喜島、その左側にちょこんと見えるのは軍事施設のため一般人立入禁止の入砂島。

はての浜も中央左寄りに見えています。

渡名喜島と入砂島をアップ！

渡名喜島は結構山がちなんですね。

粟国島も見えましたが、ちょっと遠くてぶれてしまいました。
歩いて回るにはちょっと大きそうな感じに見えます。

粟国空港は長らく航空便がありませんでしたが、2021年9月第一航空がチャーター方式でかろうじて復活したとのこと。
粟国島を空から間近に見られるとしたら乗ってみたいかも。

右側の席では恐らく沖縄本島が見ているんだと思いますが、左側では粟国島からしばらくして伊江島が見えてきました。

滑走路らしきものが3本見えますね。
一番右が現在航空便がなく使われていない伊江島空港、中央がアメリカ海兵隊の伊江島補助飛行場（一応道路として走行可）、左は米軍基地です。
何やら穏やかではなさそうな・・・。

窓スレスレのところに沖縄本島が少しだけ顔を出していました。
ちょうど美ら海水族館のあたりですね。
エメラルドビーチもばっちり見えています。

左下に見えるのは水納島。こっちが普通観光客が行く方です。
上空から見るとクロワッサン・アイランドと言われるのも納得。

左手前から、屋那覇島、丸形の伊是名島、細長い無人島の具志川島、野甫（のほ）島、野甫大橋でつながっている横に長くみえる伊平屋（いへや）島です。

このあたりはややマニアックかも・・・。

与論島が見えるかと思ったらまったく見えず。

次に見えたのは沖永良部島でした。
沖縄を離れ、鹿児島県に突入です。

沖永良部島はオカリナみたいな形という人もいますが、個人的には勾玉に見えるかな。

無駄にアップ。せっかく撮ってもったいないので掲載ｗ

結構農地が目立ちますね。

次は沖永良部島の隣にある徳之島。
今年（2021年）、世界遺産に登録されました。
登録範囲は山岳地域2ヶ所。核心地域を訪れるのは結構大変そうです。

アマミノクロウサギはこの島にもいるそうです。

続いて奄美大島が見えてきました。
さすがに大きな島ですね。

写真左に加計呂麻（かけろま）島、請（うけ）島、与路（よろ）島が見えていますが、3つとも有人島というのが地味に驚き。

左奥が与路島、間にハンミャ島がかすかに見えて左手前が請島と木山島。

写真中央が加計呂麻島、右は奄美大島です。

奄美大島の中央部。

ここも世界遺産に登録されました。
だいたいこの写真で見えている部分の島内陸の山岳地帯が世界遺産登録範囲のようです。
これまた核心地域への訪問は難しそうな気配。

奄美大島の東端のあたり。

奄美空港の滑走路は・・・ぶれちゃってかろうじて確認できず。残念。

奄美大島を通り過ぎ、今度はまた窓ギリギリの位置に何か見えてきました。

喜界島です。左上に喜界空港の滑走路が見えています。

奄美群島もここでおしまい。

奄美群島の終わりとともに、機窓の島めぐりも一時中断。
ひたすら海の景色が広がります。
夏の南国って感じの空ですね。

上の写真から45分経過。

だんだん雲が秋っぽい感じになってきて、本州が近くなってきたかな？

さらに30分経過。
ようやく本州が見えてきました。伊豆半島です。

ちょうど利島上空を飛んでいるため、利島は確認できませんでした。

ちょっと雲がかかっていますが、なんとか富士山も見えました！

この写真を撮っているときに大島を通過していたっぽい・・・。
本当は大島も見えたのでしょうが残念・・・。

三浦半島が見えてきました。
もう関東地方です。

なんと千葉上空に入った途端厚い雲が！！ｗ

鋸南町の上空あたりです。

高度4,000フィート弱まで下がってきて雲の下に入ったためまた景色が見えてきました。

手前の巨大な工場は君津市にある日本製鉄。
君津市では全景を見られないのである意味貴重かも。

右側の窓では自衛隊の木更津駐屯地が見えていたことでしょう。

いよいよ神奈川県が見えてきました。
東京湾を3分で横断しちゃっていますｗ

右の手前側は東扇島、奥にみえる赤茶けたのはJFEスチールのある扇島。
また島めぐり的な感じになっていますが、埋立地だとかなり趣が変わりますね。

手前は浮島です。手前の道路がぐるぐると交差しているのは川崎浮島JCT。
写真左のちょっと奥にたくさんある丸い物体はENEOSの施設。

運河を挟んで奥は千鳥町。地図で見ると島なのですが、おそらく「○○島」の名前はないものと思われます。

写真中央奥には川崎駅周辺のビルが見えていますね。

そうこうしているうちに着陸ズサーッ！

A滑走路南側からの着陸でした。
13:12に停止したので、13分早く到着。できる子。

羽田空港に無事到着です！