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2019年10月の山行です。ダバオに行った際、ダバオ市郊外のフィリピン最高峰(標高2954m)アポ山を日帰りで挑戦、登頂して参りました。<br />山行は麓から山頂までの直登で、深夜出発の夜到着。休憩を含めた全山行は17時間と長丁場となってしまいましたが、一生の思い出になる非常にすばらしい山行となりました。<br />長時間の登山で疲れたけれど、それを大きく上回る登り甲斐、開発の及んでいない登山道、豊かな自然、頂上からの絶景、森歩きから、岩歩き、火山地帯等いろいろな要素の詰まった忘れられない登山となりました。<br />アポ山は、アクセスが悪く2-3泊の行程で登るのが一般的で、日帰り山行は情報や資料が少なく、不安も多かったのですがツアー会社に問い合わせてみたところ滞在中にちょうど日帰りで行く予定があるからそれに参加することになりました。<br /><br />ルートはアポ山南西の麓、およそ標高1100-1200mから頂上への直登ルートです。道中に技術的に難しいところはありませんが、長時間にわたるため健脚者向けのルートといえるでしょう。<br />登山に際しては、自然環境保護のためと入山者数制限もあり、個人での入山はできません。必ずガイドの同行が義務付けられているため、旅行会社等に申し込みをして手配してもらうというのが一般的な方法になると思います。<br />今回の登山は、3人のガイドと4人のフィリピン人。私たちは家族は、14歳の息子を含め3人、計10人のパーティーでの登山となりました。<br /><br />持ち物は、一般の登山と同様でいいと思います。<br /><br />下山後、ツアー会社から登頂成功の証明書をいただきました。<br /><br />アポ山の登山情報が少なくて事前の情報収集が大変だったため、今後登ってみたいという人の参考になればと思います。<br />表紙の写真は、山頂直下の古いクレーター跡でと撮った写真です。

フィリピン最高峰 ダバオのアポ山登頂

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2019/10/16 - 2019/10/16

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gamlastann

gamlastannさん

2019年10月の山行です。ダバオに行った際、ダバオ市郊外のフィリピン最高峰(標高2954m)アポ山を日帰りで挑戦、登頂して参りました。
山行は麓から山頂までの直登で、深夜出発の夜到着。休憩を含めた全山行は17時間と長丁場となってしまいましたが、一生の思い出になる非常にすばらしい山行となりました。
長時間の登山で疲れたけれど、それを大きく上回る登り甲斐、開発の及んでいない登山道、豊かな自然、頂上からの絶景、森歩きから、岩歩き、火山地帯等いろいろな要素の詰まった忘れられない登山となりました。
アポ山は、アクセスが悪く2-3泊の行程で登るのが一般的で、日帰り山行は情報や資料が少なく、不安も多かったのですがツアー会社に問い合わせてみたところ滞在中にちょうど日帰りで行く予定があるからそれに参加することになりました。

ルートはアポ山南西の麓、およそ標高1100-1200mから頂上への直登ルートです。道中に技術的に難しいところはありませんが、長時間にわたるため健脚者向けのルートといえるでしょう。
登山に際しては、自然環境保護のためと入山者数制限もあり、個人での入山はできません。必ずガイドの同行が義務付けられているため、旅行会社等に申し込みをして手配してもらうというのが一般的な方法になると思います。
今回の登山は、3人のガイドと4人のフィリピン人。私たちは家族は、14歳の息子を含め3人、計10人のパーティーでの登山となりました。

持ち物は、一般の登山と同様でいいと思います。

下山後、ツアー会社から登頂成功の証明書をいただきました。

アポ山の登山情報が少なくて事前の情報収集が大変だったため、今後登ってみたいという人の参考になればと思います。
表紙の写真は、山頂直下の古いクレーター跡でと撮った写真です。

旅行の満足度
5.0
同行者
家族旅行
航空会社
キャセイパシフィック航空
旅行の手配内容
個別手配
  • 深夜2時過ぎにホテルを出発し、4輪駆動のピックアップトラックでものすごい悪路を通り登山口へ。ほかの参加者、ガイドをピックアップしておよそダバオ市内から2時間で登山口へ到着。<br />登山口で安全祈願のお祈りをし、ヘッドライトをつけて出発。少し登ると、キャンプサイト兼事務所があり、そこで登山許可書の提出、入山料を払い本格的な登山開始。数時間すると日の出。絶景でした。この時点ではまだ森の中。<br />ふくろうが鳴いているのが聞こえました。

    深夜2時過ぎにホテルを出発し、4輪駆動のピックアップトラックでものすごい悪路を通り登山口へ。ほかの参加者、ガイドをピックアップしておよそダバオ市内から2時間で登山口へ到着。
    登山口で安全祈願のお祈りをし、ヘッドライトをつけて出発。少し登ると、キャンプサイト兼事務所があり、そこで登山許可書の提出、入山料を払い本格的な登山開始。数時間すると日の出。絶景でした。この時点ではまだ森の中。
    ふくろうが鳴いているのが聞こえました。

  • 登りはじめあたり。森の中の登山道 わずかな踏み跡しかありません。<br />ガイドは皆この山で生まれ育った人たちなのでリボンなど目印など無くてもどこを通っているかわかると言ってました。<br />急な斜面を登ったり、倒木の下をくぐり抜けて進みます。

    登りはじめあたり。森の中の登山道 わずかな踏み跡しかありません。
    ガイドは皆この山で生まれ育った人たちなのでリボンなど目印など無くてもどこを通っているかわかると言ってました。
    急な斜面を登ったり、倒木の下をくぐり抜けて進みます。

  • シダ類が大きく発達し、高さ10m近くの高さまで成長しているものもありました。

    シダ類が大きく発達し、高さ10m近くの高さまで成長しているものもありました。

  • さらに登ると森林限界を超えて、僕らお待ちかねのボールダー地域が始まる。<br />身長より大きな岩がゴロゴロ、登ったり飛びながら、岩場ばかりの登攀となります。このあたりから火山帯に入り、硫化水素が岩の隙間から吹き出ています。いわゆる腐卵臭も漂っているところです。<br />ここを少し過ぎると、ガスってきて視界があまり効かなくなりました。

    さらに登ると森林限界を超えて、僕らお待ちかねのボールダー地域が始まる。
    身長より大きな岩がゴロゴロ、登ったり飛びながら、岩場ばかりの登攀となります。このあたりから火山帯に入り、硫化水素が岩の隙間から吹き出ています。いわゆる腐卵臭も漂っているところです。
    ここを少し過ぎると、ガスってきて視界があまり効かなくなりました。

  • ボールダー地域を超えて、ここまでくるとだいぶ山頂は近く、あとひと踏ん張り。

    ボールダー地域を超えて、ここまでくるとだいぶ山頂は近く、あとひと踏ん張り。

  • ボールダーを超えて少し登ると山頂が目の前に出てきます。古いクレーター跡、わずかながら温かいお湯が出てます。ここの脇の岩を登ると山頂脇の広場に出ます。

    ボールダーを超えて少し登ると山頂が目の前に出てきます。古いクレーター跡、わずかながら温かいお湯が出てます。ここの脇の岩を登ると山頂脇の広場に出ます。

  • 山頂直下、クレーターを見下ろす。なかなか急な岩場を登ります。

    山頂直下、クレーターを見下ろす。なかなか急な岩場を登ります。

  • 山頂脇の広場。真の山頂はここから10分くらい歩いたところだけど、ここを山頂としてもいいでしょう。雲海と隙間から時折望むサンタクルズの街が絶景でした。<br />ガイドについて3000m近い標高の山頂広場から続く尾根を駆け下り登り返しをしましたが、壮絶きつかったです。

    山頂脇の広場。真の山頂はここから10分くらい歩いたところだけど、ここを山頂としてもいいでしょう。雲海と隙間から時折望むサンタクルズの街が絶景でした。
    ガイドについて3000m近い標高の山頂広場から続く尾根を駆け下り登り返しをしましたが、壮絶きつかったです。

  • 山頂広場から10分くらい歩くと真の山頂。特に何もなく、写真の頂上を示すボードが置いてあるくらい。標高も景色もそれほど変わらないので、どうしてもピークハントしたい人、体力に余裕がある人が行けばいいのではないかと。

    山頂広場から10分くらい歩くと真の山頂。特に何もなく、写真の頂上を示すボードが置いてあるくらい。標高も景色もそれほど変わらないので、どうしてもピークハントしたい人、体力に余裕がある人が行けばいいのではないかと。

  • 山頂広場から古いクレーターへの下り。技術的な難易度は高くないけど結構急です。

    山頂広場から古いクレーターへの下り。技術的な難易度は高くないけど結構急です。

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