【列島巡業014】ぶらりと奥大井 [日帰り]

2021/09/04 - 2021/09/04

青春18きっぷを使っての巡業、第五弾！

今回は、コロナ禍の爆発的な拡大状況を踏まえ、県またぎの移動は自粛します。静岡県内で、何処か非日常を堪能できるようなスポットはないかと思いを巡らし、奥大井エリアを訪ねてみるコトに。

青春18きっぷに加え、今回は 大井川周遊きっぷも併用しながらの巡業です。。

エリア 川根・井川(静岡)

まずは奥大井エリアの入口、千頭駅へ。今日はココから 大井川鐵道・井川線に乗って、巡業を開始します。。

千頭駅 駅

井川線の列車は、ミニミニサイズ。マッチ箱のような、トロッコ車両です。。

途中、川根小山駅に到着しました。この駅の愛称は、字ずらの区切りをアレンジして｢川猫山｣駅。丸太小屋風の待合室には、猫の写真がいっぱい。。

川根小山駅 駅

そして、アプトいちしろ駅へ。ココでは最後尾に、後押し用の電気機関車を連結します。。

アプトいちしろ駅 駅

この先 隣駅の長島ダム駅までは、90パーミルの急勾配を登ります。そのため、後押し用の動力として、助っ人機関車が必要となります。。

これが、急勾配へと続く鉄路。レールの間に、歯形が並ぶラックレールが敷かれています。助っ人機関車の車輪には、この歯形レールに噛み合う歯車が付いていて、急傾斜を滑り落ちるコトのないよう、登坂の工夫がなされています。。

写真では分かりにくいですが、この区間の傾斜具合、かなりのモノですよ。。

そして車窓に現れるは、長島ダム。。

長島ダム 名所・史跡

大井川も上流まで来ると、緑青色の水面(みなも)が広がっていて綺麗です。。

奥大井湖上駅で、Uber Eatsの配達員の方を見かけました。どうやら、同駅で営業している小さなカフェに、食料品などをお届けしているようです。都市部だけでなく、こんな山間部でも活躍されているのですね。。

奥大井湖上駅 駅

接岨峡温泉で、上り千頭行きと交換。。

接岨峡温泉駅 駅

接岨峡温泉駅を出て しばらくすると、列車は駅でない所で突如停車しました。線路上に倒木が立ちはだかっているとのコトで、運転手さんがその除去に向かいます。。

そして程なくして、再び列車は駅でない所で停車しました…と思ったら、ココは駅だそうです。列車に沿うようにある、花壇だか砂場みたいのが、プラットホームとのコト。辺りには道路も人家もなく、まさに辺境たる秘境駅です。。

尾盛駅 駅

やがて列車は、終点の井川駅へ到着しました。。

井川駅 駅

折り返しの時間まで 20分程度あったので、駅前の坂を下って、ダムを観に行きました。井川ダムです。。

井川ダム堰堤 名所・史跡

昔はダム建設の資材を運ぶために、井川から1.1km先の、堂平駅まで線路が続いておりました。昭和46年に廃線となりましたが、今でもその導入部を、拝むコトが出来ます。。

井川駅の時刻表は、閑散としたもの。当駅を発着する列車は、一日に4本。。

本数は僅かながらも、小さなカラダを揺さぶりながら、今日もトロッコ列車は山間を走り続けます。。

さて、復路の車窓です。雲間から、雨が降り始めました。。

その雨はやがて強くなり、千頭駅に着く頃には、滝のような大雨に。。

千頭駅 駅

幸いにして、駅のホームに横付けされた旧型客車が、休憩室として開放されていたので、しばしの間、ココで雨宿りをするコトに。。

千頭駅の売店で、駅弁を買ってきました。旧型客車のシートに腰を据えて、｢大井川ふる里弁当｣を味わいます。。

さて、隣りのホームから SL｢トーマス号｣が発車するというので、小雨になったのを見計らって、いざ撮影へ。一旦、千頭駅の改札口を出て、近くの線路脇にて走行シーンを1枚。。

そして、すぐさま千頭駅へ戻って、後続の普通電車に乗り込みます。。

大井川本線からの眺め。車窓には延々と、茶畑が広がります。。

そして宛もなく、家山駅で途中下車。。

家山駅 駅

ちょっとお酒でも仕入れようと、駅近くのスーパーを訪ねてみました。しかし お店の入口、シャッターが半分閉じられていて、営業中なのですが、初見では入店が厳しい雰囲気…。結局、お酒の購入は断念しました。。

仕方なく、近くを流れる 大井川の河川敷に行ってみます。あいにくの空模様ではありましたが、大井川の雄大な流れを見て 癒されました。。

さて、帰りの電車に乗り込みます。日も暮れてきたので、本日の巡業はそろそろ終焉。。

家山駅 駅

最後に 乗り継ぎ先の静岡から、特急車両で運用される｢ホームライナー沼津｣に乗って帰りました。。

静岡駅 駅