２０１６年夏、アイルランドからアイスランド一人旅　９．アスローンで城見学とシャノン川クルーズを楽しむ

2016/07/29 - 2016/07/29

ゴールウェイからダブリンに行く途中に、アスローンで下車して見学することにした。
７月２９日（金）ホテルをチェックアウトして、リンチ家の城を見学。バスでアスローンに向かう。アスローン城、シャノン川グルーズを楽しんで、アイルランド最古のショーン・バーで昼食。聖ピーター教会を見学して、時間があったのでアスローン・キャスル・ビジターセンターを再度見学。アスローン・バスステーションからダブリンに向かう。夕方、ザ・チャーチ・バー＆レストランで夕食。

エリア アスローン(アイルランド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

７月２９日（金）バンク・ブティック・ホステルで朝食を済ませてチェックアウトして、リンチ家の城に行く。町を支配していた１４家族のなかで最も有力だったのがリンチ家で、最初の知事を出した名家。１３２０年にリンチ家の城が建てられ、１９世紀に修復された。

リンチ家の城 城・宮殿

現在はAIB銀行の支店として使われている。正面の石壁には写真のリンチ家の紋章で彩られている。

リンチ家の城 城・宮殿

リンチ家の城の内部には、写真のヘンリー８世の時代に造られたといわれている暖炉が残されている。

リンチ家の城 城・宮殿

エア・スクエアは、ジョン・F・ケネディ・メモリアルパークとしても知られていて、ゴールウェイ駅のすぐ近くにある公共公園。ゴールウェイに王立都市憲章が与えられ、５００周年を迎えた１９８４年に写真のクインセンティニアル噴水が建てられた。伝統的な浅底ボートのゴールウェイフッカーの茶色の帆を表してる。

エア スクエア センター ショッピングセンター

ゴールウェイ・バスステーションに行って、午前９時３０分発のバスでアスローンに向かう。

午前１１時にアスローン・バスステーションに到着。８分ほど歩くとアイルランド聖公会の聖メアリー教会が見えてくる。写真の左が１８２７年に建てられた教会で、右の建物は以前の教会の鐘楼で、「四角い塔のあるすっきりとした小さな建物」と表現されている。

聖メアリー アイルランド教会 寺院・教会

聖メアリー教会からアスローン橋に向かうと、シャノン川のほとりのチャーチ・ストリートに写真のアイルランド共和主義軍記念碑がある。記念碑は、アイルランド独立戦争とアイルランド内戦に参加したアイルランド共和主義軍のアスローン旅団に捧げられたもの。

The Athlone IRA Statue モニュメント・記念碑

アスローン城に向かって歩いて行くと、シャノン川に架かるアスローン橋が見えてくる。写真はアスローン橋から見たシャノン川の情景。１６９０年、「ボイン川の戦い」でウイリアム３世のイギリス軍に敗れたジェームズ２世を支援するアイルランド・フランス連合軍は、この城で態勢を立て直そうとしたが、「アスローン橋の戦い」で凄惨な戦いが展開された。

シャノン川 滝・河川・湖

もともと木造の砦だったが、東部、西武、南部をつなぐ重要な守りの拠点としてアスローン城は１２１０年に石造りの城に取り換えられた。現在残っている城はジョン王のためにアイルランドの司法長官であるノリッジのジョンデグレイ司教によって建てられた。アイルランドの城の中でも、城壁は極めて高い。

アスローン城 城・宮殿

アスローンの城の中に入ると写真の要塞塔がある。要塞塔の中にはアスローン・キャスル・ビジターセンターがあり、大規模な改修を経て２０１２年にリニューアルオープンした。要塞塔の前に設置された２つの迫撃砲は、ウィリアマイト戦争にまでさかのぼると考えられている。城内には多くの大砲が設置されており、堅固な造りになっている。

アスローン城 城・宮殿

ギャラリー３は「アスローン包囲」というテーマで、１６９０年と１６９１年のアスローン包囲に至るまでの出来事を紹介している。ギャラリーは、戦闘中の軍隊を３６０度のビクターアンブラスのスケッチが描かれている。３人の登場人物の音声によって当時のアスローンでの生活を紹介している。

アスローン城 城・宮殿

ギャラリー４は「包囲体験」というテーマで、１６９１年のイングランド軍のよるアスローン包囲戦の様子を、写真のように３６０度の映像で血なまぐさい戦いの激しさを劇的に再現している。館内の８つの展示室では人、城、戦いの物語が生き生きとの紹介されている。

アスローン城 城・宮殿

ギャラリー５は「包囲の人々」というテーマで、写真のようにアスローンの包囲戦に巻き込まれた１７世紀の代表的な人物を彫刻で展示している。攻撃と防御を主導した軍の将軍を含む８人の主要なキャラクターの等身大の彫刻で表現している。

アスローン城 城・宮殿

ギャラリー８は「死と破壊」というテーマで、暗い廊下から薄暗い牢獄に行くと、アスローンの包囲の直後に、生存者が置かれた状況が伝えられる。アスローン城の暗い牢獄には不気味な囚人の彫刻が置かれ、暗い時代を想起させる。

アスローン城 城・宮殿

城の中庭には大きなチェス盤と駒が置かれている。

アスローン城 城・宮殿

城の城壁から１２世紀に建設されたシャノン橋とそに下をゆたりと流れるシャノン川、美しく調和したアスローンの町の見事な景色を楽しむことができる。

アスローン橋 建造物

城から川岸に行くとシャノン川クルーズの店がある。早く出そうだったのでザ・リバー・ランの船に乗ることにした。船は正午頃に出発。

シャノン川クルーズ 体験・アクティビティ

クルーズ船はシャノン川からリー湖に向かう。船内にはバーがあり、飲み物や軽食を食べることができる。ギターなどのライブエンターテイメントも楽しむことができる。

シャノン川クルーズ 体験・アクティビティ

リー湖に出ると湖岸の草原に馬が放牧されていた。午後１時頃にアスローン城の近くにあるザ・リバー・ランのグルーズ船の船着場に戻る。

シャノン川クルーズ 体験・アクティビティ

１０世紀に設立されたアイルランド最古のパブとしてギネスブックに認定されているショーンズ・バー。アスローン城から歩いて１分ほどの場所にある。

ショーンズ バー バー

ミックスサラダが付いたパドックのフライ使ったフィッシュ・アンド・チップスを注文。

ショーンズ バー バー

ビールを注文するとゴールウェイ・フッカーが来た。ゴールウェイ湾で使用された濃い赤茶色の帆が印象的な伝統的な漁船。ビールのラベルにも使われている。

ショーンズ バー バー

昼食後、アスローン城の向かいにある聖ピーター＆ポール教会に向かう。美しいローマカトリック教会で１９３２年から１９３９年の間に建てられたと考えられており、銅メッキの傾斜屋根、銅のドーム、切妻屋根付きの入り口のファサード、ツインタワーには時計の文字盤を備えている。

聖ピーター＆ポール教会 寺院・教会

広々とした内部は、コネマラ大理石のシャフトで作られたコリント式の柱で支えられた３つのアーチ型のセルで形成されている。バロック様式の天蓋は、赤と白の大理石の螺旋状のねじれ軸の大麦糖柱で支えられており、そのデザインは、ローマのサン・ピエトロ大聖堂にあるベルニーニの天蓋をモデルにしている。

聖ピーター＆ポール教会 寺院・教会

聖ピーター＆ポール教会はステンドグラスの窓も非常に有名。写真は聖パトリックの窓で、１９３７年に完成。パトリックが年をとっていて髭を剃っているのではなく、若くてきれいに剃っていることが示されている。周りの小さな画像は、アイルランドや世界中のパトリックにちなんで名付けられた教会や大聖堂がある場所を示している。

聖ピーター＆ポール教会 寺院・教会

バスの出発までに時間があったので、再度アスローン・キャスル・ビジターセンターに入場。ギャラリー１は「アスローンの初期の入植」ということで、先史時代のアスローンの生活と入植地について紹介されている。写真の３Dマップはヴァイキングやノルマン人などの重要な歴史的期間を彫刻的表現で投影されている。

アスローン城 城・宮殿

写真はアスローンのアイルランドの初期キリスト教の墓の天板である砂岩のスラブ。アスローン・キャスル・ビジターセンターを出て、アスローン・バスステーションに行って午後４時１０分発のバスでダブリンに向かう。

アスローン城 城・宮殿

ダブリンのブサラス・セントラル・ステーションに午後６時に到着。ザ・チャーチ・バー＆レストランに行った。１７世紀の旧教会を修復して、現代的なバーとレストランに改装。

ザ チャーチ バー

１階のメインバーにはカジュアル・ダイニングがあり、コーヒー、紅茶、ドリンク、軽食を楽しめるカジュアルな席がある。店内は多くの客が入っていて活気ある雰囲気だった。

ザ チャーチ バー

教会を改装したので、写真のようにレナトゥスハリスが建てた美しいオルガンが設置されている。見事なステンドグラスの窓など、多くの優れた特徴を誇っている。

ザ チャーチ バー

この店を選んだのはテイスティング・トレイがあるからで、４種類のビールの飲み比べができる。注文するとすぐにビールが運ばれてきて、飲み比べを楽しんだ。

ザ チャーチ バー

夕食としてステーキ・サンドを注文した。毎週日曜日から水曜日にはライブ・トラッド・アイリッシュミュージック＆ダンス、毎週金曜日と土曜日にDJが行われるらしいが、やっていたのかどうかよくわからなかった。

ザ チャーチ バー

写真のダブリン・コノリー駅から近郊列車ダートでハーモンズタウンにあるスカラーズ・タウンハウスに宿泊。