2021/04/21 - 2021/04/24
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ちゃおさん
交通量の殆どないこのバイパスは道路の両側にデイゴの街路樹が植えられている。温帯から亜熱帯に生育する南方系の樹木だ。初夏には真っ赤な花が咲くが、今はコロナ禍で人通りもないが、港から続くこの通り、観光シーズンになれば、沢山の人を迎えてくれるだろう。このデイゴ道を真っすぐ進んで行くと竹富の集落に行きつく。周囲10キロほどのほぼ平坦な島で、集落はその中央部に纏まっている。住宅と住宅が接していて、それなりに人口密度は高いと思われるが、個々の住宅にはそれぞれ石垣が作られ、隣りどおしはきっちりと区分されていて、所謂漁師町のようなごちゃごちゃと路地に人家が密集しているような集落とは違って、どこか、東京で言えばお屋敷町のような街並みだ。この島ではこの街並みを「スンマシャー」と呼んでいる。当てはめる漢字は分からないが、案内看板を見ると「仲筋集落」となっている。所謂東京で言えば「中央通り集落」の意味だろう。自分はこの「スンマシャー」の後の部分は分からないが最初の「スンマ」は日本語の「住まい」から転嫁したもの、即ち「住宅地」を意味しているのではないかと思った。
この案内看板を見ると「スンマシャー」とは、中国「風水」の影響を受けたもので、集落の入り口には巨木を植えて、石垣で囲い、悪霊や凶事が外部からやって来るのを防ぐ考えがあったとのことである。この島には、こことあと一つ西側の出入り口、西桟橋の近くにあるとのことである。この看板を過ぎた辺りから集落が始まる。石垣で作られたちょっとした城塞都市の感じもあるが、平和な島だから、そんない大袈裟なものではない。単に暴風雨から建物を守る目的で石垣がめぐらされているのだろう。先の「ゆがふ館」での説明案内を見ると、この石垣文化は沖縄県の中でも八重山地方に特徴的なもので、それかこれか、この隣の島が石垣島と名付けられているのだろう。確かに沖縄本島では、ここ竹富で見るような石垣で囲まれた住宅地を見ることはなかった。
真っ赤な屋根瓦が目を惹く。デイゴの赤よりも更に赤い屋根。沖縄赤瓦。一昨年漏電が原因で焼失した首里城正殿も赤瓦で葺かれていた。沖縄の有名な洋画家大嶺政寛は首里界隈の赤瓦の風景画を良く描いていた。沖縄時代、1枚買っておけばよかったと今になって思う。ここ仲筋集落は歴史的景観地区。この赤瓦の景観は沖縄の、ここ竹富に来ないと見られない。屋根の上にシーサーが乗っている。獅子のことで、家の守り神。良き伝統と風景が今に守られている。
- 旅行の満足度
- 5.0
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