国内最大級の防潮堤の上を歩く！　遠州灘海岸ウオーキング

2020/10/11 - 2020/10/11

名古屋から『豊橋往復切符』を利用して遠州灘海岸ウオークに行きました。
暑い夏も終わり凌ぎやすくなったのでコロナ禍の気晴らしも兼ねて、浜松のマラソン仲間と防潮堤見物も兼ねて遠州灘海岸を散策しました。
遠州灘沿岸に今年3月末に完成した国内最大級の防潮堤は東日本大地震の津波被害を教訓に建設され、高さ13～15ｍ、総延長17.5ｋｍに及びます。
南海トラフ巨大地震による最大級の津波に耐え、浸水域を大幅に減らすことを目的としています。
東は天竜川河口、西は浜名湖と遠州灘がつながる今切口まで続く防潮堤で、太平洋の大海原を右側に眺めながら　かつてのマラソン仲間５人と共に15ｋｍ歩き健康的な一日でした。

エリア 弁天島温泉(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

名古屋から東海道本線で浜松に行く時には殆どが豊橋行きなので通常豊橋で乗り換えが必要です。今回は名古屋から豊橋で乗り換えすることなく浜松まで直通の快速電車を時刻表で探し出し、特別快速の浜松行きに乗車します。
JR東海の電車は殆どが313系となりましたが、この時は車両本数の少ない311系に乗車できてラッキーでした。
名古屋8：14⇒弁天島9：35（5100F)

便利でお得な『豊橋往復切符』
豊橋往復切符は発売日当日に往復できる切符で、平日は1,860円、土休日は1,540円。（土休日は割安になっており、みどりの窓口で購入・発売日は当日限り）

普通なら名古屋から浜松に行く時は一気に新幹線で行くと思います。
名古屋～浜松は営業距離が109ｋｍ。100ｋｍを9ｋｍだけ超えるため特急料金は自由席特急券は2,480円に跳ね上がり、乗車券1,940円＋自由席特急券2,480円＝4,420円が必要となります。
今回は土休日に豊橋往復切符を利用し在来線のみで移動したので、
豊橋往復切符1,540円÷２＝770円（片道）
二川⇒浜松＝500円　合計1,270円
＊時間は約1時間30分かかりますが、新幹線より片道だけで約3,000円、往復で約6,000円も節約できました。

名古屋市内⇒豊橋ゾーンの切符有効範囲は、名古屋市内～二川（豊橋市）。
今回のように二川から乗り越して乗車する場合、弁天島駅での乗越清算は不可となり同時に購入しておかないと通常料金を徴求されてしまうので注意が必要です。

帰りの切符（浜松⇒二川500円＋豊橋ゾーン⇒名古屋市内770円＝1,270円）
浜松⇒二川の切符（500円）を豊橋往復切符と一緒に購入しないと下車駅で通常料金1,940円を払わないといけません。

コロナウイルスの影響で人々はまだ出控えているようで日曜日でも車内はガラガラです。

電車は新居町駅を過ぎ浜名湖を渡ります。

冠雪した富士山に感激！！！

弁天島駅で下車して浜松のマラソン仲間と合流します。

今回は弁天島駅から東若林バス停まで歩きます。
弁天島駅～今切口～米津～東若林バス停→浜松駅

ちょうど今日は浜名湖一周100ｋｍウルトラマラニックが開催されていました。
100ｋｍを走る人もいるのを横目に見ながら我々は15ｋｍをとぼとぼと歩き始めます。

弁天島は遠州灘から浜名湖につながる玄関口。
浜名湖のレイクビューを横目に散策でき、潮風がとても心地いい。

リゾート地の雰囲気が漂う弁天島海浜公園

安芸の宮島のように海中に建つ弁天島の赤鳥居（高さ18ｍ）

ボ～と赤鳥居や浜名湖を眺めるだけでも気持ちいい！

舞阪宿の海上安全の灯篭

浜名湖にこんなに漁船が停泊しているのにビックリ

浜名漁協の製氷工場から氷を漁船に送り込む通管

かつてはマラソン大会に出場していたメンバーも今は歳をとり走らずに　とぼとぼと15ｋｍウオークに挑戦します。

対岸から弁天島のホテル群を望む
眺めも良く恰好の釣り場になっているようです。

津波対策として遠州灘沿岸に建設していた全長17.5ｋｍの防潮堤が本年3月に完成。
見ただけでも高さに圧倒されます。
以前から完成したら歩いてみたいと思っていたので、かつてのマラソン仲間とウオーキング。
防潮堤の高さは静岡県が想定する9～14.9ｍの大規模な津波を上回る15ｍもあります。

浜名バイパスを下から見上げたら隙間から一直線の青空が見えました。

青空に映える浜名バイパスの橋が造形美が美しい。
以前は有料道路でしたが今はフリーウエー

今切口の防潮堤の中腹に立つ筆者が小さく見えます。
想像していたよりもはるかにスケールがでかい日本一の高さの巨大な防潮堤です。

久しぶりに見る太平洋の大海原と砂浜はスケールがでかい！

太平洋の砂浜を眺めながら一直線の防潮堤の上を歩きます。
後方に見える半島は渥美半島。

防潮堤の遊歩道に椰子の実が流れ着いた！？

防災林の松の木が虫に食われて所々で枯れているのが気になりました。

防潮堤の上から眺める遠州灘の太平洋。
海岸には若者がウインドサーフィンを楽しんでいました。

2時間以上歩き疲れてお腹も空いてきたので古橋廣之進記念　浜松市総合水泳場（ToBiO)で休憩します。
古橋廣之進は浜松市出身で第二次世界大戦終了後の水泳界で「フジヤマのトビウオ」とも言われ、次々と世界記録を打ち立てた人物らしい。

国際公認の50mプールや飛び込みプールもある浜松市総合水泳場（ToBiO)
利用料金が一般で770円とは高い。さぞかし立派なプールに違いない！

弁天島駅前のファミリーマートで買ってきた明太海苔弁当。
鶏唐揚げ、コロッケ、ちくわ磯辺天婦羅、卵焼きや味付けごぼう人参、こんにゃくなどが入っていて中味が豊富で美味し～い！

昼食で30分ほど休憩し、また砂利道を歩き始めます。

浜松駅界隈のビル群が見えてきました。

本日の目標終着点の東若林バス停に到着。
15ｋｍを4時間少々で完歩。
遠鉄バスに乗って浜松駅へ

浜松駅に到着
サンクンガ―デンから眺めるアクトタワーと浜松駅ビル（メイワン）。

豊橋行き普通列車（147F)に乗って帰途につきました。