2019/11/10 - 2019/11/10
21位(同エリア135件中)
ミランダさん
毎年、結婚記念日が来る11月に小旅行をしています。私達が住む欧州では、11月は日が短く、旅行には適さない月で、目的地選びに困るのですが、スペインなら温かいだろうと安易に考えて選んだサラゴサ。期待に反して寒かったです。でも予想外にタパス街が充実していて、食べる方で満足度の高い旅になりました。
お待たせしました、その2日目の報告です(心待ちにしていてくれた方がいたらうれしいな)。
その他の地域への旅はこちらから:https://mirandalovestravelling.com/ja/
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
二日目はまず、前日の案内所のお兄さんからもらった見どころリスト中、無料で入れるところを目指しました。
その一つがAljaferia宮殿です。ホテルのレセプションで、そこへの行き方を聞こうと、スペイン語に疎い私達が「アルジャフェリア」と
、フェに力点を置いて発音したら、通じません。それを見たもう一人の、より賢そうなレセプショニストが横から、「ああ、アフハフェリアね」とリに力点を置いて発音してくれました。外国人観光客が多いホテルのレセプショニストは機転が利かなければ、ね。
この賢いレセプショニストの勧めで、歩いていくことに。
写真はその途中通ったスペイン広場です。 -
基本、ホテルの前の道をまっすぐ歩きます。
途中、こんなヤシの並木道を通りますが騙されてはいけません。冷たい風が吹く寒い日でした。天気は良かったのですが。人々の服装を見ると、まだ冬支度はしていないようでした。 -
迷うことなく、アルハフェリア宮殿に到着。
無料の日のはずでしたが、切符売り場に人がいたので、夫が「今日は無料ですよね?」と確かめたら、おばさんが「あなただけ特別よ」と答えたそうです。おちゃめ。アルハフェリア宮殿 城・宮殿
-
入口です。
確かに一見の価値がある宮殿です。 -
イチオシ
ガイドブックには、グラナダやコルドバには見劣りすると書いてあり、確かに、そういった所から直行したら、その通りかもしれません。
でも私達はアラビア風のデコレーションを見たのがひっさしぶりだったので、感激しました。 -
パティオから始まり、建物の中へ。
特に天井の細かい装飾が素晴らしかったです。こういうイスラム建築とキリスト教建築が融合したものをムデハル様式というのですよね。 -
いったん通路を間違えて出てきてしまったのですが、係の人が親切な表情で、正しい道順を教えてくれました。あまり英語は通じず、身振り手振りの会話でしたが。
その他の場所でも感じたことですが、人々の感じは良好。ただ、結構な観光地のはずですが、人々はあまり英語を話しません。 -
イチオシ
どの部屋も、とにかく天井に力が入っていました。
-
さて、宮殿の次に目指したのは、ゴヤ美術館です。ここも第二日曜日であるこの日は無料で入れました。
スペインを代表する画家のゴヤは、サラゴサの近所で生まれたのですね。それで、この町にとって、とても重要な存在であるらしく、ピラール広場には像が立っていました。美術館があるのもむべなるかな。
ただ、美術館内は撮影厳禁でした。 -
展示されていない空間はいいだろうと思ってささっと撮った写真。
ゴヤの大作はマドリードのプラド美術館で見ましたが(その様子:https://mirandalovestravelling.com/ja/%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%89%e7%be%8e%e8%a1%93%e9%a4%a8/)が、ここで驚いたのは版画です。
おびただしい量の版画があり、暗い部屋の中で説明も版画そのものも、その前に人が立って初めて照らし出されるという仕組みでした。
そのせいか、目がくらくら。
絵の内容が、ひどく残虐だったのもくらくらした理由です。ナポレオン軍が攻め入ってきたときに残虐なことをした様子をえぐく描いているものが多かったです。実際にあったことなのでしょうけれど、それを描いたゴヤという人の狂気を感じました。 -
かなり歩いて疲れたので、また腰かけられる店を求めてタパス街、エル・トゥーボへ。Taberna Dona Casta という店のスツールに落ち着きました。
-
メニューがあってウエイターに注文する形だったのですが、メニューの内容がさっぱりわからないし、ウエイターは英語を話しません。
それで、夫が「ピッカンテ(辛い)でないものを4つ」と言い、ウエイターに選んでもらいました。
この写真はその一つのチキンです。 -
4皿だけじゃ足りなくて、付け足した野菜の天ぷら。アイオリソースか、サウザンドアイランドに付けて食べるようになっていました。
それはそれで、結構、美味しいものです。
この食事、6種のタパスとワイン4杯で、計31.30ユーロでした。 -
食後、この町の最大の見どころであるヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂を目指します。
まずは外観を見るため、ピエドラ橋へ。頑丈な造りの石橋で、橋の端には町のシンボルであるライオンがどーんと立っています。ピエドラ橋 建造物
-
橋を半分ぐらい渡って、この町を訪れる観光客が必ず撮るこの写真を撮りました。
しかし、何しろ極寒の風が強く、長居はできませんでした。 -
風から逃れるように、ヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂の中へ。
ここも中は写真を撮ってはいけません。
とにかく広い教会で、どこが中心なのかもよく分かりません。
入口付近のチャペルでは、太った娘の脚に手をかけ、祈る母親の姿がありました。娘は、木製のキリスト像の脚に手を置いていました。
同じチャペルの左の方では、銀の彫刻にキスしているオジサンもいました。
信仰とは、人に不思議なことをさせるものだとつくづく、思いました。 -
ガイドブックには、この教会が建てられた所以である柱をまつった部分があり、そこに人が並んでキスしていると書いてあったのですが、何せ人がほとんどいなかったので、それがどこだか不明。夫が「これかも」と指さしたのがここです。
-
とにかく立派な教会でしたが、ここのろうそくは電気仕掛け。お金を入れると電気が付く仕組みで、ちょっと趣に欠けました。
-
ホテルへ戻る途中、由緒ありげなカフェがあったので入ってみました。Gran Cafe というところです。歴史がありそうで、宮殿風の内装。なかなか良い感じです。
ここでアップルパイを食べ、カプチーノを飲んでホテルへ帰りました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
20