キックボードで香港から西へ～8.欽州市からベトナムの国境の町モンカイへ

2019/01/07 - 2019/01/10

サラリーマンをしながら、香港から西へ西へとキックボードで旅をしていきます。11日目は香港から欽州市へ鉄道で移動します。鉄道で移動したのは、前回阳江までキックボードでたどり着けなかったことが1つ、もう1つ欽州市の手前の北海市が中国海軍の三大艦隊の拠点となっており、香港方面からベトナムのモンカイまで海沿いに南下出来ないのではと考えたからです。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 5.0

深センへは香港側落馬洲イミグレーションから中国に入りました。地下鉄で深セン北駅に向かいます。

列車番号G2916新幹線 深セン北駅16:13発　南寧東20:16着　トリップドットコムで予約、4245円です

約4時間で南寧東駅に到着、欽州東行きの急行に乗り換えます。

乗り換え時間に余裕があったので、駅ナカで食事しました。

列車番号G529 南寧東21:10発　欽州東21:52着　トリップドットコムで予約、823円です

写真の欽州東駅を夜10時前に出て、予約していた7Days Inn Qinzhou Niannian feng Plaza Xiangyang Street Branchに向かいます。7Days Innまで6km弱ですがチェックイン出来たのは深夜0時半過ぎでした。2時間以上ホテルを探して街をさまよっていたことになります。原因はホテル予約サイトのアゴダの地図にあります。

予約したアゴダのHPの地図がGoogle Mapsを使っているので、位置情報が1km近くずれて表示されるからです。(アゴダでは地図情報がGoogle Mapsかどうか確認が必要ですね)

途中までキックボードで行きましたが、ホテルが見つからないので、結局バイクタクシーで行きました。(ホテルの写真は翌朝撮影) 　アゴダで予約、食事なし1762円。

阳江で泊まった7Days Innよりきれいなホテルでした。

翌朝は7時半に出発しました。12日目はベトナムとの国境の町、東興市へ向かいます。距離は91kmですから行けるはずだった。ところがまたしても行けなかった！

ガチョウのドナドナです。

出発から2時間半経ったころ、道路がまさかの未舗装になりました。欽州から防城港へは高速道路もありますが一般道はこれだけなので、2時間半、距離で12～3kmは歩きました。もしかしたら国境も近いので軍事的な理由で舗装していないのかもしれませんね。

雨が降った後なので最悪です。が、雨が降っていなかったら逆に砂埃がすごそう。

12時ごろ、やっと未舗装の道を抜け出して、防城港のゲートに出ました。この区間の通過に時間がかかったため、今日は東興市へ行くのはあきらめ、防城港に泊まることにしました。

ゲートのちょっと先の中学校の前の交差点で、2人組の中学生が話しかけてきて「おばさんの宿、案内するよ!」と言われ、「このバスに僕達の親のフリをして乗って!」　本当にお金払わないでバスに乗れた。中国で子供の通学に付き添う時、バス代はタダなのか？

中国では外国人が宿泊するホテルが決められており、それ以外のホテルに宿泊することはできません。だから1000円くらいで泊まることが出来ました。

中国の未舗装の道路は独特な薬品のような臭いがしました。足やリュックに飛び散った泥も乾くと白っぽくなっていましたのでシャワーで洗いました。

トイレは中国式

ちょっと遅い昼食です。

夕方まで昼寝して、また街を歩きに行きました。

屋台で臭豆腐を食べました。習近平さんが「好物です」と言ってから流行っているらしい。辛いソース入れないでと言いましたが、それでもちょっと辛いです。厚揚げっぽい感じで美味しいです。

そのあと定食屋でも海鮮炒飯食べた

定食屋のメニューです。

きょうのガーミンの走行データです。

かなり歩いたから時速6.6km/hとかなり遅い。

欽州の旧市街は道がやや狭い所もあるが、郊外に出ると道も広くなり、かなり走りやすくなります。田園地帯に入ってしばらくすると道路が未舗装となり、防城港の入口までそれは続きます。この区間はベトナムのモンカイへ行くには避けられない道で、この道一択です。

翌日は13日目。今日こそベトナムまで行くぞ、距離は58kmだ。でもまた未舗装の道かもしれないなとは思っていました。ところが別の失敗をしてしまいました。

今度は逆の欽州方向に13kmくらい戻ってしまったのでした。「あれっ、この案内標識とこの風景、昨日見たぞ!」　未舗装の似たような風景が続いたのも気がつくのが遅れた原因かもしれません。

昨日、中学生にホテルまで送ってもらったのでタカも方角がよく分かっておらず、宿のおばちゃんに東興の方角を聞いたのですが、通じてなかったようです。通りかかった村営のバスに乗せてもらい防城港に戻りました。

体はなぜか無意識に防城港のバスターミナルに向かっていました。東興市行きのバスが停まっています。

防城港10:50発の直通バスに乗りました。15元(約270円)です。

1時間ちょっとで中国側の国境の町、東興に到着しました。

ベトナムへのボーダー超える前に飯を食べます。

東興ーモンカイのボーダーを超えるのは1時間半くらいかかりました。これは国境を渡る橋です。

ベトナム側の国境の町モンカイで、まずは宿探しです。市場の前に何軒か商人(あきんど)用のニャギ(ベトナム風旅館)があります。

まだ両替前で「中国元なら120元でいいよ」とのことなのでここに決めました。写真は旅館の入口です。

この窓から市場が見えます。

私は市場を見るのが好きなのです。

雑然とした感じのモンカイの市場。

モンカイの市場では八百屋の隣にネイルサロンがあったり、

八百屋の隣に理髪店があったり、

洗髪している光景が急に現れたりします。

夕方5時くらいに行った食堂

安くて美味かったから夜8時半過ぎにもまた食べに行きました。

2時間ちょっとしか走れてない、何という1日!

でも無事に国境を越えられたからよしとしよう!

未舗装の道歩いたから、時速6km/h。30分くらいしかまともに走れてないwww
.。