ガラガラヘビを探しにフライマン・キャニオン・パークへ

2020/08/23 - 2020/08/23

ある日のこと。リビングのソファーでくつろいでいた私に向けて妻から予想外の言葉が飛んできたのです。

「最近フライマン・キャニオン・パークでガラガラ蛇の目撃情報が増えているみたい。行ってみない？」と。

いつから妻がヘビ好きになったのかは知りませんが、ハイキングを特に断る理由もないので行ってきました。

カリフォルニア州による公園の案内ページはこちら。
https://mrca.ca.gov/parks/park-listing/fryman-canyon-park/

エリア ロサンゼルス(アメリカ)

• 旅行の満足度: 2.0

展望台のところの駐車場に到着。15台くらい止められるスペースがありました。最後の1台のところを運よくゲット。

サンフェルナンド・バレー側が一望できるようになっています。

ここは公園内で一番高いところなので、ここからハイキングをした場合下に降りてからまた登ってくるようなコースになります。ぐるっと一周するような感じで。

サボテン。このあたりの気温を想像していただけるでしょうか。

展望台の横にキツツキ発見。

このあたりではこんな動物が見れるようです。ボブキャットもいるんですね。鹿やコヨーテはロサンゼルス市内でけっこう見かけます。

やっぱりガラガラヘビもいるようです。私はこの看板を見るまで実は目撃情報が多いのはGopher Snakeじゃないかと思っていました。事前に妻が見せてくれたインスタグラムには、真昼間のハイキングコースを横切るヘビの全身写真が何匹か。ゴファー・スネイクとガラガラヘビは、アオダイショウの子供とマムシみたいな関係に似ています。模様がそっくりで、無毒なのと毒蛇の違いがあります。体の模様は似ていますが目が全然別ものです。ゴファー・スネイクはつぶらな瞳が可愛いのです。対するガラガラヘビは凶悪な感じ。恐竜映画で出てくるような獲物を逃さない感じの目つき。あと、ガラガラヘビはしっぽにガラガラ鳴るものが付いています。

うちの近くの公園で昼間にゴファー・スネイクは今までよく見かけていますしガラガラヘビは夜行性なので、みんなが多く見かけているのはゴファー・スネイクのほうだと思ったのですが。毒蛇がハイキング中に出るというならいつもよりさらに気を付けて歩かないといけません。一応この日はスニーカーよりも頑丈なハイキングシューズを履いてきました。これだと噛まれにくいはず。

スタート地点は結構広い道。

この辺りはハリウッドサインあたりのハイキングコースと違って山の北側を歩きます。日陰や木が多め。その代わり湿度も高めです。暑い。

先週飲んだスポーツドリンクは私には甘すぎると思ったので、今週は砂糖なしのを探してきました。グレープ味。グレープは好きだけど、この色はなんとなく食欲がわかない気がします。

私はヘビが好きか嫌いかで言うとどちらでもないです。ヘビが怖いか怖くないかで聞かれたら、怖いと答えます。動物園でガラス越しに見るのは全然平気ですが、自然の中で間近で至近距離で見るのはちょっと。

いつもはハイキングでは私が先頭で歩きますが、今回は妻の後ろを歩いています。2メートルくらい離れて。

野生のウサギ発見。

ウサギは山にもいるんですね。今まで荒野や草原ではよく見たことがありますが。

山と言っても、ここは標高300メートル少しです。本格的な山と違って平地と変わらず気温は高いし、しかもこのあたりは湿気が多くて歩くの大変。おまけに虫も多いです。歩き始めたばかりなのに妻とお互い不満を言いまくり。そんな時に可愛いウサギ登場で少し癒されました。

このウサギは岩場をぴょんぴょん跳ねて登っていきました。ヤギみたい。すごい。

急な坂道を下っていきます。ということは、後で同じだけ登らないといけないのか・・。

下までいって登りなおす途中に木陰で休憩。この一年で一番汗をかいた気がします。セコイア国立公園やヨセミテ国立公園で長距離のハイキングをした時でもこんなに暑くありませんでした。暑さにものすごく強い妻でも、この日は顔が真っ赤になったくらい。こんなになったのは真夏のアーチーズ国立公園でデリケート・アーチのところを歩いた時以来かも。この10年で2度目？

出発から一時間後、元の場所に到着。ここは夏に来る場所ではないと妻と意見が一致しました。

ガラガラヘビは結局見かけませんでした。代わりにウサギやリスを何匹か発見。疲れて足元ばかり見ていたので、あまりゆっくり動物や景色を眺める余裕はなかったです。