2018冬　愛知・名古屋 気ままにグルメ旅～とりあえず食べたいものを食べる～

2018/01/27 - 2018/01/28

引き続き、過去の旅行ネタでお付き合いいただければと思いますm(__)m

今からもう２年以上前の話になりますが、当時大学時代の友人が名古屋に住んでおりまして、2018年の１月に会いに行くことにしました。
名古屋といえば、ひつまぶしや味噌カツなどをはじめとする名古屋めしが有名であり、訪れる人ならばぜひとも食べたいと思うところでしょうが、私は友人を訪ねるのがこれが２度目。そして友人としても私以外の来客が訪れる度に付き合いで名古屋めしを食べているでしょうから、確実に食べ飽きているであろうことは、容易に想像がつくわけであります。

私「もう名古屋めし食べ飽きたべ？」
友「うん、飽きた。来る友達みんなひつまぶし連れて行けって言うんだもん。」

ねえ、やっぱり(笑)

ってなわけで、今回は名古屋めしにこだわらずに、単純に食べてみたいものをきままに食べることをテーマに旅をしたいと思います。
プチ観光も含め、１泊２日の模様をダイジェストでお送りします。

エリア 名古屋(愛知)

おはようございます。朝７時前の東京駅です。
これからこだまに乗って愛知県まで行きます。
出来ればのぞみかひかりでびゅわーんと一気に行きたいところですが、降りるのがこだましか止まらない三河安城なのでこだまに乗るわけです。

東京駅 駅

三島駅を過ぎたあたり。
快晴なので富士山がとってもよく見えます！

乗ることおよそ２時間２０分ほどで三河安城に到着。
初めて降りる駅でしたが、降りる人も少なくこじんまりとした駅でした。

ここから在来線に乗り換え、東刈谷まで移動。友人とはそこで待ち合わせます。

三河安城駅 駅

何でわざわざ早朝の新幹線に乗って三河国まで来たかというと、すべてはこの大岩亭というラーメン屋さんに行くためです！
愛知県内はもちろんのこと、全国各地から人が訪れ、テレビの取材も絶えないのほどの人気店で、スープ切れになることはしょっちゅう。開店３０分前に来ましたが、すでに何人か並んでいました。でも前の方なので、確実に食べられます。

やはり最も人気なのは大岩ラーメン特鳥。
最小限の水で煮詰めた豚骨スープに鳥のエキスが乗っかっているこの特鳥ラーメンは、あまりにも濃厚すぎるとのことで話題を呼んでいます。
もちろんこれを注文！

ラーメンのスープについて解説。

そして何といっても、店主の大岩さんのカリスマ的ともいえるキャラが人気を集めていると言っても過言ではないでしょう。

テレビ番組「月曜から夜ふかし」で取り上げられたことがありますが、湯切りの際に、ものすごく大きい且つ通る声で、「アァァアアアアアーーーイ！！エッス！！」
と叫びます(笑)。
店主曰くこれは魂の調味料で、このように叫ぶと麺が美味しくなるんだそうです。
僕がここに来た理由も、この店主に会いたかったがためです。

席についてラーメンを待っていると、待望の「アァァアアアアアーーイ！！」の雄叫びが！
感動しました。

店主の大岩さん、非常にホスピタリティに富んでいて、駐車場に止まろうとする車を誘導したり、赤ちゃん連れのお母さんを優先して待機椅子に案内してくれるなど、とても気遣いのできる優しい方でした。

そして来ました、大岩ラーメン特鳥！
入店と同時に入ったけど出てくるまでに３０分くらいかかった(笑)

テレビで見たときと全く同じ見た目です。このラーメンにも「アァァアアアアアイ！！」という魂の調味料が込められているかと思うと感慨深いです。

レンゲをスープに立てるのがお約束。本当に倒れません(笑)
ちょうどこの日中京テレビの取材(映像取りだけ)が来ており、僕が食べているところがカメラに収まりました。(放送では使われませんでしたけどねw)

どんだけ濃厚な味わいなのかを想像してみましたが、意外にもマイルドな味わいでした。一応豚骨ラーメンですが、一般的な博多で食べられている豚骨ラーメンとは全くの別物です。豚と鳥のエキスがダイレクトに感じられ、とてもおいしいです。
…しかし、これほどの濃厚スープ(もはやポタージュ)です。麺を啜ればスープも一緒に口の中に入ってくるので、結構お腹にきます(笑)

それでも、薬味の紅生姜やすりゴマを駆使し、自由に食べられるご飯の上にかけてるなどして気分転換をし、完食！
とても美味しかったですし、不思議とまた来たくなりました。

このあとは近くのマックでアップルパイとコーヒーで口直し(笑)

さて、大岩亭の後は電車で名古屋市内へ。
トヨタ産業技術記念館に見学に行きます。

トヨタ産業技術記念館 美術館・博物館

愛知県はトヨタグループのお膝元だけあり、関連企業やその工場が軒を連ねています。
この博物館も豊田自動織機の工場跡を博物館にしており、創業時から現代に至るまで、製品の生産の様子を解説付きで展示がしてあります。

昔の織機の実演。
結構な大きな音を立てます。

打って変わって現代の織機。
全てが自動化されていて、こうして移り変わりを見ていくと凄まじい技術の進歩です。

楽器を演奏するロボット軍団。
自分も音楽鑑賞が好きなので少し辛口コメントになりますが、やっぱり楽器演奏は人間が１番うまい(笑)

ここからは、トヨタ自動車の創業者である豊田喜一郎の名言や当時の工場の様子を展示したコーナーになります。

木造の工場内にいろいろと作業具が置かれています。

このように木材で車の型を取り、

最終的にはこのような自動車が出来上がるんですね。
黒光りの車は何だかものすごい高級感に溢れています。

豊田喜一郎の名言集。
「リーダーたるもの、自ら先頭に立つべき」

「分からないこと、困りごとがあったら自分も一緒に考える。」

「現場の意見にも耳を傾けよう。」

「人からの意見はまずは素直に聞き、そして実行してみる。」

「とにかく、行動することが大事。」

「失敗してもいいから、思い切ってやれ！」

決してトヨタグループをよいしょする訳ではありませんが、どれも心に突き刺さる言葉ばかりでした。僕は職場では人の上に立つ人間ではありませんが、上の人たちがこういうことを言ってくれる、考えてくれているならどんなに心強くて安心できるだろうと素直に感じました。
実際、口先では大層な御託を並べておきながら、いざとなると自分の考えを押し付けたり、下の人間に寄り添わず、面倒なことが出てきたら真摯に向き合わず臭い物に蓋をする、そんな人間は悲しいことに多いのが現状で、僕も社会人になりたての頃はこのような人たちを間近で見てきてしまい、幻滅したものです。

すべての人がこのような考え方かできるのが理想なのかもしれませんね。

お次は車の展示コーナー。
歴代のトヨタ車がずらりと並んでいます。

1982年製　カムリ

1989年製　セルシオ

1997年製　プリウス　

遺憾なことに、最近ではじっちゃんばっちゃんがこれに乗ってコンビニに突撃するなどの事故が多発していることで名前だけ有名になってしまっています…

最新のミライ

自動車製造過程の様子。
実際に産業用ロボットが組み立てるところを見られます。

製造スキームを自動化できるのもすごいけど、それ以前に車を作る機械を作れるのがすげえ。
なんで？どうやったらできるの？？？

と、こんな感じで博物館を堪能した後は、一度友人宅にチェックイン。その後は夕食です。

地下鉄で高岳(たかおか)駅へ移動しました。
外に出るとレクサスの立派すぎる店舗が…

愛知は本当にトヨタかレクサスしか走ってないです(笑)

今日の夕食は、カサブランカというモロッコ料理のお店で。
なぜにモロッコ料理にしたかといいますと、個人的に各国料理の店を食べ歩くのが好きでして、ちょうどいい感じにこの美味しそうな店を見つけたのであります。

まずはインカコーラで乾杯。
特にコース料理で予約していないので、食べたみたいものを好きに食べていきましょう。

モロッコ料理カサブランカ グルメ・レストラン

レンズ豆のサラダ

ムッサメンパンのチーズ焼き

そら豆のコロッケ

伝統料理のクスクス

小麦粉から作る粒上の食べ物です。野菜とチキンを添えて。

ハリーラというスープ

モロッコ風春巻き、ブリワット

焼き菓子のバシマ

同じくバグリール

どちらも聞き慣れない名前ですね。

食後のコーヒー
モロッコのコーヒーなのでちょっと独特なスパイスの風味がするお。

「さて、そろそろお勘定して帰ろうか…」と思ったその時ですよ。急に店内が暗くなりまして賑やかな音楽が流れてきたと思ったら妖艶な衣装を身にまとったお姉さんが登場してきてベリーダンスショーの始まりです。中東などのアラブ文化圏での伝統ですから、その国々の料理屋ではよくショーをやっています。特に調べてなかったし、これで帰るに帰れなくなったぞ(笑)

…とりあえず終わるまで待とうと座っておりましたら友人が他のお客さんと同じようにお姉さんに強制的にフロア中央まで連れ去られてしまいました(笑)
連れ去られた人たちは輪になって腕や腰を振って阿波おどり…じゃねえや、ベリーダンスを踊ります。普段おとなしい友人も頑張っていました(笑)

僕はというと、お姉さんが他のお客さんを連れ去っていきつつある光景を見て「やべぇ、来る」と思い咄嗟にスマホを傾け「俺カメラマンだから」的な雰囲気を発動させて連れ去られずに済みました。

「せっかく来たんだから踊ってけばいいじゃん」というご意見もあるかと思いますが、それはたいそうごもっともです。でもな、俺そういうキャラじゃないんだ。スマン…m(__)m

やがて盛り上がったショーは終わり、友人が少々ヘロヘロで苦笑いで席に戻ってきたところで会計を済ませ、店をあとにしました。

料理もおいしく、楽しいところでした！

本日は友人宅で１泊！


ー　１日目　完　ー

ー　２日目　ー

おはようございます。
名古屋といえばモーニングですね。まだ名古屋で小倉トーストを食べたことがなかったので、名古屋駅にあるマカロニというレストランのモーニングを。おいしい。

マカロニ 名古屋店 グルメ・レストラン

友人はエッグベネディクトをチョイス。
んー、これもうまそうだな…

この日は、友人は資格学校の授業があったため、朝食後に解散。昼過ぎの新幹線まで単独行動をします。

名古屋市政資料館にやってきました。
先日の旅行記でも登場しましたが、この資料館に来たのはこの日が初めて。

愛知・名古屋野球観戦記【第２幕】↓
https://4travel.jp/travelogue/11633263

名古屋市市政資料館 美術館・博物館

内部はヨーロッパの宮殿のような作りです。
本当にきれい。

ここは旧名古屋控訴院の建物で、当時の裁判の様子も展示してあります。
昔の裁判って裁判官や書記官の衣装がかなりいかついですね。ここで裁かれたら生きて出られる気がしねえ…(笑)

このあとはテキトーに街をぷらぷらして、名古屋駅まで戻ります。

お昼はうまいもん通りの店で味噌カツ定食を食べます。
ここで初めて名古屋めし登場ですね。

ボリュームもあり、満足しました。

名古屋うまいもん通り 名所・史跡

食べてたら店員のおばちゃんが頼んでないひつまぶしを運んできて、「え、ん？あれ、相席？誰相席にしたの…」と他の店員さんとブツブツ話しながら不思議そうに僕を眺めながらテーブルの上に置いていきました。

いやいや、もうこっち伝票あるんだから絶対ここじゃないの見て分かるでしょ(笑)

すぐに取りに来るかと思ったらなかなか来ないのでさすがに呼び止めました。
僕「すいません、これは！？」
お「あれ、ここじゃないの？あ、隣だ。ありがとね、教えてくれて。」

おばちゃんよ、最初に感じた違和感、大事にしよう。


今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました！
以上です(｀･ω･´)ゞ

ー　2018冬　愛知・名古屋 気ままにグルメ旅～とりあえず食べたいものを食べる～　完　ー

この旅行記へのコメント （4）

• mom Kさん 2021/02/12 19:35:03

  名古屋途中下車には

  駅、マカロニ、エッグベネディクトをインプットさせていただきました。
  こういう情報はなかなか入手できません。ありがとうございます。

  Fidelioさん からの返信 2021/02/12 22:03:15

  Re: 名古屋途中下車には

  mom kazuko 様
  
  こんばんは。投票とコメントを下さり、ありがとうございます！
  
  エッグベネディクトは友人が食べたので、私の口からは「おいしい！」と申し上げることができないのが残念ですが、見るだけで美味しいのは分かりました(笑)
  マカロニはイタリアンのレストランですが、モーニングメニューが充実していてお店の雰囲気もゆったりしていて快適でした。
  
  私が名古屋に行った際に必ず買って帰るのが、コンパルのエビフライサンド。キャベツと薄切りの卵の上にタルタルソースのかかった太めのエビフライが挟まっており、あれをがぶりと頬張るのは至福の一言に尽きます。
  持ち帰りで新幹線で東京まで戻り、在来線や私鉄と乗り継いで私の家まで３時間以上かかりますが、それでもまだ温かさも美味しさも健在なんです。
  
  Fidelio

• pacorinさん 2020/10/16 11:16:58

  気になる大岩亭

  Fidelioさん、はじめまして
  
  表紙のラーメンの写真に惹かれてお邪魔してみましたら、大岩亭さんのラーメンだったんですね♪「月曜から夜ふかし」で見て知ったのですが、あのかけ声はとってもおもしろいですよね。特に最後の「エッス！」が気になる（笑）コロナの状況下で、あの雄たけびはどうなっているか心配ですが。。。
  
  オーストラリアの旅行記も拝見しました。大昔、ワーキングホリデーでシドニーに長く滞在していたので、とても懐かしかったです。
  
  Fidelioさんの文章のテイストが好きです。またお邪魔しますね～
  
  pacorin

  Fidelioさん からの返信 2020/10/16 21:02:13

  Re: 気になる大岩亭

  pacorin　様
  
  初めまして。Fidelioと申します。
  大変嬉しいコメントをいただきまして、ありがとうございます！
  私は文章を書くのが好きなので、これからもいろいろ工夫しながら、少しでも面白いと思ってもらえるような文章を書いていきたいと思います。
  
  私も「月曜から夜ふかし」で初めて知り、大岩さんのキャラにハマってしまった身です(笑)
  今や人気者で、ローカルテレビにレポーターとして登場することもありますからね(´ﾟдﾟ｀)
  
  今回の名古屋訪問も大岩亭に行きたいがために訪れたものなので、本当に行けてよかったと思っています。生の「アアアァァァイ！！エッス！」の掛け声は鳥肌ものでした。このコロナ禍でも一応営業していたようですが、果たして魂の調味料は注入されていたのでしょうか。
  
  オーストラリアの旅行記も見ていただき、ありがとうございます。pacorinさんはワーホリにも行かれていたんですね！やっぱり海外暮らしの経験がある人はすごいなぁと素直に思います。自分は外国で暮らせる気がしないです…
  そういえば、大岩さんも昔ニュージーランドに長期滞在していた経験があり、実は英語が話せるそうですよ！
  
  今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
  
  Fidelio