【K防疫】大邱(テグ)の防疫システムは今? 現地取材レポ

2020/06/16 - 2020/06/18

新型コロナウイルスの影響を大きく受けた韓国・大邱(テグ)。
しかし今では感染者数も大幅に減り、少しずつ落ち着きを取り戻しています。
今回は、そんな大邱が現在行っている防疫システムについてご紹介します。

エリア 大邱(韓国)

• 旅行の満足度: 5.0

まず、大邱の至る所に設置されている、
コロナウイルス克服のための大邱市民７大基本生活ルールについてご紹介します。

〈大邱市民７大基本生活ルール〉

1.症状があれば、早くコロナウイルス検査を受ける
2.マスク着用の生活化
3.30秒手洗いと手の消毒を頻繁に行う
4.人と人の間、両腕分の間隔(約2m)で健康的距離を置く
5.毎日2回以上換気、周期的な消毒
6.集会･集まり･会食を自制する
7.距離は離れても心は近く

これは東城路に新しくできた、商業施設･遊園地の入り口に設置されている機械です。こんなすごいものがあるなんて、とっても驚きました！
미세먼지(pm2.5)除去、抗菌、空気浄化、脱臭、等々してくれる優れものです！！

機械の中心に立って待つだけ、30秒もかからないくらいで終了！
また、熱のチェック＆手の消毒、名簿記入(名前･電話番号･体温･訪問時間･海外旅行の有無)も行っています。


建物内エレベーターには、消毒液、ボタン部分には抗菌のシートが貼られています。

地下鉄の入り口には、양심 미스크(良心マスク)というものが設置してあります！
1枚1000ウォンで1人1枚購入できます。公共機関やコンビニ等、お店に入店する際はマスク着用が義務づけられているので、もし忘れてしまったときにはとってもありがたいですよね！

売り切れてしまっていても、お手洗いの付近に設置された、衛生用品自動販売機にて購入できます！

そして、地下のあらゆる所には、消毒ジェルや消毒用マットも設置されています。
壁には『予防運動心得』という、正しい手洗い方法や咳･くしゃみ時の対処法などの分かりやすく書いた案内書が沢山貼られています。

殆どのお店には消毒液･消毒ジェルが設置してあります。入店時に消毒し、退店時に消毒する流れです。

また、東城路のあるお店には、行列の密を防ぐために、階段を一段ずつあけて待つ事を促すためのステッカーが貼られていました。

そして、食事をする間にマスクを机や椅子に直接置いておくのは、綺麗なお店でもウイルスが心配ですよね？
ある飲食店では、1人１枚マスクは入るサイズのビニール袋を配布して下さり、衛生的にも気を付けてくださっていました。

映画館では、予約の時点から座席の間隔を開けて指定してあり、消毒や体温チェックもされます。

また、マスクを着用していない客は入店お断りなどの掲示もよく見られます。
最近では、マスクを通常販売するお店もだんだん増えてきており、以前より買いやすくなりました。必ずマスクを忘れないようにすることが必須ですね！

公園内のベンチには、距離確保のためのステッカー設置、消毒用マットもありました。そして、注意書き掲示も設置されていました。

バス内には、乗車･下車の際に交通カードをかざす機会の横には、消毒ジェルが設置されています。また、距離確保のために、２人用座席には、片方に1席とばして座る様にステッカーが貼られています。
また、コロナウイルス予防を促す放送も流れています。
バス停留所には、1ｍ距離維持の標示が地面に貼られています。

このように大邱は密にならないよう、日頃から心掛けやすい環境になっています。
徹底的に消毒や距離確保等、気を付けていくことで、必ずマスクなしで外に出られる日が来ること事を信じています。みなさんも7大基本生活ルールを実行してみてはいかがでしょうか!(^^)!