この御時世、関西空港に行くとは思わなかった

2020/04/02 - 2020/04/02

新型コロナ感染症が今後どのように広がるのか収まっていくのか、まったく不透明な昨今。
関西空港も最後に利用したのは去年の8月、お正月は海外に行けなかったし、今度空港へ行けるのはいつのことになるやら…

などと思っていたら、
４月１日、日本において「水際対策強化に係る新たな措置」が決定。
かなりの国と地域が4月3日午前0時をもって入国拒否の対象となってしまうことになりました。

それで、2日の朝に大慌てで入国する友人から連絡があり、私も大慌てで関西空港に迎えに行くことになりました。

というわけで、コロナ渦中における関西空港の旅行記です。

エリア 関西空港・泉佐野(大阪)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満

外務省の海外安全ホームページより。

入国拒否は７３か国・地域が対象です。
もうほとんど鎖国ですね。
こんな世の中を見ることになるとは、思いませんでした。

時刻は午前10時前です。
まずは、気になる４階の国際線出発フロアに行ってみました。
がら～んとしていて一瞬、入ってもいいのかなっという感覚になりました。

チェックインの機械も電源入ってません。

CANCELLEDが並びます。

チェックインカウンターで働く人もまったくいません。

写真では補正されて、明るいように見えますが、実際は電気があまりついていないので暗いです。

寂しくなる光景です。
働いていた人たちはどうなさっているのでしょうか。

出発口３だけが開いていました。
と言っても、乗客の姿は見えません。
保安検査場の中が少し見えました。
意外と検査員の人たちがたくさんいらっしゃいました。
でも、手持無沙汰なようすです。

ここ何年も多くの人が関西を訪れて、出発口あたりはたくさんの人が並んでいたのに。

出発口１です。閉まっています。
お掃除をする人だけおられます。

たくさんのモニター類も電源が落とされて、暗さを余計に感じます。

また、ここにたくさん並ぶ日もくるでしょうね。

銀行もカフェも開いてます。

スターバックスに一人だけお客さんがいました。

以前は、免税店のエリアがこの辺から確か覗けたと思ったんですが、どこも仕切りがしてあって見ることはできませんでした。

3階のレストラン・ショップフロアに下りてみました。
頑張って営業を続けている店舗もあります。

このような貼り紙がありました。
仕方ないですね。

お休みしている店舗もちらほら。
まさか、こんな事態が起ころうとは、店舗の経営者や従業員に同情します。

それでも、4月です。
空港に入った新人さんの研修でしょうか。
この方々以外にも、空港関連の新人公務員の皆さんもおられました。
新人さんにとっては、波乱の門出となりましたが、頑張ってくださいね。

国内線出発・到着フロアです。
明るいです。人は少ないけれど。

チェックインカウンターも仕事中です。

お食事処も営業中です。

おみやげ処は閉まってました。

回転ずし屋さん、営業してますが、お客さんの姿が見えません。
今なら、一人でカウンター寿司屋のように利用できるかも。

ポケモンも待ってるよ～。

1階、国際線到着フロアです。
ここも明るいですが、人は少ないです。

欠航ばかりでもないらしい。

鉄道切符売り場。

改札口、電車が到着するとそこそこ人が出てきました。

第2ターミナルに行かねばなりません。
エアロプラザのこの辺は営業してません。

レンタカーのオフィスは開いていました。

向こうに見えるpeach機。

この事態で、航空会社特にLCCは大変な状況でないでしょうか。
私もLCC各社様のおかげで近隣諸国への気軽な旅行を楽しませてもらいました。
どうか、なんとか生き残っていただきたい。

第2ターミナルへと参ります。

ずいぶん前に乗った時と変わって、バスが長くなってました。
せっかく大人数が乗れるようにしたのに。

第2ターミナル到着。

おお、人がたくさんいる。
チェジュ航空が出発するようです。
韓国も最近、各国からたくさん帰国しているようです。

この人たちも帰ったら、2週間の自宅隔離とコロナ検査の義務があります。違反すると罰則もあります。
ちなみに、韓国では自家用車などが用意できない入国者には専用のバスとKTX（列車）が準備されています。

静かな第2ターミナル到着口。
銀行は開いています。

チェジュ航空だけが、第2ターミナル目指して飛んできています。

もう、明日になれば対象国の人（例外あり）は当分日本には入れません。
ちなみに友人はこの航空券を、2日当日の0時に予約して片道3万円以上したとか。

寂しげな到着口周辺。
いつもはワクワク気分で訪れる空港のこんな様子に、
非日常的で非現実的な感覚になりましたが、今はこれが現実です。
感染症と経済の二つの問題の深刻さをつくづく感じました。

追記　到着した入国者の皆さんがしているマスクが、立体型で厚めの不織布や、中にはプラスチック製？みたいなのや、要するに私の周辺ではめったに見ない高そうなものばっかりだったのがややショックでした。もともと韓国は大気汚染がひどいので質のよいマスクを使う人が多かった印象がありましたが…