大阪中之島から貝塚へ

2020/02/11 - 2020/02/11

今月に入り、学生時代の友人が余命数ヶ月と知らされ、
急遽大阪へ、ついでと言っては申し訳ないけど、中之島大阪市立東洋陶磁美術館へ立ち寄りました。

エリア 心斎橋・淀屋橋(大阪)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 私鉄 徒歩

梅田からシティーバスに乗り、大江橋で下車すると、
目の前に、日銀大阪支店。

日銀全景。

川沿いに歩くと、すぐに市役所がお迎え。

中之島から梅田方面。

中之島図書館を過ぎ。

公会堂まで来ました。
時間があれば内部見学したかったです。

国の重要文化財で、貸室としてご利用できる施設。
大阪の知と文化と歴史のシンボルであり、
人々が集い、憩い、学びあう
文化・芸術・学術の薫り高い「場」。

大阪市立東洋陶磁美術館まで、約5分。

以前、ここより西にある国立国際美術館へは行ったけど、東端の
こちらに足を運ぶのは初めてです。

竹工芸名品展：
ニューヨークのアビー・コレクション－メトロポリタン美術館所蔵を開催中。

四代田辺竹雲斎氏が、この展覧会のために制作した
虎竹のインスタレーションが入り口でお出迎えします。

メイキングビデオが公開されています。

ロビーすぐの展示室は、
竹工芸のアート的作品。

造形が素晴らしい。

館内から川の向かい。

古典的な花器などの作品より
こういった竹で編み出される独特の造形で作り出されたアートオブジェに感動。

細かい編み目が美しい。

繊細な竹ひごで編まれています。

計算せずに編み続けたのかどうなのか分かりませんが
最後にはアシンメトリーでもアートとしての形ができるのですね。

住友グループ寄贈の安宅コレクション
旧安宅産業株式会社が収集した、
中国陶磁と韓国陶磁を中心とする東洋陶磁コレクションもあります。
国宝2点のうちの一つ天目茶碗。

朝鮮磁器。

安宅産業の事実上の破綻により、そのコレクションは主力銀行の住友銀行を中心とした住友グループ21社により大阪市に寄贈され、
その展示、保管、研究施設として1982(昭和57)年に
この美術館が設立されました

青磁。

木村盛康氏の天目茶碗も展示中。

白磁銹花 牡丹唐草文 瓶。

青花 鳳凰文 盤（「大明成化年製」銘）

青花 蓮池魚藻文 壺

チケットを飾るオブジェ《花入　女（ひと）》
長倉健一

展覧会のチケット。

陶磁、ガラス、金属など各種材質の鼻煙壺1200点のコレクションも。
鼻煙壺のコレクターからの寄贈。

素晴らしい細工の数々。

一点ものの価値。

一階から二階に向け、
この展覧会のシンボルとして圧巻の存在感。

伝統作品だけでなく
竹工芸の無限の可能性を表現しています。

公会堂前を通り、御堂筋線淀屋橋駅まで歩きます。

淀屋橋。

何年か前に完成したばかりのツインビルが日銀の向こうに見えます。
この辺りは文化施設が多く建ち、川沿いも整備され、
ひと昔前と違い、落ち着いた雰囲気になっています。

難波で南海線に乗り換え貝塚まで来ました。

駅から病院へ歩きましたが
道に迷い、古い街並みに出会いました。

昔は栄えた町のようです。

数十年ぶりに会う友人は、現在緩和病棟で、
痛みをコントロールしてもらって笑顔で出迎えてくれました。
この日の晴天と共に、こんな気持ち良さが続けばいいなと祈るばかりです。