聖徳太子ゆかりの太子町をぶらぶらしてきました

2019/03/08 - 2019/03/08

二上山の麓であり、大阪東南部に位置する太子町をウオーキングしてきました。山麓から産出するサヌカイトと呼ばれる石は、数万年前の旧石器時代以降、石器の材料として広く近畿一円で利用されました。また飛鳥時代には、大道（後の竹内街道）が整備され多くの中国大陸からの使者がこの道を通ったそうです。大和の飛鳥が”遠つ飛鳥”と呼ばれたのに対して、この辺りは”近つ飛鳥”と呼ばれていたそうです。聖徳太子ゆかりの寺院である叡福寺や古墳を訪ねて辺りを散策してきました。去年の備忘録です。

エリア 河南・太子(大阪)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

近鉄南大阪線喜志駅降りて直ぐに、この碑がありました。ここから金剛バスで小野妹子のお墓に近い科長神社をまず目指します。

六枚橋と言う停留所でおり、徒歩約３０分で科長神社に着きました。小野妹子のお墓は、南側の小高い丘にあります。

小野妹子の墓 名所・史跡

先に科長神社へお参りしました。由緒ある神社です。

小野妹子のお墓は階段の途中から、南側すぐにあります。

小野妹子の墓 名所・史跡

遣隋使として名高い小野妹子ですが、妹子が聖徳太子の守り本尊の如意輪観音の守護を託され、坊を建て、朝夕に仏前に花を供えたのが、華道家元池坊の起こりになったとされいるそうです。現在、この塚は池坊によって管理されています。初めて知りました。

小野妹子の墓 名所・史跡

科長神社から推古天皇陵がある方に向かいます。途中二子塚古墳があります。

双方墳という、方墳をふたつ合わせた形の古墳で、7世紀の前半に築造されたといわれています。「ふたご」の名のとおり、東西に同じ形、大きさの石室や石棺が残されているそうです。

推古天皇は日本で初めての女性天皇。聖徳太子を摂政にして、隋との交流を活発化させ革新的な政治、文化、芸術を吸収して、仏教を中心とした飛鳥文化を開花させた人物です。辺りは静かで、雰囲気の良い場所です。

この辺りは畑が続き、のんびりした風景を楽しみました。

陵の近くまで行ってみました。辺りは静かで、女性天皇らしい落ち着いた陵でした。

きちんと管理されています。

桜が綺麗です。

第３１代天皇である用明天皇陵がありました。

推古天皇が、聖徳太子の墓を守護するために建立されたお寺。

弘法大使（空海）も、聖徳太子を慕ってこのお寺を参拝していたそうです。

とても広いお寺でした。

金堂と呼ばれる建物です。

多宝塔は国が指定した文化財です。

立派な階段です。

叡福寺の隣に、太子・和みの広場と言う公園があります。１１，０００平方メートルもある広い公園です。見晴らしがよい場所で、ここでランチをしました。

叡福寺の正面にあります。バスの時間までしばらくあったので、参拝しました。

聖徳太子の死後、その乳母であった月益姫、日益姫、玉照姫(それぞれ蘇我馬子、小野妹子、物部守屋の娘とされる)の3人が、剃髪して仏門に入り、墓前にお堂を建立して、太子の冥福を祈ったのが寺の始まりと伝えられます。歴史の勉強をしながら、のんびりしたウオーキングを半日楽しむ事ができました。