ブクロの街でコンサート

2019/11/15 - 2019/11/17

東口に西武鉄道、西口に東武鉄道。ややこしい街、池袋。

東口には駅前広場がありますが、西口にはほんのわずかにある程度。
東京芸術劇場の前の広場は、駅前広場ではなく、池袋西口公園です。

駅前からビルがずらりと並んでいます。
そして、そのほとんどは商店や飲食関係のお店。所どころ銀行や専門学校等があるという地域です。

8月のある日、池袋の旅行記を書こうと思って、東京芸術劇場に出かけたことがあります。

でも、この街の旅行記はとても書きにくかった。
たまにしか来ないので、どこを見ても周りじゅう同じ風景に見えてしまう。
公園も近くにはあまりないし、サンシャイン60は離れすぎている。

そこで、思い切って東京芸術劇場だけの旅行記にすることにしました。

写真は、池袋駅西口と東武百貨店です。

エリア 池袋(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 交通手段: JRローカル 徒歩

「東京芸術劇場」。
普段は上野・秋葉原・銀座方面で用が足りるので、池袋・新宿・渋谷方面に出かけることはほとんどありません。
だから、東京芸術劇場も知ってはいましたが、滅多に来ることはありませんでした。

コンサートホールはビルの7階から9階にあります。
天空のコンサートホール。ちょっとオーバーですが。

とても狭い「池袋西口公園」。
目の前にホールがいくつもあるのに、ここに野外ステージを建設する必要があるのだろうか。
工事は、まだ続いていますが。

東京芸術劇場の入り口です。
写真の左が池袋西口公園です。

池袋駅と東京芸術劇場は、地下道でつながっています。
地下道を歩いて、ここは東京芸術劇場に入ったところ。地下1階です。
左手には2つのホールがあります。

1階。
正面におにぎり屋さん等があります。
お店の前のテーブルで食べられます。

アトリウム。
右のエスカレーターで1階→2階へ。
左のエスカレーターで2階→5階へ行きます。

5階正面。ギャラリーです。
「総合美術展」(入場無料) を開催していました。

左側に「大ホール入口」。
コンサート会場には、さらにエスカレーターに乗って5階→7階に行きます。

ロビーの天井には、大きなドーム形の照明が3つあります。
ドームの中には絵が描かれています。

1つ目。
家やビルやコロシアムも描かれています。
逆さまから見ると、大きな顔も描かれています。

2つ目。
タワーや富士山など街の風景と太陽が描かれています。

3つ目。
絵筆を咥える画家と歌姫、かな。

今日は、明治学院大学の定期演奏会。
僕は卒業生ではありませんが、曲目の良さと「入場料700円」に惹かれてやってきました。

舞台上段にパイプオルガンが置かれています。
1台に見えますが、デザインの違う2台のパイプオルガンだそうです。

そして、このパイプオルガンを180度回転すると、

もう1台のパイプオルガンが出てきます。
贅沢なホールです。

マエストロ 汐澤安彦 氏と明治学院大学管弦楽団。
とても素晴らしいコンサートでした。
プロと言っても通用するほどレベルの高い管弦楽団でした。

その中でも、ブラームスの交響曲第2番は聴きごたえがありました。
特に、チェロの音が良かったように思います。
柔らかいチェロの音が全体を大きく包み込んでゆくようで、とても印象的でした。

カーテンコールが2回しかなかったので、オーケストラの写真を取れなかったのが残念です。

1階奥のグッズを売るショップで、ちょっと面白いものを見つけました。
キーホルダーくらいの大きさですが。

バッハ様。

モーツアルト様。

ベートーベン様。

アトリウムの向こうには、ブクロの街の美しいネオン街がカガヤいています。
僕たちを誘惑するかのように。