2019/10/12 - 2019/10/13
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ノーーウォリーズさん
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世界七大陸の最高峰のひとつに冬に登頂!!
というとすごい偉業の様に聞こえますが、実はひとつ例外があります。オーストラリア大陸の最高峰コジオスコ山は僅か標高2228m、それでもオーストラリアで最も高い山なのです(ただしオーストラリア領内の最高峰は、インド洋に浮かぶハード島のモーソンピークで2745m)。コジオスコ山の形も平坦で山と言うより丘という感じです。夏なら誰でも登れてトレッキングというよりウォーキング気分でしょう。なので私はピークハントの山としては興味がありませんでした。しかし、コジオスコ山も冬には雪が積もり近くにスキー場もあります。雪山登山の初心者には丁度良い程のルートとなるので、冬の終わりにコジオスコ山の頂上を目指すことに。
なお、コジオスコとはアメリカの南北戦争でのポーランド人の英雄の名前で、同時期にこの山を登頂したポーランド人探検家が名付けました。なのでコジオスコ本人はオーストラリアに来た事はありません。ポーランド語ではコジオスコをカタカナであえて表現すると「クシュクシュコ」と発音されて英語とは随分と違います。
- 旅行の満足度
- 4.0
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旅の拠点はキャンベラ Canberra。オーストラリアの首都ですが何もない場所に人工的に作られた町で、コジオスコ山と並んで期待外れの場所と言われています。ミュージアムなど沢山あるので、私は見どころがある場所だと思いますが。
国会議事堂 建造物
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10月第2週目の週末で、キャンベラでは春の恒例イベントのフロリアード Floriale花祭りが開催されています。標高800mでは、すっかり春の陽気です。
バーリーグリフィン湖 滝・河川・湖
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フロリアード会場の中にはチューリップが沢山咲いています。
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色とりどりの花畑。
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ボタンの花。
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フロリアードはオーストラリアの花祭りでは最大級なのですが、一通り観るのに1時間もかからず思ったよりこじんまりとしています。北海道の一面の花畑と比較すると小規模です。もしキャンベラに9月下旬から10月上旬に来る予定があれば、ついでに寄ってみる感じでしょう。
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キャンベラの国会議事堂の辺りを散歩していると何と雪が降ってきます。全く寒くないですし、天気も悪くないのにご覧の光景です。10月のキャンベラでまさかの雪!?
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地面にも雪が積もっています。でも良くみると雪というより綿の様にふわふわしています。
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雪の原因はこの木。綿を作る木からふわふわと綿が降ってきて、その木が多い場所ではご覧の様に積もった雪の様な光景となります。この木の名前はFluff treeとそのままです。この時期キャンベラでは、町中に綿が飛んでいます。
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この日の夕方にコジオスコ山があるスノーウィマウンテンズ国立公園へ移動します。車で約2時間。途中に寄ったジンダバイン Jindabyne。スキーシーズン時に拠点となる町です。これは翌日に撮ったジンダバインの湖、この日は天候は大きく崩れて大雨で、この後は嵐の山道をスレドボまで車で走り恐ろしい思いをします。
ジンダバイン湖 滝・河川・湖
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派手な黄色と黒色の縞模様をもつカエル Correboree frog。アマゾン原産のカエルみたいですが、スノーウィマウンテンズ国立公園に住む貴重種です。もちろん皮膚に毒があります。ジンダバインのビジターセンターで見られます。
スノーウィー リージョン ビジター センター 博物館・美術館・ギャラリー
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翌朝、スレドボ Thredboの町のホテルから眺めたコジオスコ山 Kosciuszko National Park方面。昨夜の大雨で不安でしたが、天気予報は当たり、この日は晴れています。
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スレドボのスキーセンター。スキーシーズンは先週の10月第1週目で終わりです。先週まではスキーヤーなどで賑わっていたのでしょうが、1週間後にはご覧の通り、誰もいなく店も全て閉まっています。昨日にジンダバインで食料を買っておいて正解です。
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スレドボのスキーリフトは、オフシーズンも含め365日動いています。夏にはマウンテンバイクのダウンヒルコースとなります。朝9時のオープン時には乗客は僅か4人しか集まりませんが、リフトはほぼ無人でも1日中動いています。往復のリフト券はAU$42。
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リフトに乗りスキー場の最高点を目指します。スキーフィールドには雪はなく、本当に1週間前までスキー場がオープンしていたのが信じられません。人工雪でなんとか営業していたのでしょう。
スレドボ スキーリゾート 体験・アクティビティ
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上の方では少し雪が残っています。私はオーストラリアでスキーした事はないですが、人工雪の雪質なのに全ての値段がとても高く、恐らく世界一高いスキー場のひとつでしょう。例えばホテルは安くても1泊AU$300、リフト券は1日AU$150、多くのオージーが日本でスキーをする理由が良く理解できます。あえてスキーシーズン終了1週間後に来たのもこれが理由です。1週間でホテル代は半分以下になりますから。
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スレドボのスキー場の最高点で標高約1900m、ここからコジオスコ山の山頂まで往復13km、標高差300m。
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コジオスコ山までのウォーキングコースの始まり。ここの現在の様子はウェブキャムでいつでも見られます。
https://www.ski.com.au/snowcams/australia/nsw/thredbo/thredbo-kosciuszkotrack.html -
コジオスコ山の山頂までのルートは冬の6月から10月末まで雪の為、公式にはクローズとなっています。ネットで最新の状況を確認できます。私も出発前にスノーウィマウンテンズのビジターセンターに電話してルート状況を確認しました。スノーシューがあれば行っても構わないけれど、冬山の服装と雪山でルートを自力で見つける技術が必要と言われ、出発前は少し不安もありました。Google MapとGPSの他にも紙の地図とコンパスも用意します。Google ストリートビューで実際のルートを見る事もできます。また希望するならビジターセンターで登山届けを出せます。
https://www.nationalparks.nsw.gov.au/visit-a-park/parks/kosciuszko-national-park/local-alerts -
時々進路を示す看板があります。この先結構積もっていそうです。
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しかしその不安は杞憂でした。雪が完全に溶けた箇所も多く、鉄製のルートが露出しています。当初の計画ではスキー場でスノーシューをレンタルする予定でしたが、受付でスノーシューは必要ないと言われて夏用ゴアテックスのトレッキングシューズにゲイターを巻いただけの装備です。もちろんレインウェアは持ってきます。
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Kosciusko Lookoutからの眺め。ここから視界が良ければ正面にコジオスコ山が見えているはずです。奥に行くにつれて天気が不安定になり曇りと晴れを繰り返します。
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昨夜も雪は降った様ですが、ルート上に踏み跡はしっかり残っていて、これなら視界が悪くても道に迷う事はなさそうです。真冬はどうか分かりませんが。
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コジオスコ山の様に見える丘は途中に幾つかありましたが、Cootapatamba Lookoutでついにコジオスコ山が左に見えてことを確信します。緩やかな丘という感じですが、しっかり雪に覆われています。
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右側にトイレの建物があるのですが、深い雪に覆われて使えません。隠れる所は殆どないので注意が要ります。
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Rawson Passから迂回する夏のウォーキングルートを外れ、まっすぐコジオスコ山頂を目指します。そうは言ってもスキー場では初心者レベルの傾斜です。
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日本では普通なのでしょうが、オーストラリアで一面の雪山を登れるのは貴重な体験です。オーストラリアで雪を触るのは私にとって2回目、以前シドニー郊外のブルーマウンテンで非常に珍しい雪を見て以来数年ぶりです。それほどオーストラリアでは雪が少ないのです。
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コジオスコ頂上が見えてきます。リフトの出口から2時間ほどで到着です。天候は頻繁に変わり、着いた時には吹雪いています。
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15分も待つと天気も回復、これがオーストラリアで一番高いコジオスコ山の山頂です。山頂というより丘の上という感じですが、世界七大陸の最高峰に一応登頂したことになります。後ろには西側の眺め。
コジオスコ国立公園 国立公園
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北側の眺め。この辺りの山はすべて標高2000mを超えて雪に覆われています。
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東側へ下山の様子。雪の深さは10ー20cm、斜度は緩く凍結もないので滑落する危険はありません。雪崩の話も聞きません。10月上旬のこの時期スノーショーズは無くても大丈夫です。
同じ頃に冬の富士山で滑落事故がありましたが、あちらは難易度が全然違います。 -
Rawson Passから下山のルートは雪に覆われ見えませんが、標識のとおり真直ぐ進み少し登り返します。間違って右側の谷を降りてしまうと道に迷う事になります。
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後から登って来る人もちらほら見かけます。誰も登山という感じではなく、ジーンズにスニーカーの軽装の人もいます。10月上旬の冬の終わり、更に天候も良ければ、登頂は全く難しくありません。ただし真冬であれば、全ルートが雪に覆われて踏み跡が消えている場合もあるので、どんな場合にも対応できる装備で来るのが良いでしょう。
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リフトまで戻ってきてスレドボの町まで降ります。かなりゆっくり歩きましたが往復4時間半で13kmを走破です。全体の半分位のルートが雪に覆われていました。スレドボの向こう側には雪山はないので、雪が残っているのはこの辺りだけです。
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思ったより早く下山して時間も余っていたので、もう一つのスキー場ペリッシャースキーリゾート Perisher Ski Resort方面へ車で行ってみます。途中で会った人にこちらの方が標高が高くスキー場はまだオープンしていると聞いたからです。ところが、、またこの道路、冬のタイヤチェーン規制がまだ解除されていない様で、全く雪のない道なのにタイヤチェーン携帯が必須なのです。警察の検問がありタイヤチェーンを持っていなかったら高額な罰金を取られます。
コジオスコ ロード 散歩・街歩き
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なので、右上に見えるペリッシャーまで後少しでしたがここで引き返します。このKosciuszko Road はオーストラリアで最も標高が高い道路のひとつで約1800m。森林限界を超えた高地の雰囲気で道路脇にも残雪が僅かに見られます。この後キャンベラに帰り旅を終えます。
オーストラリアで最も高い山(一応、世界七大陸の最高峰のひとつ)でちょっとした雪山歩き(登山とは呼びませんが)を楽しめた旅でした。ペリッシャースキーリゾート アクティビティ・乗り物体験
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