2019ジャイアントパンダ鑑賞記録☆初めての中国東北地方訪問☆浦浦に会いたくて①

2019/09/14 - 2019/09/16

今年の夏もとても暑かった。パンダの本場、中国も負けず劣らず暑いようなので、夏場はパンダ活動はお休みにしているのですが、パンダの誕生は、特に７月、８月に集中しているため、動物園などで誕生日会をしている動画を見ていると、その場に参加したい気持ちになってきます。暑いのは、年を重ねるごとに苦手になっていますが、いつか都合が合えばそういうイベントにも参加したいと思います。
さて、会いたいパンダはたくさんいるのですが、その中で中国にいる「浦浦（ププ）」というパンダに会ってみたかったのです。浦浦は現在、瀋陽森林動物園というところにいるとのこと。まず「瀋陽」って中国の何処？から始まりました。調べたところ、中国の東北地方にあって、昔、満州と言われた場所の一つであること。満州と言ったら、「大連」や「ハルビン」くらいしか知りませんでした。大体の場所はわかったので、次は、どうやって行けるのかを調べたところ、ＡＮＡが毎日、成田空港から直行便を飛ばしているようなので、それならそれほど行きにくい場所ではないと思いました。そして実は、地元の空港も開港当初は週２便だけでしたが、直行便が飛んでいたようです（今は残念ながら廃止になってしまいましたが）。瀋陽は、日本人も多く、日系企業も多いとのことなので、安心していけるところだと思いました。
それから、とりあえず地球の歩き方を取り寄せたり、ネットで色々調べてみましたが、そもそも瀋陽の情報は、メジャーな都市に比べて情報が少なく、行きたい瀋陽森林動物園の知りたい情報はほとんど見当たらなく、wechatから調べることにしました。
瀋陽の中心部から２５キロほど離れた郊外にあるようで、バスやタクシーを使う以外手段はなさそうです。
タクシーは面倒くさそうだし（行きは良くても帰りが心配）、バスでなんとか行けそうだったので、バスを使って行ってみようと思いました。
ということで、瀋陽行きを決定したのが、今年の３月初旬のことでした。航空券とホテルを手配したのもその時のこと。瀋陽の冬はとんでもなく寒いらしく、雪国育ちではないため、冬は無理だと思い、台風の心配はあったものの、９月が一番いいのかなと思い、９月１４日～１６日の連休に決めました。
結果的に、天気には恵まれ、本当にいい時期に行くことが出来て良かったです。
色々、大変なこともありましたが、今回も旅の目的である「浦浦」に会うことも達成出来たし、瀋陽の名物料理の餃子も食すことが出来て、今回も満足な旅となりました。

エリア 瀋陽(中国)

９月９日（月）、台風１５号の影響で成田空港は大混乱だったのは、記憶に新しいところですが、一週間ずれていたら巻き込まれていたところでした。この時期は、天気に恵まれればとてもいいのですが、運が悪ければ台風に当たってしまう可能性も十分考えられるので、出発まで天気のことが心配でなりませんでした。とりあえず、天気は大丈夫そうでしたが、問題は、成田空港まで行く交通手段でした。
いつも成田空港までは、成田エクスプレスを使用していますが、今回の台風の件で、成田エクスプレスの復旧が思っていたより遅れたり、未だ千葉県では停電している地域が多くあることや、ＪＲはちょっと不安でした。万一、飛行機に乗り遅れたなんていうことだけは絶対に避けたかったので、今回は、復旧が早かった京成スカイライナーを利用することにしました。初めての利用になりますが、乗り換えは若干面倒ですが、成田エクスプレスより、多少値段が安いのと、走行時間が早いです。始発は上野駅ですが、ＪＲと京成線は歩いて１０分くらい離れた場所にあって面倒だから、日暮里駅から乗った方がよいというネットでの情報でしたので、日暮里駅から乗ることにしました。日暮里駅と京成線は繋がっているので、乗り換えはスムーズでした。切符売り場のお姉さんが、発車時刻３分前でしたが、走れば間に合うということだったので（余裕な表情で）、発車時刻３分前の切符を購入し、ギリギリの乗車で間に合いました。

無事、成田空港へ到着です。チェックインを済ませ、手荷物検査場、出国手続きをし、搭乗ゲートを確認。ＡＮＡだけど、やはり日本人より中国人の方が多かったです笑
瀋陽は日本での情報が少なくて不安でいっぱいでしたが、飛行機がＡＮＡというだけで安心感があります。

１８時すぎだったと思いますが、ちょうどＡＮＡの空飛ぶウミガメの機体を発見♪これから、ホノルルに向かうんですね♪これに乗ってハワイって楽しそう♪♪

無事、瀋陽桃山空港に到着しました。
空港からの移動手段は、バスかタクシーになります。路面電車と地下鉄に乗って中心部へ移動する方法もあるようですが、路面電車のスピードが車より遅くて現地の人にも不評とか。それに路面電車の駅から地下鉄駅に乗り換える際に、徒歩５分ほど離れたところにあって、場所もわかりにくいとか。空港から地下鉄で中心部へアクセス出来ればもっといいのにと思うのですが、。
ＡＮＡの到着は夜ですし、タクシーは使いたくなかったので、お金はかかりますが、ホテルの送迎を利用することにしました。
今回は、初めてＢｏｏｋｉｎｇ．ｃｏｍを利用してホテルを予約しました。
エクスペディアも検討したんですが、前払い制のため、キャンセルの際に色々不手際があってトラブルになるケースが多いというクチコミをみました。予約の時は、６ヶ月先のことだし、もしかしたら都合が悪くなってキャンセルせざるを得ないかもしれないので、当日現地支払いで、キャンセルしやすいＢｏｏｋｉｎｇ．ｃｏｍに決めました。
空港送迎のお願いも、英語のテンプレートをそのまま真似して記載しておきました。予約したのは６ヶ月前のことだし、本当にホテルの人が迎えに来るかどうか不安でしたが、ちゃんと私の名前のボードを持って待っていてくれたので、安心しました笑
すると、運転手さんがスマホでホテルに連絡し、私と合流出来たからこれからホテルに向かうという趣旨を話していたんだと思うのですが、突然、スマホを渡され、ホテルの人と話してくれ、と言われビックリ！ホテルの人は中国語で話してくるのだけど、何言ってるのかわからない笑　隣で運転手さんがフォローしてくれ、中国語の「２日」とか「一人」とか「部屋」とかがやっと聞き取れたので、多分、予約の内容を確認しているのだろうと思い、適当に相づちを打ちました。。ホテルの人が「チャイニーズ？」と聞いてきたので、「ノーチャイニーズ！」と返答。また色々何か言ってるのだけど、無事会話？は終了？しました。
ホテルに到着し、チェックイン。ここで、帰りも空港送迎をお願いしました。私の拙すぎる中国語でも何とか理解しようとしてくれたことに感謝感謝。もっとスムーズに会話出来るよう、中国語の学習も頑張りたいです。
今回利用したホテルは、ケンピンスキーホテルというドイツ資本のホテルに宿泊しました。こちらのホテルに決めた理由は、日本人のクチコミで割と評価が高かったことと、なるべく空港寄りで、だけど中心部へのアクセスが便利ということで選びましたが、結果的には正解でした。次、来ることがあったらまたこちらにすると思います。

ホテルから地下鉄はすぐそばなので、とても便利です。今回の目的は、瀋陽森林動物園のパンダに会いにいくこと。早起きして向かいました。
ホテルの最寄り駅である青年公園駅から瀋陽北駅まで地下鉄で１５分程度でした。
瀋陽北駅から、今度はバスに乗って動物園に向かいます。
南広場西駅区からの乗車で、１６８路のバスを探しました。が、なかなか見つからなくて、同じ場所を何度も言ったり来たり。途中、若い男性に、何か聞かれるのだけど、全然聞き取れないので、「私は外国人なので、中国語が話せない、ごめんなさい」と中国語で返答。すると「Ｔｈａｎｋｙｏｕ」と返事が。本当にごめんなさいね。ここでももっと中国語が話せたらと思い知る。
それにしても１６８路はどこなのか、これは、タクシーで行くしかないのか、と半分諦め掛けていたところ、声をかけてきたおじさんに、１６８路のバスはどこか聞いたら、あそこだよ、とちょうど１６８路のバスが停まっているのを発見！謝謝！！走って乗り込みました。
行き先（冰川動物楽園）を告げ、５元を投入。終点の一つ前のバス停で降ります。
ここから長い道中になります。この路線は、料金が一律ではなくてバス停ごとに料金が変わります（１～５元）。地元の人が、何故かＩＣカードやＱＲコードで支払いをしていなくてみんな現金払いだったのが不思議でしたが、後で調べたら、この路線ではＩＣカードは使えなくて現金払いだけのよう。ＩＴが日本よりずっと進んでいる中国なのに、そういうこともあるのかと驚きでした。それと、お釣りが出ないので大きいお金しか持っていなかったと思われるビジネスマンが、乗車してくる人からお金を集金し、お金が揃ったら支払っているのも印象的でした。日本では見られない光景です。
上海でバスに乗った時は、ＩＣカードは使えるし、バスのアナウンスも中国語と英語であったし、電光掲示板の案内もあったのですが、こちらの路線は、中国語案内のみで電光掲示板の案内はなし、現金のみとかなりローカルなバスなんだと思いました。

瀋陽北駅から、８０分くらいで目的地に到着。動物園は目の前です。
やっとの思いで到着！！！

天気にも恵まれました。
青空がとても綺麗です。

とても広いです。

早速、入場券を購入です。
パンダを見るには、別途４０元が必要です。。。
入口で最初に購入することも出来ますが、後で、パンダ館の近くで購入することも可能です。
そういうわけで、入場料の８０元とパンダ館４０元で１２０元の支払いになります。

園内の地図。
とても広いです。
１周、５キロくらいあるようです。
ちなみにパンダ館は、入口から３キロくらい離れたところにあります。

ちょっとパンダ館は遠いので、真ん中を突っ切って近道しようと思ったのですが、途中、行き止まりなので、ちゃんと順路に沿って向かうことにしました笑

熊猫館の案内に沿って進む。

途中、エミューがいましたが、とても近くてビックリ！！

熊猫館はまだ先。

平坦な道ではなく、上り坂があったりとかなりの運動にはなります。

相当歩いたと思いますが、あとどれくらいなんだろうか。

熊猫館はすぐそこ！

壁に描かれたパンダの画が素敵♪

歩くこと約３０分、やっとパンダ館に到着しました。
疲れました笑

パンダ館は９時から開園とのこと。９時少し前に到着したので、ちょっと待っていることにしましたが、中に入っていく人たちがいたので、私もチケットを見せて中に入ることにしました。
階段を上って、室内はこんな感じでした。
よく動画で見るのと同じ！
こんな風になっているんだ。
ちょっと感激。

ここにいるパンダは４匹です。最近、みんな５歳になったばかりの若いパンダです。みんな都江堰基地から来たようですが、都江堰時代はまだパンダファンではなかったので、その時のことはよく知りません。
まずは「浦浦」（ププ）。今回の一番のお目当てのパンダ。
ネットで人気のパンダで、私もすっかり虜になってしまいました。
ぜひこの目で見てみたいと思い、念願叶って嬉しい限りです。
ちなみに産まれた当初は、女の子だと思っていたら、２年くらい前に男の子であることが判明したそうです笑

「冰華」（ビンフォア）ちゃん。
頭で竹を割るのが得意なんだとか。
上海野生動物園の「月月」「半半」のお姉さんです。

「冰清」（ビンチン）ちゃん。
私がぜひ会ってみたいパンダの中の「青城（太妃糖）」のお姉さんです。

「発発」（ファーファー）。
浦浦の双子の弟です。

それでは早速外へ。
浦浦が外でお食事中でした。
ちょっと遠いけど笑

隣の冰華は寝てる！！
その隣の冰清も寝てました笑

発発もお昼寝中。。
私の中では、朝一の開園で食事タイムが始まるという頭があったので、わざわざ早起きしてやってきたのですが、飼育員さんが食事を与える気配はなくて。。。
食事タイムはもっと後なのかしら？？
ちょっと拍子抜け。。。
まさか、このままってことはないですよね？？

気を取り直して、外の運動場の様子を確認してみました。
いつも動画で見るのと一緒だ♪
庭を４つに区切っていたわけですね。

室内の運動場の様子も確認してみることにしました。
ここも４つに区切られていて、ここは発発の部屋。
この前、誕生日会があってその時のおもちゃが置いてありました。
動画で見たのと一緒！
これらのおもちゃも飼育員さんたちが一生懸命作ってくれたものなんですよね。

冰清のお部屋。
動画で見たとおりです♪

冰華のお部屋。
これも動画で見たまんま♪♪

最後に、浦浦のお部屋。

４匹のそれぞれの誕生日の時には、ファンたちも集結して御祝いしてくれたんですよね、いつか参加してみたいです。
もう少し遅く来ても良かったかな、という感じですが、その後は、期待以上のパンダたちのパフォーマンスが見られましたので、続きは、②で纏めることにします。