2019/09/10 - 2019/09/10
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ペコちゃんさん
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台風15号が千葉県を中心に猛威を振るった翌日、秋晴れとなった秩父路の山歩きに出かけました。
行先は、小鹿野にある秩父札所三十二番・法性寺と両神山麓に広がるダリア園です。
法性寺は花の寺とも言われ、特にシュウカイドウ(秋海棠)が咲き乱れるこの時期は、多くの写真愛好家が訪れます。
両神山麓のダリア園は、5,000株のダリアが咲き誇る関東一のダリアの花園。
赤・ピンク・黄色・白などのダリアに癒されました。
写真は、法性寺・奥の院の巨大な岩の上に建つ「お船観音」像。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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6名の仲間と車2台に分乗し、秩父経由で小鹿野町に向かいます。
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7時45分に法性寺駐車場に到着。
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法性寺境内にもシュウカイドウは咲いていますが、駐車場手前の道路脇にはシュウカイドウの大群生。
シュウカイドウは、日本の各地で半野生化していることから、日本原産と思われがちですが、江戸時代に中国から渡来した帰化植物です。 -
淡紅色の花が奇麗なベゴニアの仲間のシュウカイドウ。
松尾芭蕉も秋の花として詠んでいます。
『秋海棠 西瓜の色に 咲きにけり』 -
これは萩の花。
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山の中腹にはサルスベリの花も咲いていました。
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宝永7年(1710)に建立された法性寺の楼門は、山門と鐘楼が一体となった2層建ての鐘撞門。
門の右側には「日本百観音・秩父三二番 お船観音」の木札、上階には「般若山」の大きな扁額と梵鐘があります。 -
門入口の上には「阿吽」の額。
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門の両脇には、江戸の仏師・石見(いわみ)が彫ったと言われる阿形と吽形の仁王像。
仁王像は2011年に修復を行ったそうですが、あちこち剥がれています。 -
法性寺の正式名称は「般若山 法性寺」・・・楼門をくぐる時に上を見ると、般若の面がお出迎え!
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楼門から80段程の石段を登って本堂へ。
「花の寺」とも言われる法性寺は、4月のミツバツツジと9月のシュウカイドウが有名。 -
石段の途中に咲くフシグロセンノウ(節黒仙翁)。
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六地蔵が刻まれた石仏。
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曹洞宗の法性寺は、奈良時代に行基(668~749年)が開創し、一刀三礼(ひと彫り毎に三度礼拝)して本尊・聖観世音菩薩を刻したと伝えられています。
また、弘法大師(774~835年)が一晩で大般若経・六百巻を書上げたと伝えられることから、当地が「般若」と言われるようになりました。 -
本堂。
境内は、江戸時代に現在の伽藍の形に整えられました。 -
般若が見守る本堂に参拝。
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般若面は「嫉妬や恨みのこもる鬼女のお面」で、鬼気迫る表情ですが、般若はもともと、サンスクリット語で「智慧=仏様の心」を表す言葉。
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本堂の左側には、笠をかぶり、舟に乗って櫓を漕ぐ珍しいお姿をした御前立観音が祀られています。
御詠歌 『願わくは 般若の舟に のりをえん いかなる罪も 浮かぶとぞきく』 -
本堂前から木々の間に見える、船に似た形の巨大な岩山は「お船岩」と呼ばれ、船の舳先(へさき)にあたる所に「お船観音」が祀られています。
江戸時代の絵図には舳先が尖った舟のように描かれていましたが、江戸末期に舳先が折れて現在の形になりました。
また、絵図に描かれていたのは坐像でしたが、戦時中に供出したため、現在の観音様は戦後に再建された立像です。 -
お船観音に参拝するためには、険しい山道を登らなければならないので、足腰に自信がない人や高所が苦手な人は、本堂前にある「奥之院遥拝所」から遠くの観音様を拝めます。
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境内に咲くオミナエシ(女郎花)。
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本堂の左手には、船の形をした石の上に子供を抱いている「お船慈母観世音」。
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境内に咲くシュウカイドウ。
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毘沙門堂。
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葉がタバコに似ていることから名付けられたイワタバコ(岩煙草)。
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湿り気のある岩壁などに群生する、美しい紫色のイワタバコ・・・初めて見ました。
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崖の中腹にある懸崖(けんがい)造りの観音堂は、宝永4年(1707)の建立で、行基菩薩作と伝えられる本尊の聖観世音菩薩が安置されています。
2001年に大改修されたそうです。 -
礼拝所に掲げられた額には、舟を漕いでいる珍しい聖観世音が描かれています。
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観音堂に掲げられた錦絵「豊島権守の娘」。
” 或る時「犀が渕」に飛入りし 一人の美女を舟に乗せ助けしは 天冠の上に笠をかぶりし 御本尊なり ” -
観音堂の裏は洞窟のようになっており、蜂の巣状の奇岩が露出しています。
これは「タフォニ(岩盤や岩塊の表面に形成される風化穴)」と呼ばれる地質現象。 -
お堂には、子授けのご利益があると言われるお地蔵様が祀られています。
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観音堂の周りにもシュウカイドウ。
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重なり合う巨岩のすき間をくぐり抜け、奥の院へ向かいます。
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法性寺の裏山全体が大きな岩山になっており、傾斜した岩盤が歩きやすいように、足場の穴が刻まれています。
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奥の院に行く途中の「竜虎岩」・・・その中に小さな社があります。
法性寺の岩山全体は砂岩なので、この地形は風食によるものでしょう。 -
竜虎岩の先にある巨岩。
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急峻な月光坂を登って行きます。
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石段を登った所にある岩窟。
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岩窟に並ぶ石仏群。
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不動明王や釈迦如来など、人の死後、初七日から三十三回忌までの十三仏が祀られています。
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お船岩の舳先(へさき)にあたる右側に「お船観音」、艫(とも)にあたる左側に「大日如来」が祀られています。
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船の形をした長さ200m、高さ80mの巨岩の下を覗いてみると、恐怖で体がムズムズ!
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途中で振り返ってみると、右側は本当に絶壁・・・誤って落ちたら終わりです!
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岩尾根を下った先に見えました、「お船観音」。
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奥の院の岩上に立つ「お船観音」。
遠くに見える武甲山の方角を、悟りの表情で眺めている観音様の姿に、しばし感嘆。 -
蓮華の蕾を持った聖観世音菩薩の「お船観音」・・・空中に浮かんで見えるお姿は、まさに天空の観音様です。
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このお顔を見ていると、安らぎを覚えます。
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眼下には小鹿野の街並みが広がり、武甲山など秩父の山々が望める絶景スポット。
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分岐点に戻り、一息入れて大日如来が祀られている岩場へ向かいます。
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大日如来の岩山はクサリもある急傾斜ですが、注意して登れば大丈夫。
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奥の院の岩窟に安置されている「大日如来」。
この像は、江戸の鋳物師・西村和泉守が1751年に作ったとされ、多くの信者によって奉納されたものです。 -
蓮華座の上で静かに目を閉じ、安らかな顔で迎えくれる大日如来像。
右手(仏)が左手(衆生)の指を包むような形の「智拳印(ちけんいん)」は、大日如来独特の印相。 -
僅かなスペースなので、気を付けながらパチリ。
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奥の院から山道を歩き、管ノ沢四等三角点に到着。
一般的なルートは、ここを左折して下り、釜ノ沢五峰の一ノ峰から歩くのが一般的ですが、今回は鉄塔の下をくぐって直進します。 -
ツユクサも写真で見ると綺麗ですね。
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鉄塔の先を登りきると、尾根からは武甲山方面の展望が開けています。
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そして両神山や二子山も、よく見えます。
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日本百名山の両神山は、いつ見ても素晴らしい。
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両神山の右側に見えるのは、遠くからでもよく分かる双耳峰の奇峰・二子山。
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ハクチョウソウ。
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アブラチャンの実。
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今回は釜ノ沢五峰は歩かないで、鉄塔の分岐点に戻って「柿の久保」から麓の諏訪神社へ下りました。
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神社の境内で昼食をとって、ダリア園に向かいます。
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「両神山麓 花の郷 ダリア園」は、広さ1万㎡の敷地に350種、5000株のダリアが咲き誇る関東最大級のダリア園・・・色とりどり、様々な種類のダリアが目を楽しませてくれます。
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無料駐車場に車を停めて、受付で管理協力金・400円を払い入園。
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園内に入ると、ダリアの花が一面・・・とにかく広いし、花が沢山!
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秩父地方は昔から養蚕が盛んで、今のダリア園も桑畑でしたが、養蚕が衰退するに従って桑畑はコンニャク畑に変わり、コンニャクが下火になると野菜畑になりましたが、農家の収入は厳しい状況が続きました。
そんな頃、町長から「人を呼べるものを何か作ろう」という呼びかけがあり、試行錯誤の結果、ダリアに辿り着き、10年ほど前にオープンしました。 -
緑深い山をバックに色鮮やかな花々・・・ダリアの植栽・管理は地元の方がボランティアでされているそうです。
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(左上)ウェディングマーチ (右上)グリンドゥ
(左下)イェローサンシャイン (右下)シニアボール
メキシコ原産のダリアは、ヨーロッパでは1789年にスペインに持ち込まれ、日本には天保13年(1842)にオランダから長崎に持ち込まれました。 -
(左上)ラスキンアンドレア (右上)春のリズム
(左下)熱唱 (右下)スターズレディ
ダリアの和名は、花の形がボタンに似ているため、テンジクボタン(天竺牡丹)。 -
(左上)かまくら (右上)レッドシード
(左下)オレンジベルベット (右下)ギッツパーフェクション
赤色・オレンジ色・黄色・白色・ピンク色・藤色・ボタン色・紫色など、多種多様な花色と花の形は、バラやチューリップと並んでバラエティーに富んでいます。 -
黄色と赤のグレンバンクハニカム。
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(左上)グレンプレス (右上)柚月
(左下)プリマドンナ (右下)紅雀 -
(左上)秋桜 (右上)キューティ
(左下)サンディアショメイ (右下)いとしご -
(左上)マルコムズホワイト (右上)クリオネ
(左下)羽衣孔雀 (右下)アンブリッケンフェルダー -
(左上)ショーンテル (右上)淡雪手まり
(左下)大恋愛 (右下)凛 -
(左上)大満足 (右上)秋田美人
(左下)宇宙 (右下)白山手まり -
(左上)湖畔の宿 (右上)トレングロープミレニアム
(左下)お手玉 (右下)キューピット -
ダリアの美しさにすっかり魅了され、帰路に着きました。
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