2019/07/04 - 2019/07/09
16位(同エリア49件中)
K.Jさん
去年ロッキーマウンテン国立公園に行ったばかりだというのに、今年もアメリカ独立記念日の夏休みシーズンに山に行こうということになり、グレイシャー国立公園にトレッキングしに来た。国立公園内のホテルはかなり前から予約で埋まって取れなかったが、StMarylakeの近くのホテルがとれたので三泊した。ニューヨークからの便がボーイング737MAXのキャンセルが1ケ月くらい前にあり、ミネアポリス空港で7時間待ち時間ができてしまった。
今回も天気は最高、トレッキングを存分に味わえたし、ロッキーマウンテン国立公園の山に比べると標高はとても低く、2200メートルくらいだったので体がすごく楽だった。トレッキングルートも登りがほとんどなくて平坦な道をハイキングするという、体は楽なのに景色が圧巻という最高のトレッキングだった。年をとってからでも全然来れるところだ。グレーシャーは水が驚くほどすごくよくて、緑も豊富、鳥もよく鳴いていたし大型動物にも会える機会が多く、食べ物、特に野菜がおいしい、アメリカにこんなに豊かな土地があるなんてと感動してしまった。個人的には今まで行った国立公園の中では一番好きになった場所だ。日本にいたときは聞いたこともなかったグレーシャー国立公園だったが、来てみて、アメリカの自然の深みを思い知ることになった。モンタナは温泉も沢山湧いているとのこと。今度はイエローストーンと温泉に来てみてもいいかもしれない。今回の旅は、久しぶりに人生観を変えるくらいの印象になった旅であった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ミネアポリスの空港で7時間を過ごし、小型飛行機に乗り夜9時ごろにグレーシャー空港に到着。まだまだ外は明るい。今日は7月4日、独立記念日なのでどこかしらで花火が見えますよと空港カウンターのおばさんが言っていた。アメリカは夏時間には全然外が暗くならないので花火はだいたい10時ごろに打ちあがる。
とりあえずスーパーによって水やら明日のトレイルのためのトレイルミックスなどを調達。 -
かなり大きいスーパーで安心。
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走っていると花火が上がった!だけど、花火大会というよりは地元の人が勝手に上げているみたいでいろんな所で小さいのが上がっていた。このままどんどん暗くなっていき、夜のGoing to the sun roadを走ることになる。事前にホテルの人に安全かどうか聞いたら、全く問題ないよ、とのことだったので安心していたのだが。。
山の上の方に差し掛かるといきなり濃霧になり、1メートル先も見えなくなってしまった!センターラインにライトをあててどうにか進む。夜中にアドレナリンが出るドライブとなり、初めての絶景ドライブルートは景色も全く見えない緊張感あるものになった。 -
翌朝。今日は本格的にトレイルはしないので朝6時30分からのホテルの朝食をゆっくり食べる。ポテトがめちゃくちゃ美味しい。
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今日も霧が出ている。
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一番有名なローガンパスの隣にある人気トレイル。
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いきなり雪だ!7月だというのに。
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霧で見えない!そして寒い。
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事前に天候をチェックして冬用のダウン、重ね着も沢山もって、手袋もしてちょうどよかった。ロッキーマウンテンの時と同じくらい寒い。
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マウンテンゴート発見!
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これより先は熊が出たので行かないほうがいいらしい。ここで引き返す。あいにく霧で景色は見えなかったが、ここも天気はものすごく変わりやすい場所だから仕方ない。
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マーモットに会えた。
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トレイルから戻っていたら晴れてきた。
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まだ霧が残っていてとても幻想的。
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山なみが見えてきた!昨夜は全く見えなかった景色に感動と同時に、こんな高いところを霧で1メートル先見えないまま運転していたのだなぁとしみじみ。それに、昨夜の運転を経験したため、景色が見えるときの運転は楽に感じた。
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ベアグラスというここ独特の花が咲き誇っている。今だけしか見れない貴重な風景。
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霧が山にかかっているのがとても幻想的。
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地面の緑は霧にそって生えたのであろうか。
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そして、ホテルへの帰り道、車が少し渋滞していてみんな何かを見ていた。グリズリーの子熊だ!!!
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しかも施設か何かのすぐ前。あ、立ち上がった!
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楽しい思いでがいっぱいできた。平日と同じ一日を過ごしているとは思えない。
ホテルでディナー。野菜もごはんもめちゃくちゃ美味しい。パンも。バターには,
はちみつが混ぜてあって、美味しすぎる。アメリカとは思えないんですけど。。。たった一日過ごしただけなのに、もうグレーシャーが大好きになってしまった。 -
翌朝。4時に起きて準備する。日の出は5時30分なのでそのくらいに着くように出発。だがグレーシャーは熊が出るため、朝早くや夜遅くのトレッキングは気をつけましょうと書いてあった。
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今日の天気予報は晴れだったのでそのうち雲もなくなるだろう。
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5時30分。日が出てきた。人気のトレイルなのに誰もいない。心細かったので誰かくるのを待ってみた。となりはキャンピングエリアになっていた。熊がでるというのにキャンプする人の度胸には驚いてしまう。
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ジョギングしているカップルとハイカー一組が入っていったので、勇気づけられた。
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もちろん熊よけスプレー持参。ジョギングカップルももって走っていた。売店でトレッキングするなら持っていたほうがいいと言われた。これは帰るときには飛行機に持って乗れないので売店で引き取ってくれる。(リファンドはないが)
使い方をちゃんと聞いているから大丈夫。安全ピンはつけたままにした。 -
水がすごく綺麗。
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朝日が黄金に輝いてくる。
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湖はとても静か。
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山に入ると綺麗な鳥の声が沢山聞こえてくる。前にハイカーがいたので心強かった。
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ベアグラスが沢山生えている。昨日オーバールックで見たときには感動したが、山に入ったほうがものすごい量咲いていることに気がつく。
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綺麗な湖が見えてきた。
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あれ、突然大きな鹿がいた!全然気配を感じれなかった。熊じゃなくてよかったー。
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晴れてきて視界が開けてきた。
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最高の眺め。
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標高は2200メートルくらいなので体が楽。それに朝早いと気温が低いので少し登りでも楽ちん。昼間に上っている人は汗だくだった。
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足元の土が急に赤土になった。不思議な地層をしている。そういえば、公園の西側にある大きなレイクマクドナルドには色とりどりの石ころがあって、そこの石は氷河に押し出されたこうした土や岩が川の流れで削られて最後小さな石ころになって湖に打ち寄せられている。ここの特殊な鉄分やらなにやらのお蔭でいろんな色の石ころになっているとのこと。後ほどその石の写真が出てくる。
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遠くは森林限界なのか、岩山なのかよく分からない。
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緑、湖、山、雪、青空の最高の景色。まさに絵にかいたような完璧なトレッキング風景だ。
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この先は雪があって技術が必要なルートとなる。我々は少し先に歩いて引き返した。
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ベアグラスがすごく綺麗。最高の景色。
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本当に水が豊富で綺麗。動物が沢山いるわけだ。
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美しすぎて溜息が出るほどの眺め。
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ここをゴールとして引き返す。朝早いので人はいないのが最高。そして自然も街にいても、朝いちばんが一番好き。空気も光も済んでいて人がいないくて神々しい風景にお目にかかれる。どこにいても同じだ。
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そして無事にトレイルを終了、橋の真ん中で綺麗な川を写真とっていたら今からトレイルに向かう人たちが何か警戒して写真をとっている。え?振り向くとグリズリーの子熊!!!!!!ち、ち、近い!!思わず指をさして足早に橋を渡ってきたら、子熊は橋を渡りたかったのか、こっちを覗きこんでる。でも人がいたのであきらめて山の方へ、というかトレッキングルートへ。
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でも、昼前あたりからかなりの人が登ってきたし、今からも続々と入っていく。ハイカーのおじさんが、子熊がいるってことは親ぐまが側にいるってことだよ、といって山に入っていった。どうぞ気をつけて。。。。。
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バイバイ、熊さん。
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我々は無事に終えたので老舗ホテルのレストランでランチすることにした。
このホテルは100年前くらいにここをアメリカのスイスにしようと開発された場所。 -
建物は立派。国の歴史的建造物に指定されている。
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100年以上も前のもの。
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ホテルのデッキからの最高の眺め。
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トレイルを終えたご褒美にご当地コーヒー。
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ゆっくりランチ。
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サラダはものすごく美味しい。本当にアメリカとは思えない鮮度の野菜たち。ロッキーマウンテン国立公園のときはここまで食事が充実していなかった。全然違う。
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熊の大好物ハックルベリーがここのご当地名物。みんな食べてたハックルベリーアイス。ほんのりベリーの味がして美味しい。
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ホテルにてディナー。今日は鮭にしてみた。トラウトはけっこう土臭い味(川)がした。昨日も出てきた地元でとれたスナップエンドウ。まいう。そしてやっぱりここはポテトが美味い。アイダホが近いからか?!
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翌朝。また日の出あたりにホテルを出てトレイルポイントに向かう。途中エルクがいた。日の出、日の入りあたりは動物が活発になる時間。早起きは三文の徳だ。
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そして超人気スポットローガンパスの駐車場につくと、なんとビックホーンシープがいた。地面をなめている。
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数台車が入ってきたが全然気にしていない。この駐車場はすぐに満車になる。
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いよいよトレイルに入る。
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普通トレイルに入ると登りなのにゆるやかにずっと下っている。
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少し行くといきなりものすごい壮大な風景が広がる。こんなに早くこんな素晴らしい景色が見えてしまうなんて今までで一番スゴイかも。
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しばらく下っていくと絶壁にロープがあり、岩沿いを歩くコース。初めて通る道でこの風景、標高、緊張する。
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ところどころ雪があるところをゆっくりよけて歩いていく。
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色とりどりの岩。これが川の流れで削られて小さな石になり、湖にたまる。大変興味深い。
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日が登ってきた。
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朝早いとこうして光の変化も楽しめるので倍嬉しい。
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ベアグラスが生えている場所に来た。本当に壮大な風景がずっと続く。
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それにしても絶景。
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急に雪が出現。ゴールはもうすぐだ。
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雪に風の跡がついている。
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なにやら赤いちりのほうなものが積もっている。赤土の粉か?
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ここをゴールにした。行きたかった方向の道は雪で閉ざされていたし、シャレーのある場所はもっと上に登らなければならない。
ここでトレイルミックス、ジャーキーを食べて少し休憩、折り返す。ここもかなり寒かった。気温はきっと5度ほどぐらいだろうが、風が強い。 -
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行が下りだったので帰りは登りという不思議なルート。
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折り返していると人が止まって何か見ている。
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マウンテンゴート!しかも人にかなり慣れている。何か夢中で食べているし警戒心ゼロ。本当に野生?
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垂直の岩に一気にジャンプしてどいて?くれたので急いでみんな通る。
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バイバイ、やぎさん。
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お次はマーモット。草の中にいたのに、突然数メートル走りだし、私に向かって突進してきた。何も食べ物持ってないよ~。
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マーモットにまた会えた。岩と同化してる。
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かわいい。風景を見ているのだろうか。
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レイクマクドナルドの西側にあるアプガーという小さな町に来た。そこでランチ。
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お土産屋さんなどを見て過ごす。この町から日本に絵葉書も出しておいた。
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そして、先日から言っていた色とりどりの石ころ。あんなに大きな岩が削れてきたのだ。レンジャーの人にこの石がどこで見れるか聞いたところ、アプガー近くが後ろに山も見えて一番いい眺めよ、と教えてくれた。聞いたかいがあった。
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ホテルに戻る。
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翌日、オーバールックポイントでこの公園の名所な氷河を今更写真に収めてみる。トレッキングが目的だったのでスルーしてしまっていた。
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赤土の岩に流れる川が見えるポイント。
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最後にレイクマクドナルドで休憩。
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ハックルベリーパイを食べる。甘い。。。。
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アプガーの町を後にし、空港に向かう。
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グレーシャー空港で夕飯をとり、旅の終わり。
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お土産に買ったハックルベリージャム。no sugar addのものにした。家に帰り、アイスクリームやヨーグルトに入れて食べるつもりだ。
今回のグレーシャー国立公園のトレッキングは景色も素晴らしかったのだが、水がものすごくよかった。モンタナは温泉が沢山湧いているし、なんかよく分からないが妙に体によさそうな感じがしたし、これだけの動植物が豊かに生きているのを見ればきっと水がいいに決まっている。標高もそうだがトレッキングルートもきつくないのに最高の景色を見れて、食べ物もアメリカとは思えないほどの美味しさ。本当に心身共に癒された。こんなに水が豊富な場所がアメリカにあったなんて大きな発見だったし、今まで回っていた国立公園は砂漠系が多くていかにもアメリカの乾いた大地の壮大な風景というものだったが、それとは全く違う自然を知ることになり、アメリカの自然の奥深さを思い知った。さあ、来年の夏はどんな旅をするのであろうか。
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