2019世界一周#4チリ～7月2日ラ・セレナで皆既日食を鑑賞する

2019/06/30 - 2019/07/02

2019年世界一周。
今回は特典航空券を軸として、取れない区間は片道航空券を購入して地球をぐるっと回ってきました。

世界一周のメインイベントはこのラ・セレナでの皆既日食鑑賞。
かなり前から友人たちと計画し、1年近く前からラ・セレナまでのフライトや宿の手配を一緒に行いました。

7月2日の当日朝は少し雲がかかっていたものの、昼過ぎからは快晴。ほんとうに見事な皆既日食を見ることができました！
友人はもちろん、地元の人たちや世界中から駆け付けた日食ファンの人たちと一緒に、その瞬間を一緒に祝えたのは最高の思い出になりました。

ラ・セレナの宿
キッチン付きアパート3ベッドルームを貸切
Arriendo Departamento

エリア ラ・セレナ(チリ)

• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: スカイ航空 ラタム航空

今回の世界一周の行程、総飛行計49,000マイルで地球2周分の計算。

ヨハネスブルグーアムステルダムー日本ー北京ーオークランド、パペーテ、イースター島、サンチャゴを経てラ・セレナへ。

ヨハネスブルグー関空　KLMビジネスクラス　Deltaマイル80,000
成田ーパペーテ　CAビジネス、NZエコノミー UAマイル37,500
パペーテーイースター島　LATAMエコノミークラスを購入
イースター島ーサンチャゴ　LATAMエコノミークラスを購入
サンチャゴーラ・セレナ　Skyairlineエコノミークラスを購入
ラ・セレナーサンチャゴ TALAMエコノミークラスを購入

日本からソウル・フランクフルト・サンパウロ経由でサンチャゴに到着した友人2名と、サンチャゴ空港国内線にあるプライオリティーパスが使えるラウンジで合流。
ビールで乾杯して再会を祝う。

ラ・セレナまではSkyエアライン。片道７８USドル。
2015年にアタカマ砂漠観光のあとカラマからサンチャゴ便で利用して以来。

ちなみに7月2日皆既日食が終わった日の夜のフライトは、争奪戦。
Jet-SmartというLCC夜便で予約していたら、まさかの午前便にスケジュール変更をくらう、日食見られないじゃないか！！怒
やむなくLATAMを買いなおし。

アンデス山脈の美しい雪山を見ながらのフライト。
サンチャゴの北470キロのラ・セレナまでひとっ飛び。

Skyエアラインのクルーがチリで見かけた一番のイケメンだったがシャッターチャンスなし。代わりにチリ代表は撮影クルーのお兄ちゃん。
https://4travel.jp/travelogue/10194115

ラ・セレナのフロリダ港から宿まではタクシー8,000ペソ。uberだともう少し安い。
今夜の宿はアパートなのでちょっと迷うも、無事オーナーの娘さんと合流。

宿の写真撮り忘れたので、ホテルサイトから拝借。
3ベッドルーム、キッチン、洗濯乾燥機付きなのは助かった。
暖房がなかったので、お願いするとオイルヒーターを持ってきてくれた。

夜ご飯は美味しいシーフード食べたい、ピスコサワーを飲みたいというと
娘さんが車で連れて行ってくれたのが、Mar Adentroというローカルレストラン。
毎日満員御礼。運よく１つテーブルが空いてすぐ席に着けた。

まずはピスコサワーで乾杯。このピスコサワーがほんとに美味しい！
２、3杯飲んだよ。

セビーチェとリゾットも美味しかった。
翌日の夜も来ちゃったよ。
違う店冒険して失敗するより、同じ店をリピート派。

ただもう1品のローフィッシュ盛り合わせにホヤが入っていた。。軽く炒めてもらうも口の中に独特の味が残る、、3人とも無理だった。

夕飯のあと、気持ちがいいので海岸沿い散歩。
7月はチリの真冬だが、サンチャゴと比較するとずいぶんと暖かい。
夜10時過ぎに歩きまわっても全く問題ナシ。南米とは思えない治安のよさ。

あさっての日食に向けて街全体が盛り上がっている。

日食鑑賞の計画がなければ、一生来ることもなかったであろうLa Serena
旅の縁に感謝だ。

海辺を思う存分歩いたあとは、uberで宿に戻る。

この日は私のバースデー、友人らに祝ってもらいました。
日本からはるばるくす玉持ってきてくれてありがとう！！

翌日はElqui ValleyやVicuñaなど周辺の見どころを観光しようと思ったけど、ラ・セレナに滞在してのんびりすることにした

ラ・セレナ2日目。のんびり起床。
宿にwifiがないので、ショッピングモールでSIMを購入。通話とデータ通信可能、1週間使えて500円くらい。
たまたまモールでお会いしたサンチャゴ在住のご夫婦にいろいろと助けてもらった。日食鑑賞にマイカーでいらしたそうだ。

そのあと、セントロ方面へ。この鉄道駅、使われているのかな？

鉄道駅の向かいから、近郊のピクーニャや他方面へのバスが出ている。
サーカスが来ていた。創業100年て老舗だね。

広い公園があり、Jardin del Corazon心の庭という日本庭園だった

日本庭園の前にツアーバスが停車していた。
お高いんだろうとお値段調べてみた。専門家とコーディネーターさんが一緒だからそうなるわね。

日本からの友人たちは、ソウル発券の南米行き世界一周航空券を使っていたので、航空券代は10万円くらい。パペーテからイースター島間の片道航空券と変わらない…

アルマス広場に到着。
マーケットが開かれていて、日食グッズがたくさん売られていた。
Tシャツ、帽子、ストラップ、などなど。

前日はまだ空いている通りも、日食当日の午前中はものすごい人混みだった。

部屋に戻ってのんびり。
今日の午後ラ・セレナ入りする友人と合流した後は、夕飯食べに昨日と同じくレストランやバーが立ち並ぶ海岸沿いへ。

ラ・セレナの灯台。
北アフリカにあるモスクのミナレットに見えて仕方がない。

灯台から昨日のレストランまではgoogleマップによると6キロくらいあるので、
途中のん兵衛の友人と私はビールで燃料補給。

今夜もMar Adentroへ。ここまでよく歩いたのでおなかぺこぺこ。

日食前日なので観光客も多い。満員で20分くらい待ったかな。
料理が出てくるのもかなり時間がかかった。

2日連続でリゾットとセビーチェを頼む。
この海鮮スープが失敗、ホヤ入ってた。

食事のあとは再び歩く。

ECLIPSE、日食のモニュメント。いよいよ明日に迫ってきた。

uberで宿へ戻る。

7月2日当日。
午前中に最後の1人友人が合流し、これで5人全員集合。
みんなで朝ごはん。
サンドイッチと、ネスレの粉じゃないコーヒー。
チリ人ってコーヒーにこだわりないのかな？
豆からひいてくれる美味しいカフェを見つけるのに苦労した。

昨日にひきつづきアルマス広場へ。
マーケットで好みの靴を発見。これら1足1足オーナーのアーティストのおじさんの手作り。
ヒール付きが欲しかったのと、サイズが選べなかったのとで、一番のお気に入りは買えなかったけど、久しぶりに欲しい靴に出会えた。

代わりに、今履いているスパンコールついてる靴とはお別れ。この靴とどれだけ旅したんだろう、いろんな国の人たちから素敵！可愛い！と言ってもらった。さすがに3年も履きこなすとボロボロに。

チリのTV局からインタビュー受けた友人。現地で放送されたのかしら？
最後はクルーと一緒に記念撮影。

何でも日食関連でお店出てるよ。
eclipseのアイスクリームまであったよ。

宿に戻って荷造り、私はこの日の夜便でサンチャゴに戻る。

日食見るポイントはいくつかある。皆既食を最大時間で楽しむには現地で会ったアメリカ人いわく、山のほうに行く必要があるらしい。

西側で、見晴らしのいい海岸で十分見れると読んで、我々の観測地点は海辺に決定。
宿からuber呼ぶも、大渋滞で海岸の近くで降ろされる。
ビーチは人でいっぱい。

海岸は数キロにわたっているし広いので、座る場所はたくさんあり問題ない。

データによると、当日の日食スケジュール・チリ時間では

第1接触（部分食始まり）15時23分
第2接触（皆既食始まり）16時38分
皆既食　16時40分
第3接触（皆既食終わり）16時41分
第4接触（部分食終わり）17時47分

日食ハンターの友人が作ってくれた日食グラス。
博多のにわかせんぺいの箱を活用したって。
チリ人に絶賛されてました。

日食のモニュメント前で、手作り日食グラスをかけて全員で記念撮影。

総勢5名、それぞれ違うルートでチリまで来て、現地集合、現地解散。
全員そろったのがこの日の午前中、一人は日帰りラ・セレナ。

すでに欠け始めてた太陽、まだ肉眼ではわからないが、日食グラスをかけると、欠けているのがはっきりと見える。
何気なくとったこの写真、太陽の下側に三日月の光が写っている。

今か今かとその瞬間を待つ人たちの間に、連帯感が生まれる。
ここに来なければ一生会うことのなかった人たちだ。

日食って、広い場所に行けば誰もが公平に見られるからいいね。
花火の場所取りとは大違いｗ

辺りいっせいにカウントダウンが始まり、
16時40分、完全に太陽が隠れる瞬間。
写真では表現しづらいけど、辺りが暗く、寒くなる。

完全に月の影に隠れると、コロナと呼ばれる太陽の外側を取り巻く薄いガスの層が見られる。

私のスマホ写真だけじゃ全く良さが伝わらないので、
ここからは日食ハンターの友人の許可を得て美しい写真をいくつか。

前回は2017年8月21日にアメリカのセイラムで見たんだって。
レンズにホイルでカバーかけるのか！

7月2日、16時40分（チリ時間）
完全に欠けた瞬間。
コロナがしっかり見える。

第２接触、皆既食始まり
ダイヤモンドリング。ダイヤが２つ！

第３接触・皆既食終わり、ラストはダイヤモンドリング。

雲一つない天気もありがたかった。
こんな素晴らしい瞬間を友人たちと、地元の人たちと、世界中の日食ファンの人たちと分かち合えることができて感謝の気持ちでいっぱい。

TVでも大々的にライブ放送されていた。

さて日食鑑賞後は道路は大渋滞なので、uberはあきらめて歩いて宿に戻る。
18時前でレストランのディナータイムにはまだ早い。スーパーでお酒を食料を買い込んで宿に戻って打ち上げ。

乾杯＆お疲れさま～！！

このあと友人と私は夜のLATAM便でサンチャゴへ。
フロリダ空港までuberで。ドライバーさんはベネズエラ人、チリに出稼ぎに来ているようだ。祖国大変な状況だもんね。

空港は大混雑。これからサンチャゴに戻る便は、ほぼ100%皆既日食を見に来ていた人たちだろう。日本からの個人旅行者らしき人もざっと10名近くいた。
PP使えるラウンジは定員オーバーで入れず。

サンチャゴ空港に着いたのは22時過ぎ。今夜はエアポートホテルを友人とシェア。

次の皆既日食は、来年2020年12月で再びチリ！
遠いな。。

最後は友人たちが作ってくれた傑作品。真ん中のLa Serenaの文字が欠けてるのは、欠けた太陽を通しているため。自然の神秘。

さてこのままおとなしく南アフリカに戻る、訳はなく、
このあと一気に北極圏まで飛んでみました！