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アムトラック ハートランドフライヤー号は、オクラホマ州オクラホマシティとテキサス州フォートワースの約330kmを結ぶ、アムトラックのなかでもトップ10に入る短距離路線です。<br /><br />テキサス州とオクラホマ州の両州からの補助を得て運航されているらしく、ルート的にも、観光というより沿線住民の生活の足としての利用がメインで、数日かけて大陸を横断する「カリフォルニア・ゼファー号」のようなアムトラックらしい壮大さには欠けますが、終点まで片道約4時間、31ドルの手軽さで、私のようなアムトラック初心者には、ちょうどいい鉄道の旅になりました。<br /><br /><br /><br /><br />07:30<br /><br />前泊した、オクラホマシティで一番古く、もっとも知られた老舗ホテル「スカーヴィンホテル」をチェックアウト。<br /><br />アムトラックのサイトで、出発30分前には駅にいるように指定があったので、そのまま、徒歩で数ブロック先のアムトラック駅に向かいました。<br /><br />初夏の、陽が高くないこの時間帯は、風が清涼で穏やかなので、5分強の徒歩移動はとても気持ちが良かったです。<br /><br />駅舎内に入ると、天井の高い、こじんまりとした空間にアールデコ調のデザインの天窓や吊り照明がありました。<br /><br />それほど広くない待合室の長いベンチは、もうたくさんの乗客で埋まっていました。といっても、ざっと数えて、5、60人くらいだったと思いますが。<br />なので、とりあえず、待合室の先、ホームに向かう通路のあたりで、立って乗車開始の時間が来るのを待ちました。<br /><br /><br />駅舎内には、チケットを売る人もいないし、カフェも、自販も見当たりません。事前に飲み物や、車内で軽くつまめる食べ物を用意しておいたほうが良かったなと、ちょっぴり後悔。温かいコーヒーとクッキーかチップスくらいは車内のカフェで買えるので、何とかなりますが。<br /><br /><br />07:55<br /><br />いよいよホームへ向かう入り口が解放されました。<br /><br />旅行用の大き目の荷物を持って上がるには、結構狭い階段。それを上がり切ったところに、駅員がバーコードスキャナーを持って立っていました。<br /><br /><br />事前に購入した乗車券をアプリから呼び出し、バーコードをスキャンしてもらうと「最初の扉からお乗りください」と促され、いよいよ、人生初のアムトラックに乗車!<br /><br /><br />2階席への、これまためちゃくちゃ狭くて急こう配の階段を登って、右側の席を確保しました。<br /><br />事前にGoogle Mapで、次の「ノーマン駅」以外のすべての駅のホーム・駅舎が、右側にあることを調べておいたんです。<br /><br /><br /><br />スーパーライナーという客車内は、昭和後期の日本の特急を思い起こさせるデザインで、古ぼけた感じですが、清潔ですし、なんといっても足元が広々としていて快適です。広すぎて、短足の私では、フットレストに足が届きませんでしたが (/ω\)<br /><br />車窓の枠のすぐ下に電源コンセントが2つあり、無料WiFiもついています。<br /><br /><br /><br />08:25<br /><br />定刻通り出発!<br /><br /><br /><br />ファーン、ファーンと汽笛を鳴らして、じわじわと動き出しました。<br /><br />この汽笛が、いかにもアムトラックな音色なので、「これから始まる鉄道の旅」に対する期待が高まります。<br /><br />ところが、途中、踏切を通過するたびに汽笛を鳴らすので、感慨深く聞いているのも最初だけ。駅が近づいてくると、ひっきりなしになり、「やかましいわ!」と思うのも、時間の問題でした 笑<br /><br />すでに地元の学校が夏休みに入っている時期だったので、家族連れが多く、車内はなかなか賑やかでした。決して、うるさいのではなく、川を渡るところで子供たちの歓声が聞こえてきたり、南部風の発音で、おじいちゃんが孫に風景の何かを説明している会話が聞こえてきたり、そういう長閑な雑音と線路を渡るガタゴト音が、鉄道の旅を演出してくれます。<br /><br /><br />空調が効きすぎて堪らなくなり、車内カフェがオープンしたというアナウンスを聞くや否や、カフェのある1階に降りて、ホットコーヒーと、お土産用のフリースのブランケットを買いました。<br /><br />カフェというより、スナックやクッキーが所せましと並べられていて、駅の売店風の店構え。店員の初老のご婦人は、イヤフォンで誰かと電話で会話しながら接客。<br /><br />壁にラミネートパウチされたメニューが貼られていて、それによると、サンドウィッチなんかも売っているようですが、アメリカのパックされたサンドウィッチって基本的に美味しくないので、却下。<br /><br />やはりマイナー路線らしく、最低限のサービスだけなんだなぁと実感しました。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />途中、それぞれ赤レンガを基調としたレトロなデザインの駅舎を構えた、ノーマン駅、パーセル駅、ポールズ・バレー駅と停まっていき、オクラホマ州最後のアードモア駅で、少し長めの停車。タバコを吸いたい人は、ここまで約2時間の辛抱です。<br /><br /><br />この間、何度も徐行・停止を繰り返し、アードモアに着いた時点で、40分遅れでした。<br /><br /><br /><br />遅れに関する車内アナウンスは一切なく、乗客も全く気にしていない様子 笑。アムトラックの遅延は有名なので、きっと乗客も分かり切っていることなのでしょう。こういう長閑さも、鉄道の旅ならではですね。<br /><br /><br /><br />11:15<br /><br />アードモアを出発して、州境のレッドリバーを通過。<br /><br /><br />数日前の暴風海で水かさが増し、押し流されてきた赤土も多いのでしょう、ほんと赤いです。<br /><br /><br />テキサス州に入ったら、残すところあと2駅。<br /><br /><br />沿線から見える建築物が、間隔を空けず続くようになりました。<br /><br /><br />脇道の道路も広くなり、車の交通量が増えていくと、それに比例して踏切の数も増え、終点のフォートワースのダウンタウンが近づくにつれて、もう、ずっと汽笛が鳴っている感じでしたが。<br /><br /><br /><br /><br /><br />13:35<br /><br /><br /><br />結局、1時間ちょっと遅れて、フォートワースのITC駅に到着。<br /><br /><br />一旦、ホームの先まで進んで、スイッチバックしてホームに戻ったところで、扉が開きました。<br /><br /><br />ホームに降り立つと、今度は隣のホームにTREやTEXRailの列車が入ってきたり、アムトラックを降りた乗客向けに、次のアムトラック テキサスイーグル号に接続案内のアナウンスが流れてきたり、さすが都会!ほかの駅とは大違いで忙しなさがありました。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />

アムトラック ハートランドフライヤー号

8いいね!

2019/06/05 - 2019/06/05

8位(同エリア17件中)

0

7

乗継大臣

乗継大臣さん

アムトラック ハートランドフライヤー号は、オクラホマ州オクラホマシティとテキサス州フォートワースの約330kmを結ぶ、アムトラックのなかでもトップ10に入る短距離路線です。

テキサス州とオクラホマ州の両州からの補助を得て運航されているらしく、ルート的にも、観光というより沿線住民の生活の足としての利用がメインで、数日かけて大陸を横断する「カリフォルニア・ゼファー号」のようなアムトラックらしい壮大さには欠けますが、終点まで片道約4時間、31ドルの手軽さで、私のようなアムトラック初心者には、ちょうどいい鉄道の旅になりました。




07:30

前泊した、オクラホマシティで一番古く、もっとも知られた老舗ホテル「スカーヴィンホテル」をチェックアウト。

アムトラックのサイトで、出発30分前には駅にいるように指定があったので、そのまま、徒歩で数ブロック先のアムトラック駅に向かいました。

初夏の、陽が高くないこの時間帯は、風が清涼で穏やかなので、5分強の徒歩移動はとても気持ちが良かったです。

駅舎内に入ると、天井の高い、こじんまりとした空間にアールデコ調のデザインの天窓や吊り照明がありました。

それほど広くない待合室の長いベンチは、もうたくさんの乗客で埋まっていました。といっても、ざっと数えて、5、60人くらいだったと思いますが。
なので、とりあえず、待合室の先、ホームに向かう通路のあたりで、立って乗車開始の時間が来るのを待ちました。


駅舎内には、チケットを売る人もいないし、カフェも、自販も見当たりません。事前に飲み物や、車内で軽くつまめる食べ物を用意しておいたほうが良かったなと、ちょっぴり後悔。温かいコーヒーとクッキーかチップスくらいは車内のカフェで買えるので、何とかなりますが。


07:55

いよいよホームへ向かう入り口が解放されました。

旅行用の大き目の荷物を持って上がるには、結構狭い階段。それを上がり切ったところに、駅員がバーコードスキャナーを持って立っていました。


事前に購入した乗車券をアプリから呼び出し、バーコードをスキャンしてもらうと「最初の扉からお乗りください」と促され、いよいよ、人生初のアムトラックに乗車!


2階席への、これまためちゃくちゃ狭くて急こう配の階段を登って、右側の席を確保しました。

事前にGoogle Mapで、次の「ノーマン駅」以外のすべての駅のホーム・駅舎が、右側にあることを調べておいたんです。



スーパーライナーという客車内は、昭和後期の日本の特急を思い起こさせるデザインで、古ぼけた感じですが、清潔ですし、なんといっても足元が広々としていて快適です。広すぎて、短足の私では、フットレストに足が届きませんでしたが (/ω\)

車窓の枠のすぐ下に電源コンセントが2つあり、無料WiFiもついています。



08:25

定刻通り出発!



ファーン、ファーンと汽笛を鳴らして、じわじわと動き出しました。

この汽笛が、いかにもアムトラックな音色なので、「これから始まる鉄道の旅」に対する期待が高まります。

ところが、途中、踏切を通過するたびに汽笛を鳴らすので、感慨深く聞いているのも最初だけ。駅が近づいてくると、ひっきりなしになり、「やかましいわ!」と思うのも、時間の問題でした 笑

すでに地元の学校が夏休みに入っている時期だったので、家族連れが多く、車内はなかなか賑やかでした。決して、うるさいのではなく、川を渡るところで子供たちの歓声が聞こえてきたり、南部風の発音で、おじいちゃんが孫に風景の何かを説明している会話が聞こえてきたり、そういう長閑な雑音と線路を渡るガタゴト音が、鉄道の旅を演出してくれます。


空調が効きすぎて堪らなくなり、車内カフェがオープンしたというアナウンスを聞くや否や、カフェのある1階に降りて、ホットコーヒーと、お土産用のフリースのブランケットを買いました。

カフェというより、スナックやクッキーが所せましと並べられていて、駅の売店風の店構え。店員の初老のご婦人は、イヤフォンで誰かと電話で会話しながら接客。

壁にラミネートパウチされたメニューが貼られていて、それによると、サンドウィッチなんかも売っているようですが、アメリカのパックされたサンドウィッチって基本的に美味しくないので、却下。

やはりマイナー路線らしく、最低限のサービスだけなんだなぁと実感しました。






途中、それぞれ赤レンガを基調としたレトロなデザインの駅舎を構えた、ノーマン駅、パーセル駅、ポールズ・バレー駅と停まっていき、オクラホマ州最後のアードモア駅で、少し長めの停車。タバコを吸いたい人は、ここまで約2時間の辛抱です。


この間、何度も徐行・停止を繰り返し、アードモアに着いた時点で、40分遅れでした。



遅れに関する車内アナウンスは一切なく、乗客も全く気にしていない様子 笑。アムトラックの遅延は有名なので、きっと乗客も分かり切っていることなのでしょう。こういう長閑さも、鉄道の旅ならではですね。



11:15

アードモアを出発して、州境のレッドリバーを通過。


数日前の暴風海で水かさが増し、押し流されてきた赤土も多いのでしょう、ほんと赤いです。


テキサス州に入ったら、残すところあと2駅。


沿線から見える建築物が、間隔を空けず続くようになりました。


脇道の道路も広くなり、車の交通量が増えていくと、それに比例して踏切の数も増え、終点のフォートワースのダウンタウンが近づくにつれて、もう、ずっと汽笛が鳴っている感じでしたが。





13:35



結局、1時間ちょっと遅れて、フォートワースのITC駅に到着。


一旦、ホームの先まで進んで、スイッチバックしてホームに戻ったところで、扉が開きました。


ホームに降り立つと、今度は隣のホームにTREやTEXRailの列車が入ってきたり、アムトラックを降りた乗客向けに、次のアムトラック テキサスイーグル号に接続案内のアナウンスが流れてきたり、さすが都会!ほかの駅とは大違いで忙しなさがありました。













旅行の満足度
3.5
観光
3.5
ホテル
5.0
グルメ
4.5
交通
3.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
旅行の手配内容
個別手配
  • オクラホマシティ駅、かつてのサンタフェ鉄道の駅舎をそのまま使っています

    オクラホマシティ駅、かつてのサンタフェ鉄道の駅舎をそのまま使っています

  • ちょっと古めかしい車内

    ちょっと古めかしい車内

  • この広々レッグルームは、アムトラックならでは!

    この広々レッグルームは、アムトラックならでは!

  • タバ休が設けられたアードモア駅前の公園に飾られているAT&amp;SFの汽車

    タバ休が設けられたアードモア駅前の公園に飾られているAT&SFの汽車

  • フォートワース駅にて

    フォートワース駅にて

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