オオサンショウウオの幼生を観察する。

2019/03/23 - 2019/03/23

深夜にオオサンショウウオ生息地を訪問してみたところ、何と幼生を発見！
まさか野生下で幼生を観察できる日が来ようとは予想しておらず、嬉しいボーナス的な観察となりました。

■■お知らせ■■■
下記のサイトにも小型サンショウウオやカエルなど両生類を中心とした記事を寄稿しております。よろしければご覧くださいませ。
https://totokore.com/

私の記事の一覧ページはこちら
https://totokore.com/author/kemur

エリア 箕面(大阪)

• 旅行の満足度: 4.5

オオサンショウウオ関連旅行記にも掲載している通り、この川には推定200匹ほどのオオサンショウウオが生息しているそうです。

このように日中にも稀に姿を現すこともあります（わかりづらいですが、画像の中央に成体が1匹泳いでいます。）

上流のポイントを深夜に訪問してみたところ、なんと幼生の姿がちらほら！

最初見つけたときはまさかオオサンショウウオの幼生とは思いませんでしたが、撮影してカメラの液晶を確認し、驚愕しました。

紛れもない、正真正銘のオオサンショウウオの幼生だったのです。

巣穴から巣立ったばかりの幼生たちのようです。

専門家の方のお話によると、孵化から1年以上経った幼生なのだそうです。

2歳ってことですね。

サンショウウオ類は夜行性のため、ライトで照らしながらの撮影は非常に難しいです。

ただ個体差があり、中には光をあまり気にしない個体もいるので、そのような個体を見つけて素早く撮影します。

体色はチョコレート色の単色です。

まだしっかりとエラもあり、成体のような模様もありませんね。

やはり水中に生息する生き物は水中から撮影してみたいものです。

警戒心が薄い個体を見つけ、そっと水中カメラを沈めて撮影。

川底に沈んだ枯葉の下に隠れてしまうので、水中からでも撮影は難しかったです。

何はともあれ、まさか出会えるとは思っていなかったオオサンショウウオ幼生と出会うことができて嬉しかったです。

狙って出会えない（所謂、坊主）と悔しいものですが、その逆のパターンは本当に嬉しいものですね。