2019/05/01 - 2019/05/02
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Laylaさん
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トルコ語で『TERS LALE』という花がある。そのまま訳すと『逆さまのチューリップ』という意味。名前の通りチューリップが逆さまについてるみたいな花で、日本語では『ヨウラクユリ』。聞いたことないな。
トルコの東の方の高原で4月~5月頃に咲くらしい。高原で自然に咲いているのを見てみたいなぁと思い、いろんなとこに問い合わせして、一番詳しく情報教えてくれたのがエラズー県のアルジャク村のイスマイルさん。『4月の終わり頃が見ごろやで』と連絡をもらったものの、いろんな旅行が重なって4月最後の週末しか空いてない。急いで航空券取って友達みんなに言いふらして、あと10日ほどになったある日、航空会社からメッセージが届いた。『帰りのフライトキャンセルになりました』 なんでやのん?すぐに他のフライトも見てみたけど、倍くらいの値段になってしもてた。5月に入るとトルコでは断食月に入るので、ガイドさんが見つからん。もう諦めるしかないな。でも来年はちょうど満開の時期が断食月に重なってしまう。ほな来年も見られへん。諦めきれずにどないしよかと悩んでるとこに、イスマイルさんから写真が送られてくる。満開のかわいい赤い花。やっぱり行かな!この1か月旅行つづきで忙しなるけど、もう迷ってる場合とちゃう。
5月1~2日でたまたま安いフライト見つけたので、イスマイルさんに連絡しておいた。前日の夜に電話がきた。『あなたはウチの村に来る初めてのツーリストなんです。テレビの取材をすることになったんで、記者があなたを空港で出迎えてここまで連れてきてくれます。是非、村の宣伝に協力してください。』
えっ~!なにそれ~?そんなん急に言わんといてや~。だいたい、山行って花見たいだけやのに、テレビなんてやめてくれ~!『ほんなら、明日お待ちしてます』
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(05:20)
今回もサピハギョクチェン空港から出発します。 -
(06:30)
ペガサス航空PC2530
もうすぐ搭乗。 -
(06:55)
友達も来たいっていうてたけど、満席でチケット取れんかったので、一人で行ってきます。 -
(08:25)
定刻よりちょっと早めにエラズー空港着。天気は快晴、気温23度くらいまで上がる予定。 -
トルコ航空と仲良く並んで待機中。
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(08:45)
到着ロビーに来たものの、迎えに来るはずの記者がおらん。電話すると『あぁ、今どこですか?(空港に決まっとるやろが~)』 『他の仕事が入ったので、10時半までどっかで時間つぶしとってくれますか~(初めて来た町でどこ行けいうんじゃ?)』
何寝ぼけたこと言うとんねん!だいたい取材なんかされたくない。時間もったいないから記者は無視することにして、以前に連絡先を聞いてあった、知り合いの知り合いに連絡すると、『そら困ったやろ』とすっ飛んできてくれました。 -
(09:30)
知り合いの知り合いのお兄ちゃん(名前は長ったらしいのでイリムと呼びます)とは全く面識なかったけど、知り合いの人が『何かあったら連絡するかもしれんから、面倒見たってくれ』と伝えてくれていた。昔世話になった恩を忘れず、その人の依頼とあれば何があっても駆けつけてくる、こういうところトルコ人はすごいなと思うわ。
休日で寝ているところをたたき起こしたにもかかわらず、友達から車を借りて、朝ごはんもごちそうしてくれました。 -
(10:53)
明日は雨の予報やから、今日中に山登りしとかなあかん。村までの道を急ぎます。 -
(11:10)
村までは約100キロ。運転はイリムに任せて、私は景色を堪能。エラズー県は周りを川やダムで囲まれて、水が豊富で緑いっぱい。 -
(11:25)
ところどころにこんな水飲み場があります。私らもちょっと休憩。 -
(11:27)
憲兵の検問所。トランクを確認しただけで何も聞かれず通過。 -
(11:36)
流れる川も水量たっぷり。雪解け水がこれから増えていくらしい。 -
(12:01)
牛さんたちもお散歩中。遠くに雪をかぶった山も見えてきた。 -
(12:06)
エラズーの町を出て一時間半。アルジャク村に到着。人口少ないな。 -
(12:39)
イリムの借りてきた車は1995年のメルセデス。それが自慢のようやった。
村の教員宿泊施設の前でイスマイルさんと合流。今日の予定を話し合います。ところが・・・行くはずやった山は今日『ある事情』があって行けないとのこと。もひとつ違う山にも咲いてる『らしい』。行ってもない可能性もあるとのこと。ここまで来てそれはないんちゃん?『ほな明日にするか?』『明日は雨降るからあかん』とごちゃごちゃ言うてる間に時間過ぎていくだけやし、そこ行ってみよか。 -
(13:00)
村の中心広場。シンボルマークはもちろん『逆さまチューリップ』 -
(13:02)
お昼食べてないんで、ケバブのお弁当を作ってもらってる間に、村のおっちゃん達の憩いの場を覗く。 -
(13:25)
壮大な景色やねぇ。 -
(13:17)
中心から5分ほどのところにある村の入口に車を停めて歩き始めます。村人に聞いたところによると、上の方に咲いてるらしい。よかった~。
車で移動中に例の記者から電話が鳴った。『今向かってます、もうすぐ着きます』
『あぁ、そうですか』とだけ返事した。 -
(13:22)
この辺は平たんな道。この辺の標高は1,000mくらい。 -
(13:23)
ええ景色のとこでお食事中のお馬さん。 -
(13:24)
春らしくあちこち花だらけ。 -
(13:31)
湧き水の横でお弁当タイム。 -
(13:32)
この桑の木は200歳とか400歳とか、いう人によって違う。まぁ、だいぶ古いっちゅうことやね。今でも実がなるらしい。 -
(13:33)
自然の中では何食べてもおいしいねぇ。 -
(13:34)
湧き水はここからさっきの川に流れていくんやろか。 -
(13:47)
腹ごしらえも終わったことやし、逆さまチューリップ探し開始! -
(13:52)
最初はこんな花の写真撮る余裕もあり。 -
(13:58)
イスマイルさんはこれで登れるらしい。 -
(14:00)
こんな小さいテントウムシも見つけるほどまだまだ余裕。標高1,400m。 -
(14:15)
30分ほど登る間、『この辺にあるかもしれんから周りをよ~見ときや』と言われ、キョロキョロするも全く見つからず。上の方を探してくれている。双眼鏡持ってきたらよかったわ。 -
(14:17)
私にはまったく識別できんかったけど、あの辺に見えるらしい。ということで、あそこまで登ります。 -
(14:21)
きれいな色やなあ。 -
(14:26)
ほれ見てみ~まだツボミやけど、 あるやろ~。 -
(14:27)
『あっちにもあるで~』と教えてくれるけど・・・どこ~? -
(14:27)
あ~あんなとこに隠れてるんや~。 -
(14:31)
もっと上にいっぱい咲いてるのが見えるらしい。『行ってみるか?どうする?』もうだいぶ息切れしてきてるけど、頑張る!
まだ雪も残ってるわ。『足跡つけたるからそこ踏んで滑らんようにおいでや』 -
(14:32)
イスマイルさんあんな軽々渡ってるけど、足滑らしたら下まで一気に滑り台やな。 -
(14:33)
あ~あった~! あんな断崖絶壁に、 ここまで来てみ~って挑発してるなぁ。
標高1,600m。 -
(14:35)
これはネヴルズという花やそうです。アイリスかな? -
(14:39)
あ~あそこにいっぱい咲いてる~!もうちょっとや、 見えてるねんけどもう足が上がらん!この辺に来るともう山登りというより、よじ登りやったな。ふくらはぎパンパンで一歩あげるのが大変や。 -
(14:41)
なんとかよじ登り、座るところを確保。もう動けん!とりあえず息を整えるので精いっぱいで花なんて見てる余裕なし。 -
(14:42)
イスマイルさんとガイドさんは全く平気。
ここでまた例の記者からイスマイルさんに電話があった。下の方に着いたみたい。『もう今頃来ても意味ないで』と返事していた。 -
(14:42)
やっと息も整い、花を観察する余裕がでてきた。まだ開きかけやけど、きれいな赤い色。 -
(14:43)
もっと小さいんやと思ってたけど、案外大きいんや。
標高1,700m。 -
(14:43)
あっちもにこっちにも、シャキっとたくましく育ったんやなあ。 -
(14:44)
上向いて開いても良さそうやのに、 なんで垂れてしもたんやろか? -
(14:47)
もうええか?そろそろ降りよか? -
(14:53)
下の方では登るのを諦めたイリムともう一人のガイドのアリ。イリムは私の荷物持ちとなっていた。 -
(14:54)
この辺はアイリスがいっぱい。 -
(14:55)
花屋でしか見たことなかったけど、野生のんはこんなとこに咲いてるんか。 -
(14:56)
『こっちに開いてるやつあるで~』と呼ばれ、降りかけたところをまた登る。 -
(14:57)
今回はライラも連れてきてたんやった。記念撮影しとかんと。 -
(14:59)
夜になると花の中心の丸いとこに水滴がたまって、昼間それがポトポト落ちて、涙を流してるみたいということで『涙する花嫁』。 -
(15:11)
左からイスマイルさん、イリム、ガイドのアリ。実は偶然にもイスマイルさんとイリムは兵役時代の知り合いやった。 -
(15:17)
あの~ガイドさん、そんなん引っこ抜いてきてええん?で、それどないすんの? -
(15:26)
あそこまで登りました。しんどかった~。 -
(15:29)
みんなでなんか始めたと思ったら・・・遅れてきた記者が到着したので、取材現場を設置し始めた。 -
(15:29)
根っこ見えてるけど、そんなんでええんか~? -
(15:30)
これがその記者。遅れてきたくせにまったく悪びれもせず、偉そうに指示しよる。『この花のためにはるばる日本から来ました、イスマイルさんにはお世話になりました。』その他あれもこれもしゃべれと、ヤラセもええ加減にせ~! -
(16:07)
これも私が乗ってきたかのように見せるために連れてきたらしい。私がニュースにでたから言うて、わざわざこんなとこまで来る日本人おらんで。 -
(16:10)
こっちは村の人が花を増やそうと、庭に植えたもの。 -
(16:11)
1本の茎に花は3~6個ついてる。じっくり花を見てる間も、チョロチョロそばにやって来ては撮影しよる。こうやって手に持ってるところをイリムに撮ってもらっていると、記者もそれええやん言うてやってくる。も~邪魔するな~! -
(16:13)
花に罪はないけど、やっぱり自然に生えてる方が好きやな。 -
(16:14)
村の子供たちも寄ってきた。興味はあるけど、ちょっと照れくさい。 -
(16:18)
おばちゃんも洗濯しながら、日本人に興味津々。おばちゃん生まれてから村を出たことなく『ザザ語』しかしゃべられんらしい。何言うてるかわからんけど、にこにこうれしそうに洗濯するとこ見せてくれた。石の上に洗濯もん置いて、平たい木の道具でたたきつけて洗ってた。大変やなあ。 -
(16:19)
この家は築100年くらいやそう。 -
(16:19)
この子らは、この先の原っぱに遊びに行くとこやそうです。
取材のせいで予定をだいぶオーバーしたので、イスマイルさんたちにお礼を言って、急いで戻ります。 -
イスマイルさんへのお土産に持って行った折り紙。
-
(18:32)
ここから写真は急にイリムの家に飛びます。
エラズー市内に戻ったら、見晴らしのいい『ハルプト城』を案内してくれるといいます。今日は休日やったのに、家族をほったらかして私のお供をしてくれました。子供たちもお父さんを待ってるやろうし、みんなで一緒に行ったらどないやろか?と提案すると、嬉しそうにすぐに奥さんに電話して『支度しとけよ』。家に着くとチャイとごはんが用意されていました。奥さん手作りの『ハルプトキョフテ』はここの郷土料理。やっぱり手作りはうまいわ! -
(19:00)
ハルプト城
14歳の娘、9歳と4歳の息子の5人家族。みんなで一緒にお散歩は、子供たちにとってはうれしいようで、張り切って案内してくれました。 -
(19:24)
城の周りにはモスクやらハマム跡やらあるけど、今日はもう遅いので、明日またゆっくり観光に来ることにして、外から見ただけ。
これは歪んだミナレットのモスク。もともと歪んで作られたらしい。 -
(19:33)
展望台からは、エラズーの町が見渡せます。 -
(19:20)
息子がどうしても行きたがった『カルチャー公園』にやってきました。池やらカフェが並んでる公園です。モスクのライトアップもなかなかきれいやなあ。 -
(20:30)
ここでお茶のんで、みんなでおしゃべり。
明日はイリムは仕事行かなあかんので、奥さんが付き合ってくれるそうです。
ホテル予約してなかったけど、たまたま聞いたホテルにイリムの知り合いがいて、半額にしてもらった。 -
(08:00)
山登りで疲れたので、今日は午前中ホテルでのんびり。でもお腹すいて目が覚めて、とりあえず朝ごはん! -
(11:45)
お昼前に奥さんがホテルまで迎えに来てくれました。ハルプト城に行く予定やったけど、朝から大雨なので屋根のあるとこウロウロすることに。まずはホテルのすぐ裏の市場。 -
(11:50)
このぐるぐる回ってるのは何かというと。 -
これになって、あるお菓子になります。
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このトルココーヒー鍋ええな。
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(12:00)
これは野菜なんか、ただの草なんか?ちょうどシーズンであちこちで売ってました。 -
皮を剥いてかじるだけ。渋くて酸っぱい、まあ1回食べたら十分です。
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これはスープになります。
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ヨーグルトとチーズの間ぐらいのもんの乾燥させたやつ。削ってパスタにかけるそうです。「クルット」というらしい。アフガニスタンにもあったなあ。
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上からゴマを入れて、ゴマペーストが出て来ます。
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(12:20)
ぎゃ~牛の頭 -
(12:25)
ちょっと小降りになったので、別のとこに移動。 -
(13:25)
お昼ごはんは、奥さんの出身地ハタイ名物のチキンドネル。トマトソースがかかっててジューシー。 -
(14:05)
デザートはキュネフェ。さっき市場で見た細いそうめんみたいなやつは、このお菓子になります。中にチーズが入ってて熱々でペロッと食べれます。 -
(15:30)
家に帰って来て、娘が折り紙したいらしい。でも9際の男の子の方がのみ込みが早くて、次から次へと作っていく。お姉ちゃんがんばれ~。 -
いっぱい作ったなあ。
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(18:15)
帰る前にスープだけでもと出て来た晩ごはん。この後空港バス乗り場までみんなで見送ってくれました。突然出現した日本人に2日間もつきあってくれて、世話焼いてくれて。記者の態度は気に入らんけど、こいつが来んかったおかげで、イリムとその家族と知り合えたと考えれば、結果的には良かったんやなあ。いろんなところで思いもかけん繋がりができていく、やっぱり旅はええもんや。
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この旅行記へのコメント (2)
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- moursaljanさん 2019/05/04 06:59:50
- 日本人来るよー
- 楽しく読ませていただきました。ありがとう。テンポの良い大阪弁であっという間に読み終わりました。撮影現場を作るところも楽しいなぁ。チキンライスも美味しそうでした。次また楽しみにしてるね
- Laylaさん からの返信 2019/05/04 13:55:24
- Re: 日本人来るよー
- 楽しんでもらえて良かったわあ。ホンマにあの撮影現場には笑てしもた。次はどこ行こかいねえ?
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