2019/04/06 - 2019/04/06
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ミズ旅撮る人さん
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新東名高速を東に進み、浜名湖を過ぎる(正確には浜名湖を通るのは東名だけですが)と静岡県から愛知県に入ります。
新城市の北、豊田市の東に設楽(したら)町はあります。
先日、たまたまこの地域を通った際に、設楽町の桜マップを手に入れて、
そろそろ見ごろを迎えた筈・・・と、出掛けました。
三遠南信自動車道で北上して、東栄町に差し掛かりました。
国道沿いに見ごろを迎えた桜がお出迎えです。
のどかな山村風景に、柔らかな春を感じます。
更に進んで、設楽町です。桜マップには、5か所の桜が紹介されています。
訪れた順に、「神田のエドヒガン桜」「和市のエドヒガン桜」「田口・福田寺の枝垂桜」「八橋のウバヒガン桜」「清水のコヒガン桜」です。
また、ハナモモも見ごろを迎えており、随所で見ることが出来ました。
有名処ではない桜めぐりは、観光客がほとんどいないので、
静かにゆったりと見られるのが一番の魅力です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
東栄町の国道151号線です。緩やかなカーブと上り坂の先に
桜並木が現れました。 -
折しも日本各地で桜が満開を迎えつつある時期、沿道にはちょこちょこと桜を見掛けることはありましたが、並木になっているのは初めてです。
国道の下に降りて、桜見物をすることにしました。 -
8分咲きといったところでしょうか。
開き切ってしまうより、この辺りがいい時かな?
風に舞う花びらも、すごくいいですけどね。 -
うん、桜だね!これを見ないと春は始まらない。
-
この花の中心部が赤くなってくると、散り時を迎えます。
咲いたばかりだから、まだ真っ白だね。 -
春に満開を迎えるのは桜だけではありません。
この見事なマグノリア!木蓮です。 -
細い用水路の縁に、春の日差しを一身に集めたかのようなたんぽぽ。
背の低い、日本古来のたんぽぽ。
北海道のたんぽぽは背丈が30cmくらいありますね。
あれはエゾタンポポで日本在来種です。 -
ヒメオドリコソウの群落。耕作前の畑には、昔から親しまれて来た
雑草が、精一杯、花を咲かせています。 -
花桃も色を添えます。まだ木が幼いので、力不足ですが、
数年もすれば存在感が増すことでしょう。 -
これから成長途上にある桜と桃
(桜のそばに赤い花桃が添えられています)。
さて国道151号線から分かれて国道473号線で大千瀬川を渡ります。 -
御殿川に沿ってある集落の一角に桜が見事に咲いています。
こうした名もない桜の名所が、そちこちにあって、
山間部のドライブは楽しいです。 -
「申方(さるがた)のエドヒガン」として知られる設楽町神田(かだ)の桜です。
国道473号線から、県道32号線が分岐してすぐ、御殿川が神田川に
なった辺りの橋を渡るとすぐ西側に入った民家の裏手に立っています。 -
美しいピンク色で、晴れやかに咲いているので、
こちらもウキウキした気分になります。 -
ピンク色が綺麗なので、背景の暗い色に、とても映えます。
-
高さは25m、根回りは3m以上あり、樹齢は推定80年といわれて
います。 -
桜に近寄って見てみます。意外と花びらは細いんですね。
-
花も枝も華奢で、儚(はかな)い感じがします。
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これが天辺で光を浴びると、こうなるんだから、すごい。
-
エドヒガン(江戸彼岸)は、別名が東(あずま)彼岸・立(たち)彼岸。
樹高15~20mの大木になりますが、枝は細い。
岐阜県の「根尾谷の薄墨桜」は江戸彼岸の代表例です。
こうして見ると、似ているかな?薄墨桜の方は、色が薄くなってしまっているけど。 -
ただ、この桜は、裏山が迫っているからなのか、後ろが寂しいんです。
あまり横から撮らないでね。
その桜の足元に、枝ぶりのいい木が見えます。 -
あまりにいい枝ぶりなので、足を止めました。
そういえば、ここには「神田の黒梅」という銘木があった筈。 -
探してみると、わずかに「黒梅」の名残が。
黒梅は2月中旬ころに満開を迎えました。よく残っていたなあ。 -
「黒梅」の前には、びっしり花が咲いた馬酔木(あせび・あしび)。
豊かさを感じるなあ。 -
橋の袂には駐車場があり、そこにも「申方(さるがた)のエドヒガン」と同じ桜があります。
観光協会のHPではこちらを指しているようで、グーグルマップだと
民家の裏の桜になっています。
どちらも見事さは同等です。 -
ほらね。青空も陽光も分け隔てなく。
-
イチオシ
橋の上から、桜を見下ろします。この桜は、川の縁に生えているので
上から目線で撮ることが出来ます。 -
うわ~、可愛い!これは反則だよね。脱帽です。
-
国道473号線の長いトンネルを抜けた和市(わいち)という集落は、
とても静かな場所です。
九十九折れだった旧道を新しく出来たトンネルを通ることで
ショートカット出来ます。
「和市のエドヒガンザクラ」は、画面中央右手の家々の屋根の上辺りに
見えます。
「東海自然歩道」の駐車場が近くにあるので、止めさせてもらいます。 -
駐車場には、ものすごく古い木に、こんなにびっしりと花が咲いていました。
桜に似た真っ白な花。何だろう? -
桜までの道のりは、どこも急坂とセットになっているようで、
沿道に植えられがちなソメイヨシノとは違うなと実感します。
(ここは既に坂道の途中です) -
特に看板などがないので、勝手にこの桜だろうと思っているのですが、
グーグルや4トラの地図には「薬師堂のエドヒガン桜」とあります。
薬師堂ってどれ?
ただ、場所的には「和市の桜」とされている場所が、この桜です。
「薬師堂」とされている場所には民家が建っていて、
桜は気が付かなかったなあ・・・ -
同じエドヒガン桜でも、神田の桜とは違い、自由奔放な枝の張り具合です。
-
桜は少し下の斜面に生えていて、向こう側から太陽が照っているので、
なかなか撮るのが難しい状態です。
真っ黒にならないように撮るには、ちょっと技量が足りなくて・・・
和市の薬師堂は450年前に建てられたと言われていることから、
この桜の樹齢も450年と言われています。
暖かくなると花を咲かせて春を告げることから、
種まき桜として農作業の指標にもなっていたそうです。 -
逆光にならない桜がこちら。エドヒガン桜の少し上に生えていて、
その周りを歩けるので、どの方向からも撮れます。
まだ5分咲きくらいかな?もう少し開いていてくれると良かったな。 -
やっぱり、日の当たっている桜が一番だね。
-
民家の石垣に赤い木瓜(ぼけ)が咲いていました。
-
設楽町の中心部、田口に来ました。
町役場のすぐそばにある福田寺にいます。
国道473号線に面して、公共の無料駐車場がありますが、その奥の狭い急坂を上るとすぐ右手に数台が止まれる第2駐車場があります。
そこを左折して更に坂を上り、保育園の斜め前に10台くらい止まれる
駐車場があります。 -
ここがその駐車場です。
駐車場の入り口は盛り上がりが半端ではないので、
車体の底をこすらないか心配になります。
左に見えているのが、目的の枝垂桜です。 -
国道から真っ直ぐ参道が山門まで伸びています。
その左脇に枝垂桜はあります。 -
長い枝が垂れ下がって、尾長鶏のようです。
-
枝が長いのは下の方だけで、上の方は風当たりが強いからか、短めです。
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桜の花が滝のように流れ落ちて来ます。
福島県の「三春の滝桜」はナイアガラのような規模ですが、
こちらは細長い滝です。 -
変化富んだ枝先を撮るのが、おもしろいです。
-
表紙の写真と、わずかに違うんですよ。
結構風がある日だったので、垂れ下がった枝先が揺れてしまい、
ぶれない写真を撮るのに苦労しました。
(そういうなら三脚を使えばもっといいんでしょうが・・)
桜の咲く時期は、春霞と風に悩まされます。 -
逆光で、ちょっと怖そうな桜にしてみました。
「桜の根元には、何かが埋まっている」のかな? -
背後の赤い椿と合わせて撮ってみました。
-
山の上から滴り落ちる桜が、田口の町に枝先を振りかけます。
このシダレザクラは町内では一番早く咲き始めるそうで、高さ約20m、幹回り約1mあるそうです。 -
山門のそばにある白椿。花の数が大変多く、もう少し早ければ、
なかなかの被写体になっていたことでしょう。 -
さて、福田寺の境内には、もう1本古い桜があります。
-
苔むした太い幹は、途中で細かく枝分かれしています。
-
この元気のいい枝っぷりは、エドヒガン桜かな?
-
蕾の色がすごく濃いピンク色で、背景の黄緑や水色と
いいコラボレーションです。 -
イチオシ
まるでフィルターでも掛けたような幻想的な桜になりました。
桜は自分が綺麗なことを熟知しているんですね。 -
イチオシ
「ふふふ、当然でしょ」そう言ってる?
-
おや?桜の花越しに何かいる?
-
なんと木の幹をそのまま削って、フクロウになっています。
本当に木と一体化していますね。 -
美しい桜から、なかなか目が離せません。
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この桜があるのは、ここ福田寺です。
-
ようやく咲き始めたミツバツツジに呼ばれて、
本堂の左脇の池に立ち寄りました。 -
「ザゼンソウ」という矢印に従って進むと、紐で囲まれた部分に
3株のザゼンソウがありました。 -
その奥には「武田信玄公塚」がありました。
「当寺(応永6年1402年創建)は、信玄公の外護を受けていたが、
天正元(1573)年野田城を攻略の時、病に侵された公は帰国の途次
当寺においてしばし療養の後卒去されたと伝えられる。」と書かれた碑がありました。
武田信玄は、伊那街道から三州街道を経て甲斐に引き揚げる途上、
実際にはどこで亡くなったのかは、確証がないそうで、
この周辺には似たような説がいくつかあるそうです。 -
福田寺は桜だけでなく、いろいろな花が楽しめる寺であり、
歴史の重要な舞台となっていた可能性のある寺でした。 -
設楽町の中心から県道10号線で北上したところにある八橋(やつはし)です。
八橋は、設楽ダム建設で全戸が水没する3つの地区のひとつで、
約60世帯が移転しました。
全体では124世帯が移転したそうです。
設楽ダムは、 総貯水容量9,800万m3、 ダムの高さ約129mの重力式
コンクリートダムです。
建設に要する費用約2,400億円。昭和48年に計画が発足し、
工期は昭和53年度から平成38年度までの予定で
今も完成していません。
この近くにあった八橋小学校は平成27年12月に解体されました。
YouTubeに解体される矢橋小学校の様子を三遠テレビが映したものが
あります。
//www.youtube.com/watch?v=jJm7oxfPbQI
ほうじろ・やまがら・ひよどりといったクラスの名前があったことがわかります。
ダムに沈む豊橋鉄道三河田口駅を始めとした田口線廃線跡を巡るツアーが行われています。八橋のウバヒガン桜 花見
-
手前の少し急な坂を上って、柵で仕切られた場所が戦前に校舎のあった所です。
ダムで解体された小学校は別の場所にあったようです。
ここには、ビールケースと板で作られた簡易ベンチがあります。
2019年3月31日八橋のウバヒガン(姥彼岸)ザクラを愛する会に
よる観桜会が開催されました。
1週間早かったようですね。今(4月6日)見ごろを迎えています。 -
大切に保護されているウバヒガンザクラ。足元には保護シートが張られ、
根を踏まないように柵が施されています。 -
これを見れば、どれだけ大切にされているかがわかります。
-
学名イトザクラ。枝垂桜の別名だそうです。
-
他に有名なイトザクラは、「杉の糸桜」。
会津五桜の一つで、坂下町杉地区にある杉村薬師堂にあります。
1570年頃に植えられたというエドヒガンザクラの枝垂れの変種です。
その他にも京都御苑内の北にある近衛邸跡にも糸桜があるそうです。 -
昨年(2018)、皇居乾門の桜の通り抜けをしました。
(旅行記書きました)
皇居の中にもエドヒガンは多くありました。
中でも一際大きくて目を引く紅枝垂桜では、被写体が大き過ぎて、どう
してもカメラマンが木を遠巻きにしてしまい、通路を塞いでしまうので、
警備員が「木に近付いてください」と声を掛けていました。
こういう枝ぶりですから無理からぬことなんですけどね。
ここは人がほとんどいないので、ゆったり撮れます。 -
敷地をはみ出して、柵の上から外に張り出す枝垂れ。
解体された小学校はこのお茶畑付近にあったのかな?
設楽ダムは、水没する124世帯全戸の移転だけが完了し、
2018年現在でまだ付替県道の工事17kmは「施行中」と
言いながら完成は0km、
付替町道18kmは0.3km完成だそうです。
ダム本体に至っては転流工→基礎掘削→コンクリート打設→試験湛水と
ある工事の過程で、豊川の水を迂回させる転流工工事の一部が
2019年春に完成するようです。
YouTubeの映像でも言っていましたが、今更ダムが必要なんでしょうかね?
ここに新しくダムを作る巨費を災害予防に使う方が急務だと思うんですが。 -
このすばらしい枝垂桜が庭にあったという遠山さんのお宅って、
どんな邸宅だったんでしょう。 -
今、この場所は設楽町の「ふるさと公園」となっています。
2014年秋に閉区された八橋区の住民の心の拠り所なんですね。 -
日本各地に有名な桜があるけれど、こうした地元の人達に古くから
愛されている静かな桜を訪ねるのは、すごくゆったりして
落ち着けていいですね。
今回は、設楽町という1つの町限定なので移動距離も短く、
気楽に周れました。
設楽町の桜マップは観光協会のHPに掲載されています。
https://hanameguri.hamazo.tv/c580181.html -
せっかく満開の週末なので、ここだけでも(広場やベンチがあるので)
お弁当や桜餅、地元産品などを売っていてくれれば良かったなと
思います。
そうしたら完璧な「花見」になったことでしょう。 -
これらの妙に真っ平な場所には、かつて集落があったのでしょうか。
-
この桜は、雄しべの黄色が豪華で見栄えがしますね。
-
来週には花散らしの風が吹いて、盛大に花びらが舞うことでしょう。
その様子もまた、素敵でしょうね。 -
夕刻の斜光に照らされて、ウバヒガンザクラが輝いています。
桜のおかげで、名前も知らなかった設楽町のことが少しわかりました。
どうもありがとう。 -
ここに来た時に、ライダーがわざわざバイクを止めて撮影していました。
県道から脇道に入る手前です。
午後の遅い時間が(桜が浮き上がって見えて)いいようです。 -
さくらマップに載っていたので、清水・西納庫(なくら)に来ました。
名倉川の土手がずうっと桜並木になっています。
植わっているのはコヒガン桜で、見ごろは4月中旬だということなので、まだまだ固い蕾です。 -
蕾の先は、赤い花びらがわずかに顔を覗かせています。
来週まで暖かければ開くかな? -
稀に開き始めた桜もありましたが、とにかくここは風が強くて、
しかもとても寒いです。
枝が揺れて撮影は困難です。
花も咲いていないので早々に撤退します。 -
目印は「道の駅アグリステーションなぐら」です。
16時を過ぎると半分店じまい状態になります。 -
春まつりは4月6・7日と13・14日です。
これだけ色づいているので、来週は満開を迎えられるといいですね。 -
設楽町の桜めぐりを終えて、県道389号線を新城IC目指して
南下して行きます。
こちらの県道沿いにも桜や花桃がたくさんあって、
ついつい立ち止まりたくなります。
そんな中、ずっと続く花桃の並木にとうとう寄り道させられて
しまいました。
場所は愛知県新城市玖老、海老川の東岸から西岸に渡る辺りです。 -
「源平しだれ花もも」
-
「源平」なので、ピンクと白が交互に植えられています。
-
うわ~!桃ってこんなに豪勢なんですね。桜ばかり見て来たから、
インパクトが強い。 -
色がキツいからか、花が派手だからなのか、桃めぐりはしないだろうなあ。
-
日本は桜だなあ。
-
この木は、1本で源平咲きです。接ぎ木じゃないと思うけど。
-
やっぱり最後は桜で締めたい。「サクラよサクラ~春の花~」
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