高雄で初スクーター 17初夏

2017/06/17 - 2017/06/19

台北はもちろんだけど、南部の高雄も良いと聞いていました。しかもスクーター王国の台湾にして、台北ほど混んでない様子。となれば…？

エリア 高雄(台湾)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 航空会社: エバー航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

今まで台北や高雄や台南で観察していた、地元スクーターが激走する光景。台北だと台数が多すぎて危ないと思いましたが、台南や高雄なら自分でもイケそうに感じたんです…。

ならば、一度は旅の記念に走って見たくなるもの。ある程度ルートを決めておくとか、下調べ開始しましょう。ワクワク♪

梅雨時なので、以前購入の超ロングコート型スクータ用カッパ（台湾製）を持参して、メットやスクリーンは現地調達にするかな。

自分的には準備万端の当日、関空で搭乗前の景気づけは吉野家の牛丼！ 豚汁も漬物も相変わらずウマいですww

今回LCCチケットが購入できずエバー航空となりました。席間が広くて楽ではあるけれど…。ちょうど梅雨の中休みの関空を飛び立ちました。

雲上は365日の快晴が神々しい…。

何も言わなくとも食事は出ます。メニューは美味しくて完食したけど、個人的には数時間のフライトなら要らないような…。

海を越え台湾の上を飛び続けて、しだいに下の地形が分かるまで高度が落ちてきました。高雄の街並みも間近に見えますよー。

ドシンッ！と着地して逆噴射！高雄に到着～♪

CAさんに挨拶してボーディングブリッジへ。窓の外は今にもスコールが来そう…。

スルッと入国したら、捷運への直通エレベータまで歩きます。涼しい構内から出ると、とたんにモワッとした空気がまとわりつきます。台湾に来たんだなぁ♪

再び涼しくなった構内をホームまで歩きます。通路には写真コンテストに入賞した作品が掲げられてましたよ。

台湾の野鳥を望遠で捉えたものだそうです。カメラはOLYMPUSのE-1に500mmで撮ったとのこと。どれも見事だ…。

南国らしいと言うか、鮮やかな色をまとった鳥たちは、動くフォトジェニックですね。

しかしタイミングが良いというか（陰では多くのカットをボツにしてるだろうけど）、見事な瞬間を捉えているなーと感心しちゃいます。

なんと、野生ハトまでカラフルなのか！さすが熱帯地方♪

一卡通（いーかーとん）をタッチして改札を抜けます。ホームへ降りてみると、意外や人が少ないですね。

まずはホテルを目指すため、前鎮高中站で降車しました。

地上へ出ると体感で23-4°Cと高くなく、しかも湿気をあまり感じない。これが高雄の梅雨時なの？大阪より過ごしやすいかも（意外）。

この時は風も弱い状況。すぐ横に運河を渡る橋がありました。高雄85が望めますね。高いビルが少ないせいか、どこからでも見える気がします。

宿のほうへ歩きだすと、いかにも中華圏な看板が、延々と連なる市街地が始まりました。

ふと横を見れば、ゲートのような物が見えます。あれは何だろう?

どんどん歩いていきます。気温が低めなので、汗かきの自分が顔を拭うことも無いのが妙な気分。ここは熱帯の高雄だよな？ww

店が連なる中で、ここだけ長蛇の列なので目を引きました。烤鴨（かおやー）の専門店なんですね。興味はあったものの、まずはホテルへ向かいましょう。

しばらく歩けど宿の看板が見えないな。と言うより、これだけ連なってると単に見えないだけなのか？。

実際そうだと分かったのは、宿の大きな看板の下に来たときでした。そこそこ大きい看板なのに、前後の他の看板がさらに大きいため、隠されて遠くから見えないという…。看板の意味ないやん！ww

この先にあるの？的に細い道を奥へ奥へ。ホテルの看板が見えてきましたよ。

やっと着きましたー。今回のホテルはこちらです。康橋商旅（かんちぃあお しゃんりぅ＝カインドネスホテル）五甲館（うぅじあ ぐぁん）。

チェックインして部屋へ入ると、広いは広いのですが、いかにも造りが古そう。それでも清潔感があって没問題♪

逆に落ち着くとも言えそうです。狭い部屋に押し込められるストレスが無いので、広さは正義だとしみじみ思うのでしたww

この部屋は窓があり、外が見えるだけでも気分が違いますね。眼下に広がるのは、五福國小（小学校）。この時は児童が居なかったです。

一息入れたら、まだ明るいけど散策しましょう。実は近くに夜市があるのを調べてあります。先ほどの大通りを、車站と反対側へさらに進みます。

まだ明るいうちから果物屋台は出ていました。物珍しい果物を撮影してみたり。こちらは生の茘枝（りぃぢー）。

取れたては赤いと聞いてたので、これは新鮮なのでしょう。なんでも旬が短い果物らしく、この時に買わなかったのを後悔しました（惜）。

ピンクが目に眩しいドラゴンフルーツも。あちこち見回ったところで、いったん大通りへ戻ります。

そこで目に入ったのがこちら。その名も爆走族という！服屋さん。しかし置いてあるのは、ヤンキー特攻服などではなく普通のウェアでした（当たり前）。これって意味分かって看板にしてるんだろか？ww

こちらのセブンは、何か老舗ホテルみたいになってます。こんな外観の店は珍しいなぁ。

そろそろ夜市へ入りましょうか。どうやら道路は封鎖せず営業するタイプのようですね。スクーターもクルマもブンブン走ってます。五甲自強夜市(うぅじあ ずーちゃん いえしー)と呼ぶそうです。

時刻が早いせいもあるのか、屋台があまり見えないなー。常設の店が多いんでしょうか。

夜市の範囲は短めだったので、往復して店を品定め。まだ営業時間でない店が多かったけど、ここが行列していたので自分も並んでみました。鴨肉飯という文字にも惹かれたし♪

鴨肉にしては廉価なので心配しましたが、「小椀」「内用」とカタコトで注文して奥の席で待ちました。すぐに出されたのがこちら。茶碗ほどの小振りな器に鴨肉が多めに載ってます。おお、見ためは肉肉しくてイイぞ♪

さっそく口へ運ぶと、スモーキーで香り高い鴨肉と、軽く掛けられたタレが絡み合い、塩気も普通にあって旨い！ 烤鴨とは違うものなんですね。添えられた甘いタクアンを齧りながら味わいます。

店員のオカーサンが、しきりに湯（たん）つまりスープ頼まんのかい？と言っている（ような気がする）けど、首を振っておきました。今は肉を一心に味わいたい気分なので。いや、ホント旨いなー♪

もう一杯食べても良かったけど、スイーツ行ってみよう！　甘味処が意外に少なかった中で、広く明るい豆花店があったので入店。トッピングの種類が決まっているため、シンプルな紅豆豆花35元にしました。

安定の小豆味だけに何の問題もなく、癒やしの甘さに笑みがこぼれます。店員のオネイサンが「日本（りーべん）？」と訊くので「是（しー）」と言ったら、「ウェルカム to 台湾！」と返してくれました。ちょっと嬉しい出会いです♪

ただせっかくだし、綜合豆花50元にしても良かったかも、と後で思いました。芋頭もあればさらに…。

夜市は早めに引き上げてブラブラ歩いていると、如何にもなバイク量販店を発見。デカい看板には非常○車とあります。

後で調べたら、非常機車（非常にバイク）とのこと。意味がよく分かりませんが、「機」だけを台湾の注音符号で表したらしい。でも何故そこだけ？ww

さらに歩くと烤鴨便當の看板がありました（店名は失念…）。まだ腹に入りそうだったので、内用と伝えて席に着きました。内用でも便當の紙箱で出されましたが、皿も要らないし洗いも不要だし、店にとっては合理的？。

もちろん肉類が旨い三宝飯なんですが、付け合せは3つ選べるとのこと。その中で右上の茄子が美味かっ た。惜しいのが、肉に乗せてくれたネギの和え物？の塩加減。台湾で初めて「塩辛っ！」と言ってしまいました。作るときに味見したんだろうか…。ともあれ、ごちそうさま！ 80元。

まだ宵の口でしたが、ひとまずは退却してホテルへ向かいます。

とか言いつつもアイスは別腹♪　カインドネスならではのアイス盛り放題を素通りするわけには行きません！ww

全種類をすくい取って、UCCのコーヒーマシンでエスプレッソを。左の奥にはPCも置いてありましたね。

アイスをおかわり！して満足したら、部屋へ上がります。この後は再出撃もせずに、TVを見たり明日の準備をして過ごしました。おやすみなさい…。

翌朝は早めに起き出してバイキングで朝食を。いつもより少なめにしてますが、メニューが少なかったせいもあります。どれも美味かったのですが、ちょっと寂しかったかも。

会場も狭めとは言いながら、ちゃんと専用のスペースなので、落ち着いて食事を取れて良かったです。

今日はバイク走行するので、早めに行動を開始してレンタルしたい。しかし外へ出てビックリ。朝から急なスコールです！

呆然と10分ほど雨空を眺めていましたが、我に返ってフロントからタクシーを呼んでもらいました。

車站は歩いても行けるんですが、それでも雨に濡れず入口まで連れて行ってもらえたので良しとしましょう。100元。地下へ下りてKRTで高雄車站に向かいます。

KRT高雄車站で下車し、地上へ出たら交差点の向かい側にありました。春天旅遊汽機車出租（ちゅんてぃえんりぅよう ちぃじーちゃあ ちゅーずー）というお店です。利用した方によると日本人も問題なくOKとのことです。皆さん情報ありがとうございますっ！

写真の黄色い巨大ホテル、康橋大飯店 站前館（カインドネスホテル 高雄メインステーション）の足元に小さく見える、店の縦文字看板がカワイイです♪

その前に、近くの小北百貨という南部では知られたチェーン店へ。関東ならケイヨーD2、関西ならコーナンのような店です。

さすがスクーター王国。壁一面に大量にメットが並んでる！ もっとも廉価な299元のメットと、150元のスクリーンを選びました。大きな手提げバッグ99元（メット持帰り用）も購入してレンタル店へ戻ります。

スタッフの兄さんと交渉したけど値引きは渋く、125クラスは台湾ブランド24hで500元のところ、夜まで400元でYAMAHAシグナスという事になりました（日本メーカは料金が少しお高い）。

ブログで情報のように、書類確認（パスポート・運転免許証・JAF発行の中文翻譯）を進めてもらい（スマホで写真を撮ってました）、簡単な書類にサインして借り出し完了です♪

続いて動画撮影のため、Panasonic HX-A1Hカメラを、専用マルチマウントVW-MKA1に差してメット上にガムテで固定。USB延長ケーブルでモバイルバッテリに接続したら（手探り操作しにくいので）スマホ専用Appから操作します。さあ、行くぞー！

ガスタンクは空に近いため、すぐに給油しなくては…。GSに立ち寄って兄さんにオクタン価92（レギュラー相当）を指差して一言「加滿（じゃーまん）！」。そしてタンクキャップを開けて待てば入れてくれます。130元。

https://youtu.be/LdF6iQnUkO8
調子よくスタートして間もなくのこと。高雄市街の走行中に、車列を勢いよく抜いていった女性のスクーター（4分25秒あたり）。

「ずいぶん飛ばすなぁ」と思いつつ目で追っていたら、その先の下りカーブではらんで、ケツを振りながらフルブレーキしたあげく転倒したのです！

「ヤバいっ！」と叫びつつ避けられたけど、ちょっと冷や汗ものでした（ドキドキ）。後からはスクーターが次々押し寄せ、とても停まれる状況じゃなかったけど、彼女は大丈夫だったかな…。

そんなこんなで高雄から北東へ40kmほど。何度か分岐をミスしながら広い國道29號に入ります。有名な佛光山を横目に、あとはひたすら走るのみ…。やがて到着したのが旗山（ちーしゃん）です。

道は空いていたので油断してましたが、狭い駅前通りへ乗り入れたとたん、人出でごった返してるのには驚きました（写真は人が減ってきた場所の様子）。

スクーターは街外れに駐め、歩いて冷やかしたんですが、どこを覗いても人・人・人。でも老若男女がバランスよく歩いていて、地元の人は出歩くのが好きなんだなと感じました。

ガイド本に老街ありと書いてたけど、なかなか見つからないなと思っていたら、有りました有りました。でも道の片側に少しの区間で連なっているのみ。なるほど、これでは大々的には人を呼べないわなww

それでも建物の雰囲気は、迪化街に勝るとも劣らなかった。見上げると、窓が割れたままだったり、エアコン室外機が室内に置いてあったりでww、今いち活用していないのが惜しいですねー。

バナナの里としても旗山は知られているせいか、バナナクッキー？を試食させながら客引きしている店もありました。ひとつ頂いたけど、口の水分を持っていかれて喉が詰まっちゃいましたww

台鐵の旗山車站前にある老街珈琲というコチラの店。なかなかに渋くて良さそうでしたが、あまりマッタリしていられないので、やむなくパス。

雨は幸い朝だけで、今のところ大丈夫の様子。次へ向かいましょう。すぐ近くの客家料理でも知られる美濃（めいのん）へ走り出しました。

国道を逸れたあと、もうすぐ美濃市街と言う手前に観光施設が。ちょっと立ち寄ってみますか。美濃民俗村（めいのん みんすーつん）と書いてあります。

入ってスグに通り雨（通りスコール？）がザァッ！と降り出し、危ないところでした…。中を歩いてみたところ、意外や奥行は短くて50-60mほどでしょうか。それでも最低限のお土産と食事処があり、お昼時だったこともあって何か食べる気に。

突き当りのお土産館？の建物で終わりですが、小さいながらも造りは雰囲気があり、写真写りは良好です。

まずは通路の売店で香腸（ソーセージ）30元を買ってみます（食べかけ失礼）。

次は奥のお土産館に入りました。客家らしい花布やバッグなど、思ったより豊富に並べられ、女性は心惹かれるかもしれません。

もう少し食べたくなり、こういう施設内だと￥が高くつくとは思いつつ、台湾だし不味いことはなかろうと入店してみました。

たくさんの小姐や大姐が出迎えてくれたは良いけど、英語は単語でも通じず注文に手間取りましたww　身振り手振りで何とか客家小炒180元と伝えられたようです。白飯は10元（安ッ！）。なんとこちら、数分で出されたのには驚きました。

客家料理は味付けが濃いので、日本人に合うと聞いていたとおり。まず塩気がちょうど良くてニンニクが効いてる。

青野菜や豚肉やイカやタコの足？などの食感も楽しめるので、白飯をお供にバクバク食ってしまいました♪　ふう！これ普通に旨いなww

満足して店を出ます。このまま先へ走れば美濃市街は近かったんですが、客家小炒で妙に満足しちゃった自分。ここでターンすることにします。

一気に南下して海沿いの東港（とんがん）へ行きたいのですが、途中に幸福原味（しんふぅ ゆぇんうぇい）という、有名なパインケーキ店の本店があるのです。車站から遠いため、スクーターに乗る今こそ良い機会。ちょっと立ち寄りましょう♪

しばらく走って店に到着。さっそくカタコトで試食どうぞと、2種類のお菓子が出されました。ひとつはパインケーキ（鳳梨酥）だけど、もうひとつはクラッカーにパインとバター？のようなのを挟んである。

甘めだけど、クラッカーの塩っけと相まってウマい。ちょっとこれは、ビールなんかに合いそうです。

カウンターには麗々しくパインケーキ12傑？に入っているとパネルにしてありました。鳳梨酥の頭に「土」 が付いているのは、台湾原種のパイン餡100%の意味とのこと（台北ナビによる。他の解釈もあるようです）。

一緒に出されたのが100%パインジュース。これも相当に美味かった。自分的にはコレのほうが欲しいようなww

実は入店した際に先客が4人いて、おしゃべりを横で聞いてたら日本人！　つい話しかけてしまいました。仲良し夫婦2組がレンタカーで買いに来たとのこと。

それも毎年来るんだとか。彼らが大量に購入していたおかげか、気を良くした？店のオカーサンが生パインをカットしてくれ、ついでに自分までおすそ分けが♪　あざーす！

結局はパイン2つ！もカットしてくれたんですが、芯の部分まで柔らかくて食べられました。…え？、芯ですと？　パインってそうだったっけ？

後で調べたら、こちらのは金鑚パインという品種らしく、芯まで食べられて美味しいんだとか。こちらのパインケーキの餡は、この品種で作られています。

日本でも買えるのか楽天で調べたら…あらまあ、2玉2500円ですってよ奥様！　けっこう高級品種なのかも。彼らを見送ったところで自分も出発しましょう。

そのまま國道29號をひたすら南下していき、國道1號と交差したら高屏渓という広い河を渡って國道27號へ右折。さらに海の方へと進みました。もうすぐ河口というあたりで、國道17號に交差するので左折して、東港大橋で東港渓という川を渡りました。

渡りきってスグに右折して県道？187號を南下。その先187號が左、屏63號が右の分岐となる十字路で右折します。ちょっと走ったら、先程とは別の橋が見えてくるので、ぎりぎりで川を渡らず左折すると、クルマとバイクが大挙して駐車しているエリアに。

どうやら東港のフィッシャーマンズワーフ （華僑市場）に到着したようです。バイクですら駐めるスペースが無いほどの混みよう。何とか1台分を見つけて停め、さっそく中へと入りました。

市場内も人波が凄かったけど何しろ店が多い！　ぐるぐる見回っていると、どうやら得意とする食材が各店あるようで、目的である生マグロ刺し身も、看板に日本語で書かれている店が複数ありました。

その中で、オカーサンが元気なお店へ入ってみました。片言と指差しで値段を聞いたところ、観光市場だけに案外お高い。まあ、物は試しです。写真の舟を選びました。200元。左からマグロ、メバチorキハダ？、サーモン、マグロのはずですが…。

ワサビと醤油を用意してもらい、一切れ口へ運ぶと生臭さはもちろん一切なく、身の風味も有るように感じました。台湾で生マグロの刺身が、そこそこ安価に喰えるメリットは大？　ただし量が少なくて、たちまち喰いつくしてしまい、手持ち無沙汰になるので席を立ったんです…。

お店の写真を希望したら、愛想よくピースサインを出してくれたオカーサン。明るくて元気で、いかにも漁港の女将さんって感じでした。この雰囲気を味わえただけでも、来てよかったなー♪

市場を離れたら再び橋を渡り、國道17號を高雄市街へと北進します。次第にバイクも増えてきました。レーダーを気にしつつも、慣れてきたせいかシグナルGPに参戦してみたりww　45000km超えのご老体スクーターだけど頑張ってくれます。

しばらく走り続け、夕方に無事に店へ到着しました～。スタッフが車体チェックしてOKもらえば、今回のミッション完了です。総距離130-140kmほどでした。お疲れさま♪

再び高雄車站からKRTに乗り込みます。前鎮高中站で地上へ出て歩いてたら、例の烤鴨店で昨日を上回る長い行列を発見！

バイクにまたがったまま待っている人まで居て、どんだけ人気なんだろ。これはもう間違いなく地元の名店ですねー。

今日のライドでは、この半キャップに大きめのシールドをセット。その格好で走っていたんですが、やはりフィット感がイマイチでした。

速度を出していくにつれ、風圧でメットの前が下がってしまい、目深に帽子かぶったような怪しい風体にww

ただ、塗装の仕上げは滑らかでピカピカだし、デザイン文字も薄手のものがピシッと貼られています。この見た目で299元なら、CP値は激高かもしれません。

宿に戻ってパインケーキを確認しましょう。おお、なかなか洒落たデザインじゃないですか♪　今回はフライトの重量制限が少ないからムリに減らす必要もないし、開封の儀は帰宅してからにします。

暗くなるのを待って、今夜も五甲自強夜市へ向かいました。看板に明かりが灯ると、やっぱ華やぎますね。気温も湿度も高すぎず、汗まみれにならないのは助かります。

並んだ店も全て営業しているようで、煌々と電飾看板が奥の方まで続いていました。しかも道の両側にはスクーターがぎっしり！ww

そしてまた鴨肉飯を。だって美味いですもん。スモーキーな香りを嗅ぎながら肉を噛みしめます。あー幸せだ～！　湯（たん）は今夜も頼みませんww

食べている間にも行列は伸びていて、ここもまた人気の店なのですね。今夜もごちそうさま！

宴も酣？となり、スクータも道の中央あたりまで増殖してしまい、歩くのにも気を使う状態です。そこへクルマ も通ろうとするのでカオス状態…。

でもクラクションを鳴らすでもなく、皆さん慣れたもんです（鳴らすとケンカになるのかも）。

冷やかしていると杏仁茶の店を発見。あまり見かけない系ですが、コールドの小25元を注文しますか。ストローを必ず添えてくれるので、少しずつ飲みながら歩けます♪

今夜はこれくらいにして宿の方へ戻ります。と言うのも、明日のフライトが早朝便なので、大食いしないほうが良いかもと考えてのこと。

それでもセブンで台湾啤酒を買い込み、見つけたベンチに腰掛けて大通りの雑踏を眺めながらチビチビ…。短い旅もそろそろ終わりですね。一抹の淋しさを感じつつ缶を呷って一気に飲み干し、また歩き出しました。

それでも宿の無料アイスと珈琲は外せません？　「タダ飯とタダアイスはもらっておけ」と昔から言いますし （無いよ、そんな言い伝え…）。

早起きしなくてはならないので、起床してスグ出られるよう今日のうちに荷物を整え、アラームをセットして就寝したのです。

…起き出したのはAM4時前。眠い目をこすりながらフロントへ下りてみると、スタッフが朝食代わりの軽食を持たせてくれました（予約していたもの）。タクシーも頼んであったので、スタッフに見送られて空港へ向かいました。

着いてみると構内は真っ暗。取りあえず180元を司機(すーじー＝運転手)に支払って降ります。おっと！ドアは自分で閉めるんだっけww

エントランスのドアは開いておらず、先客が待っている状況でした。しばらくして構内に一斉に明かりが灯ってドアオープン。ちょっと早すぎたな…。

そのぶん時間に余裕があると言うことにして、先ほどの軽食を開けてみましょう。パンが数種類とバターや苺ジャムだけの簡素なものでした。これにホットコーヒーが付いてます。

しかし、このパンがどれも香ばしくて美味かったんです！　日本の安ビジホの朝食バイキングのパンなんか足元にも及びません。

見た目に騙されましたが、ここでも台湾のパン恐るべしです。ジャムやバターを塗っては口へ運びます。んまいっ！

ところで構内での飲食ってOKだったっけ？と気づいたのは、食べ終えた頃でした（恥）。

やっと空も明け始め、次々タクシーが横付けされては搭乗客を降ろしていきます。構内も賑わい始めました。でもまだチェックインカウンターは暗いまま。やっぱ5時台でも問題ないようです。次はそうしよう…。

しばらくしてカウンタにスタッフが勢揃い。自分はモバイルチェックインを済ませていたので、メット類の入った大きな手提げバッグにシールを貼ってもらうだけ。

保安検査も数人しか居ない状態で、たちまち出国してしまいました。桃園だったら、さすがにこうは行かないだろうなー。

ゲート前の待合場所も閑散としていますが、ふと窓ぎわを見ると花柄のキレイなキャビネットが…って、これ消火栓だ！。日本では考えられないですが、消火栓すら美しくしたいのが台湾流？

待合スペースが人で一杯になった頃、搭乗が始まりました。順調に皆さん乗り込み、グランドスタッフに見送られて滑走路へ動き出しました。また来るから！

帰りの食事はこちら（2種類から選択）。さっきパンを齧ったのを忘れたかのように、モリモリ食べるのでした。「小姐（しゃおじえ）お茶ください！」。よく喰うなあww

やがて海を超え、九州を横断して瀬戸内海を通過します。高度も次第に下がってきました。明石海峡大橋が下に見えて右に旋回すると、KOBEの文字もクッキリと神戸空港が眼下に。

ドンッ！と着陸し、ゴーッ！と逆噴射。たちまち速度は殺され、ボーディングブリッジへ静々と向かいました。あー、帰ってきちゃったな日本へ。

帰宅してお土産の鳳梨酥をいただくと、甘酸っぱい香りが口いっぱいに広がり、なんだか台湾に帰りたくなりました…。　　（完）