14回目のソウルを1泊2日　旧正月明けのソウルを省エネモードでミュージカル一人旅

2019/02/09 - 2019/02/10

５月まで蚕室駅近くで上演中のミュージカル「ジキル＆ハイド」を春にまた観に行こうと思っていました。

前回の１３度目のソウルの旅での反省点が多く、もう少し計画をゆっくり練り直すつもりが、主役のジキル＆ハイド役のキャストさんのお一人が途中で抜けられると知り、前回の旅のリベンジも含めて行こう！と旧正月明けのソウルに行くことにしました。

ただし、今回は大好きな街歩きをあまりせずに、劇場とホテルの往復と、行き帰りを同じリムジンバスにすることにして、あまり予定を詰め込み過ぎない省エネモードの旅を目指しました。

ソウルに旅し始めてから、独学よりも習った方がいいと韓国語講座に通っていますが、まだまだなんとかハングルが読める程度で、改めてコミュニケーションの課題を感じたりと、やっぱり良くも逆もな出来事もありつつ、今回もやっぱり人情味あふれるソウルの街の皆さんに助けていただいた旅になりました。

エリア ソウル(韓国)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ジンエアー
• 旅行の手配内容: 個別手配

1泊2日で、マチソワと２公演をみると、おそらく食事をする時間はあまりないだろうけど、ソウルで美味しいものを食べたい！と気持ちは期待して、おにぎりを。

今回もジンエアーで

定刻に出発です。ソウルは晴れだけど、マイナス気温の予定。なのに、バタバタでマフラーを忘れてしまって、買い物する時間があるかなぁ・・・。

１１時過ぎに着きましたが、入国審査が激込み。旧正月明けではあっても、週末だからか、全然誘導しようとしない係りの方に、列に並ぶ方々も混乱しかけつつ、なんとか１１時５０分発のリムジンバス6103番に乗れそうです。

軽い機内持ち込みのキャリーなのに、係り員のおじ様がバスの下の荷物入れに収納してくださいました。あら？そんなに重くないのでバス内に持ち込めと仰るかと思ったら・・・。

仁川国際空港 (ICN) 空港

荷物置き場がないタイプの新しいバスでした。

運転手さんに
「三成駅で降ります」
と乗る時に言ったら、チケットを切りながら無言でした。あら。
でも、降りる時には、「荷物は一つなのかい？気をつけて行くんだよ」と、とっても親切でシャイな方だったのだと後で知れて、こういう人情味が、ソウルに来たなと嬉しくなるのです。

初めてソウルに来た2008年に乗ったころは、もっとバスのカーテンは派手な感じの装飾だったのに、だんだんシンプルになっていっていて時の流れを感じます。

三成駅５番出口で降りました。

ホテルに荷物を預けに信号を渡ります。

いつものモニュメントにホッとします。

三成駅 駅

ホテルは徒歩数分の「グラッド江南コエックスセンター」

荷物を預かっていただきました。三成駅１番出口の近くなので（エレベーターもあり）、劇場近くの蚕室駅から２号線で６分なのでここにしました。

グラッド ガンナム COEX センター ホテル

やはり、お昼ご飯を食べる時間はなく１３時過ぎ

２三成→蚕室　地下鉄で移動して、ロッテ百貨店のデパ地下で入口傍のパン屋さんであんぱんを買い、ロッテワールドホテルの傍を通って劇場へ

シャルロッテシアター、今年もよろしく

マチネはウンテさんの「ジキル＆ハイド」

更にハイドの迫力と恐ろしさに良い意味で拍車がかかって、すごかった。

でも、幕間に隣の方に韓国語で話しかけられて、あまり良い意味合いな雰囲気ではなかったので、初心者英語で聞き返すと、「あなたが膝にかけているダウンコートの衣擦れ音がマナー違反です」とを仰りたいのが伝わりました。「うるさかったのなら申し訳ありませんでした」と足元に押し込めて「すいません、OK？」と聞くと、頷かれて。

正直、そんなに音がしていたとは思えないけど、ご迷惑だったなら反省しなければいけません。２幕は微動だにせず観ました。素晴らしい舞台なのに何だかなぁ。そして、またも後ろを振り返ったり私の更に向こうの方の動きにも気にされるしぐさで、そちらが気になる。

しかし、舞台はそんな思いを吹き飛ばす迫力に引き込まれていきました。カーテンコールでまさかの携帯電話をオンされてビックリ。その画面の光は周囲へのマナー違反ではないのですかとは言えませんが・・・。

観劇マナーを今まで自戒して来たつもりでしたが、改めてお互いの思いやりだと思い知った回でした。

ホントは、ソワレまでの２時間で石村駅方面まで湖をあるいていってごはんでも食べようと調べていましたが、なんだか疲れてしまい、ホテルの近くで何か買って部屋でたべることにしました。

ライアン、癒されるなぁ。

ホテルの近くに「ヤムセンキムパッ」という粉食屋さんがあるようなので、テイクアウトすることに。

お店に恐る恐る入ると、おばさまがキムパッを巻いておられました。

私「ポジャン　チュセヨ」
とテイクアウトをお願いすると、ゆっくりメニューを見てごらん、と優しく促して下さって、ヤムセンキムパッ（3000ｗ）を購入。

あたたかい接客に癒されました。

お隣がセブンイレブンで、お土産のチョコパイや飲み物を購入

少しだけど部屋で休もう

だんだん冷えて来て、耳が痛いです。

ダブルルームを取ったら、広めのバリアフリーのお部屋にしてくださいました。

フロントは日本語は通じなかったですが、分かるように対応してくれますし、疲れて預けた荷物を忘れた私を、エスカレーターまで追いかけて来て下さったり親切です。

シャワーは化粧室とも一緒なので、床は水浸しになるのは仕方ない。

上手く足ふきマットの場所を工夫すると良いかもしれませんが。

歯ブラシはありませんが、他は揃っています。ドライヤーがフィリップス社製ですぐ乾いてよかったです。

お水も２本

チョコパイは３種類買ってみました。モンシェルのチョコパイが好きですが、今回はオリオンの生クリームパイに初挑戦。

いつものごぼう茶、そしてグレープフルーツジュースとお水を多めに

さっきのキムパッに、持ってきた緑茶で昼食兼夕食。
ふぅ。３０分くらいでしたが、１９時のソワレ公演に向かう元気が出て来ました。

あんぱんはまた後食べよう。

夕方の三成駅あたり

蚕室で今日も見上げるロッテタワーかな

夜のシャ―ロッテシアターは荘厳です。

さぁ、ホン・グァンホさんのジキル＆ハイド、ヘナさんのルーシー、大好きなジョンファさんのエマです。

チケットを受け取る時、ニコニコした女性の職員さんが
「○○さん（私の下の名前）、来てくれてありがとうございます」
と日本語で言って下さってびっくり！

シャ―ロッテシアターの職員さんはいつも感じが良いのですが、それでも初めてのことで、すごく嬉しかったです。

なんだか、さっきのモヤモヤがスーッと消えていき、私はようやく拙い韓国語で、心からお礼を言うことができました。公演も、マチネもソワレもすごかった。どの役替わりキャストも皆さん役作りが個性的で素晴らしい！アンサンブルさんも秀逸。

やっぱりミュージカルは、心の栄養です。

シャルロッテシアター (シャーロッテシアター) 劇場・ホール・ショー

Ｔ－Ｍｏｎｅｙカードは、今回もWi-Fiに近づけないようにして、エラーになりませんでした。

苦手な棒を押すタイプの改札でなく、スッと通れるタイプを選んだのも良かったのかも。

三成駅１番出口から乗り場まで近いのも助かりました。

夜の三成駅

今回、食を楽しむ余裕はないだろうから、せめてゆっくりホテルの朝食をいただこうと、楽しみにしていました。18,000ｗ位するし、かなり期待していて、6:30過ぎの開始時過ぎに地下２階に行くと、誰もおられず一番乗りでした。

写真を撮ってもいいですか？と２人いる女性スタッフさんに確認をとってから。

洋食メインですが、ごはんもある。でも白菜キムチが見当たらないのは仕方ないかな。韓国に来たら、やはりキムチを食べたいものです。

わかめスープがあったのは嬉しかったけれど。

18,000ｗを思うと、少しガッカリかなぁ・・・。野菜は少しでも種類があったのは嬉しいけど。スタッフさんはマイペースなのは良いけれど、まだ食べているのに、急かされる雰囲気で。うーむ。まぁ、寒空の下、食べに行くよりもありがたかった。ごちそうさまでした。

前回の反省から、早めに荷造りして出かけます。

このモニュメントともまたね。

現代百貨店の前を通って

私にはまぶしいハイブランド、見て憧れるのは自由ですから。

歩いて５分くらいで都心ターミナルへ。今日はジンエアーの出発４時間前に来たから荷物を預けられます。

スタッフさんも親切で、カバンチェックに５分待って下さいね、と言われましたが、数分で「OKですよ」と指で可愛らしく教えてくださり、気持ちが和みました。

２階の出国審査はあっという間。

そして、リムジンバスのチケットの自動販売機が新しくなっており、韓国語のみ？出来そうかなとやってもピンとこず、横のインフォメーションの女性に、助けて下さいと言ったら、クールに着いて来て、とピピッと操作して、隣で困ってる方まで助けつつあっというまに購入。

助かりました。ありがたかった。

8：15の便で出発できるとは。仁川国際空港第１ターミナル12:00発なので、これは大丈夫だろうとホッとしました。

6103番　結構乗っている方多かったです。

南山タワーを遠くに、また来ます、と漢江を眺めつつ。

５０分で到着　端のほうに着きました。ということは、レストラン街の中でも奥の方のデザートコーナーに近いと言うこと

「昭福」（ソボッ）に行こう、と歩きました。

いつものアイスクリーム（5,200ｗ）

以前も拝見した店員さんがやっぱりクールで、そこが人間味があって私は好きです。しかもこの方、以前よりも盛り方が上達されている。応援したくなります。

安定の美味しさだなぁと食べていたら、女の子の集団が「あれを食べようよ」と私を指差して行き、みんなが同じのを買ってニコニコ食べていました。可愛らしい光景でした。

時間があると、レストラン街をゆっくり歩いてみると、あまり人がいなくてのんびりできます。

毎度、次こそ二村の中央国立博物館に芸術品を見に行きたいのになぁと思うコーナーです。

事前搭乗手続き済みなので、あっという間に免税エリアに。まだ２時間以上をどう過ごそう・・・。

旧正月明けで、まだお正月の雰囲気が。韓国では今年は豚さんが干支なのですね。

今日は買い物をあまりしないと決めて来たので、ボーっと歩いてみました。

季節によって服装が違うことを知りました。

久しぶりにいつものカフェへ。

ゆずのホットドリンクで。まだまだ時間があるけど、心配だからはやめに搭乗口へ。

こんな時間がある時は、トレインではなく近い搭乗口なのでした。

ジンエアー、今回もお世話になりました。

帰国して、お腹が空きすぎて、カキフライ定食を食べてから帰宅。

自分のことは自分では見えないから、学ぶことの多かった旅でした。そして、やっぱり助けていただいたり、気を遣っていただいたり、ありがたかったです。

そして、こんな拙い旅行記を、読んで下さる方がおられることに一番感謝です。一人旅って、自由な分、やっぱり寂しいところもあります。前回の旅行記でピンチだったりしたのを励まして下さり、また書いてくださいとコメントいただいたりして、とっても嬉しかったです！おかげでこんなに早くまた行ってくることが出来ました。

行く前は心配やあれこれ算段しても、計画通りにはならないことに困ったり感動したり、毎度発見があります。そして帰ってホッとすると、また次の計画を練って、旅に出たくなるのがソウルの不思議な魅力なのかもしれません。