2018年最後のおでかけ　テルメのホテルに泊まってそれからヴィースバーデンの街歩き　Hofheim, Wiesbaden

2018/12/23 - 2018/12/24

ラストミニッツでテルメのホテルを見つけました。今まではクリスマスには友人が来ていたのででかけたことはなかったのですが、今年は来ないことになったのででかけることにしました。泊まった場所はフランクフルト、ヴィースバーデンに近いHofheim　ホフハイムというところです。12月24日日中少しだけヴィースバーデン観光をしました。

エリア ヴィースバーデン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

12月23日（日）は12時頃に車で出発。
2時間半くらいでHofheim ホフハイムに着きました。ホテルはVital Hotel で、Rhein Main Therme　ラインマインテルメの施設に付属しています。

ホフハイムって名前はありきたりすぎて覚えられません。（覚えられないにもいろいろなわけがありますが。）
ベッドの上にはバスローブが載っています。専用エレベーターを使ってスパ、プールエリアに行く分には水着の上にこのバスローブでOKです。

部屋にはミニバーはついていませんでした。
エレベーターのそばに飲み物の自販機のある部屋がありました。変わってるなあ。

荷物置きのところにある小さなかばんは、ホテルのプール用のスポーツバッグで、中に大きいタオルなどが入っていました。（盗難防止用タグつき）
南の国のホテル備え付けビーチバッグみたいなものですね。

すぐに着替えてプールです。
この日はクリスマス前の日曜日だったので、家族連れで大賑わいでした。
わたしはネットでマッサージの予約を入れていたので、夫を残してマッサージに行きました。6時頃までプールエリアでだらだらしました。

さて、晩ご飯はホテルのレストランです。

アペリティフはキールをもらい、わたしはロゼ、夫は赤ワインをもらいました。
このキールおいしかったのですが、シャンペンで作ってあったので高かったです。会計のときに見てちょっとびっくり。
ドイツではシャンパーニュから来たほんとのシャンペンは高いです。

前菜は、

Kuerbis Suppe　かぼちゃのスープ。
夫はスープがあまり好きではないのに、夫も注文しました。
わたしはスープ大好き。かぼちゃも大好き。今年まだ食べてなかった。

ここはドイツなので、わたしはメインに肉を注文。

Schweine Medaillon mit Steinpilze　だったかな。豚フィレとヤマドリタケ、ポルチーニ。グリーンはカイランでした。おもしろい。

夫は、Muschelpasta mit Rahm Meeresfruchte　というものをなぜか注文。
ここドイツなのに。ノルマンディじゃないよ。

貝のパスタって何かと思ったら貝の形をしたパスタでした。中に小さいクリームソースのシーフードが入ってました。

レストランはこんなかんじ。9時を過ぎるとかなりすきました。

12月24日（月）

同じレストラン。朝食をいただきます。

ドイツの朝食です。

ハムがのっている皿の真ん中にあるのは、ベジタリアン用ハムです。パプリカ入り。
自分で買って食べる気はないので、ここで食べてみました。
正直に言っておいしくなかったです。植物性のものでこういうものを作るのには無理がありますねえ。

部屋から見えるプール。
建物の中からつながっています。

急いで着替えてまたテルメに来ました。
チェックアウトするまで使えます。
12月24日は13時までの営業で、宿泊客のみです。

こんなに空いてるプールははじめて。ぜ　い　た　く。
写真も撮れます。

利用者は全部で15人もいたでしょうか。
外のジャグジーで露天風呂の気分を味わいます。

とは言っても、ヴィースバーデンにも行くつもりにしているので引き上げます。

テルメの入り口のクリスマスツリー。

１１時頃チェックアウト。
ヴィースバーデンの地図などをホテルでもらおうと思ったのですが、ありませんでした。フランクフルトのものはいっぱいあったんですが。

テルメの入り口です。

きょうは天気がよくてよかった。ヴィースバーデンに向けて出発です。早く行かないとみんな閉まっちゃう。

近くにバス停があったので、可能性としてバスでもここに来れます。

だいたい20分くらい走ってWiesbaden ヴィースバーデンに着きました。

ヴィースバーデンはヘッセン州の州都で、人口278654人（2017年12月31日）。
15の温泉、鉱泉があります。歴史は古く、ローマ時代にすでにAquae Mattiacorum　の名で知られていました。

Kurhaus　クアハウスの地下駐車場に車を停めました。Kurpark　クアパークという公園です。

エレベーターで上がったところがここカジノです。

カジノの横のTheater Kolonnade　テアターコロナーデ。柱廊です。
コロナーデの後ろがStaatstheater 州立劇場です。

噴水をはさんで反対側にKurhaus Kolonnade　クアハウスコロナーデがあります。129ｍとヨーロッパでは一番長い柱をめぐらした空間ということです。

噴水。

この方向が街の中心です。

カジノの中に入ってみます。

Spielbank Wiesbaden　シュピールバンク　ヴィースバーデン。
イオニア式の円柱が並ぶこの建物は、1904年から1907年にかけてFriedrich von Thiersch　フリードリッヒ・フォン・ティアシュにより建てられました。

入ったところ。

天井が高いです。真ん中に赤いクリスマスツリーの飾り付けがあります。

ドイツのSekt スパークリングワインのFuerst von Metternichの看板が立っています。
何かの催し物があったのかもしれません。

丸天井。

きれいです。

ここがカジノの入り口です。（ガラスのドア越し）閉まっていたようです。

その昔、ロシアの小説家ドストエフスキーがここで遊び、1863年9月に最初に来たときにはビギナーズラックで10400フラン買ったとか。1865年に2度目に滞在したときは、もう一度挑戦して旅行費用全額を失ったそうです。1866年に26日間
で「賭博者」を書き上げたそうです。

結婚式の写真撮影。

見つめ合う二人、いいなあ。

入り口の上のほうにあるステンドグラス。

ドイツの鷲の紋章。

少し離れたところから見たクアパークとカジノ。

道路を渡って、街のほうに向かいます。
スパークリングワインを立ち飲みする人がいっぱいです。さっきのFuerst von Metternichのスタンドです。

変わった建物のところに来ました。

Baeckerbrunnen ベッカーブルンネンという温泉です。（飲用）

街の中にあります。

温泉の説明書き。
1975年まで49度のお湯が毎分65リットル噴出していました。

飲用の温泉ですが、Arsen 砒素が微量含まれているので大人で一日0.4リットルまでという説明が他にありました。砒素？

Hessischer Landtag　ヘッセン州議会。

え、こんな建物なの？って思ったら、ここはPlenarsaal 本議会場の建物です。
Stadtschloss が州議会のメインの建物です。

かわいいワインハウス。

もうすぐ今日の営業はおしまい？それとも今日は営業していないのかな。

Altes Rathaus　旧市役所。今は改装されてStandesamt　戸籍役場になっています。
地下はWeinkeller ワイン酒場です。

プロテスタントのMarktkirche マルクト教会です。1862年11月13日に完成しました。

この建物の1階の角にツーリストインフォメーションがあります。
地図をもらいました。
インフォの女性、12月24日で、早く家に帰りたそうな雰囲気でした。

観覧車が見えてきました。

Mauritius Platz　です。

ここはまだ営業しています。
ここはWeihnachtsmarkt　クリスマスマーケットではなく、Hessiische Winter-Stubb　という食べ飲み食いどころで19年1月13日までの営業です。

Bratmacadamianuss　マカダミアナッツのあめがけを買いました。アーモンドやピーナッツはよくありますが、マカダミアナッツは最近のはやりのようです。5ユーロ。他より高め。

観覧車を背景にしたところ。

Kleine Langgasse　クライネラングガッセ通りの入り口。
こういうのがおもしろいです。古い建物ですね。

広場に湯気の出ている怪しい物体！

ここはKochbrunnen コッホブルンネンという温泉が出ているところです。

もともと茶色の円錐形のものだったのでしょうが、温泉の成分のいろいろな色のものが付着しています。

カップなどは備え付けてないですが、飲むための温泉です。

熱いので手で飲むとかちょっと無理でした。手で飲もうとしている男性がいましたが、わたしはしませんでした。

温泉の成分、効能書き。

大人は一日0.4リットル以上飲んではいけないようです。ここも。

コッホブルンネンのある東屋。

そのすぐそばには、Hessische Staatskanzlei のりっぱな建物。

遅くなるので、ここからパーキングに戻って帰りました。カジノのお手洗いを使わせてもらいました。この日、コンサートがあったようで人がたくさん集まってきていました。

帰りはナビの言うとおりに走っていたら、北のほうをくねくねと続く狭い道を走りました。途中、わりとインパクトのある橋が見えて、ん、写真を撮ろうかなと思ったのですが、めんどうでやめました。後でガイドブックで知りましたが、そこは、Neroberg　ネロベルクという郊外の登山鉄道の駅でした。1888年からの水力で動く登山鉄道だったそうです。ナビ様のお導きだったのですが、無駄にしました。

4時半頃家に着き、この日のクリスマスイブの食事は、当家では初めてのBruehｗurst und Salat ゆでソーセージとサラダでした。

ドイツのクリスマスイブの食事は、ソーセージとKartoffelsalat じゃがいものサラダという家庭もあるらしいです。
イブには子供が食後にプレゼントを早く開けたいので、簡単にできるそういう献立とか。そのほかは、ローストチキン、ローストターキー、ローストダックなど鳥料理が主です。

これでこの旅行記は終わりです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

この旅行記へのコメント （5）

• abianさん 2019/02/11 08:19:32

  ドイツの温泉とクリスマス

  nekochanさん
  
  日々のお仕事から解放されて束の間のクリスマス休暇、のんびりした時間が過ぎる心地よさが伝わってきます。マッサージでお疲れ取れましたか？
  
  ドイツは火山ないのに（たぶん）温泉けっこうあるんですね。
  バーデンバーデンとかバーデン（スイス）とか一度温泉入りたいです。ヘッセも入ってたから。
  でも水着どんなのにすればいいのかさえわかりません。
  ホテルのプールも行ったことないので、プール用のバッグがあるのわかっただけでも収穫です。（笑）
  
  そう言えばドストエフスキーの本にもよく温泉でてきたの思い出しました。
  フランクフルトの近くにもあったのですね。
  
  ドイツ語もあまりわからないので、nekochanさんのおかげで知ることができないことを知ることができるし助かるし楽しいです。

  nekochanさん からの返信 2019/02/14 05:07:25

  Re: ドイツの温泉とクリスマス

  ヘッセも入ってた温泉ですね♪
  
  ドイツ、意外と温泉はあるようですね。アーヘンとか。
  火山はないんですよ。ほんとに。地震もない。１０年位前に一度マグニチュード４とかくらいの地震があって大騒ぎしてました。それが最後かな。でも、なぜか温泉はあるんですよね
  多分湧出量が少ないんじゃないかなあ。源泉かけ流しとか無理ですね。きっと。
  
  水着はなんでもいいんですよ。好きなの。
  ドイツの温泉っていうかテルメは、北海道民なら知っているサンパレスっていう洞爺湖のホテルのプールみたいなかんじかなあ。お風呂の遊園地。滑り台はないですけど。
  

  abianさん からの返信 2019/02/14 12:53:11

  Re: ドイツの温泉とクリスマス

  どんどんテルメに入りたくなってきました（笑）
  水着買うところから始めるか！
  洞爺湖のサンパレスで練習してみたいです！

• Eiji Haitaさん 2019/01/31 10:13:02

  欧州人にとって温泉とは

  ヨーロッパでも温泉は結構利用されていて、特にドイツでは他国に比してより好まれているようですね。
  私は、どうも水着での入浴に抵抗があり、未だ経験がありません。
  彼の国の方の入浴の目的がよくわかりません。
  
  ところで、娘夫婦が3月に帰国することになりました。ヨーロッパ好きな私にとって、フランクフルトに拠点があるということは、非常に都合が良く、向こう１０年ぐらい、いろと言ったのですが、そうもいかなかったようです。

  nekochanさん からの返信 2019/02/02 06:28:53

  Re: 欧州人にとって温泉とは

  こんにちは　Haita　さん
  
  国によっていろいろですね。
  ドイツの温泉は温水プールが多いですね。
  わたしは水につかってるのが好きなので、そういうところに行きますけど、真剣に泳いだりしないですね。
  
  娘さんたち３月に本帰国になったのですね。３月は異動のシーズンですね。うちの会社でも帰国の人が２人います。娘さんご一家が日本に住んで安心な反面、欧州拠点撤退は寂しいですね。
  こちらにいらっしゃるときはよろしければどうぞ拠点にしてください。
  Haitaさんご夫婦は夏の旅行が多いのでしたよね。バーベキューとかできますよー。