2019オーストラリア大陸レンタカー横断　9日間の旅　②【前半・自然編】

2018/12/28 - 2019/01/07

少し長めのお休みをいただけたので
オーストラリア大陸を西のインド洋側から東の太平洋側まで約5,000km、
9日間かけて横断してきました。レンタカーを借りての夫婦2人のロードトリップです。よろしければご覧ください！！

<<全体スケジュール＞＞

【①パース街歩き編】
Day1.2　羽田空港→チャンギ国際空港乗継→パース、フリーマントル（西オーストラリア州）

【前半・自然編】←→★★こちらがこの旅行記ページです★★
Day3 パース→ウェーブ・ロック（観光）→エスペランス
Day4 エスペランス→（南オーストラリアへ州越え）→ナラボー平原
Day5 ナラボー平原→アデレード

【後半・都市編】
Day6 アデレード→（ヴィクトリア州入り）→グレート・オーシャン・ロード→メルボルン
Day7 メルボルン→キャンベラ（オーストラリア首都特別区）
Day8 キャンベラ→シドニー（ニューサウスウェールズ州）
Day9 シドニー→チャンギ国際空港乗継→羽田空港

エリア その他の都市(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

西オーストラリア州都パースの朝。
9:00にホテルをチェックアウトし、レンタカーを受取にきました。
受付では日本からの事前予約を伝え、国際免許証を提示。
不測の事態に備え！保険の補償やロードサービスの確認は念入りに行いました。

パメリア ヒルトン パース ホテル

1日およそ1,000kmの走行がこの旅での目標で、ドライブ初日は、巨大岩で有名な観光地、ウェーブロックを目指します。
パースからは東へ約340キロ、約3時間40分の所要時間。
地図と、スマホのgoogleマップ、車内蔵のナビはフル活用し、ルートを確定したら出発です！

オーストラリアでは日本と同じ右ハンドル、左側走行です。
都市部を繋ぐのがハイウェイ、日本でいう高速道路。田舎の町を繋ぐのがフリーウェイ、日本でいう国道です。

予定通り約4時間で到着。正面入口より先に見つけた裏口の駐車場に車を停めました。このあたりのWiFiは圏外で今晩の宿をまだ探せていないことを気にしつつ・・・。

駐車場から10分ほど歩き、ついにご対面！
火山活動や風雨が表面を侵食して形成されたという高さ15m、長さ110mの巨大な岩。古くから神聖な岩と崇められてきたといわれているように圧倒的な力を感じました。

ウエーブロック 自然･景勝地

岩の端はなだらかな斜面になっていて上に登れます。壮大なオーストラリアの景色を楽しめますね！

再び車に乗り込み駐車場をでて数分、ウェーブロックの正面入口も見つけられました。
さて時刻は15:00過ぎ。本日の着地点、ノースマンの町を目指します。
ここからさらに約5時間40分、距離にして約550km。。急がねば。

途中レーベンズソープの町でオーストラリア初のGS立ち寄り。
unleadedが日本でいうレギュラーにあたります。
日本と同じようにセルフ式で給油を済ませたら、店内レジで会計を済ませます。
ここでは１リットル1.56AUSドル（113.6円/L）でした（これを書いているときは1AUSドル72.79円）。

ほぼ制限速度目いっぱいの時速110kmで走行し、19:00過ぎ エスペランスに到着。
ノースマンまではまだ200km（所要２時間）を残すけれど、ここからの夜間の走行は危険と判断し、今日の運転はここまで！

エスペランスのビーチ ビーチ・海

エスペランスの町中へ。
この交差点は、英連邦に共通してみられる「ランアバウト」。
交差点に信号がない代わりに、真ん中が時計回りのサークルになっていて、任意の道に入ることができます。
日本でも事故率低下が実証され、これから導入されていくそうです。

エスペランスはフランス語で「希望」の意味。
日本人は全く見当たりませんでしたが、現地では知る人ぞ知る南オーストラリア湾沿いの人気のビーチだそうで、年末ということもあり賑わっていました。クジラの尾ひれのオブジェが立派ですね。

ところで本日の宿泊先を予約していません・・・
ようやくWiFiが繋がり周辺のモーテルを検索するも、年末のせいかどこも満室。
ドライブ初日から車中泊決定です。
近くのBarでオージービーフやフィッシュアンドチップスを食べて、22:00頃　早々に就寝しました。

【オーストラリア　Day4】レンタカー旅は2日目。
西オーストラリア州の南にある海沿いの町、エスペランスで大晦日の朝を迎えます！そして旅の一つの山場となる日。なぜなら、

＜この日の走行予定＞
エスペランス→→ノースマン（約200km 2時間20分）
ノースマン→→セデューナ　（約1,200km 12時間20分）

朝一番の給油中、GSに停まっていたジープ。
窓からひょっこり頭を出すワンちゃんが癒し。

売店横の休憩スペースに、広大なオーストラリア大陸を実感できる５都市の時計が掛けてありました。
西岸パースと東岸シドニーの時差は、なんと3時間。
これから東に向けて、時間を飛び越えるドライブに出発です。

大晦日といっても南半球オーストラリアは真夏！

晴天は嬉しいけど午前中から日差しが強く、車内でもサングラスに帽子、日焼け止めは欠かせませんでした。熱中症対策で日本から持参した冷えピタ、おでこや首に貼ったりして活躍でした。

世界で最も長く真っ直ぐな道と言われるエアーハイウェイ。
ナラボー平原の真ん中を横に貫いています。

ケイグナからパラドニアという町を結ぶ直線は、90マイル、約146.6km。
エドワード・ジョン・エアという探検家の名前に由来するそうです。

その入り口付近で、車を道路脇に停めて外に出てみました。
対抗車ともクラクションとジェスチャーで合図をし合います。

それから深呼吸をして、この先の旅の安全無事を祈る！

運転席にいても、助手席にいても、ひたすら真っ直ぐ駆け抜けていく感覚です。
道路の両側には草木以外何もない。
ただ場所によって変化する草木の高さや密集具合、土の色が目に飛び込んできます。

途中で虫の大群が続き、ボンネットやフロントガラスに容赦なく当たってきました。ラジオの電波も入らない地域で虫の音がなおさら響く。さすがに主人も私も無言でした。

エアーハイウェイで通過していった町の名前です：
バラドニア、クックルビディ、マドゥラ、ユークラ。

R.F.D.S EMERGENCY の標識。ロイヤルフライングドクターサービスといって、救急患者を移送する緊急時に、小型飛行機がハイウェイを滑走路として利用することがある区間を表しているそうです。

15:00過ぎ、無事にボーダービレッジに到着！
いよいよ西オーストラリア州から南オーストラリア州に入ります。
日本と西オーストラリア州WAの時差はWAがー1時間
日本と南オーストラリア州SAの時差は通常はSAが+30分。ただサマータイム期間中につき+1時間30分となりました。

ボーダービレッジの売店。特に年末年始感はありません。

旅の記念に「NULLARBOR」とエアーハイウェイ上の一つひとつの町の名前が載っているコースターを購入しました。

有名どころのカンガルー像。
カンガルーが手に持っているのは「ベジマイト」というオーストラリアの食品だそうです。お味のほどは・・・！？

オーストラリアへ渡航前、ドライバーがどんなに注意をしていても、動物と車の接触はあると知ってはいたものの・・・
ナラボー平原を進むにつれ道路脇に倒れている動物の姿を目にするようになると、心が痛かったです。

南極方面を臨む、グレート・オーストラリア湾　海洋公園前で車を停めて

日が沈むまでただただ大きな海を見つめます。

日が落ちる前に、本日の宿泊先ナラボーロードハウスをアプリで確保して到着。
時差により、腕時計は19:00頃をさしているのに、フロントの現地時計は21:30でした。
本日のゴールだったセデューナの２つ手前のロードハウスです。

事務棟にあった地図。ロードハウスはだいたい100～200kmおきに位置しています。
エアーハイウェイ走破も間近、よく走ってきた！

宿泊棟は平屋、各部屋の正面に車を停めて荷物の運び入れます。
部屋の奥にはシャワートイレ洗面台があります、
寝泊りするだけのお部屋ですが、壁にかけてあったTVモニタのカウントダウン中継を見ながら無事に年を越して就寝。
・本日の走行：約1,100km　11時間30分

【オーストラリア　Day5】レンタカー旅3日目。そして元旦。
オーストラリア大陸南、ナラボー平原にある「ナラボーロードハウス」からの初日の出、なかなか感動的な光景です。よき一年になりますように。。

といってもゆっくりはしていられません。
軽い朝食をとりながら、本日の予定を確認。
・ナラボーロードハウス→アデレード（約1,100km 11時間10分）

出発前、隣の部屋にいたオーストラリア人から車のジャンピングを頼まれる。古そうなトラックに、私たちの生命線のレンタカーを繋いで大丈夫かと冷や冷やしましたが！無事エンジンがかかり両車とも問題ありませんでした。
困ったときはお互い様ですね！

気持ち良い元旦の朝！

昼食は途中のSUBWAYで。久しぶりにまともな食事。

オーストラリアサイズでした。

相変わらずの直線道路ながら、なだらかなアップダウンの繰り返しで、ついついスピードを出しそうになります。
クルーズコントロール機能が必要な地域って本当にあるんだと実感します。

基本片側1車線ですが、追い越しの際は、車を追い越す側も追い越される側も、お互い気を付けましょう。

つぎの街まで100kmを切っていると、ほっとします。

このモニュメントといい、カンガルーといい、オージーは動物好きなんですね。
彫刻のセンスはイマイチかな笑

土や遠くに見える山の色も赤みを帯びる鉱山の町、その名もアイアンノブ。

エアーハイウェイも終わりアデレード市内に近づいてきました。少しずつ車の交通量も増えていきます。

アデレード市内に入ったら信号の多さにちょっと慌てました。
20:00　無事に本日の宿泊モーテルに到着。
残念ながらアデレードをゆっくり観光する時間は残っていませんでしたが、全体スケジュールとしてはリカバリーができたので一安心しました。

アデレード グラナダ モーター イン ホテル

ここにきてレンタカーを初洗車。
駐車場の水道を借り、日本から持参した洗車グッズで砂埃や汚れを落としてすっきり。ただ、かなり虫に刺されたのが辛かったです。
＜本日の走行記録＞
ナラボーロードハウス～アデレード
約11時間20分（1,070km）

【前半・自然編】はここでおしまいです。
続きは、明日からいよいよメルボルンを目指す【後半・都市編】に続きます。
ご覧ください、よろしくお願いします(^^)