イギリス、コーンウォール、ルー　海と生きる町

2017/12/08 - 2017/12/12

イギリス、コーンウォールのルー（Looe）はルー川の河口に面した小さな町、プリマスの30キロほど西に位置する。
川を挟んで、East LooeとWest Looeに分かれている。中世の時代から漁業が盛んだったそうだが、おそらくこの町の現在の光景とあまり変わってないように思う。
曇天の寒空の下だとどこか物悲しい、また自然に相対する漁業ならではの厳しさのようなものも感じる。昔見た映画パーフェクトストームのシーンが脳裏に浮かぶ。
潮汐の干満差が大きく、ルー川の水量が一日の中で大きく変わる。普段見慣れた地中海とはまるで違う性格の海。
ホテルの方の話では水が溢れることもあるそうだ。
周辺の起伏のある地形は、非常に美しい景色を生み、夏季はウォーキングに最適だろう。

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エリア その他の観光地(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.5

近隣にはイギリス海峡、ケルト海とビスケー湾。ビスケー湾の冬の大嵐はフェリーでスペインからイギリスに渡った時に耳にしたことがある。
この河口の漁港から荒れ海に乗り出す漁船。

中世の趣をどこかに残した町、漁港にはたくさんのカモメが集まってきている。港にはシーフードショップもたくさんある。

イギリスもいったんロンドンを離れると、人々の生活も住んでいる人々も全く違う。
長年イギリスを行き来していてもイギリスの地方を旅する機会は少なく、こうして違う地方に出て来ると様々な点で新鮮味が多い。
ただ思うのはイギリスはロンドンを離れると交通の便がめちゃくちゃ不便だったりする。
産業革命もイギリスから起こったし、はじめて蒸気機関車を走らせたのもイギリスだったのに、イギリスの鉄道のサービスはスペインにすら及ばないほどに立ち遅れている。発明はイギリスだったのに発展はほかの国に持っていかれてしまう。こういうものが実にたくさんある。
ダイソン（サイクロン式掃除機）が生まれたのはイギリス、でもこの国の人たちはヘンリー（超旧式掃除機）から離れようとしない。
まあこれも含めて国民性と言うのかなあ？？？

コーニッシュパスティの看板があちこちに出ている。
かなりなボリュームで軽食にするには大きすぎ。笑

まるで時計が止まったようなレストラン・・・。
ディナーは地元で上がったシーフード盛り。

雲が動いた、太陽が顔を見せる。柔らかな陽光で町が輝きだす。
美しい光景。イギリスのカントリーサイドにはまだまだ隠された魅力がたくさん残されている。

Chie Malaga