スカンデベルグ騎馬像もあるアルバニアの首都、ティラナ

2018/10/16 - 2018/10/16

アルバニアの首都のティラナです。新たな都市開発が行われていて、スカンデベルグ広場を中心に非常に変化が見られます。以前は社会主義時代の建物が建つ面白みのない街でしたが、西洋的な街並みにどんどんと変わってきています。

エリア ティラナ(アルバニア)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

アルバニアの首都のティラナです。
道路などにはアルバニアの国旗の紋章
「双頭の鷲」がよくありました。

アルバニアはヨーロッパの秘境といわれていた時代があり、
１９９０年初めまでは社会主義政権で、原始的な共産主義思想で
鎖国までするという政策をしていました。

そのために石油の輸入もできず、
道路には車が１台もないということになり、
馬車、荷車が物資の輸送という
１００年以上昔のような秘境といわれた時代がありました。

その後は１９９０年のねずみ講事件で
国家破産状態となっています。
現在は民主化がおこなわれ、貿易もおこなわれて、
ゆっくりと経済成長をしているようです。

EUへの加盟申請（予備審査）もおこなわれています。
ただ、アルバニアは２回目の訪問ですが、
前回に比べて驚くほどの変化がありました。

街を歩くと新しい建物（特に政府機関の建物）が
どんどん増えています。
またカフェ、レストランも増え、
歩いている人たちもファッションナブルです。
ヨーロッパ的なショッピングモールもあります。

高級ホテルも。

政府機関、文化省の建物です。

街路樹が植わり、街並みはきれいです。
街を歩いている人もヨーロッパの国と変わりありません。

ひときわ高い鐘楼があります。

東方正教会の教会です。
まだ建設中ですが、ティラナのど真ん中に建てられています。
アルバニアには正教の人はほとんどいないのですが。

アルバニアは９割以上はアルバニ人で、
宗教はほとんどがイスラム教です。
ただ長い社会主義時代を経ているので、無信教の人も多いようです。

建設中ですが、中に入れるので入ります。

イコノスタシスです。
正教では椅子はないのはずですが。

天井ドームです。

きれいな街並みを歩いて行きます。

街並み

街並みです。双頭の鷲の旗が閃いています。

政府機関の建物。外務省。

ティラナの中心であるスカンデベルグ広場です。
かつては道路のロータリーでしたが、
車の立ち入り禁止の広場になっています。
広い広場になっています。

新しい建物。アルバニア中央銀行。

オペラ劇場。

国立歴史博物館です。
正面の看板は社会主義時代からのものです。

アルバニアの歴史を知るには最適な場所です。
先史時代から、イリリア人時代、ギリシア、ローマ時代、
ビザンチン時代、オスマン帝国時代、スカンデベルグの遺物、
独立戦争時代、社会主義時代など歴史順にわかりやすく並んでいます。

最近の時代では２０世紀初めの
アルバニア王国のゾグー１世の遺品、
社会主義政権のエンヴェル・ホッジャの遺品などの
新しい時代ものも興味深いです。

ホッジャ時代の歴史が４階のワンフロアーにあり、
歴史に興味ある人には楽しいです。

スカンデベルグ広場です。

オペラ劇場。
１０年前まではスカンデベルグ広場にあったのは、
国立歴史博物館、オペラ劇場、モスク、スカンデベルグ像のみでしたが、
今は新しい建物がドンドン建っています。
見違える外観です。
広場の周囲も昔の社会主義時代の建物だけでしたが、
今はモダンな建物が多いです。

モスク、奥には時計塔があります。
モスクのミナレットは工事中のようです。

スカンデベルグの騎馬像です。
スカンデベルグはアルバニアの英雄です。
１５世紀前半にオスマン帝国からの一時的な独立を成し遂げ、
２０年以上も独立を保っています。

モスクはジャーミアエトヘムベウトで、
工事中で入れませんでした。

向きを変えてスカンデベルグ像です。

スカンデベルグ広場から南へと歩いて行きます。
公園が広がり、きれいな場所です。

博物館です。

博物館です。
社会主義時代の展示があります。
形はトーチカ（防弾濠）です。
戦後の社会主義時代にアルバニ全土に６０万以上造られたものです。
アルバニアの人口は３００万強なので、
３、４人に１個のトーチカが造られたということです。

時計塔です。

劇場です。

公園の向こうにはモスクが見えます。
新しいモスクです。

ランチ。

天気がいいので屋外は気持ちいです。

スープ

シチュー

デザート

アルバニアはヨーロッパの秘境と呼ばれた時代がありましたが、
現在はどんどんと西ヨーロッパ的な雰囲気になってきています。

EU加盟が可能となったら、もっと変わるのでしょう。
変化が楽しみな国です。