福岡旅行記その２　猫の島、あいのしま

2018/07/07 - 2018/07/12

筑後川温泉で、博多にいる１日をどう過ごそうか、パンフレットを見ながら検討していると、相島というところが“猫の島“であるとの情報が。

“猫の島“・・・。響きがいい。よく分からないけど行ってみたい。

博多から１時間ちょっとで行けるようなので、日帰りで行ってみることに。

【日程】
7月7日　成田空港→福岡空港→筑後川温泉（筑後川温泉泊）
7月8日　筑後川温泉→太宰府→博多（博多泊）
7月9日　博多→相島→博多（博多泊）
7月10日　博多→星野村（星野村）
7月11日　星野村→博多（博多）
7月12日　博多→福岡空港→成田空港

エリア 篠栗・粕屋(福岡)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 JRローカル 私鉄 徒歩 ジェットスター

ホテルで朝食を済ませ、歩いて博多駅へ。

ちょうど７月１日から１５日まで祇園山笠をやっていたので、駅前には“飾り山笠”が展示されてました。

博多駅からJR鹿児島本線で千早駅まで。西鉄千早駅からは西鉄貝塚線の乗り換え。

西鉄新宮駅に到着。

“相島一番近い駅”西鉄新宮駅から渡舟の出ている新宮港へはコミュニティバスで移動。

渡舟って言っても、結構大きなフェリーですけどね。

お客さんの半分ぐらいは韓国の人。韓国では有名な島なのだろうか・・・。

２０分ほどで相島に到着。

めがね岩も見えていますが

横から見ただけでは“めがね”には見えず。小目からの写真は後程。

相島の船着き場。

先日までの天気が嘘のように快晴。

むしろ暑さ対策が必要かも。

“猫の島”として有名な相島。

人口約５００人に対して、猫口１００匹。つまり６人に１人は猫、という割合です。

確かにあちこちで猫がのんびりくつろいでいます。

猫がのんびりできるところは、人ものんびりしていて、いいところだ、というのが私の持論です。

猫も人が追いかけてきたりしないから逃げたりしないわけで。

ますは、お昼ご飯。

島で唯一の食堂。丸山食堂。しまの駅あいのしまの１階にあります。

本日のおすすめの黒板書きの上に「ヨット、クルーザーでご来店のお客様へ　できるだけ港外につけてくださいますようお願いします」との張り紙が。

さしみ定食。

さしみ新鮮でおいしいです。福岡ではさしみはさしみ醤油という甘い醤油をつけて食べます。最初は？だったけど、だんだん慣れてきて、お土産にさしみ醤油買っちゃいました。

じゃこの炊き込みご飯もおいしい。ハート形のコロッケは魚のすり身を挙げたもので、これがまたうまい。酒を飲みたくなる定食だけど、この後歩くので、グッと我慢。

ご飯も食べたし、さあ散策と思うも、猫の可愛さになかなか足が進まない・・・

せっかく来たので島を歩いて1周することに。パンフだと大体6ｋｍとのこと。

若宮神社に入るあたりから、

この子がついてきていて

さあ、撮りなさい、とばかりのこの表情。

かわいい・・・

猫に別れを告げて

散策再開。海沿いの道を歩きます。

堤防に猫が・・・

おお、こっちに来る！

と思ったらそのまま通り過ぎていくという・・・

龍王石

御神体はこの大きな石。

標識もない、誰も歩いていない、舗装はされているけど、ジャングルのような道を結構歩いた先にある「遠見番所跡」

鎖国時代に外国の船が近づくのを監視する番所があったところ。石垣が残っています。

今は灯台が海を見ています。

歩き始めて3ｋｍぐらいのところ、島の北側にある岩宮神社

神社の奥にある太閤潮井の石。

豊臣秀吉による朝鮮出兵の際、諸国の軍勢が海路名護屋城に向かう途中、相島に立ち寄り海外の石を一個ずつ持って持って十字観音像に航海安全と戦勝の祈願のため積み上げられた石の山、とのこと。

歴史ロマンだねえ。ちなみに名護屋城は、愛知の名古屋ではなく、佐賀県にあった名護屋城です。

ちなみに千手観音像への道は地震のために崩れており、たどり着くことはできません。

さらに散策。

海岸沿いに出ました。見えているのはめがね岩。

レンズが１つしかないけど、もう１つは海底に沈んでいるのか・・・

海岸沿いに広がる相島積石塚古墳群。

古墳時代中期から後期にかけての古墳。

石を積んだ古墳で２５４基の墳墓が見つかっているとのこと。

明らかに人工物である石の構造物が並ぶさまはなかなか不思議な光景。

再構築された古墳には昇ることもできます。

もと来た道を、散策路に戻ります。

すごい風景で、なんだか沖縄の竹富島とかを思い出します。

蜂がなぜか私たちの前を先導しますが、さすがにうれしくありません。

だんだん集落が見えてきました。

野生の昼顔？

途中、小中学生が海で水泳の授業をしているのをぼんやり眺めたりしつつ、（お話をした先生によると学校にプールがないので海で授業、夏には遠泳大会もあるとのこと）猫エリアに戻ってきました。

暑いせいか、相変わらずのんびり固まっている猫たち。

民家の石垣に不思議な植物発見。

サボテン？自生？

民家の軒先で元気に飛び跳ねる子猫たちを発見。

やんちゃ盛りの子猫たちに近づこうとすると、親猫ががっちりガード。おうちの人と少しお話したところ１４匹の子猫が生まれたばかりとか。

暑い中、島を1周したので、さすがにお疲れ。

しまの駅あいのしまの2階にある“島カフェあいのしま”で一休み。

冷え冷えの「九州限定九州レモン使用」のレモンサワーがカルキ疲れた体にしみわたりますよ。

日陰でのんびりしている猫たちに別れを告げて、博多へ戻ります。

博多駅に到着。

宿に戻る前に午後3時から開いている「旭軒　駅前本店」さんで餃子にビールを。

博多で餃子といえばこの一口餃子。

サクサクと軽い餃子で、ビールに最高！2人で２人前を軽く平らげ、さらに１人前を追加。

少し宿で休んで、夕食がてらキャナルシティへ。

祇園祭の最中なので、こちらにも飾り山笠。プロジェクションマッピングのイベントもあり、外国人観光客の皆さんも大喜び。

本当はお店に食べに行きたかったけど、さすがにバテバテ。

ということで、「キャナルシティラーメンスタジアム」で博多ラーメンを。

「長浜ナンバーワン」「初代　秀ちゃん」「ラーメン二男坊」「本田商店」の博多ラーメンのお店の中から、「本田商店」さんへ。

こちらの「本田商店」は、久留米ラーメンのお店。

久留米ラーメンの特徴は、スープをウナギのたれのようにつ継ぎ足す「呼び戻し」。こちらのお店の麺は博多ラーメンが細麺であるのに対し、中細面であるとのこと。

こちらホンダラーメン１号（純味）

一番シンプルなものをとりあえず食べてみたい、ということで。

実は自分も嫁さんも、博多ラーメンはあんまり好みじゃなかったりするけど、このラーメンは臭みがなく、それでいてうまみはあって、意外とすっきり食べられる。

麺も茹で加減を聞かれることもなく、ちょうどいい硬さ。おいしゅうございました。

ということで、この日は終了。充実の一日でした。

次の旅行記は星野村へ・・・。