2018年夏、再びマンゴーを求めて台南、高雄・旗津(これは海鮮目当て)を訪れました。<br />旅行記中の各種価格記載は旅時現在のものです。

2018年台南紀行(前篇)高雄/旗津/台南/台北

7いいね！

2018/06/28 - 2018/07/01

1824位(同エリア2324件中)

エリア

台南(台湾)

旅行の満足度: 3.5

観光: 3.0

ホテル: 5.0

グルメ: 4.0

交通: 4.0

同行者: 友人

一人あたり費用: 3万円 - 5万円

交通手段: 鉄道高速・路線バス徒歩

航空会社: バニラエア (運航停止)

旅行の手配内容: 個別手配

今年も去年に引き続き、台南でマンゴーを食べよう!ということになりました（というか、去年の旅行の時既に決めていたというか)。
バニラエアの時間が少し変わって、自宅から公共交通機関を使って更にスカイライナーを使わなくても特急に乗れば間に合う出発時間になったのは嬉しい。だって1000円も差があるんだもん←日本出発前に既に台湾物価脳。…しかしバニラの国際線受付ってとても海外路線とは思えないふわっと感…。行列前で係員さんに荷物にタグをつけてもらい…そうだ、この日は荷物の計量がなかったな。今回液体の持ち帰り(ごま油)計画があるので一応スーツケースにしたものだから外側が重いっていう。中身少なくしてジャスト７キロに抑えたのに(笑)。何でだろう、木曜だから?(週末は絶対あるよね、計量)。で、つまり行は機内持ち込みのシンプルプラン、帰りは重くして荷物預ける前提のコミコミプランで予約したわけ。行きは預けないから自動チェックインで、と思ったら驚くことに跳ねられた！なんで！？しかも行列さっきより長くなってるー！…一応さっきタグをつけてくれた係員さんに言ってみたけど「並びなおしてください」…まあ、そうだよね、という気持ちと、なんでだよう！という気持ちのせめぎ合い…ぐつぐつ。
カウンターで｢なんかはねられました」と訴えたら、「お調べします…ああ、パスポートの登録がありませんでしたので」。…え？。あっ、そうだった、私４月にパスポート更新したんだったー！。チケット取ったの去年だからなあ、忘れてたけどそりゃあ跳ねられるわ
。危ない危ない、だからやっぱ２時間前ね…。無事にチェックインを済ませてさて脱出。
出国審査場の先、来るたびにお店が増えてるなー。椅子と充電机と飲み物自販機とトイレで構成された150B。正直、充分。140円の(拘るなあ)お水を買って成田10：10発バニラエアで一路台北へ。
もわっとしたお天気の桃園国際空港の、バニラエアはじめLCCは第一ターミナルにオンタイム13：05に到着。
中部からJALで飛んでくる友人と待ち合わせ。待ち合わせ場所は去年と同じにしたのでその辺は心配なし、が、向こうは１時間くらい早く到着しているので焦る。JALは第2ターミナル到着で、両替をお任せしてあるのと第2から第1への移動時間があるけど、それを含めても待たせてると思うから…。
でも、今回は印籠を持っているので大丈夫！。印籠とは「常客証」、Speedy Immigration Inspection Certificate for Foreign Frequent Visitorsってやつです(長いな)。1年間で3回台湾に入国するとお得意さまとみなされ、憂鬱になるほどいつもごったり混んでいるイミグレーションを、優先レールから抜けることができる優れもの。去年6月・11月・今年2月と、なんやらタイミング的に続けて台湾に遊びに行ったため、今回利用できることになりました。3回のうち最初に訪台した日からのカウントで、発行日から1年有効なのでぎりぎりを狙って(笑)5月中ごろに申請、来年5月までの印籠を入手したというわけ。印籠の入手の仕方はぐぐると親切なサイトがあって、書き方も教えてくれるいい世の中です。そういう親切に支えられて旅行してますありがとうございます。そうそう、上に書いた通りパスポートの更新があったのですけど、常客証申請ページには以前のパスポートナンバーを書ける欄があり、3回入国したパスポートと今のパスポートのナンバーが違っても大丈夫。
speedy immigrationはnot citizenカウンター、citizenカウンターを超えた端っこ。なるほど3人くらいしか並んでいない。常客証を係官に見せると｢HOTEL DUA？」「高雄(カオシュン)だよ」…まあ、お愛想くらいの質問だよね…「何日滞在するの?」「4日…え～っと、なんだ？」「なんだ？(笑)←日本語」「すー（４）だ！」とか(笑)。
無事イミグレを抜けてお友達と再会、itaiwanをオンにしてもらってさあ高雄へ。
桃園空港から高雄迄新幹線移動の場合、MRT第一(もしくは二)機場駅からMRT高鐵桃園駅へ移動することになる。これがなあ、空港からだと台北と逆方面なものだから本数が少ないわけ。台北駅～第二機場駅止まりのMRTが殆どなので、この辺でなんとなく時間が無駄になるのよねえ(ぶつぶつ)。
去年と同じく高鐵桃園駅…あれっ、構内に少しお店とか増えてる。去年と同じく新幹線の有人チケットカウンターで3日間乗り放題をバリデート。外国人旅行者用の高鐵3日間乗り放題券、前回は桃園→台南→台北のみ利用でもったいない気がしていたけど、今回は桃園→左榮→台南→台北って使うから気分がいい…そして終わってみればこれが「気分がいい」だけでは済まされない便利さを発揮したのでした(笑)。その件はあとで。
今回もkkdayより台北ナビの方が為替がよかったので台北ナビでオンライン購入。メールだから楽だし、お奨めです。￥7,980は去年より安くてまた気分よし(為替)。
が、カウンターで思わぬ事態。「14：10の新幹線の指定席お願いします」「…ごめんね、その新幹線、もう指定席がないわ」「えっ」「え？」えええ～～～～！！！。思わぬ落とし穴よ、結構順調にきて思ったより早いのに乗れそうだと思ったのに！。台湾新幹線ものぞみとこだま方式で、停車駅が違うとかかる時間も違う。桃園発14：10に乗れば高鐵佐榮駅に15：45に着くけど、そのあとの14：34発だと16：25着なんだよ～。この差は大きい。その時友人「自由席は?」「自由席ならこれ(3日券)持って、勝手に乗っていいよ」背に腹は代えられぬ、早く高雄に到着したいものね。構内のセブンでお弁当を買って…ん？デジャヴ？(笑)去年と全く同じだわ(お弁当の内容は違う)。
ホームに新幹線が到着。「…なんか混んでない?」「混んでるねえ、座れるのかな?(汗)」。めっちゃ混んでた。ドアの前で立ち乗りしている人も結構いて、あれ～、台湾新幹線て乗車率悪くて問題になってるんじゃなかったの？？。かろうじてあいていた優先席にあっちとこっちで離れて座り、何とかお弁当を掻き込みました。やれやれ。
意外に新竹で人が下りたり、案外台中では乗降が少なかったり。わからんなあ、台湾新幹線利用事情。でも台中を過ぎると結構人が下りて余裕ができた感じ。
窓の外は夏空。

漸く終点高鐵左榮駅に到着。…結構賑やかな駅だな！台南駅の大きいだけで閑散とした感じを考えると、本当に繁華。おお、新光三越があるわ～。

さて、またしてもややこしい台湾新幹線の駅ですが…新幹線の駅に高鐵「高雄」駅はない。あるのは高鐵の南の終点高鐵左営駅。その高鐵佐営駅が台鉄新左営駅・MRT左営駅と直結していて、MRTなら5駅行くとMRT高雄駅に到着・台鉄なら2駅で台鉄高雄駅に到着。MRT高雄駅と台鉄高雄駅は一緒の駅…でもって、高雄の繁華街は高雄駅からMRTで1駅先の美麗島駅と思われます。ややこしい…と言いたいところだけど、東京もややこしいの(大手町とか)で何とも言えない。
そういったわけで、台湾新幹線終点の高鐵左営駅を降りて、同じ駅建物内のMRT左営駅から地下鉄に乗ること5駅(書いたように台鉄でもいいのだけど、時間調べてなかったし悠々カード使えるし(ん?台鉄も使えるのかな?)左営から直線なので)”世界で2番目に美しい駅”というMRT美麗島駅へ。今回、足回りを考えてホテルは美麗島駅近くにしてみたので下車…駅自体はこれ3階構造なのかなあ、結構移動が大変(暑いからそう感じるだけかも)。美しい、と言われる所以と思われるホールに到着。…。うん？。うーん…。青と赤に色づいた柱に、天井には宇宙と星座。「…写真撮ってみる?」「…撮ってみようか」。駅にしてはコンサートホールみたい(実際丁度ピアノの生演奏が開催されていた)だけど、そんなに美しいっていうほどには…うーん、でも駅にしては美しいのか…。…なんか、あれかも、ここは写真にとる方が美しく見えるかも。
そのMRT美麗島駅からものの3分くらい(なのに暑いもんだから遠く感じる(汗))、HOTEL DUAさん。予定よりずっと早く、16：30前にはチェックインできた。よしよし。
しかしこのホテル…駅前は結構普通なのよ、小さい商店とかビンロウ屋さんがあるところにこのクール素敵高級ホテルの違和感(笑)。でも、ほんとかっこいい。入ると…わー！涼しい～～！
お部屋はツインルーム…ひ、広い!!。実は広いのはわかっていたのだ。よくわからないけどエグゼクティヴツインが普通のツインと同じ値段だったのでこっちにしてみたので(謎)。落ち着いた室内で、予想より広い!ベッド大きい！明るい！物を置くところがたくさんある!(…)。お風呂も立派だあ。そうそう、5年くらい前と「台湾変わったな」って思うのは、ここ1年くらいでウォシュレットが普及していること。こちらも勿論。…やっぱ高級ホテルってきゃっきゃしちゃうな…(照)。高級ホテルとはいえ、お値段ツインで14,000円弱とお手頃。
早速ベッドに寝転がりながら「…もう外に出たくないよー」「ねー、ここにいたいねー!」と怠けもな私たち。素敵ホテルの弱点て、ここだ。しかし、駄目だよ、我々には果物を買って冷やすという使命が(どんな)。
事前の調べでホテル近くでこの時間もやっている果物屋さんを見つけることはできなかったのだけど、今回私には干し海老を買うという野望もあって(前回台北の東門市場で干し海老が売ってて、そうそうって思ったの。でも台北で買うより南の方が品質も値段もいいんじゃないかと思って保留していた)、乾物が売っている市場のある場所は調べてあったのだ。どうやらドライフルーツやお茶も売っているらしい。あわよくばいい状態のドライマンゴーも買えるかも…。ので、そこへ。途中で果物屋さんがあったらラッキー。

高雄、美麗島周辺の町並み。
ホテルの近くに夜市があることは調べ済(六合夜市)。お目当てのマンゴーやライチが売っているかは謎だし、売っているとしても高いだろうから宛にはしないけどぶらぶら歩いてみる。ぶらぶら歩くのもつらい暑さ…だけど、去年の台南に比べたらまだましかも?。「海が近いからなんじゃない?」。うーん、そんなものか…。
六合夜市で有名なパパイヤミルクのお店。勿論寄るよ。作っているところ撮ろうとしたら駄目だって。そうか～、難しいね。
パパイヤミルク。パパイヤより牛乳が勝っている感じ。ミルキ～。あ、このお店はフルーツ点が母体なわけじゃなくて、牛乳屋さん(農場?)が母体なんだ!。なるほど。牛乳っぽいのが好きな人はすごく美味しいと思うと思うけど、かなりミルク感が強くてフルーツらしさがあまりなく、私的には俗俗さんの方が好きかな。
しばらく歩くとフルーツ屋台が。マンゴーとドラゴンフルーツ、蜜柑、パイナップル、バナナ…。
「どうしようか～」「たぶん高いよね、夜市の露店(笑)」｢でもね～タイミング逃すと買えないこともあるしね～※去年痛い目にあった」「一個だけ買っとく?」「そうしようか」。というわけでマンゴーを1個。去年玉井まで行ってマンゴーをいろいろ見て、返ってからもネットであれこれ調べて養った眼力を今こそ発揮するのだ(笑)。マンゴーは、黒いスポットが出ていて皮がしっとり蜜が染み出した感じがNOW食べごろ。の筈。
「このバナナ、食べたことない」「ないね、茶色…」「買ってみようか」で、これも1本購入。マンゴー1個と併せて90元。330円位か。…わからんが、たぶん高いな。
あとで調べたらこのバナナ、モラードっていう品種なんですって。
またぶらぶら歩いているとなんかすごいおしゃれフルーツジュース屋さんが。「…飲む?」｢飲もうか｣(笑)。いや、暑いのよ(言い訳)。台南で街角のジュース屋さんやお茶屋さんが流行るのは、やはりこの呑まずにはいられない気候にも原因があると思うのよね。
マンゴースムージー。すごくあっさりしていた。暑すぎるから、こってりした感じよりあっさりした感じが好まれるのかも。かき氷にマンゴージュースかけたみたいで、私は少し物足りない…でも、機構には本当に合っていた。
ジュース飲んでから歩いていたら、お店の奥に猫さんが。かわいいね、でも、暑くて大変だね。頑張って生きるのだぞ。
辿り着きました三鳳中街觀光商圈。今回は玉井に寄る予定ではないのでどこかでドライマンゴーを入手したいなと調べていたら、高雄ではこちらの商店街がプチ迪化街的なポジションだそうなので来てみたというわけ。
おお、アーケード…。
入り口付近は賑やか(観光客が買いものしている)だけど、奥に行くとだんだん人気がなくなり…(^_^;)※怖いとか危険とかではありません、観光的な活気はないという意味。お店を流し見てみたけど、ドライマンゴーを扱っている店も少ないし、輝いている(笑)ドライフルーツも見当たらないので、ドライマンゴーを買うのは途中で断念。
というわけでドライフルーツは全然だったのだけど(まあ私の見る目がないのかもしれないけども)、もう一つの目的干し海老。…ドライフルーツやお茶よりも、海鮮の乾物を売っている店の方が多いかも?。多いは多いで迷う(笑)。二往復してお店と店先の海老の様子を比較。よくわからないけど、着色じゃないと思われるきれいな色、お店に虫が少ない、直射日光が当たらない場所においていある…とか。
お店によっては膨湖産とか収穫地も記載されてる。選んだお店は捕獲した場所は書いていなかったけど水揚げの場所であると思われる東港の記載。くりっと大きくて色もきれいでかすかすな感じがないかな～と。
試食させてもらったらか～なりしょっぱいのだけど、風味は豊か。決定。1斤(600g)600元なので半斤購入。1200円位かな?。
私の購入をじっと見ていた友達が、「こっちの海老きれい…桜海老?」。桜海老でした。後で調べたら桜海老って日本と台湾でしか捕れないのね!。これも味見させてもらう。わあ…これ美味しいわ。私もうひとつ桜海老が苦手で…殻の口触りと、干した時の匂いが(海老は大好物なのに)。でもこれその殻の感じとか干した独特の香りとかがなくて、素直な美味しいさ。買う!。お店のおじさんが｢桜海老は1斤買うと大量になっちゃうよ(軽いから)。この袋に半分とかの量り売りでも大丈夫だから、そうする?」って。ありがたい!。
買ったのはこのお店。金全(で一文字)慶行さん。なんというか…玄人さんの店って感じだったので(笑)※あくまで印象。お店や品もきれいだったし、品物も大量に取引していて若い衆が荷運びして働いていたからここがいいかな、と。
ホテルに戻る道すがら、正忠排骨飯の支店に遭遇。正忠排骨飯は台南を中心とした排骨飯のチェーンで、おいしいという噂なのだけど台北にはないのだ…。「…食べてみる?」「食べてみようか」。まあ、食べに来ているわけなので(笑)。
イスと机は置いてあるけどレストランではなくて、どちらかというとテイクアウトのお弁当がメイン。まあ、排骨飯といえばお弁当、だよね。カウンターがあって、レジがあって、ガラスケースの中におかずが並んでる…あ、そうだ、サブウェイみたいな感じ。レジで排骨の種類を注文、そうするとお弁当箱にご飯と排骨が入れられて、その他に3種類選べるしくみ。今回は初めてなので、お店の名前にもなっている正忠排骨飯をお願いしてみる。75元。270円くらい?。あと、二人で食べるから切ってほしい…なんか「切る時は先に言って」と書いてある紙が貼ってある気がする(中国語出来ない)ので「要切（やおじー）」って言ったら切ってくれた…気がするけど、わからない、もとから切ってあるものなのかもしれない(笑)。
こういう感じ。
残念ながら私このとき全然お腹が空いておらず(食べられなくなったな…寂しいわ)あんまりエンジョイできなかったのだ。排骨は味は美味しかったけど筋が硬くて食べにくい。おかずは結構おいしかったな。筍の炒めとか美味し。
感想としては、思ってたほどでもない…ていうかもしかしたらここ、支店によるのかも。寄った支店はなんだか掃除が行き届いていなくて「…」って感じだったんだよね。次回機会があったら別の店でトライしたいなあ。
小学校の前の並木道の木がガジュマルとか、南国だなあ。
おおっ、果物屋さん発見…！しかも結構大型店。カットフルーツもたくさん置いてある。
台湾のスイカって、長いよね…。
マンゴーだああ。しかもこれは日本では食べられない玉文ちゃんじゃあないですか。
手前が玉文、むこうの金色のが金煌と思われます。金煌はジュースにしたり、かき氷のマンゴーソースに使うって去年聞いたな。
ここで玉文を１玉、愛分を２玉購入して190元。なぜか金煌を買わなかったのよね!なんでだ私、バカバカ。ああ～金煌試してみればよかったよう(後悔)。
ホテルに戻ろうとしたら一筋駅側に100円ショップならぬ10元ショップを発見。「面白そう、寄りたい(笑)」｢じゃあマンゴー冷やしてから!」ホテルに戻って冷蔵庫にマンゴーをぶち込み、戻ってきました。
10元ショップとは謳っているものの、20元とか30元とか40元の品もばりばり置いてある節操なし感。けど、結構人は言ってたしみんな買いものしてました。と、友達が「マンゴー食べるのにフォークを買う!」と(笑)。「それじゃあお皿も買おうか」とプラの中華皿と、私物用にチーズ下ろしとヘアピンを購入。37円じゃ安いよなあ…。
なかなか面白かったぞ。
ホテルの横は郵便局だったのだけど、台湾の郵便キャラクターがめちゃくちゃかわいい…なにこの子、カモメ?。愛らしい。
夜のHOTEL DUA入口。これだけ見るとスゴイ都会みたいだよね～、実際は向かいに檳榔屋さんとかあるわけなんだけど(そこがいいんだ、台湾)。
ホテルのフロントの奥にはフリードリンクサービスエリアがあって、壁に昔の高雄の写真が飾ってあります。スタイリッシュででも懐かしく、素敵。
さて～、部屋で冷やしておいたマンゴーを食べるよ。左が果物屋さんで買った愛文。右が玉文。玉文は大型で、去年の印象では繊維がほとんどなくとろりとしている。
出来ればスポット(黒い斑点)の出たくらいのものがおいしいと思うのだけど、このしっとり蜜が出た感じがあれば熟れている証拠だと思うの。下の皿はさっき10元ショップで買ったやつ。
まずは夢にまで見た(嘘)玉文を。「…ん？」「どうしたの？」「うーん、ナイフの通りが悪い気がする…」切ってみると去年食べたマンゴーの様なとろけ感とか輝きがいまいち。「…ちょっと酸っぱくない?」「うん、おいしいけど…ちょっと違う」。そう、おいしいけど、去年のとろーり濃厚、うっわーうっまー！みたいな感じじゃない…おいしいよ、おいしいけど少し酸がある。
うーん、いまいち熟れていなかったのかな…とこのときは思ったのだけど、謎解き(謎か)については後程。
屋台で買ったバナナ。「わっ、これもったりしててウマイ(笑)」「しつこい甘さじゃないねー」。そう、あっさりしてるのだけどもってりした食べごたえでなかなかおいしい。この剥いた感じのけばからももったり感が覗えると思う。

あとは明日…おやすみなさい。
朝ー!。今日もいいお天気。暑いけど、雨よりはいいよね。
ホテルが朝食つきプランで、しかもレストランが最上階、というので行ってみました。素敵な朝食会場だけど、ふつーのブッフェというか…まあまあ台湾なメニューもないことはない位でお味はふつーかそれ以下(あっ)。しまったなあ、次回泊まることがあれば外に食べに行くわ。高雄も朝食の名店が結構あるのに下手を踏んだ。
ホテルから歩いて10分位のところに地元市場があるのをチェックしていたので、またしてもマンゴーを買いに繰り出す私たち(笑)。いや、マンゴー食べに来たわけなんで!。
しかし10分て言っても暑いからきついわ～。日陰から日陰に飛び移りつつ移動。
中正市場は地元の人がお買いものしにくるお野菜やお肉の市場。
季節が違うと果物屋さんの景色も違うな～。蓮霧の色が緑白っぽいよー。真っ赤な蓮霧しか見たこと(意識したこと)なかったなあ、この時期はこんな色なんだね。
打っているものは殆どパイナップル、みたいなお店があって、店先ですぱすぱカットしていたのでつい買ってしまう(笑)。あま～。
果物屋さんはいっぱいあるけどどこで買おう…なんかおじさんいい人っぽい(なんだそれ)のでこの店で買ってみよう。
土芒果見つけた～。土芒果は原種に近いマンゴーで、小さめで繊維が多く、見ての通り緑色。でも荷重は甘く、中は濃い金色をしている…などとわかったように書いているけど(笑)去年マンゴー食べ台湾旅行から帰って、台湾ガイドのライターさんと話をしたとき「土マンゴー食べた?」「何それ」「にや(ダメねえ、という笑み)」ってことがあったのですよ!(笑)。絶対今回は食べようと思っていた。曰く、とにかく繊維が多いので改良が進んだものが流通しだしてからはあまり顧みられなくなったのだけど、ここ何年か地位復興しつつあるらしい。
土芒果だ!って言ったらお店のおじさんがナイフでカットして一口食べなってくれました。緑の皮の中は鮮やかな濃い黄色。「！甘い！」「甘いね!」。
愛文を2個と土芒果4個を買って会計していると、「ライチもある!買おう!!」去年台北の街角で食べたライチに魅了されてしまった友が叫ぶ(笑)。愛文2こ、土マンゴーが4個、全部で210元、ライチが半斤で100元。
その隣のお店。「あれっ、パッションフルーツがある、買っていい?」。パッションフルーツは皮がしわしわになったくらいが食べごろだと思うのです。いい具合にしわしわになったやつがあったのよう。3個で25元。「…この店のライチさっきのとちょっと感じが違わない?」「じゃあ買っちゃおう」。1斤95元でした。ん？さっきとずいぶん値段違うのね。
果物買いが一段落で、市場を見て回る。
揚げ魚、おいしそう～～。
信仰心のアツい台湾ですから、どんなところでも大抵こういうお参りグッズ(?)のお店が。
お肉屋さん、見事なソーセージチェーン!。わあ～じゅっと焼いて食べたいねえ！。
揚げ物屋さん。メンチカツ？
ホテルに帰って収穫(笑)のチェック。愛文と比べると土マンゴーの小ぶりさがわかる。
最初のおじさんのお店で買った愛文2個
…は、これから冷やすので(笑)、これは昨日大きな果物屋さんで買った愛文。「…やっぱちょっと酸味だね?」「おいしいけどね」。
これは一軒目のお店で買ったライチ。半斤100元てそういえば高いけど、このライチと2軒目のお店のライチとはなんか違う。こっちのライチは枝が奔放で、皮がいがいがとげとげしてるのに比べて2軒目のは枝が整然としていて赤みが強く、皮がややたいら。
帰ってきて調べたら種類が違ったわ！。ライチは主に三種類、玉荷包・糯米種・黒葉(高級順)。皮が強くいがいがしているのが玉荷包、割と平坦なのが黒葉のよう。
値段から察するに1軒目のライチは玉荷包か糯米種で、2軒目が黒葉なのかな。だって皮を剥くとき1軒目のライチの方すごくいい香りだったのよー。ただ、玉荷包は終わっている時期の筈で、色を見ると緑がかりはない…とするとシーズンを過ぎた玉荷包だったのかな？とも。
去年台北で買い食い(笑)したライチと枝振りが似ているのは１軒目のやつ。ただ、今年のは去年食べたやつほどジューシーではなかったなあ。や、でも十分美味しくはあった、すごくいい香りだったし…香水香っていうか、香り高いライチだった。ただ、すごくいがいがして硬い皮で、剥いていたら深爪状態に(^_^;)。
これが2軒目のお店で買ったライチ。1軒目のに比べると皮がとげとげしていないし、赤みが強い。これが黒葉なのかなー。日本で見かけるライチってこのタイプ(皮が平たい)だから、きっとそうかも。
程よく皺の寄ったパッションフルーツ?。パッションフルーツは台湾ではオールシーズン食べられる印象。去年12月に来た時も食べたもんなー、しかもおいしかったし。日本では夏の沖縄で収穫するのかな、って感じだけど、やはり台湾は南国だ。
中ぎっしり。酸っぱい、甘い、ぷちぷち。ん～おいしい。
土芒果4個。ほんと緑色。でもこれで完熟だそうです。
さっき果物屋のおじさんがナイフで三日月形に切利出していたので、繊維が多いという知識はあったもののそれを真似しようとして…大失敗だった。今回自分は前回同様簡易プラナイフ、友達はこのために100均でナイフを購入してきたのにそのナイフをもってしても、繊維が邪魔してまっすぐにはナイフが入らない。椰子の実位の繊維だよな、これ…。
なので、途中からカットは諦めて手絞りジュースに。果汁がぽたぽたたれちゃってもったいなかった。味は濃くてすっきりしていつつも強い甘み。次はうまくやるわ(笑)。
はー、朝活＝マンゴー堪能、も済ませたので、お昼ご飯食べに行きます(おいおい)(いや、食べるために来てるので)。
強烈な日差し…美しいけど、大変。
こんな日差しでなければ歩いていける(20分くらい)目的地だけど、とても無理だね…ということで再びMRT美麗島駅へ。このショットが有名ですね、美麗島駅。美麗島から2駅のMRT文化中心駅で下車。
高雄に来たら小林鶏肉飯、と書いている人がいてやってきました小林鶏肉飯。この鶏の絵かわいいなあ。
メニューはこんな感じ。二人で分けることにして、鶏肉飯(大)50元と魚皮湯(サバヒー皮のスープ)35元。
皮のスープはお店のおすすめなのよね。…思ってたのと少し違ったなあ、なんか、本当に皮だけかと思ったら練り物っぽい気がする。子持ち昆布の、昆布部分が皮で、子部分が練り物な感じの平たい練り物がカットされて入っているような。鯖ひーなので脂がのっているんだけど、不思議にあっさり目なのよね。鶏肉飯もあっさり。…あまり印象に残らず…。
MRT文化中心駅は大統百貨という百貨店の下に駅があって、暑いものだからこのデパートで少し涼んでいくことに。「ん？なんか金門島物産フェアやってるよ!」デパート内のポスターによると最上階で催事中(この辺は日本のデパートと一緒ね)。金門島といえば緑豆糕…かどうか知らないけど、金門島で作っている緑豆糕がおいしかった記憶。で、涼みがてら行ってみました。…会場、空いてる(笑)。一番手前に中国茶のお店が出展。友達が「お茶買って帰りたい」と言っていたのだけど今回は特に狙っているお茶屋さんもなく…ご縁だし、ってことでここに寄ってみました。家族経営の3代目さんが催事に来ていて、いろいろ飲ませてもらって、友達はご購入。面白いのがお買いものするとくじ引きで景品がもらえて、その景品が外れ無しの上結構いいものを貰えるという。友達は偶然にもこのお茶屋さんの小さいお茶パックを貰ってました。
好きなメーカーの緑豆糕は無かったけど、一応緑豆糕をひとつ購入。緑豆糕って緑豆だけじゃなくてピーナツとかいろんな味のがあるのねー、初めて知った。
さて、MRTで旗津へ向かいます。なんか、あそこも行こう、ここも行こう、あれ食べようこれ食べようと思っていたのに、暑いせいかあまり行程が進まない…。
駅の手荷物預かり所にかわいいポスターが貼ってあったので思わずぱちり。今年は戌年なのですよ。愛らしい!。
旗津はMRT橘線の終点、西子湾駅から歩いて10分、そこからフェリーに乗ります。駅降りるとこの日差し!ぎらぎらだ～もうたまらん、つらい～～。
西子湾の町並み…大きなレトロビルが立ち並んでいて、でも威圧感は無くて、鉄の格子のデザインがすごくかわいい。ああ、こんなに日差しがギラギラじゃなければもっと町並みを楽しめるのに…。
「…なんか、氷って書いた旗が見える…」「アイス屋さんだ～…寄っちゃうか」ふらふらと冷たいものに吸い寄せられる私たち。このアイスが入ったクーラーボックスがまたレトロ。
わあ、いろんな種類あるな!。そして単独のお味と組み合わせのお味とかあったりして、またここでひとしきり迷う私たち。アイス、じゃなくてシャーベットだね、この気候じゃあクリームより氷の方がいいものねー。
私はパッションフルーツベースのキウイ果肉載せにしました。冷たい、スーッとする…けど、みるみる溶けていく～～わあ～～流れちゃう～～～(汗)。
旗津のフェリー乗り場、鼓山輪渡に到着。この雲とこの青空。こういうポスターあるよねえ…という感じ…暑い…。
フェリー乗り場。入口入ったところにフェリーのスタッフさんがいて料金表が置いてあったりお金をやり取りしているものだからてっきりここでチケットを買うのかと思いきや、ここは料金の確認と両替をするための場所らしい。その向こうに自動券売機(小さい)があって、チケットはそこで買ってくださいとのこと。…逆にややこしいんじゃないか…と思ったら、悠々カードで支払えるって。早くいって、それ(苦笑)。片道15元。やっすいなー。日本に住んでいたりイギリスを旅したりしていると、交通費の安さのありがたみをひしひし感じる。
支払ったらそのまま列に並び、フェリーがやってくると係員さんが扉を開けてナビってくれます。
意外に(失礼)すごくたくさんお客さんが乗っていた…けど、なんか半分くらい学生さんだったなあ。学生さんがお昼休みで旗津に変えるのか、はたまた旗津に学校があるのか。
フェリーの外、景色はいいのだけど暑くて無理。私たちは中で座ってましたよ…老人…。
絶好調のお天気。
結構しっかり港町なんだな、大きなタンカーや輸送船が寄港している。
ものの10分くらいで旗津に到着。ゆっくりしたスピードでそこそこ揺れるので酔いやすい人は気を付けて…。
学生さんたち。おそろいの制服？ジャージ?ダイヤモンドをあしらったTシャツがとても学校のお仕着せとは思えないモダンクラシックで素敵。学校指定の帆布鞄も使い勝手がよさそうだしかわいい。こういうところまでレトロ感満載なのね。素敵。
「…どうしようか」「取り合えず海を目指す?」。炎天下の旗津老街(老街といっても、今はもう海鮮のお店が軒を連ねているという感じ)を通り抜けると海浜公園が。海だ～きれいだ～けど暑くて無理だ～。「浜辺まで行ったら焦げる、無理」。日陰に立っているだけでも照り返しでじりじりツラい。少し海を眺めて老街へUターン。
旗津老街の道の両側には海鮮のお店がずらり。いろいろ調べてきてこのお店に決めていた、旗津海産店（「物」が抜けているというコメントをよく見かけた…)。どのお店もそこそこ人が入っているし、みんなそれなりに客引きをしているし、材料についてはあまり差はないんだろうと感じたけど、ネットで情報を調べた限り、料理人さんがここはよさそうなので。
どのお店も大概店先にこうやって氷が敷いてあり、上に海鮮が乗っかっていて、そしておばちゃんがついてくれて「これどう」「これおいしいよ」「焼く?茹でる?天ぷら?」とか注文とともに調理法を聞いてくれる。殆ど日本語で対応してくれるのがスゴイな…どんだけ来てるの日本人。
烏賊。わ～おいしそう～。「焼く」「焼くのお奨めね、じゃあ烏賊」
「白魚てんぷら」「う、うん、じゃあそれも」
蛤、頼んだつもりだったけど頼めてなかった…無念。
蟹はマストだ、って聞いていたので「蟹は？」と聞くと蟹が入っている桶の前に連れて行かれ…あ…ああ～そうなのね、生なのね(ひ弱な都会っこな私)。「これ」って一番大きいのを指すから、「いやいや、いろいろ食べるし、もう少し小さめの!」あんまり小さくても多分あまりおいしくないと思うので中で。お値段は重さ次第で、お目当ての蟹を計量してくれたのだけどいくらかは教えてくれなかった(笑)。なにこのドキドキ(笑)。
お店の中は広くてなかなかきれい。お昼はもうとっくに過ぎた14時半くらいだったのだけど、半分くらい席埋まってた。
出来上がるまでまた外の氷を見学していたら…あっ、筍だ!。台湾筍は日本の筍と少し違って、灰汁が少なくサラダみたいに食べるって聞いていたし、ちょうど旬なのよね…！友達に「筍頼んでいい?」「いいよー」ってわけで追加※もちろん身振り手振りよ、さっき対応してくれたおばちゃん見つけてこれも!って(苦笑)。
わくわく。
白魚の天ぷら。さくさく～。
「ビール飲もうか」「だよね～やっぱ暑くて揚げ物はビール」。われわれ、あんまり飲まないので瓶ビールに不安はあったのだけど、”あんまり飲まない”は口だけか、ってくらいすぐ空になりました(笑)。や、暑いし!。揚げものだし！。
勿論飲み物はお店の奥にある(奥の壁一面が冷蔵庫だった)冷蔵庫から勝手に取ってくる来湾方式。生台湾ビールのほかにレーベンブロイとか欧州銘柄もあって、これが小瓶だったので誘惑されたけど「台湾来て外国のビールもねえ…」と台湾生に。他にもコーラとかスプライトとか得体のしれないお茶とかいろんなものがありました。
たけのこ。”甘めの台湾マヨネーズをつけて食べるのがおすすめ”らしい。…おお～、とうもろこしっぽい！。しゃくしゃくしててほんのり甘く香ばしい香り。
焼き烏賊。これも焦げが香ばしくておいしいなあ
お待ちかねの蟹！。はさみもちゃんと割ってくれている、親切だあ。この蟹、種類はなんだろう…タイで食べたプーパンポッカリーの蟹に似ている…。
みそが！。身がしっかりしててぎっしりしていてかなり美味しい。黙るね。友達が「蟹フォークほしい!」と呻いていた。仕方ないからばりばり分解して食べたけど、確かに蟹フォークあるといいかもね。
台湾手大概食後にスイカが出てくる。
ふいー、おなか一杯。予想よりおいしかった。とても新鮮だったからか、全然後に残らなくて逆に物足りないような(苦笑)。でもお腹はいっぱい～。
帰り道、神様にお金をささげているところに出くわす。紙のお金を燃やすのよね。

後編へ続く。