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梅雨に入る前に一週間ほど沖縄ぶらぶらしてきた旅行記・第一弾<br /><br />住んでいる大阪北部から関空への玄関口、なんば駅まで自転車で行って、自転車乗せて搭乗するまでの&quot;トラブル&quot;を描きます。<br />※写真は「今帰仁城跡」・4日目です<br /> イラストのカバの二次転用は禁止させていただきます

沖縄周遊記 with サイクリング ① 関空搭乗前 ~ ドワーフ・アルちゃん 減量戦記 ~

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2018/04/19 - 2018/04/19

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Kohei Kusanoさん

梅雨に入る前に一週間ほど沖縄ぶらぶらしてきた旅行記・第一弾

住んでいる大阪北部から関空への玄関口、なんば駅まで自転車で行って、自転車乗せて搭乗するまでの"トラブル"を描きます。
※写真は「今帰仁城跡」・4日目です
 イラストのカバの二次転用は禁止させていただきます

同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
私鉄 徒歩 Peach
旅行の手配内容
個別手配

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  • ※(写真は旅荷物を全て背負った愛車、グレートジャーニー2010です)<br /><br /> ----------------------------<br /><br />|    アルちゃん     |<br /><br />| 種族・ドワーフ(見た目) |<br /><br />| 身長    168cm  |<br /><br />| 体重     84kg  |<br /><br />| 体脂肪率   35%   |<br /><br />| BMI   30(肥満度2)|<br /><br />| 状態    旅に出たい  |<br /><br />| (  4月中頃当時  ) |<br /><br /> ----------------------------<br /><br /> ※BMI= 体重(kg)÷身長(m)÷身長(÷)<br /><br /> ※ 体脂肪率=(実際の体重ー標準体重)÷標準体重×100<br /><br />   標準体重=身長m×身長m×22<br /><br /><br /><br />Good to see you !  アルちゃんです。<br /><br />以前の淡路島旅行より1キロ減りました。<br /><br />この旅行記は2Lのペットボトル6本分の無駄な脂肪を抱える、脚本家志望の半分ニート男が、サイクリングなどのアウトドアスポーツ等で減量に挑むドキュメンタリーです。<br />どうぞよろしくお付き合いください。<br /><br /><br /><br /> ---  本編 ---<br /><br /> 2018年4月19日。沖縄へ一週間ほど旅行に行きました。きっかけはLCCの「ピーチ航空」の格安チケットを見つけたからです。期間限定のキャンペーンで、帰りのみゲット、約3900円なり。<br /> 行きは9000円ほど。<br /> 大阪に暮らしているので関西空港(KIX)からの発着です。<br /><br /> 貯金を切り崩して生活している現在、少しでも出費を抑えたいと、暮らしている大阪北部から空港への玄関口、なんば駅まで自転車で向かうことにしました。<br /> 自転車を電車と飛行機に乗せるためには『輪行』といって、大きなバッグに包まないといけないのですが、(自転車+旅行用品+キャンプ道具)を担いでいくため、重量は30キロを超えるのです。<br /> 担ぐためのバンドは肩掛け紐一本だけです。<br /> 肩がもげます。<br /> 引きずりながら歩きます。<br /> 十字架を背負うキリストの気持ちが分かりました。<br /> なんばの地下街は広いので、移動するだけで力尽きそうになります。<br /> 乗り換えは一回でも少ない方がいいのです。<br /><br />

    ※(写真は旅荷物を全て背負った愛車、グレートジャーニー2010です)

     ----------------------------

    |    アルちゃん     |

    | 種族・ドワーフ(見た目) |

    | 身長    168cm  |

    | 体重     84kg  |

    | 体脂肪率   35%   |

    | BMI   30(肥満度2)|

    | 状態    旅に出たい  |

    | (  4月中頃当時  ) |

     ----------------------------

     ※BMI= 体重(kg)÷身長(m)÷身長(÷)

     ※ 体脂肪率=(実際の体重ー標準体重)÷標準体重×100

       標準体重=身長m×身長m×22



    Good to see you ! アルちゃんです。

    以前の淡路島旅行より1キロ減りました。

    この旅行記は2Lのペットボトル6本分の無駄な脂肪を抱える、脚本家志望の半分ニート男が、サイクリングなどのアウトドアスポーツ等で減量に挑むドキュメンタリーです。
    どうぞよろしくお付き合いください。



     --- 本編 ---

     2018年4月19日。沖縄へ一週間ほど旅行に行きました。きっかけはLCCの「ピーチ航空」の格安チケットを見つけたからです。期間限定のキャンペーンで、帰りのみゲット、約3900円なり。
     行きは9000円ほど。
     大阪に暮らしているので関西空港(KIX)からの発着です。

     貯金を切り崩して生活している現在、少しでも出費を抑えたいと、暮らしている大阪北部から空港への玄関口、なんば駅まで自転車で向かうことにしました。
     自転車を電車と飛行機に乗せるためには『輪行』といって、大きなバッグに包まないといけないのですが、(自転車+旅行用品+キャンプ道具)を担いでいくため、重量は30キロを超えるのです。
     担ぐためのバンドは肩掛け紐一本だけです。
     肩がもげます。
     引きずりながら歩きます。
     十字架を背負うキリストの気持ちが分かりました。
     なんばの地下街は広いので、移動するだけで力尽きそうになります。
     乗り換えは一回でも少ない方がいいのです。

  • ※(写真は、南海なんば駅です)<br /><br />   ◆ 十字架の刑に処す ◆<br /><br /> ということで住まい~なんば駅まで自転車で向かうことにしました。自転車で1時間ちょっとです。<br /> 10時半フライトなので、7時半に電車に乗ればいいので、6時に家を出るつもりでした。<br /> <br /> 実際、当日家を出たのは6時半になりました。<br /> 何をどう間違えたのでしょうか?<br /> 僕は大変要領が悪いので、きちんと準備をしておいたはずなのに、家を出てから「あれがない……」取りに戻ってから「あれもない……」と、延び延びになってしまったのです。<br /> 自転車で走ってもギリギリ間に合いません。<br /> これはもう、最寄り駅から自転車を乗せていくか?<br /> しかしそれではなんばの地下街でキリスト状態です。<br /> きっと自転車でなんば駅に向かうのと大して時間は変わらないでしょう。<br /> じゃあ、少しでも楽な方を選ぼう。<br /> そして玉砕してやろう。<br /> 汗だくで自転車をすっ飛ばしました。<br /> いつもは15分ほどかけている自転車のパッキングも半分の時間で済ませました。<br /> 十字架を背負ったキリストのごとく、肩がもげそうなほど重い自転車を引きずりながら駅へと突っ込み、闘牛のごとき荒い鼻息で、発車間際の電車へと駆け込みました。<br /> ギリギリセーフ。<br /> 首の皮一枚繋がりました。<br /> 顔面に汗が吹き出し、肩で息をしながら座席にもたれかかりました。<br /> 平日の関西空港線は一車両10人程と比較的空いています。<br /> はす向かいにUSJのお土産抱えた微笑み家族が寛いでいました。<br /> 自分とえらい違いだなと苦笑してしまいました。<br /> 

    ※(写真は、南海なんば駅です)

       ◆ 十字架の刑に処す ◆

     ということで住まい~なんば駅まで自転車で向かうことにしました。自転車で1時間ちょっとです。
     10時半フライトなので、7時半に電車に乗ればいいので、6時に家を出るつもりでした。
     
     実際、当日家を出たのは6時半になりました。
     何をどう間違えたのでしょうか?
     僕は大変要領が悪いので、きちんと準備をしておいたはずなのに、家を出てから「あれがない……」取りに戻ってから「あれもない……」と、延び延びになってしまったのです。
     自転車で走ってもギリギリ間に合いません。
     これはもう、最寄り駅から自転車を乗せていくか?
     しかしそれではなんばの地下街でキリスト状態です。
     きっと自転車でなんば駅に向かうのと大して時間は変わらないでしょう。
     じゃあ、少しでも楽な方を選ぼう。
     そして玉砕してやろう。
     汗だくで自転車をすっ飛ばしました。
     いつもは15分ほどかけている自転車のパッキングも半分の時間で済ませました。
     十字架を背負ったキリストのごとく、肩がもげそうなほど重い自転車を引きずりながら駅へと突っ込み、闘牛のごとき荒い鼻息で、発車間際の電車へと駆け込みました。
     ギリギリセーフ。
     首の皮一枚繋がりました。
     顔面に汗が吹き出し、肩で息をしながら座席にもたれかかりました。
     平日の関西空港線は一車両10人程と比較的空いています。
     はす向かいにUSJのお土産抱えた微笑み家族が寛いでいました。
     自分とえらい違いだなと苦笑してしまいました。
     

  • ※(写真は関西空港駅からピーチ航空の搭乗口・第2ターミナルビルまでのアクセスマップです)<br /><br />   ◆ 超過荷物に死す ◆<br /><br /> 関空へはなんばから特急を使わずとも一時間ほどで到着します。料金は920円です。<br /> ピーチ航空の搭乗受付口は駅から最も離れた第2ターミナルです。この辺に料金分の格差を感じさせられます。<br /> 駅から例のごとく十字架行進をはじめました。一分ごとに30秒休むペースで亀のように進みます。<br /> 飛行機旅初心者だった僕は、重い荷物を楽々運ぶ『手荷物カート』の存在を知らず、第2ターミナルへのシャトルバス乗り場までバカみたいに荷物を担いでいきました。トム・ハンクスの映画『ターミナル』を一度は観ていたはずなのに……<br /> ピーチのカウンターに着くころには体力の70%は奪われていました。そろそろ充電が必要です。<br /> ピーチ航空ではフライトの30分前までにチェックインを済ませるよう勧告されています。多少列はありますが、まだフライトまで1時間ほどあるので、余裕でしょう。<br /> 航空券の自動発券はQRコードを印刷すればサクサクです。少なくとも予約番号はしっかり控えておきましょう。<br /> さあ後は自転車預けて手荷物検査だけだなと気が楽になりました。背負っていた十字架を投げ出すことができます。<br /> 飛行機に持ち込まない受託手荷物は一口20キロで預かっていただけます。<br /> これまで30キロほどの荷物を背負ってきましたが、自転車自体は15キロほどです。<br /> テントや寝袋は登山用のザックに、手荷物はもう一つ用意していたバックパックに詰め込みます。入りきらないキャンプ用品などは、自転車のバッグの中に詰めこみます。緩衝材代わりになりますしね。<br /> これで自転車バッグは20キロぐらいまで減らせたでしょう。と自信満々で預けようとしました。<br /> まずX線検査されます。検査機器の幅ギリギリの大きさなので、職員さんに手伝ってもらいながら通過しました。<br /> 自転車のバッグは1キロオーバーしていました。<br />「何か詰めかえてください」と指示を受けました。ANA使ったときは見逃してくれたのにな……と思いながら、カウンターの端のスペースで仕分け直しました。<br /> さてもう一回量ってもらおうとしたら、もう一回X線検査通してくださいと言われました。検査には再び列が出来ています。<br /> なんで……? いや、理屈は分かるけど。<br /> 皆さんは荷物は重量ギリギリまで詰めこまないよう気をつけてください。<br /> 結果、自転車のバッグから緩衝材にしていたサイドバックを一つ取り出し、それを追加荷物として扱い検査をパスしました。<br /> ピーチ航空での受託手荷物zone2の料金は、事前にインターネット予約をしていれば1800円、していなければ2800円です。<br /> 自転車は元々予約していた分を利用し、追加の手荷物の分2800円をしぶしぶ払おうとしたら、<br />「自転車は、自転車料金3740円でお預かりいたします」<br /><br /> ……ハァ!?<br /><br /> ちょお待ってや。いや……ならしゃあないけど、勘違いしてた俺が悪いけど。<br /> なんで保険もかけてないパッキングした自転車に、別料金取られなあかんの??<br /> 何? 一緒のカートで運んで一緒のスペースに他と同じ荷物と一緒に放り投げて詰め込むはずなのに、この自転車だけお姫様抱っこして恭しく乗せてくれんの?<br /> いや、そんなことせんでええで? そのために緩衝材詰めたんやし。<br /> じゃあ百歩譲って別料金払ってもええわ。<br /> なら1キロの重量オーバーぐらい、見逃せや??<br /> そもそも別料金なら他の荷物とは規格が違ごうてもええはずちゃうんか???<br /> なら量り直さんでもよかったんちゃうんか????<br /> 度々、昔のANAと比べるのはなんですけど、あっちじゃそんなこと一つも求められへんかった?(現在は分かりませんけど)<br /> こっちはわざわざ電車代ケチるために一時間自転車漕いでんねんぞ。<br /><br />

    ※(写真は関西空港駅からピーチ航空の搭乗口・第2ターミナルビルまでのアクセスマップです)

       ◆ 超過荷物に死す ◆

     関空へはなんばから特急を使わずとも一時間ほどで到着します。料金は920円です。
     ピーチ航空の搭乗受付口は駅から最も離れた第2ターミナルです。この辺に料金分の格差を感じさせられます。
     駅から例のごとく十字架行進をはじめました。一分ごとに30秒休むペースで亀のように進みます。
     飛行機旅初心者だった僕は、重い荷物を楽々運ぶ『手荷物カート』の存在を知らず、第2ターミナルへのシャトルバス乗り場までバカみたいに荷物を担いでいきました。トム・ハンクスの映画『ターミナル』を一度は観ていたはずなのに……
     ピーチのカウンターに着くころには体力の70%は奪われていました。そろそろ充電が必要です。
     ピーチ航空ではフライトの30分前までにチェックインを済ませるよう勧告されています。多少列はありますが、まだフライトまで1時間ほどあるので、余裕でしょう。
     航空券の自動発券はQRコードを印刷すればサクサクです。少なくとも予約番号はしっかり控えておきましょう。
     さあ後は自転車預けて手荷物検査だけだなと気が楽になりました。背負っていた十字架を投げ出すことができます。
     飛行機に持ち込まない受託手荷物は一口20キロで預かっていただけます。
     これまで30キロほどの荷物を背負ってきましたが、自転車自体は15キロほどです。
     テントや寝袋は登山用のザックに、手荷物はもう一つ用意していたバックパックに詰め込みます。入りきらないキャンプ用品などは、自転車のバッグの中に詰めこみます。緩衝材代わりになりますしね。
     これで自転車バッグは20キロぐらいまで減らせたでしょう。と自信満々で預けようとしました。
     まずX線検査されます。検査機器の幅ギリギリの大きさなので、職員さんに手伝ってもらいながら通過しました。
     自転車のバッグは1キロオーバーしていました。
    「何か詰めかえてください」と指示を受けました。ANA使ったときは見逃してくれたのにな……と思いながら、カウンターの端のスペースで仕分け直しました。
     さてもう一回量ってもらおうとしたら、もう一回X線検査通してくださいと言われました。検査には再び列が出来ています。
     なんで……? いや、理屈は分かるけど。
     皆さんは荷物は重量ギリギリまで詰めこまないよう気をつけてください。
     結果、自転車のバッグから緩衝材にしていたサイドバックを一つ取り出し、それを追加荷物として扱い検査をパスしました。
     ピーチ航空での受託手荷物zone2の料金は、事前にインターネット予約をしていれば1800円、していなければ2800円です。
     自転車は元々予約していた分を利用し、追加の手荷物の分2800円をしぶしぶ払おうとしたら、
    「自転車は、自転車料金3740円でお預かりいたします」

     ……ハァ!?

     ちょお待ってや。いや……ならしゃあないけど、勘違いしてた俺が悪いけど。
     なんで保険もかけてないパッキングした自転車に、別料金取られなあかんの??
     何? 一緒のカートで運んで一緒のスペースに他と同じ荷物と一緒に放り投げて詰め込むはずなのに、この自転車だけお姫様抱っこして恭しく乗せてくれんの?
     いや、そんなことせんでええで? そのために緩衝材詰めたんやし。
     じゃあ百歩譲って別料金払ってもええわ。
     なら1キロの重量オーバーぐらい、見逃せや??
     そもそも別料金なら他の荷物とは規格が違ごうてもええはずちゃうんか???
     なら量り直さんでもよかったんちゃうんか????
     度々、昔のANAと比べるのはなんですけど、あっちじゃそんなこと一つも求められへんかった?(現在は分かりませんけど)
     こっちはわざわざ電車代ケチるために一時間自転車漕いでんねんぞ。

  • ※(写真はピーチ航空の受託手荷物料金表です。ご利用の際は実際のウェブサイト等から確認してください)<br /><br /> などと聞き苦しい悪態が次々と浮かんできましたが、いかんせん受付終了まであと10分しかありません。<br /> もう僕の後ろには2,3人ぐらいしか人はいません?<br /> 背に腹は代えられんと、何も言わず予定外の支払いをすませました。<br /> まだ手荷物の検査があります。<br /><br /> ここぐらいはスッと通りたいと思ってましたが、<br /><br /> 昔利用したANAと度々比べるのはなんですけど、 <br /> そんなこんなしてたら受付終了まで15分を切りました。慌てて受託手荷物の受付を済ませました。

    ※(写真はピーチ航空の受託手荷物料金表です。ご利用の際は実際のウェブサイト等から確認してください)

     などと聞き苦しい悪態が次々と浮かんできましたが、いかんせん受付終了まであと10分しかありません。
     もう僕の後ろには2,3人ぐらいしか人はいません?
     背に腹は代えられんと、何も言わず予定外の支払いをすませました。
     まだ手荷物の検査があります。

     ここぐらいはスッと通りたいと思ってましたが、

     昔利用したANAと度々比べるのはなんですけど、 
     そんなこんなしてたら受付終了まで15分を切りました。慌てて受託手荷物の受付を済ませました。

  • ※(ピーチ航空の手荷物に関して、ご利用の際は実際に調べ直してくださいね)<br /><br /> ◆ タイムクライシス・置いてけぼりの犠牲者 ◆<br /><br /> さぁ次は手荷物検査です。これも重量とX線にかけます。<br /> すると手荷物にもひかかってしまいました!<br /><br /> まず、腰のウエストポーチ。<br /> 財布とかチケットなどの貴重品を入れています。<br /> これも手荷物の一つになるということです。<br /> ピーチ航空では身の回りのものと手荷物一個、合計10キロ以内を持ち込むことが出来ますが、僕はバックパックと手提げ袋、そしてすっかり忘れてたポーチを腰につけていました。<br /> 目ざといなと思いながらポーチをバックバックに詰めると、それで通過です。朝三暮四というか、結局実際は何も変わってへんやないかい……<br /> その上でX線通したら、「ちょっとお伺いします」<br /> なに? ガスボンベやらナイフとか危険物は全部受託荷物に回してるで?<br /> 係り員は「中にカッターナイフらしき物が入っていますね」とのこと。<br /> 思い当たってハッとしました。<br /> これでも物書きの端くれなので、旅先でもアイディアを書きとめられるように文具を詰めたポーチを持ってきていました。<br /> それは当初自転車のバッグの中のサイドバッグに詰めていたのですが、重量を減らす際に移していたのです。<br /> そこにカッターナイフが入っていたことなんてすっかり忘れていました。<br /> このカッターは前の仕事で重宝した愛用の品でした。しかも二本。<br /> 係員の方は「旅行から帰ってこられるまでコインロッカーに預かれるか聞いてきましょうか?」とおっしゃってくださいましたが、結果、「フライトまで時間が無いので無理」だそうでした。フライトまであと5分です。<br /> 僕はやけくそになって「もうそれ、皆さんで使ってください!」と、愛用のカッターを置き去りにすることを決断しました。<br />「申し訳ありません」と誤る係員さんを背に、「このカッターに第二の人生送らせてくださいね~!」と手を振り別れました。<br /> きっとその後、捨てられてしまったことでしょう。<br /> でも100分の1の確率でもいいから、誰かに大切に使われてほしいと願いました。<br /> 搭乗口にゆけば、すでにラウンジの人が次々とパチンコの玉のようになだれ込んでいました。……間に合った。<br /> そのまま流れるように席に着き、飛行機は無事飛び立ちました。タラップまでは滑走路の脇を歩いて渡ったので、ここにも安さが出てるんだなと思いつつも新鮮でした。<br /> 飛行機が宙高く舞い上がるとすぐに淡路島が眼下を通過しました。<br /> つい先週、ここを一周したんだなと思うと感慨深くなりました。<br /> 沖縄、那覇空港へは2時間ほどで到着し、ぼんやり考え事をしてたら到着しました。<br /> 

    ※(ピーチ航空の手荷物に関して、ご利用の際は実際に調べ直してくださいね)

     ◆ タイムクライシス・置いてけぼりの犠牲者 ◆

     さぁ次は手荷物検査です。これも重量とX線にかけます。
     すると手荷物にもひかかってしまいました!

     まず、腰のウエストポーチ。
     財布とかチケットなどの貴重品を入れています。
     これも手荷物の一つになるということです。
     ピーチ航空では身の回りのものと手荷物一個、合計10キロ以内を持ち込むことが出来ますが、僕はバックパックと手提げ袋、そしてすっかり忘れてたポーチを腰につけていました。
     目ざといなと思いながらポーチをバックバックに詰めると、それで通過です。朝三暮四というか、結局実際は何も変わってへんやないかい……
     その上でX線通したら、「ちょっとお伺いします」
     なに? ガスボンベやらナイフとか危険物は全部受託荷物に回してるで?
     係り員は「中にカッターナイフらしき物が入っていますね」とのこと。
     思い当たってハッとしました。
     これでも物書きの端くれなので、旅先でもアイディアを書きとめられるように文具を詰めたポーチを持ってきていました。
     それは当初自転車のバッグの中のサイドバッグに詰めていたのですが、重量を減らす際に移していたのです。
     そこにカッターナイフが入っていたことなんてすっかり忘れていました。
     このカッターは前の仕事で重宝した愛用の品でした。しかも二本。
     係員の方は「旅行から帰ってこられるまでコインロッカーに預かれるか聞いてきましょうか?」とおっしゃってくださいましたが、結果、「フライトまで時間が無いので無理」だそうでした。フライトまであと5分です。
     僕はやけくそになって「もうそれ、皆さんで使ってください!」と、愛用のカッターを置き去りにすることを決断しました。
    「申し訳ありません」と誤る係員さんを背に、「このカッターに第二の人生送らせてくださいね~!」と手を振り別れました。
     きっとその後、捨てられてしまったことでしょう。
     でも100分の1の確率でもいいから、誰かに大切に使われてほしいと願いました。
     搭乗口にゆけば、すでにラウンジの人が次々とパチンコの玉のようになだれ込んでいました。……間に合った。
     そのまま流れるように席に着き、飛行機は無事飛び立ちました。タラップまでは滑走路の脇を歩いて渡ったので、ここにも安さが出てるんだなと思いつつも新鮮でした。
     飛行機が宙高く舞い上がるとすぐに淡路島が眼下を通過しました。
     つい先週、ここを一周したんだなと思うと感慨深くなりました。
     沖縄、那覇空港へは2時間ほどで到着し、ぼんやり考え事をしてたら到着しました。
     

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