2018年6月 アイスショー観覧とちょこっと百万石まつりの金沢一泊二日夫婦旅

2018/06/02 - 2018/06/03

2018年6月2日から3日まで石川県金沢市に行って来ました。

毎年、5月末から7月初めくらいまで開催され、何会場か行っているファンタジー・オン・アイス。

今年は怪我のリハビリ中である羽生選手が出演しないかもと思い、息子と夫と三人で行く予定の静岡公演のみしかチケットを取っていなかったため、羽生選手が全公演出演と発表があってから、急遽、行けそうな会場のチケットを取りました。

金沢には身内が住んでいるので、アイスショーを観覧したあとに久しぶりに会食もいいかなと思って、思いきって金沢に行くことにしました。

ちょうど金沢百万石まつりが開催されていて、すでに宿はどこも埋まっていたため、4トラ経由で探してみたところ、往復飛行機＋ホテル(朝食付き)で一人約30000円というのがあり、即座に予約しました。

個人では取れなくても、個人ツアーで取れるのはさすが大手の旅行社・・・これも4トラのおかげかなと思います。

エリア 金沢(石川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: タビックスジャパン

6月2日(土)朝5時前に自宅を出発。

ANAの羽田発小松空港行きの便は8時40分ですが、早く着き過ぎたため、空港内では暇をもて余してしまいました。

家から朝食用におにぎりを持って来たけど、あまりにも時間があるため、空港内のカフェでモーニングを頂きました。

釜焼きパンケーキも注文。

両面がカリッとして美味。

空港限定のベアさん、かわいい。

ツアーのためか、二人並びの席は真ん中しか空いてなくて、お楽しみの機内からの写真は撮れず、しかも機材の都合で飛行機の出発が15分も遅れ、到着した小松空港ではリムジンバスに乗るのに必死となり(しかも補助席)、金沢市内まで何も撮りませんでした。

予定より遅れて、金沢市の繁華街・香林坊に到着。

この日のホテルは金沢東急ホテルでした。

あまり新しくは無さそうですが、ビジネスホテルではないのでロビーや外観なども豪華な雰囲気でした。

まだチェックインまでは時間があるので、とりあえず荷物を預けて、ファンタジー・オン・アイスの会場に向かいます。

面倒なのでタクシーを使いたいところですが、往復シャトルバスのチケットを買ってしまっているため、乗り場のある金沢駅に行かないとなりません。

金沢市内は路線バスの交通網が発達しているので、東急ホテル近くの日銀前からすぐに金沢駅行きのバスに乗れました。

百万石まつりのイベント(毎年、俳優・女優が前田利家公と妻のまつに扮したパレード)があるため香林坊・武蔵ヶ辻などにはパレード待ちの人がたくさん見られましたが、渋滞することなく金沢駅に到着。

三年ぶりに見る金沢駅の鼓門です。

通称・おもてなしドームには百万石まつりの垂れ幕が。

何度も来ている金沢駅ですが、この日はとにかく人・人・人でした。

何で、百万石まつりと同じ日程でファンタジー・オン・アイスを開催したんだろう？(素朴な疑問)

振り返って、おもてなしドーム越しに見る鼓門をパチリ。

鼓門側とは反対の西口から出るシャトルバスの乗り場がわからず、結構、右往左往したあとにようやく乗り場を見つけ、無事にシャトルバスに乗車して、会場となるいしかわ総合スポーツセンターに到着。

会場に入るまで、ダラダラしたスロープを上がって行きます。(しかも長蛇の列！)、

ファンタジー・オン・アイスの看板を見つけてパチリ。

毎度のことながら、羽生選手が出演するとわかった途端、すぐにチケットが完売になるから本当にすごい！

会場には、普段からのフィギュアスケートファンじゃなさそうなおじさまも多く見られました・・・オリンピック二連覇を果たした羽生選手の演技を一目観てみたいと思ってチケットを取った方々かしら。

立ち見席の販売もあり、たくさんの方々が入場の順番待ちをしていました。

会場内撮影禁止のお知らせはなかったので、トイレの凄まじいくらいの長い列に並ぶ間、ちょこっと撮らせて頂きました。

何度見ても、アイスショーの会場内は美しいな。

最近、国民栄誉賞授与が正式に発表された羽生選手もトリプル(3回転)ジャンプが跳べるまでに回復したようで本当に良かった！

ジャンプ無しの演技を披露した4月の凱旋アイスショーの時に、次に会う時はジャンプを跳んでいると宣言したとおりの有言実行ぶりはさすがです、羽生選手。

オープニングでまずトリプルアクセル、CHEMISTRYさんとのコラボではトリプルアクセルにトリプルトウループ、フィナーレではなんとクワド(4回転)トウループを跳び、ジャンプを跳ぶたびに物凄い歓声が上がっていました。

CHEMISTRYさんに、May J.さん、バイオリニストの宮本笑里さんなどの有名アーティスト、ソチとピョンチャンで二連覇した羽生選手を筆頭に、アイスダンスで金メダルを取ったバーチュ&モイヤー組、女子銀メダルのメドベージェワ選手、男子銅メダルのフェルナンデス選手他、プルシェンコさん、ランビエールさん、織田信成さん、安藤美姫さんといった有名なプロスケーター競演の豪華で華麗なショー、わざわざ金沢まで来て良かったと思える夢のような3時間40分。

・・・まあ、ところどころ夫婦で居眠りしていましたけどね(苦笑)

割合順調に帰りのシャトルバスに乗車、金沢駅でもタクシーをつかまえることができ、18時過ぎにホテルに戻り、チェックインを済ませて、5階の客室に入りました。

安いツアー料金にしては、なかなか広くて居心地の良さそうなお部屋でラッキー！(しかもリクエストしなかったのに喫煙可能)

一般的なホテル同様、トイレとバスの一体型だけど、広々してるし、バスタブも大きい。

使い勝手の良いバスルームでした。

無料のミネラルウォーター、ドリップ式のコーヒーに紅茶や緑茶もありました。

19時近くなり、ホテルのロビーまで身内が迎えに来てくれて、百万石まつりの踊り流しを見ながら、会食の場所ヘと向かいます。

茶道のお稽古の帰りに、利家とまつの行列を追いかけていたそうで、パレード好きはさすがに血筋かも？と笑ってしまいました。

夫(カメラ小僧)は踊り流しを撮るのに夢中で、私たちとははぐれ気味になってしまうため、会食会場まで徒歩5分くらいなのに、19時を過ぎてしまいました。

そんなこんなで、片町にある金沢おでんの有名店『三幸』にようやく到着。

店の内外に、すでに空き待ちの人が数名もいて、人気店ぶりがわかります。

予約をしていて良かったと身内・・・先に来ていた彼女の夫を交え、四人で三年ぶりの会食となりました。

いろいろ注文しましたが、なぜか金沢おでんしか撮っていませんでした。

金沢おでんは車麩のおでんが特徴であり、他に貝やシューマイのおでんなど種が豊富で、関東よりは若干薄味かなぁと思うけど、出汁が効いておいしいおでんです。

写真は撮らなかったけど、明太子入りのだし巻き玉子やおでん出汁を掛けたお茶漬けもすごくおいしかったです。

三幸、再訪ありです！

翌6月3日朝10時前にホテルをチェックアウトし、徒歩でまず尾山神社へ。

私がまだ独身だった頃、友人との旅行で来た記憶があるのですが、ほとんど覚えていません。

まだ人通りの少ない香林坊の街の景色をパチリ。

ホテルから6～7分ほどで尾山神社の鳥居前に来ました。

まず他の神社では見たことのないような、疑似洋風の不思議な感じの神門。(国の重要文化財)

棟梁・津田吉之助の設計施工により、明治8年(1875)11月に完成。

神門のてっぺんは避雷針だそうです。

尾山神社の主祭神は藩祖の前田利家公だそうで、拝殿等は明治6年(1873)に建立。

前田利家公騎馬像。

正妻まつの碑もありました。

境内では草月流の生け花展が行われていました。

ヤマボウシを生け花にしているのが目を引きます。

前週の群馬の旅行で見て以来、やたらとヤマボウシに目が行ってしまいます(笑)

尾山神社から金沢城は目と鼻の先。

尾山神社の裏の階段を下りて、道路を右斜めに行くと金沢城公園入口に着きました。

今まで、金沢駅近くのホテルにばかり宿泊していたので、金沢城は遠く感じましたが、香林坊だと金沢城も兼六園も徒歩圏内です。

これからは地の利の良い金沢東急ホテルを常宿にしようかしら・・・なんて考えました。

休憩所から見た玉泉院の庭園。

玉泉院の庭園。

久しぶりに金沢城へ来た目的は、新丸広場で開催される火縄銃の演武観覧です。

きれいに整えられた玉泉院庭園も見飽きないのですが、そろそろ向かわなければ。

平成13年に復元された五十間長屋の裏側に来ました。

五十間長屋と、その端に菱櫓。

菱櫓。

こちらも復元された建造物です。

三の丸からは火縄銃の演武会場が見渡せます。

11時30分になり、一回目の火縄銃演武が始まるようです。

火縄銃の銃声がまたド迫力で火薬の臭いと煙もすごい。

破裂音とともに火薬の臭いが凄い！

左の耳に耳栓の代わりにティッシュを詰め込みました(笑)

火縄銃演武はあっという間に終了しました。

この日の金沢はとても暑くて、もうこれ以上観光する気もないので、おみやげを買って、ランチして、小松空港に向かってブラブラ帰ることにします。

石川門を通って、兼六園方面に出ることにします。

私が初めて金沢に来た時は、金沢城跡は金沢大学のキャンパスに使用されていたため、石川門から先には入りませんでした。

平成7年に金沢大学が移転してから、観光地としての整備が進んだようです。

昭和の後期辺りから、昔の城跡などの遺跡が見直され、取り壊しになったお城が復元されたりして観光地として整備されるようになったようですが、特に明治期から戦前までは城跡は日本軍の施設や学校として使用されたため、現存十二天守など一部を除いて、江戸時代の遺跡を積極的に保存しようとしなかった風潮はとても惜しいことだと思います。

石川門の隣は日本三名園の一つ『兼六園』。

もう何度も来ているので、入口の写真はを撮るだけで終了。

兼六園近くの九谷焼などを売っているおみやげ物屋さんのショーウインドをパチリ。

暑くて、もう歩きたくないので、タクシーを拾って金沢駅へと向かいます。

兼六園前から、そんなに渋滞はなく金沢駅東口に到着しました。

駅前に日航系列(左)とANA系列(右)のホテルが向かい合うように建っているので記念にパチリ。

四年前の12月の雪の降る日に、日航金沢で身内の結婚式があり、家族全員で参列したのが思い出されました。

金沢駅にある巨大おみやげ売り場『あんと』。

私の最近の金沢みやげのお気に入りは『たろう』の羊羹、特にカカオとホワイトチョコレート味です。

自分用にカカオとホワイトチョコレートと定番のあずきを購入しました。

初めて食べた時は「チョコ味の羊羹ってどうなの？」と思ったけど、普通の羊羹とは別物のスイーツっぽさにすっかりはまってしまいました。

お麩の専門店『不室屋』の麩のラスクも買いました。

小松空港行きのリムジンバスの時間までまだ時間があるため、金沢駅に来ると必ず寄る、西口近くの『カフェ・アルコ』(なぜかというと分煙だから)でランチしました。

金沢名物『ハントンライス』を注文してみました。

オムライスに魚のフライとエビフライが乗っていて、かなりボリュームがありました。

味の方は・・・まあ普通かな。

14時30分発の小松空港行きのリムジンバスに無事に乗り込み、小松空港へ。

小松空港発のANAは16時50分なので、空港でも暇をもて余してしまいましたが、この便に搭乗するには金沢西口発14時30分しかないみたい。

小さな飛行機でしたが、行きの羽田のようなトラブルもなく、定刻に小松空港を飛び立ちました。

新幹線で2時間半、飛行機なら1時間くらいなので(しかも新幹線より格安)、今回のような往復飛行機も悪くないかも。

あっという間に渥美半島、浜松上空を通過、幕張のZOZOマリンスタジアムや幕張メッセが見えて来ました。

こちらは舞浜。

スカイツリーも見えて来ました。

スカイツリーをズームアップ。

ほぼ定刻に羽田に着いたものの、予想していた通り(？)バスでの移動でした。

バスに乗る前に、珍しいエアカナダの機体を見つけたのでパチリ。

たった一泊二日の金沢旅行でしたが、私的には濃密な二日間でした。

また金沢に行くなら、今回のような往復航空券＋ホテルの個人ツアーも有りだなと思います。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2018/06/24 20:51:57

  ハントンライス

  こんばんは、ゆずのはさん
  
  最後のハントンライスがあまりにもインパクトがあって、、、
  金沢は、何度か行ってますが、いまだにハントンライスは食べたことが無くて。
  本当にボリュームがあるお料理で、びっくり！！
  これは、相当お腹空かして行かないと無理だな（笑）
  
  アイスショーにいろいろな都市に行かれると、
  ついでに観光もできるのが良いですね♪
  ところで、アイスショーの会場って、やっぱり寒いのですか？？
  
  たらよろ

  ゆずのはさん からの返信 2018/06/27 01:31:20

  Re: ハントンライス

  たらよろさん、いつもコメントありがとうございます。
  
  ハントンライスは、いつか見た金沢の旅番組で知り興味を持ちました。魚フライとエビフライの乗ったオムライスって、考えただけでかなりの高カロリーで、食べるのに勇気が要りました・・・そういえば、ネーミングの由来ってなんだったかしら？うーん、思い出せません(笑)
  
  アイスショーの会場は、スケートリンクで開催される以外は、あまり寒くないんですよ。今回のようなアイスショーのために特設した会場の場合は防寒着は必要なくて、外が暑い時期の開催の場合はむしろ快適なくらいです。
  
  金沢は三年ぶりでしたが、何度行っても好きだなと思える街です。