2018/05/01 - 2018/05/06
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gyachung kangさん
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海外渡航の旅を続けているといつのまにか自ずと自分の好きな地域や文化圏が見えてくる。んで同じ地域にある別の国が見たくなったり時にはリピートしたりして嗜好がくっきりしてくるのだが、当然同時に全く疎遠になってしまう地域が発生する。
で、私にとってこれまで旅先として全く縁がなかった地域の筆頭、それがオセアニアだ。渡航先として真面目に検討したことさえ一度も無かったのだが、が。
今年のゴールデンウィーク、行き先はオーストラリア。ノーザンテリトリーのトップエンド、ダーウィンへ飛ぶことにした。
こ、これはいったいどういう風の吹きまわし?何かの磁力が働いたとしか思えないんだがそういう磁力もまたあるんだよね それが旅ってもんさ!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ジェットスター航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
5月1日
GW真っ只中のこの日、仕事を早めに切り上げて成田に向かう。
成田発ジェットスター便B787でオーストラリアの玄関口ケアンズに現地時間3時半に到着。まだ夜明け前の薄暗い中、国内線のターミナル棟へ移動する。オンタイムを確認していざダーウィンへ。 -
オーストラリアのトップエンドと呼ばれる街、ダーウィンに入る。
オーストラリアへ旅行するなら多くの人はシドニーや最近直行便が結ばれたメルボルンへのチョイスが圧倒的かと思う。あるいはゴールドコースト、時間があれば内陸のウルルを目指すのがセオリー。
なのに。
私の旅心に触れたのはそのどこでもない、ダーウィンだった。
まず情報が極端に少ない。地図を眺めていても置き去りにされた空白地帯にしか見えない。
ここ、何があるんだ?
その上には東チモールやニューギニア。
にわかに野性味タップリの匂いが漂って、この目で確かめずにはいられなくなりチケットをポチッとした次第。 -
人口は12万人ちょい。
私の生まれ故郷より小さいんだが。
ダーウィンの街は2,3本の目抜き通りが走り、そこに飲食店や日用品店、ホテル、ゲストハウスが立ち並ぶ、拍子抜けするほどスカスカな街である。
写真は街ほぼ唯一のショッピングモール。人なんかいないですよ笑 広大なオーストラリアの人口密度を象徴するような街である。 -
チモール海へと出るダーウィンハーバー沿いにはエスプラネードという名前の公園が広がっていた。
オーシャンビューのコンドミニアムが間隔を置いて立ち並び、綺麗な緑の中ダーウィン市民がジョギングやウォーキングに汗を流す開放的な公園だ。 -
公園内にはダーウィンの歴史を示している説明板。こうして見るとホントにインドネシアが近い。赤道すぐ下、熱帯雨林気候の街なんである。
-
なんで、公園内には決して日本じゃあお目にかかることがないこんな鳥が悠々と歩いてる。
-
さらに。
ダーウィンは第二次世界大戦で爆撃を受け大被害を被った悲しい歴史があることを初めて知った。爆撃をしたその国がどこかと言うと、なんと我が日本であった!
そんなこと学校の歴史の授業で教わった記憶ないんすけど。
いやあ、ちょっとショックでした。
同時にこんな遠く離れた街まで戦線を広げた当時の日本軍って。そりゃ負けるよな。戦時下の日本の暗愚を垣間見たね、実感。 -
そんなダーウィンも今は全く平穏な街。
戦火にまみれた形跡など微塵もなくこじんまりとした教会も佇んでおります。 -
街の規模の割には宿泊施設の数が多そうなのもダーウィンの特徴か。
1日目にとった宿がここ。ツーリストインフォメーションに程近く敷地内にはパブスペースもあってあまり深く考えずにチェックインしたのだが、肝心の部屋はうらぶれたモーテル感満点であった。
ダーウィンで一泊89オーストラリア$のホテルはほぼご遠慮したほうがいいだろう。 -
翌朝は5時半起床。私のホテルに6時ピックアップ約束の車が到着、行き先はダーウィンから南に120キロ離れたリッチフィールド国立公園だ。
-
リッチフィールド国立公園に向かって一路南下。朝日の中ノーザンテリトリーのアウトバックを爆速する。
-
途中一回トイレ休憩。
その立ち寄ったカフェがこれまた風情タップリ。ん~例えて言えばバクダッドカフェみたいな感じかしら。 -
ツアーの掴みが上手い。
ツアーガイド兼ドライバーがどこからともなくヘビを取り出してきて、ツアーメンバーの女性に巻き付け始めた。 -
次から次へと。
私は、あ、いやあ、ちょっと今日は日が悪いなあ、と固辞したが、なぜかこの日の女性陣は断らない。 -
お姉さん一名悶絶、
それを見て爆笑する我ら。 -
ここにはガジュマルの木もあった。
これってアジアの熱帯を思い出すけど、
まさにオーストラリアのトップエンドって東南アジアと共通点があるってことに気がついた。日本にいてもそんな想像はまあ、できなかったよね。 -
でツアー一行はこんな原野に到着した。
ハテ、ここに何があるのかと言うと -
ご覧のような巨大蟻塚の一帯であった。
テレビや写真でよく見たことはあるが
実際にはこんなトンデモないサイズの蟻塚があった。 -
この巨大蟻塚を作っているのは日本在来の蟻よりもさらにちびっ子の蟻だった。
-
見学用のデッキもある
-
ここから見える蟻塚は形状が違った。
蟻の種類によって蟻塚のスタイルが異なるらしい。全体設計をする係りの蟻がいるとは思えないけど、自然界は想像を絶している時があるから案外わからない。 -
蟻は高木の葉っぱにもビッシリ蠢めいているのだが、ここでまさかの初体験。
ツアーガイドのジョーイが蟻を一匹つまんでパクっと口に入れてみせた。
ええ?
私にもお前もやってみろ、と勧める。
ギョッとして躊躇している私の横でドイツ人の女性がパクリと続いたので、後にも引けず一匹捕獲してエイッと気合いでひと舐め。
瞬間、プチっと音がして蟻の生色を初体験。味?サワーな感じ。酸っぱいです。
オーストラリアってこんなクレイジーなところがあるんだなあ。 -
この後向かったのはリッチフィールドの名物滝、ワンギフォールズ。
-
滝壷は水量も満ち満ちて天然プールとして大人気の場所なのだが
-
ご覧のようにクロコダイル警報が発令中じゃないか!そりゃあ勘弁してくれ
ってわけで今泳げない。 -
このワンギフォールズは滝の背中トップまで行きぐるっと一回りできるトレッキングルートがある。ツアーのメンバーは皆途中で引き返していたが、私は一周に挑んだ。
-
ルート上に植生を解説した案内板がある以外は野生の世界、熱帯雨林ジャングルである。
-
滝の落ちぎわ。ちょうど雨季から乾季への切り替わりでこの日の水量は意外なほど少ない。
-
トップエンドの大平原が見えた。
でも、みんなが下で待っている。
大急ぎで戻る。 -
ワンギフォールズのキャンプサイトに全員集合。私も合流し今からここでランチタイム。
ガイドのジョーイの指示のもと、車から食器や食材を運びだしてみんなで一緒に準備する。 -
メニューはアウトドアの定番ハンバーガー。但しサイズは特大、トッピングの用意も豊富。デザートのメロンも食べ放題くらいにある。
この日のツアーメンバーはドイツ、スウェーデン、ニュージーランド、あとはブリスベンなど国内から。日本からは私のみ。おっと台湾からのおばちゃん単独参加もおりました。
まあ女性のほうが圧倒的に元気があるのは世界共通かな笑! -
そうそう、この日私たちに用意されたのはこんな車。17人乗り、普通の観光用バスじゃなくてガッチリした特殊車両、いすゞ製である。オーストラリアの野生味溢れる景観に見事にマッチしていた。
-
お腹は膨れたがワンギフォールズで泳げなかった不完全燃焼を抱えたまま終わるわけがない。
一行は水場を求めて移動、次なる滝へ。 -
フローレンスフォールズ。
名前だけで癒される滝である。
既に数組の先客がいた。
私も迷うことなく天然プールにジャンプイン。少し泳ぐとあっと言う間に足がつかなくなる深さだが、なんとか滝の真下までたどり着くことができた。
この日の気温はカラッとして湿度がない推定32℃、最高の環境だ。
ヨルダンのワディムジブの渓谷で泳いだ時もそうだったが澄み切った天然水でのスイミングは海水浴の上を行く爽快感があるんですよね。 -
この付近には他にも穴場があった。
ロックホールという名前のついた遊泳にぴったりの川。この川は流れに沿っていろんな場所で泳ぐことができる。流れが緩いところは子供連れ向け、場所によっては急流の天然スライダーになっていたり。私はこちらのゾーンでもスイミング大満喫。ツアーメンバーは全員が泳いでいた。いやあ、クロコダイルがいないって素晴らしい。 -
この日ダーウィンの街に戻ってから夕食にとあるレストランに繰り出した。
そのお目当は… -
これである。ワニ肉料理。
グリルステーキじゃなくて衣で揚げて食べるシュニッツェル風。ライムを搾ってタレを漬けて食べる。白身でアッサリ、言われなければ引き締まった地鶏と区別がつかないかもしれない。
というわけでこの日一日で私は蟻の生食とクロコダイル肉を初体験。
もう立派なオージーになっていた。 -
翌日。
私はダーウィンの市街から東南へ70キロ、原野へと向かっていた。 -
舗装された高速道路を下りて私が乗った車はとある川を目指して赤茶色のボコボコの道を進んで行く。
-
着きました。
ここはアデレード川。トップエンド有数の野生のクロコダイル生息地帯である。 -
このアデレード川でボートクルーズ。
クルーズ代はダーウィンから往復込みで一人115オーストラリア$約1万円なり。
これまで旅先ではいろんなタイプのボートクルーズにトライしたがワイルドさの度合いにおいては間違いなく歴代ナンバーワンがこれだろう。 -
リバークルーズ運行会社は原野のただ中に小屋が一棟あるだけ。ボート発着の待合場所になっているのだが、脱皮した大蛇の抜け殻がさりげなく飾ってあったりこの雰囲気はホンモノ感十分。いやホンモノだって。テーマパークのクルーズとはわけが違う。
-
船着場のゲートが開いて乗船。
私たちが乗り出す船は正面の大型船ではなく右側に停泊した青いボートだ。
大丈夫か? -
今日も灼熱の日射し。
土が混じったカフェオレ色の水を湛えるアデレード川。私も含めて乗船客は皆一様にちょっと緊張気味。 -
どっひゃあ
早くもやって来たよ
クロコダ~イ~ル ! -
おびき寄せる方法はいたってシンプル。
釣り竿の先にぶら下げた肉塊を水面にピシャピシャ叩きつけるだけ。 -
すると
-
バグッ
食らいついた -
肉の塊を口の中に収めたクロコダイル
-
もういっちょ
-
クロコダイルが
立ち上がり -
肉を捕らえて
-
噛みついた
-
このクロコダイルの面構え
オスかメスかは全く判別不能だが獰猛さは説明も要らない。
藻が染みついたような体の色具合から完全に成体した個体と思われる。
推定体長は4~5メートル。私の目の前2メートルの川の中にいる。
この川はデンジャラス過ぎる。
恐怖の川、アデレード川。
頼むからボートが転覆しないことだけを切に願いました!笑 -
おかわり要りますか?
-
おお
要るみたいだ -
ゲーット
お見事
肉への執念が凄まじい
いやそれ以上にこの巨体が
クロコダイルはマジでヤバい -
ホンのおやつ代わりにしかならないだろうが、彼のジャンピングショーはここまで。悠然と水の中に消えていった。
この後、ボートは川を移動しながら3匹のクロコダイルをおびき寄せ右舷左舷両方の乗客にキッチリと野生クロコダイルの生態を見せてくれた。
乗船ガイドの説明によると中には識別ができている個体もいて名前もついているらしい。クロコダイル同士で仲がいい2匹もいるんだとか。いずれにしても人間は友達になれる相手じゃないけどね。 -
翌朝。
この日も早起きしてツアー参加。
行き先はカカドゥ国立公園。オーストラリアではグレートバリアリーフなどとともに、いの一番に登録された手つかずの自然と先住民アボリジニの生活文化が残る世界遺産エリアである。 -
カカドゥ国立公園へ足を伸ばすのは少し難関だ。
何しろ広大なオーストラリアのノーザンテリトリー。地図をボーッと眺めているだけではわからないがダーウィンから東へ200キロも離れている。ツアーバスでハイウェイをぶっ飛ばし休憩を入れたのがここ。
リッチフィールドへの道中もそうだったがビリヤード台があってだだっ広い店内は外国ドラマのワンシーンで見るような雰囲気。この空気はアジアには無い。 -
店の横っちょには檻のついた庭があってやっぱりここにもコイツがいた。体長は優に4メートル。昨日アデレード川に現れたクロコダイルとほぼ同じの重量級である。
こんなの飼ってエサの世話はいったいどうしてるんだろ?
他人事だがかなり気になった。 -
あ!
こっちには野生のワラビーが現れた。
オーストラリアをイメージさせる動物といえばコアラ、カンガルー、ワラビーとくるがこのトップエンドではクロコダイルの存在感が強すぎてすっかり端役。 -
警戒心が弱いのかこの距離間になってもすぐには逃げない。カンガルーよりずい分と小型でなかなか愛らしい動物である。
-
アボリジニ文化を紹介したカルチュラルセンターに立ち寄りランチをとった後、この日の私の目的地に着いた。
イエローウォーターである。
カカドゥ国立公園に幾つかある観光スポットの中でもとりわけ有名な広大な大湿地帯だ。
昨日に続いて本日もボートのお世話になる。ここにも絵に描いたようなオージー風情の巨漢ガイド。英語もリアルに訛ってます。残念ながらせっかく飛ばしてくれたジョークまではわからなかった。 -
ボートは静かに水の中に滑り出す。
-
思い返してみると私の旅ではこれまで湿原地帯とは縁がなかった。日本で湿原のイメージと言えばガマの穂が茂った水深い水田的な絵柄が浮かんでしまうがオーストラリア屈指の大湿原はどうだろう。
-
ところどころ高木が水没している。
-
川なのか沼なのか
はたまたどこから陸地なのかおよそ判別がつかない -
蓮の花
蓮の花は見ているだけでいい気分になる -
ボートは水路を蛇行しながら進んでいく
-
そしてこのイエローウォーターは野生鳥の宝庫らしい。
私の隣に陣取った年配の白人ご夫婦は鳥が現れる度に私に解説をしてくれる。 -
水はディープブルー
イエローウォーターなんてどこにもないんだがこの由来がわからない。 -
私は望遠レンズを用意するような周到なカメラマンとは程遠いが、このイエローウォーターリバークルーズでは初めて後悔することになった。この広大な大湿原にはバラエティ豊かな鳥たちがいた。この鳥はインコの種類だ。鳥たちにとってここは楽園である。
-
これも。
クロコダイルが潜んでいた。イエローウォーターには望遠レンズを持ってくるべし。 -
豊かな水場の景色って本当に素晴らしい。心が洗われる。
-
ね。
アデレード川には一目見てあからさまにデンジャラスな匂いが漂っていたが、イエローウォーターは静謐という言葉がぴったりだ。クロコダイルが息を潜めて泳いでいることを忘れてしまう。 -
白砂が続く海辺のビーチは心が踊る。
だが水と緑がコラボレーションする湖沼や川辺の水景にはまた違う魅力がある。
以前、ミャンマーのインレー湖では霧の中クルージングをした。ラオスの南部シーパンドンのテッド島ではメコン河に囲まれた水辺景色にグッと来た。
このイエローウォーターは全く個性が違うけどシーニックという点では一歩も引けをとらない。
それくらい来る価値のある場所だと言い切ってしまう。 -
カカドゥ国立公園はとにかく広い。
イエローウォーターを後にしてもう一か所トップエンドならではの地に向かってバスは疾走。
車窓からはゴツい岩山が見えてきた。
先住民族アボリジニの聖地であるノーランジーロックだ。 -
およそ2万年前からこのエリアで生活していたとされるアボリジニが遺した太古の壁画が岩肌に現存している。壁画は2千~3千年前の年代とのこと。最も原始的な手形は世界でも数多くある。
-
カンガルーはこの地ならではだ。図形的には素朴。
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だがこのあたりになるとオリジナリティが格段に高い。人なのか神なのかもわからない。
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こうなれば堂々アートの域だ。
岩陰に描かれたので雨風の侵食から逃げられたのかも知れない。白の顔料がここまでクッキリ残るのは奇跡的。 -
最重要作品はこれだと思う。
タッチは特異、アジア的な影響は微塵も感じられず絵が集合しているので物語的な意図がこめられているのは明らか。アボリジニだけの世界観である。 -
ノーランジーロックは頂上まで登ることができる。だが私は相乗りツアーの日帰り観光客の身。独り抜け出して頂上を目指すことは出来ない。それが悔やまれる。カカドゥを訪れるならば間違いなく1泊2日コースをおすすめする。お金はかかるがそんなものは問題ではない!
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ギリギリの日程でオーストラリアのワイルドなスポットを見て回った今回の旅。
拠点となったダーウィンの街の中についてちょっとご紹介しておく。
街の名前のダーウィンはご存知、進化論を提唱したあのダーウィン博士に由来している。ダーウィン博士が航海の途中この地に立ち寄ったからと思われているが実際には立ち寄っていないらしい。なんじゃそりゃ? -
街の端っこの入り江にアクアシーンと呼ばれる名物スポットがある。
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コンクリートで固められた岸に満潮時になると潮位が上がって海中の魚がいっせいに押し寄せて来るのだが
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その魚たちにこんな接近戦でフィーディングができる、ありそうであまり無い場所である。水族館の魚じゃないのに。
あげる餌は食パン。食パンは入場料15ドルの対価として用意されている。小さな子供がいる家族連れに人気があるようだ。
私は早朝の時間に行ったので食パンをつい自分の口の中に入れそうになった。 -
もう一か所。
こちらは市街地中心部にある。
名前はクロコザウルスコーブ。その名の通りクロコダイルを飼育しているワニ園なのだがこれが異色。入場料を支払って真っ暗な入口を入ると -
まず始めに露払いの爬虫類ゾーン。
オーストラリアに生息するトカゲを網羅している。 -
小さいのから大きいのまで。白いのから黒いのまで多種多様。オーストラリアは実はトカゲ大国であることがよ~くわかる。
こんなツチノコみたいなのまでいる。 -
おいおいちょっと待ってくれ。
コイツはコモドドラゴンじゃないか。
これはオーストラリアにはいない。
演出、お遊びだが、一瞬たじろいで後ずさりした。 -
で、本丸のワニゾーンに入る。
最初はこんな子どもクロコダイルがプカプカ浮いている。 -
強化ガラス越しに見る顔のどアップもどことなく愛敬があって微笑ましいのだが
-
やっぱりいた。
ヘビー級。コイツは絶対に相手にしたくないレベル。 -
このヘビー級クラスが何匹か飼われていてその遊泳姿をガラス越しに見ることができる。
-
デカ過ぎる。
あぜんとする。 -
水槽の下が一部ドーム型になっていて私の頭の上にギザギザの尻尾が。
-
仲の良いペアのクロコダイルもいて彼らの名前はウィリアム&ケイト。
さすが大英帝国連邦のネーミング。
次のペアクロコの名前はヘンリー&メーガンと大予言しておきたい笑 -
かつてのレジェンドも展示。因みに個室に別れて飼われている成体のクロコダイルは皆ちゃんと名前がつけられている。
-
これがクロコザウルスコーブ。
希望すれば特別アトラクションとして強化ガラス水槽に入ったままこのクロコダイルが泳ぐ水槽にドボン。水の中で最至近からクロコダイルと同時スイミング気分を楽しめるらしい。大人気なんですと。
日本なら万が一が怖くてやんないよね。
こんなサービスを考えるなんてオーストラリア、やっぱりネジが一本ハズレてるのかも? 冗談ですよ。 -
とまあこんな感じでクイックステイし幕を閉じたダーウィンへの旅。
帰路はあろうことかダーウィン→メルボルン乗り継ぎの大回りフライトで成田にリターン。トランジットで空港の外に出たメルボルンの街は寒かった。オーストラリアの広さを肌で味わった。
さて、ひとつだけ気になったこと。
ダーウィンの街の中でアボリジニの人たちを何人も見かけた。が、市民としてちゃんと組み込まれているようにはおよそ見えず少し考えさせられた。これは政治の問題であろう。トップエンドの陽と陰、それを両面知った今回の休暇はこれにて終了。
既にもう夏休みが待ちきれない。
どうかこんな私を叱らないでください!
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この旅行記へのコメント (6)
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- 旅人さん 2018/07/13 18:29:12
- ワニワニパニックみたいですね。
- 私もワニが好きです。ワニ釣りタイ
ムでの、餌が小さい気がするのですが?
ワニのステーキ?は、言われ無ければ、鶏と間違えますね。ソースとかを付けて食べるんですか?
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- 旅人さん 2018/07/13 18:29:07
- ワニワニパニックみたいですね。
- 私もワニが好きです。ワニ釣りタイ
ムでの、餌が小さい気がするのですが?
ワニのステーキ?は、言われ無ければ、鶏と間違えますね。ソースとかを付けて食べるんですか?
- gyachung kangさん からの返信 2018/07/14 10:54:04
- Re: ワニワニパニックみたいですね。
- 旅人様
はじめまして。
ご来訪ありがとうございます。
アデレード川に行ってきましたが、
確かにお引き寄せの肉は小さいですね。クロコダイルは個体によって大きさに幅がありますから小さく見えます。画像の個体は明らかに大物の部類でした。3メートル位の体長が一番多いと思います。
ワニ肉は美味いか、不味いか、二択ならば間違いなく美味いです。
タレはお好みでしょう。そのままでも平気です。特段高いわけでもないし、自然に手が出ます。
いずにしても野生のクロコダイルは見る価値あり。オススメしますね。
- 旅人さん からの返信 2018/07/14 11:13:04
- お返事有難うございました。
- お〜ワニ肉🍖は、美味しいですか?唐揚げにして、ビール🍺のおつまみに、持ってこい!!
-
- ブルーパピーさん 2018/07/11 18:40:55
- 遠いところにようこそおいでくださいました。
- gyachung kangさん
初めまして。こんばんわ。
gyachung kangさんがいらしたダーウィンに1998年から住んでおりますブルーパピーと申します。
住んでいる私たちとは違った視点で解説されているのがとても興味深かったです。
ハイ クロコダイルはどこの川にもいる可能性があります。
それなのに川に入って釣りをする人も結構います。
観光に適している乾季は当然ですが雨季には稲光の数も自慢できます。
1晩に1200回以上光ることもあります。
また今は枯れて茶色にしか見えない公園も緑一緒になり1週間に1回は芝刈りをしないといけないほど生育します。
観光客の数も減り宿代も安くなりますので興味があればぜひまたおいでください。
ちなみに私はいつもシンガポール経由で里帰りいたします。
ブルーパピー
- gyachung kangさん からの返信 2018/07/11 21:09:53
- Re: 遠いところにようこそおいでくださいました。
- ブルーパピーさま
初めまして。コメントありがとうございます。
御在住の方とは気がつきませんでした。ダーウィンについての勝手な寸評おゆるしください。
私にとっては居心地いい街でした。それに気候。湿気がなく羨ましい限りです。
でも私の渡豪少し前にあんな大きなサイクロン被害があったとは露知らず。ご無事でなによりでした。
オーストラリアは地理的に恵まれているせいか安心安全、ピリピリしたところがなく人も大らかという印象です。最近は都会よりも自然に惹かれるようになり、また行きたいと思っています。
野生クロコダイルの迫力にはビックリしました。ブルーパピーさんもお気をつけ下さい!笑
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