半日スカイツリー

2018/04/19 - 2018/04/20

浅草橋のゲストハウスに泊まりました。
まるで、外国にいるかのような雰囲気。
荷を解いて、スカイツリーに行ってみます。
初スカイツリー。

エリア 浅草(東京)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 私鉄

母がガンになり、お見舞いで訪れた実家のある東京で、前泊で泊まりました。
検索を掛けたらほぼ一番安い値段でここが出てきたので予約を入れたら、あら、浅草橋とはずいぶんうらぶれたところに、と東京の下町育ちの母に言われました。

なかなか雰囲気があって、外国っぽいところが気に入りました。
ドミトリーとはいえ、一応二人用になっていますし。
カップルなどにはハードルが低くなっています。

EAST57 浅草橋 宿・ホテル

昼下がり、4時過ぎだったと思いますが、とにかく天気が良いので押上に出てスカイツリーを探します。
ところが、あんなに高い建物のハズなのにどこを見回してもない。
足下というのは、以外に灯台もと暗しなんですね。

ちょっと回り込んだら、建物の影からひょっこり顔を出しました。
なんだ、そんなところにいらっしゃったのですか。

押上駅 (スカイツリー前駅) 駅

キョウチクトウとスカイツリー。

東京スカイツリー 名所・史跡

時節柄、無数の鯉のぼりが足下を飾っておりました。
だいぶ、並ばないといけないのだろうか……

入口に近づくと、殆ど人の列ができていません。
木曜日だからでしょうか。
午後も遅い時間だからでしょうか、どっちにしても助かりました。

まずは、300ｍ。

一気に450ｍまで上がると、だいぶ陽が傾いてきました。

地上450ｍで宝塚フェアをやっていて、なにやら賑やか。

このあたり、昔母が生まれ育った場所が近く、なりひらのおばさん、という家を尋ねて20才の飼い猫と対面したのを思い出します。
自分より年上のネコに、どう対応して良いか戸惑った思い出が蘇る。

隅田川が遠く荒川の方に蛇行している。

らせんの回廊がスカイツリー最上部に続く。

せっかく3000円も出しているので、夜景まで粘ります。
ああ、ついに日が沈んで行く。
デーオ、デーエーエオ♪
バナナボートです。

そろそろ午後7時をまわる。

新宿の方に沈んで行く。
富士山もシルエットになっていましたが、いい絵にはなりませんでした。

いったん人が引いて、すこし空間に余裕が生まれる。

度胸試しには軽くパスしました。
絶対に割れないのだろうか。
だとして、下の格子はなんのため……

暮れなずむ。
そして、夜のとばりが降りる。

日本の観光客はさあーっと来て、さあーっと引き上げて行きますが、海外の方の中には日が暮れてゆくのを飽きず眺めている方が多い。
ぐるぐる廻っている内になんども顔を合わせて、ウインクする仲になってしまう。

東京タワーが可愛くライトアップされているのが見えます。
夜間飛行のヘリコプターが飛んでいる。
遊覧飛行なのだろうか。

みな無言で夜景に見入り、恋人たちもだまって互いの肩に手を回したまま。

スカイツリーというのはいつも大混雑しているものと思っていましたが、イメージ一新。
なんだかすっかり寛いでしまった。

さて、ゲストハウスに帰ろう。

風が出て、鯉が騒ぎ出す。

スカイツリーの麓で、一晩中コイの空騒ぎが続くのだろうか。