ノルウェー　トロルの舌テント泊 Trolltunga camping

2017/08/12 - 2017/08/15

２０１７年８月１２日～１５日でノルウェーの絶景ポイント、トロルの舌（Trolltunga)にテント泊で行ってきました。

ノルウェーは自然に恵まれていてアウトドアが盛んで、自然は共有のものという考え方のもとキャンプをはじめとするアクティビティはかなり自由。トロルの舌周辺も例外ではなくて、一部を除いてどこでもテントを張ってキャンプができる。

トロルの舌を訪れる場合、基本的には日帰りが大多数なのだが往復で10～１２時間かかる上、せっかくなので絶景をのんびり満喫したり、星空を眺めたりしたかったのでキャンプすることにした。
登山道は整備されているが、長時間未舗装の道を歩き続けるので、それなりの装備、体力ときちんとした計画が必要。今回はアムステルダムから３泊４日だったので、午前中にベルゲン（Bergen）に着くKLM便で行き、初日はハダンゲルフィヨルド観光と情報収集等の準備に充てた。

エリア ハルダンゲルフィヨルド周辺(ノルウェー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: KLMオランダ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

初日に立ち寄ったノールハイムスン（Norheimsund）。地球の歩き方曰く、ノルウェーのなかで最も美しいと形容される小さな町。天気がよければ、もっと綺麗だったろうに。ちなみに、滞在中ずっと雲が優勢な天気で晴れ、曇り、雨の繰り返しでした。

この町でたまたま出会ったアウトドア好きな地元の方に話を聞くことができた。この日のような雨の日は何も見えないからやめておけとのアドバイス。

もっと晴れてると湖面に映る街並みにがきれいなはずですが。

宿のあるTyssedalの直前にある比較的大きめな町Odda。ここのTourist Informationで情報収集したり、スーパーで夕食やテント泊での食事を買った。

２日目はいよいよハイキング。泊まりツアーは１１時に登り始めると聞いていたので（日帰りの場合は８時ぐらいにはスタート）、それと被らないように１０時過ぎにチェックアウトしてレンタカーでトロルの舌ハイキングの玄関口であるSkjeggeddal Carparkへ。しかし、出発して５分も経たないうちにTyssohallen駐車場でストップ。なんでもSkjeggeddalは満車とのことで仕方なくここで停めることに。とはいえ、登山口までは6kmもあるのでタクシーを呼ぶことにした。普通なら500nrkかかるが、他の登山客とシェアできたので一人100nrkで済んだ。ちなみに帰りはちょうど乗り合いバスが待っていたので、一人50nrk。

トロルの舌登山の開始地点。実は登山口はこの先で、公式サイトで出ているトロルの舌への行程11kmというのは登山口からの距離で、ここからの距離は14kmで3kmぐらいはつづら折りの急坂をひたすら登ることに。

途中の景色もいいので、ゆっくり登ればいいです。

川で癒されますが、まだ序盤です。

この急坂で標高を稼いだあとは、登山口からいよいよ登頂開始。

実は行程で厳しいのはこの急坂ともう一つの急坂で、あとは短いアップダウンを繰り返すものの、普段から運動していればそんなにつらくはない。まぁ、日帰りの場合は１２時間歩き続けるので、特に帰りはつらいと思いますが。

この辺りはまだ平坦な道のりです。

登山口から最初はほぼ平坦な道でこういう景色を楽しみながら登れる。ちょいちょい家があるのは、別荘とかかな？

きれいな景色を堪能しながら歩きます。

そのあとは第二の急坂をひたすら無心で登ります。しっかりと整備された登山道の階段をしばらく登ったあとは、滑り台みたいな岩盤をさらに登ります。他に登山者がいるので、道がわからなくなることはあまりないし、ケルンやT字の赤印で登山道が分かる。

ケルンが道標になっています。

この急坂を登りきれば、もう厳しいところはなくあとはひたすら歩き続けるのみ。

途中の景色も本当に素晴らしいので、適度な休憩で景色を楽しみながら登ります。

雨が多いせいか、川や池が多いです。

水草もよく見かけました。

夏でも標高が高いところには雪が残っていますね。

途中に避難小屋もあります。
登山客の増加に伴うトラブル多発により２０１７年から設置されたらしい。

暖かい季節なので植物も見られます。

しばらくするとトロルの舌ともつながる湖が見えてくる。まぁトロルの舌は最後の最後まで見られないけど、絶景と呼べる景色が続きます。

ついにトロルの舌に到着！！
先客が写真撮り終わるまで待ちます。

残念ながら雲が優勢。

ポーズは無難に。こういう時自分の独創性のなさを痛感します。

写真撮ったら、テント張るのに適した場所を探しながら散歩。

濡れてたり、小川が流れてたりするところが多いので、良い場所を探すのに苦労しました。風が強いですが、地面が岩でペグダウンできないので、大きな石を活用しました。

トロルの舌で初のエスパースのテントではないかと勝手に思っています。

切り立った崖に、、、

翌朝。反対側からの写真。けっこうしっかりしているので乗っても安心です。

写真撮影順番まち。９時すぎですでに混んでました。

この日のほうが天気はよかったです。天候は運次第。

いい写真が撮れているようですね。

景色を堪能したら下山です。

来た道を辿って戻るだけです。

ちょっと天候が違うと見える景色も違ってみえます。

帰りもケルンを頼りに下山します。

よーく見ると雪解け水の滝が見えました。

ベルゲンへ戻る景色も晴れると尚きれい。

帰る途中にけっこうな水量の滝を見つけました。観光スポットらしく写真撮っている人が多かったです。